バイク用で使うリュックの選び方。タイプ別のおすすめを紹介

2019.08.17

ライダーの多くは荷物を持ち運ぶのにリュックを使用していますが、手が自由になるというメリットの他に、背中がガードされるなどの多くのメリットがあるのを知っていますか?バイク用リュックの選び方や人気のアイテムを紹介します。

バイク用にリュックを使うメリット

バイクにリアボックスを設置していない人は、買い物やツーリング時にリュックを使う機会が多いのではないでしょうか。数あるバッグの中でも、ライダーにとってリュックが便利な理由を考えてみましょう。

すぐに荷物に取り出せる

リュックは、ポケットなどの収納部分が多く、物がしまいやすく取り出しやすいのがメリットです。

メイン収納には大きな荷物、フロントポケットには雨具、サイドポケットにはスマホなどが入り、小分けにして収納すればどこに何があるかが把握しやすいでしょう。

中にはシュラフマットを固定できる底面ストラップやリュックを下さなくても取り出せるドリンクポケット付きのタイプもあります。

移動時の負担が楽

リュックは両肩に荷物の重さが分散されるので、他のバックのタイプよりも肩への負担が少ないのがメリットです。ショルダーパッドが太いものや背面にクッションが入っているタイプはさらに快適でしょう。

また、リュックは両手がフリーになるのが大きな特徴です。背負ったまま運転が可能ですし、両手が空くため歩行も楽になります。

転倒時のプロテクターの役割になる

ライダーにリュックがおすすめなのは、疲れにくく持ち運びに便利なだけではありません。万が一転倒したときに、リュックがクッションになりケガを免れるケースもあるのです。

頭はヘルメット、肘や膝はプロテクターでガードできます。しかし、背中はどうしても無防備になりがちです。

背中をガードする方法としては、プロテクター入りのライダーズジャケットを着用するのが基本ですが、リュックを背負うのも有効でしょう。

背面に脊椎を守るプロテクターが入っているバイク用リュックなら安全性はより高まります。

バイク用で使用するリュックの特徴

素材や機能性など、バイク用のリュックに求められる条件を考えてみましょう。背面を守るプロテクションとしての用途もバイク用リュックならではです。

防水や外部ポケットなど機能性

バイク用リュックは、普段使いのリュックよりも機能面が重視されます。特に、注目したいのが『防水性』と『収納性の高さ』です。

バイクには屋根がないため、防水加工なしの布リュックでは荷物がびしょ濡れになってしまうでしょう。近距離のタウンユースでも、リュックに防水加工があるのが望ましく、ロングツーリングにおいては『完全防水タイプ』が安心です。

裏地にも防水加工がされているものであれば、雨具や長靴などを濡れたまま収納できます。

また、バイクショップなどで販売されているバイクリュックはバイクでの使い勝手を考えて『外部ポケット』が充実しています。オプションで収納スペースが拡張できるタイプは、ツーリングキャンプなどで大活躍してくれるでしょう。

背中のパッドやハードタイプなど安全性

転倒時の安全性を考慮し、背面にクッションパッドが入っているバイク用リュックは多いです。特に、『ボブルビー』を代表する堅牢なハードシェルバッグは、脊椎プロテクターの役割を重視しているので、ロングツーリングでは安心感が高いでしょう。

オフロードでは木の枝に引っかかったり、岩や石に擦れたりすることもあるため、バイク用リュックの生地は丈夫で耐久性がなければなりません。

リュックを背負って疲れないための対策

リュックを背負ったままの状態が長く続くと、目的地に到着する前に体が疲れてしまいます。安全性にもかかわるため、バイク走行中はできるだけ体に負担をかけないようにしましょう。

長時間のリュックは疲れるので注意

リュックは両肩に重さが分散されるといっても、長時間背負っていると、首・肩・腰・背中がつらくなります。

バイク走行中は前傾姿勢になりがちなので、荷物が重いと負担がさらにかかりますし、空気抵抗の影響を受け、走りにくさを感じることもあるでしょう。

リュックを購入する際は、長時間背負っても疲れにくいタイプを選ぶのがポイントです。

ウエストベルト付きで体に固定させる

前述したとおり、スピードを出して走行すると前からもろに風を受け、リュックがばたつく場合があります。空気抵抗やばたつきは運転の邪魔になるだけでなく、疲労の原因にもなるでしょう。

ポイントは、ベルトなどを使いウエスト部分でリュックを固定させることです。『ウエストベルト付きリュック』のメリットは1つだけではありません。

  • リュックが上下左右に動くのを防ぐ
  • 荷重を肩と腰に分散できる
  • 転倒時にリュックがズレず背中や腰がしっかりと守れる

近距離移動のみのタウンユースではウエストベルトはなくても構いませんが、高速道路の走行を含めたロングツーリングではウエストベルトがないと不便です。

長距離はツーリングネットでリアシートに固定

重いリュックを背負っていると体が疲れるだけでなく、背中部分が蒸れて不快な気分になります。ロングツーリングでは、できるだけリアシートに荷物を積載し、快適に走行できるように工夫しましょう。

リアボックスがある人は収納に困りませんが、そうでない人はリアシートに『ツーリングネット』を取り付け、リュックや荷物を固定するのがおすすめです。

ツーリングネットは伸縮性が高く、物の形状に合わせて荷物が積めます。数カ所をフックで固定する形なので、走行中に物が落ちる心配が少ないでしょう。

また、ネットやロープを使わなくても、バイクのシートに直接取り付け可能なシートバッグも販売されています。

バイク用のリュック選びポイント

バイク用リュックと一口に言っても、店舗にはさまざまな形状・容量のものが陳列しています。デザインや価格で選ぶのもいいですが、用途や機能性を重視するのを忘れてはいけません。失敗しにくいバイク用リュックの選び方を解説します。

まずは日常の用途を考える

まずは、バイクリュックの用途を明確にしましょう。通勤や通学などのタウンユースと、ツーリング用では容量(収納力)・防水性の高さ・デザイン・安全対策などが変わってきます。

たとえば、通勤や通学であれば大きすぎるリュックよりも、コンパクトで、かつ物がきちっと整理できるポケット付きのものがいいでしょう。普段着やおしゃれ着に合わせ、デザインにもこだわりたいですね。

一方、旅行やキャンプで使うバイク用リュックは、大容量でヘルメットなどが入るくらいのたっぷりサイズが好ましいです。また、安定感や疲れにくさも重要になるでしょう。

防水などの機能性

必ずチェックしたいのが、リュックに搭載されている『機能性』です。上記で紹介した『用途を考える』にも関係しますが、用途にあった機能性を備えていなければ、「リュック選びを間違えてしまった…」と言わざるを得なくなります。

たとえば、バイクリュックには『防水機能』が不可欠です。

過酷な自然環境下を走るオフロードやロングツーリングでは、耐水圧の高さに加え、止水ジッパーが付いているか、縫い目から水がしみてこないかなども重要なチェックポイントになるでしょう。

また、転倒時の衝撃から身を守る『安全機能』をどれだけ備えているかも確認しなければなりません。

体への安定感を高める補助機能

バイクは風を受けるとリュックがバタつくので、ウエストベルト付きが理想でしょう。ウエストベルトに限らず、リュックには体への安定感を高めるさまざまな補助機能が搭載されています。

たとえば、荷物が重いと重心が下にいき、肩に負担がかかるのはご存じでしょう。そこで、荷物の重心を上にあげながら背中全体に荷重を分散するタイプなど、メーカーごとにさまざまな工夫がなされています。

特に、バイクメーカーやアウトドアブランドのリュックは、こうした機能性が高いのでおすすめです。

ポケットの大きさや位置などの利便性

ポケットの位置や数、メインの開口部の大きさも重要なポイントです。用途に合った利便性の高いリュックを選びましょう。

  • ヘルメットや工具など大きなものを入れる場合は開口部が大きいものが便利
  • こまごまとした物が多い人は内部ポケット&外部ポケットが多いものがよい
  • 背中に接する側にポケットがあると貴重品が安全に管理できる
  • リュックを下さなくても出し入れできる位置にポケットがある

おすすめの防水リュック

完全防水ではありませんが、急な雨や小雨に強い防水加工タイプのリュックを紹介します。収納力や機能性の高さもしっかりチェックして、用途に合ったものを選びましょう。

アークテリクス arro22

クライマーを中心に高い人気を誇るアウトドアブランド『アークテリクス』のリュックは、背中にフィットするデザインに特徴があります。

プラスチックパネルの入った背面は体に適合するようにカーブを描いており、体と接する部分にはクッションパネルが内蔵されています。長時間背負っていても疲れないので、ロングツーリングには最適でしょう。

素材は防水加工のナイロンで、雨の侵入を防ぐ防水ジッパーが付いています。重心が上になるように底の部分が斜めに狭まっているのもアウトドアメーカーならではです。

  • 商品名:アークテリクス arro22
  • 価格:2万3980円(税込)
  • Amazon:商品ページ

RSタイチ 防水スポーティバックパック

スポーティーなデザインが目を引く『RSタイチ』のバックパックは、メインの他に、サイドメッシュポケット・レインウェアポケット・ウエストポケット・防水フロントポケットなど、収納がとにかく充実しています。

背面は通気性の良いエアスルータイプの素材で、人間工学に基づいたショルダーハーネスが採用されているのも見逃せません。ウエストベルト付きなので、走行中のバタつきも気にならないでしょう。

  • 商品名:RSタイチ 防水スポーティバックパック
  • 価格:1万3006円(税込)
  • Amazon:商品ページ

コミネ ウォータープルーフライディングバッグ30

オートバイ用品メーカーの『コミネ』では、バイク乗りに適したアイテムを数多く扱っています。『ウォータープルーフライディングバッグ30』もその1つで、防水性の高さと価格の安さが評価されています。

開口部は大きく、中に仕切りがないタイプなので、物の出し入れが楽です。口をクルクルと巻いて締めるロールトップタイプは、雨水の侵入をしっかりと防いでくれるでしょう。

ショルダーストラップを背面に収納すれば、バイクのサイドバックに早変わりします。

  • 商品名:コミネ ウォータープルーフライディングバッグ30
  • 価格:3933円(税込)
  • amazon:商品ページ

おすすめの大容量タイプ

日常生活で使うリュックは20~30L前後が一般的ですが、1泊2日の旅行やロングツーリングでは40L以上の大容量タイプがおすすめです。

Willing バックパック 大容量 40L

スクエア型のがっちりしたボディが特徴的な『Willing』のバックパックは中がパソコンホルダーとメインの2つに分かれているのが特徴です。メインの内側には3つのポケットが付いており、こまごました物を入れるのに役立つでしょう。

バックの四隅には反射材を採用、表面の素材はナイフで切りつけられてもボロボロにならない防刃素材が使われています。

なお、ウエストベルトはついていないので、走行中はリアシートに固定するといいでしょう。

  • 商品名:Willing バックパック 大容量 40L
  • 価格:4980円(税込)
  • Amazon:商品ページ

SEEKWAY 登山リュック 42L 大容量

『SEEKWAY』のリュックは42lの大容量で、4000円以内というリーズナブルさとは思えないクオリティと機能性の高さが魅力です。

素材には防水性と通気性を兼ね備えた600Dオックスフォードを採用、しっかり体に固定できるチェストストラップやウエストベルトがついています。

収納部は5層に分かれおり、スーツケースのように大きく開くところが便利ですよ。ツーリング・登山・飛行機での海外旅行など、さまざまなシチュエーションで重宝するでしょう。

  • 商品名:SEEKWAY 登山リュック 42L 大容量
  • 価格:3280円(税込)
  • Amazon:商品ページ

エスビージェー リュック バックパック 大容量 45L

軽量ながら45lの大容量を誇るバックパックです。

500mlのペットボトルがすっぽり入るサイドポケットや小物入れに最適なフロントポケットなどがついていて、見た目以上にたくさんのものが収納できます。

防水性はそれほど高くありませんが、レインカバー付きなので急な雨でも慌てる必要はありません。サイドと底面には筒状の物が固定できるストラップが装着されているのも便利です。

  • 商品名:エスビージェー リュック バックパック 大容量 45L
  • 価格:3500円(税込)
  • Amazon:商品ページ

その他ハードシェルタイプもおすすめ

ハードシェルタイプと呼ばれるリュックは、衝撃から体を守るために硬度の高い素材が使われているのが特徴です。収納面はもちろんですが、自分の命を守る重要なアイテムとして取り入れてみましょう。

ハードシェルリュックのボブルビーとは?

『ボブルビー(Boblbee)』はスウェーデンに本社を構えるカバンのメーカーで、バイクでノートパソコンを安全に運ぶために開発されたハードシェルリュックが有名です。

これまでのバックパックにはない斬新でハイセンスなデザインは多くのライダーを魅了し、1999年にはグッドデザイン賞の金賞を受賞しています。

ボブルビーのハードシェルリュックの最大の特徴は事故時に背中に受ける衝撃が大幅にダウンする点です。プラスチック製のハードシェルと背面に内蔵されたバックプロテクターがライダーを危険からしっかりと守ってくれるでしょう。

ヨーロッパの安全規格『EN 1621-2』では、最高レベル2を獲得しています。

Point 65 BOBLBEE 20L GT

『Point 65 BOBLBEE 20L GT』はボブルビーが誕生当初のデザインと仕様をそのまま継承した最もオーソドックスなモデルです。

20lと、他のリュックよりもやや小さめなので、タウンユースや近・中距離のツーリングに最適でしょう。

重さは1.8kgと軽量で、フォンポケット・ウェストストラップ、カーゴストラップが付いています。公式HPでは後付けできるさまざまなアクセサリーが販売されているので、自分仕様にカスタマイズしてみましょう。

  • 商品名:Point 65 BOBLBEE 20L GT
  • 価格:2万7000円(税込)
  • Amazon:商品ページ

Point 65 BOBLBEE 25L GTX

『Point 65 BOBLBEE 25L GTX』は『BOBLBEE 25L』のハイエンドモデルで、背面部の通気性とバックプロテクションの性能が向上しているのが特徴です。

上記で紹介した『Point 65 BOBLBEE 20L GT』は上の開口部がソフトですが、こちらはセミハードの丈夫なカバーがついていて、よりかっちりとした印象に仕上がっています。

カラーバリエーションが豊富なので、バイクの車体の色と合わせて選びたいですね。

  • 商品名:Point 65 BOBLBEE 25L GTX
  • 価格;3万7260円(税込)
  • Amazon:商品ページ

バイク用にリュックを活用しよう

バイク用リュックは、通常のリュック以上に機能性の高さが求められます。

特に、走行時間が長くなるツーリングでは、体の負担を減らし、安全性を高めた設計のアイテムが理想です。バタつき防止のウエストベルトや小雨に耐えられる防水性はマストともいえるでしょう。

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