テントは価格差によって何が違う?良いテントが高いのには理由があった

2019.08.16

テントは、キャンプに行くときに欠かせない用品です。アウトドア専門店やホームセンターで購入しようとすると、見た目は同じようなテントでも大きな価格差があることも少なくありません。なぜ、テントにはそれほどまでの価格差が起きるのでしょうか。

テントの価格差の要因とは

そもそも、高いテントと安いテントの差はどこにあるのでしょうか。テントの大きな価格差を引き起こしているのは、大きく分けて三つの要因です。

まずは、価格差の原因となっている要素を解説していきます。

ブランド

近年では広く知られるようになったものの、アウトドアはお金と時間のかかる趣味のジャンルであったが故に、今まであまりメジャーなものとはいえませんでした。

そのため、メーカーに競合他社ができにくく、価格競争が起こってこなかったのです。

ブランドの製品は保障が付いているなど『信頼性』の面からも価値が非常に高く、そのぶん名の知られたブランドものになると値段も跳ね上がる傾向にあります。

機能

当たり前の話ですが、機能の差も、価格に大きく直結しています。高価な価格帯のアウトドア用品は『耐久性』に優れており、長く使えるような設計がされています。

安いものは、多少の耐久性はもちろん備えていますが、10年間単位の長期間を視野に入れて使えるようなものではありません。

年に複数回キャンプに行く人は、やはり高くても丈夫なものを購入して『何度も買い替えなくて済む』ほうが、ランニングコスト面でも安心といえるでしょう。

一方で、年に1度くらいのペースでキャンプに行きたい人は、安いものを選んでもしっかり管理・保管さえしておけば問題なく使用できます。

居住性

居住性でも値段が変動します。居住性とは『いかにリラックスしてそこへ居られるか』の面からの評価です。価格の高いものだと『テントの生地の材質』がよいため、通気性も高く快適に過ごせます。

安いものだと通気性が悪かったり、逆によすぎたりと安定しません。なかには、シーズンごとに買い替えなくてはならないようなテントもあります。

『真夏や真冬』のシーズンにキャンプへ行くのであれば、多少の値段は張っても高いものを購入したほうが現地での時間をリラックスして過ごせるでしょう。

テントの素材や耐水性について

海水浴でビーチに設営するときと登山中の寝床としてのテントの特徴が違うように、テントを形成している『素材』や『耐水性』も、値段に大きな差をもたらしています。

どんな用途で使用するのか、またどの程度の耐水性がほしいのかを把握してから購入すると、損がないでしょう。

テントの素材

テントに使われている素材でも、値段が変わってきます。よく使われている素材としては『ポリエステル』があります。台風の日などに使わない限り、多少の雨風ならしのげる耐久性が魅力です。

ただ、多少厚みがあって重いため、持ち運びに最適なテントとはいえません。これをさらに軽くして耐水性にも優れたテントにしたいと思ったら、素材は『ナイロン』を選びましょう。

ポリエステルよりもずっと軽く、山歩きの際にも携帯できて便利です。そのぶん、価格は若干上がります。

テントのコーティング

テントのコーティングには、2種類の方法があります。一般的な手法が『ポリウレタンコーティング』です。このコーティングが施されていることで、撥水性がよくなります。

一方で、経年劣化が起こりやすく、傷がつくとそこからはがれてしまいやすいのが難点です。

もう一つの方法が、主にナイロン生地にコーティングされる『シリコンコーティング』です。

シリコンを繊維に染み込ませることでコーティング力を高め、より強い撥水性・耐久性を誇っています。加工賃が高くなることが多く、価格の高低にも大きく影響するでしょう。

テント選びのポイント

たくさんの種類がある中からテントを選ぶのは初心者には至難の業です。ここからは、テントを選ぶときに気を付けて見るべきポイントを二つに分けて紹介します。

これからテントを購入する人や今まさにテント選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

価格と機能

テントを選ぶとき、価格帯が気になる人も多いでしょう。ブランドの紹介でも記載しましたが、テントは安いからといって質が悪いわけではありません。

キャンプが初めての人は、ベーシックなタイプの安価なテントでも十分楽しめます。

また、テントの機能は容量や収納の利便性などさまざまですが、特に重視すべきは耐水性です。

耐水性の低いテントを使ってしまうと、雨が降ったときに中まで水が浸水することがあります。安全面やテントの片づけの手間を考えると、天候が大荒れのときはテントは張らないのが賢明です。

仮に、ゲリラ豪雨に見舞われる可能性のあるときにキャンプする予定なら、テントは耐水性の高いものを選ぶのが無難でしょう。

室内で行うインドアキャンプに使うのであれば、耐水性が低い『コットンテント』などでも構いません。

目的や種類

テントは、キャンプ用・山岳用・インドアキャンプ用では全く異なる作り方がされています。そのため『自分がテントを必要とする目的』を考えてテントを選ぶのがベストです。

目的に沿ったテントを選べたら、そこからは好みの種類を見つけるだけです。形や色、大きさもさまざまなため、好みに合った種類をチョイスしましょう。

適切なテント選びを

テントは、キャンプにおける拠点です。寝床としても使うため、ゆったり安らげる場所であるのが好ましいでしょう。用意する際には、適切なテント選びがとても重要になります。

安いからといって必ずしも悪いわけではなく、高いからといって実際の用途に適しているかはわかりません。予算と相談しながら、自分に合ったテントを選んで購入しましょう。

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