天気がよければ洗濯物は外干し?花粉、黄砂、PM2.5対策を紹介

2018.10.15

洗濯物は天気が良い日に外干しするのが当たり前と思っていませんか?近年は、花粉やPM2.5の影響で必ずしも外干しが理想とはいえない環境になっています。洗濯物を干す時のポイントと、衣類を汚染や静電気から守る方法などを解説します。

洗濯物を干す時に気にするべきポイント

洗濯物を干す時の理想環境は、湿気が少ないカラッとよく晴れた日です。これは『天気予報』や『洗濯指数』によって確認することが可能です。

一方、花粉やPM2.5など目に見えない汚染の脅威も考慮する必要があるでしょう。気をつけるべきポイントを4つの視点から解説します。

天気

『天気予報』には、晴れや曇りなどの天気マークだけでなく、温度、降水確率、1日の天気の推移、数日先の予報までが表示されます。

洗濯物の乾き具合は、天気によって左右されるため、洗濯前の確認はマストです。

今晴れていても、雨雲や雨のマークが前後にあれば、空気が湿気を含んでいる可能性があるでしょう。

夏は気温が高く晴天日で、一見『洗濯日和』が続くと思われがちですが、紫外線が強いと衣類が傷んでしまいます。

このように天気予報は、総合的な情報によって洗濯に適した環境であるかを教えてくれるといえます。

洗濯指数

天気予報に加え、確認しておきたいのが『洗濯指数』です。

外干しに適した天気であるかは、湿度、風の強さ、日射量、温度などさまざまな条件が絡んできます。

温度と降水確率だけでは、「本当に洗濯に適している日なのか」を素人が正確に判断するのは難しいといえるでしょう。

『洗濯指数』は、その判断がより正確にできるので、必ずチェックしておきたい項目の1つです。以下でもう少し詳しく見ていきましょう。

洗濯指数とは

『洗濯指数』とは、洗濯物の乾き具合をはかる指数・指標のことで、民間の気象会社が、生活に役立つプラスアルファの情報として提供しているものです。

たとえば、日本気象協会では、気温、湿度、風速、日射量などをもとに、木綿100%のシャツが3時間でどれだけ乾くかを計測し、乾きやすさを0~100で表示しています。

基本的に、指数が80%以上なら厚手の洗濯物も乾きやすく、逆に30以下なら、外干しに向いていません。大量の洗濯物や布団を干す際は、とくにチェックが必要でしょう。

洗濯指数は、各気象会社のホームページなどで確認できます。

日本気象協会 tenki.jp/天気・地震・台風

花粉

花粉が多く飛んでいる時期に外に洗濯物を干すのはNGです。花粉は乾いた衣類よりも湿った洗濯物によく付着します。

吸着率は乾いた衣類の約2倍で、セーターやニットなどの静電気が起こりやすい素材は、さらに花粉を吸着しやすくなります。

花粉の中で最も多いのが『スギ』です。花粉の飛散時期は地域よって異なりますが、早いところは1月下旬に飛散しはじめ、3月頃にピークを迎えます。

また、スギ花粉ほどではないにしろ、秋になるとブタクサやイネ科植物の花粉が飛びはじめます。

洗濯物を外干しする際は、天気予報の『花粉情報』などを確認するようにしましょう。

日本気象協会 tenki.jp/花粉情報

黄砂やPM2.5

風向きが偏西風になる季節は、中国大陸から黄砂やPM2.5などの汚染物質が飛来します。

『黄砂』はゴビ砂漠やタクラマカン砂漠で巻き上げられた鉱物粒子です。粒子のサイズは約4μm(花粉は約30μm)で、洗濯物を汚すだけでなく、呼吸器官に影響を与えます。

『PM2.5』は黄砂よりもさらに小さく、約2.5μmの超微小粒子で、肉眼では確認できません。肺がんや不整脈のリスクを高めるので、高齢者や子供は特に注意が必要です。

これらの物質は、衣類の繊維の奥まで入り込み、手で払うだけでは簡単には落ちてくれません。洗濯物を取り込む際、部屋に汚染物質を持ち込むため、濃度が高い日の外干しは避けたほうがよいでしょう。

黄砂情報は気象庁の公式HPで、PM2.5は環境省のサイト『そらまめ君』で確認できます。

大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)ホームページ

花粉の対策

花粉シーズンの洗濯方法を『干し方』と『洗い方』の2点から解説します。

部屋干しするのがベター

花粉の多い時期は部屋干しするのが理想です。前述した通り、濡れた衣類には花粉が付着しやすく、洗濯物と一緒に花粉が部屋に入り込む可能性があるためです。

花粉は、空気が乾燥している日や晴れた日に舞い上がりやすい傾向があります。

また「雨の日の翌日は、花粉が落ち着いている」と考える人もいますが、雨で地面に落ちた大量の花粉が再び飛散するので、空気中の花粉量はいつもよりも多くなります。

このような日は、外に干したい気持ちをグッとこらえ、部屋干しを選択しましょう。

柔軟剤で静電気を抑える

花粉は静電気に引き寄せられるため、ウールやアクリルなどのセーター類に多く付着します。そのため、衣類の静電気を抑えることは花粉の付着を防ぐことにつながるのです。

市販の柔軟剤には、衣類をふんわりと仕上げる効果の他に、静電気を防止する効果があります。

柔軟剤に含まれる『陽イオン系界面活性剤』には、繊維の1本1本をコーティングし、静電気を流す働きがあるためです。また表面が滑らかになることで摩擦が減り、静電気が発生しにくくなります。

外干ししたいなら夜から早朝がおすすめ

「室内干しは、洗濯物の生乾きやニオイが気になる」という人は、花粉の飛散量が比較的少ない、夜から早朝にかけての外干しをおすすめします。

花粉の量は1日のうちで変化しますが、都市部の場合、ピークといえるのは『11~15時』と『17~20時』です。ピークが訪れる前に洗濯物を取り込むようにしましょう。

黄砂とPM2.5の対策

超微粒子の汚染物質は目に見えず、すぐに体に影響を及ぼさないため軽視されがちですが、体内に蓄積しないように、普段から対策をとることが好ましいでしょう。

基本は花粉対策と同じ

黄砂やPM2.5の対策は、ほぼ花粉対策と同様です。濃度の濃い日は室内干しを基本として下さい。

黄砂やPM2.5が発生する季節は、空気が比較的乾燥しています。太陽光が当たりやすい室内であれば、洗濯物はすぐに乾いてくれるでしょう。

一方で、これらは花粉よりも粒子が細かいため、窓やドアの隙間から入り込んでくる可能性があります。極力換気はせずに、空気清浄機を使用するなどの対策をとりましょう。

外干しするなら飛散の少ない日がおすすめ

どうしても外干しをしたい場合は、飛散量が少ない日を狙いましょう。

乾いた後は、パンパンと手ではたいてから取り込むようにしてください。とはいっても、汚染物質は繊維の奥まで入り込んでいるので、全てを落とすことはできません。

洗濯物を取り込むときは、掃除機を使って汚染物質を取り除くようにしましょう。一般的な紙パックでは汚染物質を吸着できないことがあるので、高性能・高捕じんタイプの紙パックなどに交換しておきましょう。

外干しするなら活用したい洗濯カバー

花粉や黄砂などがひどいときは、洗濯カバーを利用して外干しをしましょう。

汚染物質の付着を防ぐ目的が主ですが、急なにわか雨でも、洗濯物が濡れずにすみますし、下着などが人の目に触れる心配もありません。

マジカルカバー

防水性と通気性を両立した洗濯物干用カバーシートで、花粉や黄砂、PM2.5の他、鳥の糞や紫外線からも衣類を守ってくれます。

洗濯用カバーをすると、どうしても生乾きになってしまいがちなのですが、マジカルカバーは水蒸気を逃がしてムレにくい設計になっています。

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洗濯物保護カバー 洗濯日和

通気性のよいメッシュ素材の保護カバーです。汚染物質や花粉を防ぐだけでなく、日直射日光や雨、他人の視線からデリケートな洗濯物をしっかりと守ってくれます。

伸び縮みするアコーディオン式で、使わないときは物干しざおの端にたたんでおけるので収納スペースにも困りません。

  • 商品名:洗濯物保護カバー 洗濯日和
  • 価格:1,522円(税込)
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洗濯する時に役立つおすすめアプリ

天気予報アプリと、洗濯のサポートをしてくれるアプリを紹介します。アプリはスマホにインストールする必要がありますが、無料で利用できる便利なアプリが色々あります。

見やすく簡単な天気予報アプリ

『洗たく&天気:チラ見でバッチリ【洗濯指数と天気予報】』は、洗濯指数と天気予報を可愛いイラストで見やすく簡単に確認できるスマホアプリです。

洗濯指数、天気予報、降水確率のシンプルな表示で、スクロールすると8日先の天気予報も確認できます。

もう1つのおすすめが、日本気象協会の無料の天気情報アプリ『tenki.jp』です。日本気象協会は、国土交通大臣所管の財団法人で、テレビやラジオにも天気予報の情報を提供していますね。

このアプリでは、10日間の天気、予想気温、降水確率などのメイン項目に加え、PM2.5分布予測や洗濯・服装指数まで確認できます。

精度が高いので、普段のお洗濯はもちろん、さまざまなシチュエーションで活躍してくれそうです。

洗濯表示が分からないあなたに

2016年より、衣類の洗濯表示が国内外で統一され、従来の22種類が、2倍の41種類に増えました。

LIONでは「洗濯表示の意味が分からない、ややこしい」というときに使える無料アプリ『これ洗える?』を提供しています。

アプリでは従来表記と新規表記の一覧が確認でき、さらに表記に基づいた『おすすめの洗い方・干し方』のアドバイスも表示してくれます。

花粉や黄砂、PM2.5対策は万全に

アレルギーの人が、外でどんなにマスクやメガネで対策をしていても、洗濯物に花粉や汚染物質が付着していたら台無しです。

飛散時期は基本的に『室内干し』するようにして、どうしても外干ししたい時は飛散情報を確認しつつ、カバーや掃除機などの対策を取りましょう。

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