財布の色はどう選ぶ?ビジネスシーンでも使える人気の色とは

2019.08.15

財布はブラックやブラウンが定番カラーとされていますが、ネイビーやグリーンに挑戦したいと思ったことはないでしょうか?ビジネスシーンでの利用を主眼に置き、財布の色の選び方をコーディネートの例も交えて解説します。

メンズ財布の色を選ぶポイント

メンズ財布の色を選ぶなら、トータルコーディネートと革財布の『エイジング』による変化を踏まえて考えることが重要です。

コーディネートに似合う色

財布はファッションのアクセントとして『鞄や靴のイメージ』で考えると選びやすくなります。財布は『トータルコーディネートの一部』という意識を持つと良いでしょう。

例えばブラック・ブラウンが基本のビジネスシーンでは同系色の財布でスッキリまとまります。

ブラウン系で合わせるならベージュやオレンジで手元を明るめにしてさりげないアピールに、ブラック基調なら『ネイビー』でハズして軽快かつスマートな印象を演出できるのです。

上半身の印象を重視するなら、ネクタイと同系色にしたり、ネクタイとスーツの中間色にするという選び方もあります。

また、白いYシャツと黒いパンツという上下でモノトーンになる際は、グリーンやブルーなどアイキャッチになる色が清々しく映り、嫌味がなくおしゃれな印象です。

エイジングを楽しめる色

革財布で使われる皮革素材の多くは『タンニンなめし』か『クロムなめし』で処理され、耐久性・耐食性などが高められたものです。

タンニンためしの革は『ヌメ革』と呼ばれ、吸湿性が高いため、手の皮脂を吸うことでツヤが出ます。特に、高級財布で用いられる『オイルドレザー』では、染み込んだ油が溶け出すことで光沢感を増していくのです。

どんな色でも渋く濃くなっていきますが、ベージュからブラウンへの変化はエイジングの象徴といえるでしょう。

一方、クロムなめしの革は油を吸いにくいため、発色の維持には向くものの、色の深まりは控えめです。退色によるくすみが目立ちやすいともいえます。

メンズ財布で人気の色は?

メンズ財布における定番カラーはブラックとブラウンですが、選び方のポイントとして『素材感』を意識してみましょう。

定番のブラック

どんなシーンでも使えるブラックは男性に人気ですが、ファッション面では少し物足りなく感じるかもしれません。

ブラックを選ぶ多くの男性との差を出すためには『素材感で選ぶ』という視点を持つと良いでしょう。革財布に採用される表面加工の主な手法を挙げます。

  • 型押し : 銀面(革の表面)に模様を型押ししたもの
  • ヌバック : 銀面をサンドペーパーで磨いて起毛させたもの
  • エナメル : エナメルペイントを施し光沢感・耐水性を高めたもの
  • シュリンク : 銀面を収縮させてシボ(しわ)を強調したもの
  • イントレチャート : 短冊切りの革が編み込まれたもの

トーンの違いも楽しめるブラウン

革靴や革鞄との相性がいいブラウンは、ブラックと並んでメンズ財布の定番カラーです。

エイジングによる変化が美しく、使用者によって微妙に色味の異なる『世界に一つだけの財布』に育てていく楽しみもあります。

革の質によって仕上がりに差がでてくるため、できれば以下に挙げる高級素材を採用した財布を選びましょう。

  • コードバン : 馬の臀部から厚さ2mm程度の繊維を削り出した高級馬革。『革のダイヤモンド』とも呼ばれる
  • ブライドルレザー : 歴史あるイギリス産牛革であり、エイジングで白いブルーム(蝋の粉)が浮き出る
  • ミネルバボックス : 歴史あるイタリア産牛革であり、バケッタ製法と呼ばれる手なめし・手染めで仕上げる
  • ブッテーロ : 雄牛の肩の革を使ったイタリア産牛革で、ツヤとハリのある最高級皮革として知られる

ビジネスシーンに合う色

三つ目の定番カラーといえるネイビーと、グリーンとグレーなど定番に迫る人気色について、それぞれの魅力を紹介します。

ブラックとブラウンの次に人気なネイビー

ブラックは芯の強さや貫禄を表現するには最適ですが、一方で近寄りがたさを感じさせる面もあります。

ここで、シックでありながらおしゃれな一面も覗かせる『ネイビー』が、オン・オフ問わず使える色として人気を高めているのです。

ネイビーの魅力を発揮するには、静かに輝くツヤとハリを持った素材が最適です。コードバンやブッテーロといった高級牛革のものなら、エイジングで深みを増す色を楽しみながら長く使っていけるでしょう。

ネイビーの財布選びで気をつけたいのは、表面に顔料を塗ったりスプレーしたりというものがあることです。発色がよく見えても簡単に退色して、くすんでいくものは避けた方が無難でしょう。

スーツとの相性もいいグリーン

グリーンの財布はネイビーやグレーのスーツとの相性がよく、ブラウンの革鞄から取り出すのもおしゃれです。

グリーンはヨーロッパでは『紳士の色』として知られています。知的で遊び心もある大人を演出するには最適な色といえるでしょう。

グリーンもネイビーと同じく、コードバンなどハリとツヤのある素材が最適です。また、ツヤのある革を編み込んだ『イントレチャート』のものは、植物を編んだような独特な味わいを持ちます。

色味でいえば、購入時には明るすぎず暗すぎないものを選び、エイジングで深まるグリーンを楽しむのがおすすめです。

意外に使われないグレー

グレー(シルバー)はモノトーン好きな人におすすめの色です。グレーを部分的に取り入れることで、重くなりがちな黒に軽快さを与え、知的で洗練された印象を演出できます。金属との相性がよいことも特徴のひとつです。

グレーの場合、モノトーンのスーツスタイルに大ぶりな金具をつけた鞄を持ち、鈍く光るグレーの財布を取り出す、といった他の色では表現できないスタイルを作ることができます。

グレーは商品点数が少なく選択肢の幅が狭い難点はあるものの、無難な色を選びがちなビジネスマンと被りにくいということもメリットの一つです。

なお、グレーの財布はクロムなめしのものや表面塗装のものが多いため、エイジングがあまり楽しめず傷で色落ちしやすい点は踏まえておきましょう。

目を引く財布を使いたいなら

さらに個性を主張する色を求めるなら、以下の3色がおすすめです。少々クセのある色のため、コーディネートも踏まえて考えてみましょう。

清潔感のある白

ホワイトの魅力はまず清潔感があることです。また、男性があまり選ばない色であることから洒脱な雰囲気を醸し出せます。

ホワイトの財布は、使う人が少ないだけでビジネスシーンでの利用も問題ありません。ただ、メンズ財布としては目を引く色であるため、コーディネートには少し工夫が必要になります。

ホワイトの財布はモノトーンに馴染むため、ブラックかグレーのスーツに合わせるのが良いでしょう。

一方、ネイビーや柄物に合わせると少し浮いてしまいます。色を取り入れるなら、ネクタイやボタンなど部分的にレッドを配すると、明るい印象になるでしょう。

また、ホワイトは傷が目立ちやすいという難点があります。手垢が汚れの原因にもなるため、エイジングのために皮脂をつけることも控えましょう。

変化を楽しめるオレンジ

オレンジは革財布においては『明るいブラウン』のような色です。エイジングを楽しむレザー愛好者にとっては革製品の定番カラーといえます。

明るいグリーンやブルーは派手な印象がでてしまいますが、オレンジは明るさの中に上品さと色気があり、ビジネスシーンでも問題なく使用可能です。

ブラウンが合うコーディネートに明るさをプラスする、という使い方ができ、ブラウン愛好者がスタイルを崩さずに乗り換えられる色としてもおすすめできます。

オレンジは深みを増しても、くすみがないエイジングを楽しむことができるのもメリットです。

使いこなせばおしゃれな赤

財布におけるレッドは、その存在感の強さから使い方にテクニックが必要な、ある意味で最も『攻めた色』です。

ブラウンに近いレッドはラグジュアリーな気品があり、誰もが思わず二度見してしまうような力強さも併せ持ちます。

スーツスタイルに取り入れるなら、ベストとポケットチーフを合わせましょう。スーツはブラウン、あるいはグレーのスーツに茶系のボタンという組み合わせにも馴染み、ドレッシーな大人の男性を演出できます。

初めは派手と思えるレッドも、エイジングで高級感のあるブラウン(赤茶)へと変色していきます。オレンジと近い感覚で楽しめるため、ブラウン派やオレンジ派なら挑戦してみてはいかがでしょうか。

財布の色を風水の観点から見てみる

『風水』は中国発祥ですが、ここでは生活に密着した吉凶占いの『日本風水』から見た、色と金運の関係を紹介します。

色によって運気が変わる?

風水では『陰陽五行思想』を取り入れ、あらゆるものに木火土金水の五行と陰陽の性質を当てはめており、色においても例外ではありません。

それぞれの色は『気』を持ち、気の性質によって人や財布、お金に対する働きかけが変わると考えるのです。

気の相関関係によって、例えば牛革の『土』の気はコインの『金』の気を高める、といった相乗効果にあたる五行相生、またその逆に働きを弱める五行相剋の影響が成り立つとします。

金運に関しても、色がお金・財布・人に与える影響から、財布にはイエローは良いがレッドは良くない、といった関係があると考えるのです。

風水で金運に良いとされる色

メンズ財布の定番色ブラックはお金を貯める色とされ、浪費を抑制し、蓄財を促すと考えられています。

エイジングを楽しむならブラウンですが、こちらは大地を連想させる色です。風水上とても安定した色とされ、ブラックと同じく蓄財に向くとされます。

『紳士の色』グリーンは芽吹きの色です。お金を呼び込むというより仕事で稼ぐことに対して力を貸してくれるとされます。

さらに例を挙げれば、イエローはお金を多く呼び込み多く放出する循環の色、ホワイトは悪循環を断ち切り金運アップにつなげる色、などと考えられるのです。

風水でおすすめできない色

挑戦的なレッドは運気に対しても燃え上がり、散財を促し、持ち主の運気もろともお金を消費するとされます。

一方、エイジングによってブラウンを加えたワインレッドは、レッドの過剰な気を抑制し、稼ぐ力を高めながら財産を失わせない効果が望めるともいわれるのです。

水の気を持つブルーは、お金を流してしまい失わせるとされます。しかしブルーも色味によって効果を変え、ペールブルーなど淡い色ならお金を増やすとも考えられるのです。

財布の色で印象も変わる

財布はお金を収納するアイテムであるため、実用性が重視されファッション性は軽視されがちかもしれません。

しかし素材や色を選ぶことで、印象を変えられるものでもあります。革財布ならエイジングも楽しめる上、小物にまで行き届いた意識が持ち主の印象をアップさせるでしょう。

スタイルに合った財布を持つことで、さまざまなシーンでのコミュニケーションに好影響を与えるのです。

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