日本酒メーカー『農口尚彦研究所』とは。酒造りの神様が手がける新境地

2019.08.14

日本酒好きなら知らない人はいないというほど有名な杜氏、農口尚彦(のぐちなおひこ)氏自らが関わる新たな酒蔵メーカー「農口尚彦研究所」。この記事では、農口尚彦研究所の特徴や農口尚彦氏との関係、さらにおすすめの銘柄を紹介しています。

農口尚彦研究所の特徴

まずは農口尚彦研究所がどういったメーカーなのか、農口尚彦氏とはどのような関係にあるのかなどを解説します。

農口尚彦研究所とは

「研究所」という名が付いていますが、農口尚彦研究所は石川県小松市にある日本酒メーカーです。

社名の由来は、農口尚彦氏の酒造りにおける技術や心、生き様を研究し、次の世代に受け継がせたいという想いから来ています。

農口尚彦氏とは?

農口尚彦氏は、日本酒界にその名を轟かす、日本のレジェンド杜氏(※とうじ。日本酒を醸す職人のこと)です。全国新酒鑑評会では通算27回も金賞を受賞しており、酒造りに関する膨大な経験とセンスから「酒造りの神様」とまで言われた方です。

戦後失われていた山廃仕込みという日本酒の製法を復活させ、さらには低迷していた日本酒市場で吟醸酒を広め吟醸酒ブームを作ったなど、現代の日本酒シーンを作り出したといっても過言ではない数々の伝説を残しています。

しばらくは第一線から退いていましたが、周囲からの期待の声にこたえる形で、2017年にクラウドファンディングが実施されました。

その結果、目標金額の2倍である2,000万円もの支援金を集め、農口尚彦氏を杜氏に迎え満を持して誕生した酒造が「農口尚彦研究所」というわけです。

農口尚彦研究所が取り扱うお酒

(※画像はイメージ)

農口尚彦研究所が取り扱うお酒は、3種類のバージョンに分かれています。「PRODUCT」「CLASSIC edition」「LIMITED edition」、それぞれの違いを見ていきましょう。

各バージョンの違いは?

『PRODUCT』には本醸造酒と純米酒の2種類があります。本醸造酒は定番の人気商品で、すっきりした飲み心地とフルーティーな味わいが魅力。純米酒は自然の豊かさを感じるような、清らかな味わいを感じられます。

『CLASSIC edition』には「YAMAHAI(山廃仕込み)」と、「DAIGINJO(大吟醸)」の2種類が用意されています。山廃と大吟醸という、まさに農口尚彦氏の功績を象徴する2種類の日本酒といえるでしょう。

『LIMITED edition』は、「NOGUCHI NAOHIKO」の名が冠された限定醸造のシリーズ。農口尚彦氏の酒蔵経験が詰まった、集大成ともいうべきラインナップになります。

農口尚彦研究所設立初年度に醸され、2018年12月に発売された「NOGUCHI NAOHIKO 01 vintage 2017」は、定価にして35,000円(770ml)と非常に高額ですが、その味わいは見事というほかありません。大切な人への贈り物などにも最適な一本です。

農口尚彦研究所の施設や見学について

農口尚彦研究所は最近できたばかりの建物。外観もその酒同様に非常に洗練された出で立ちであり、最新鋭の設備を駆使してお酒を造っています。

あの農口尚彦氏が日本酒を造る瞬間を見たいという声は多いと思いますが、残念ながら酒造りの現場に直に触れるような本格的な酒蔵見学はできません。

代わりにテイスティング体験が可能

農口尚彦研究所では限定12席の杜庵(とうあん)が用意されており、ガラス越しではありますが、酒蔵の様子を見ることができます。

杜庵には農口尚彦氏の数々の経歴をまとめたギャラリーなどもあり、さらには日本酒のテイスティング体験がセットになった「酒事」へ参加できます。

日本酒の飲み比べも良いですが、日本酒のプロがお酒の楽しみ方やこだわりをレクチャーしてくれるのも魅力ですね。

アクセスについて

  • 住所:石川県小松市観音下町1番1
  • 空路からのアクセス:小松空港から車で30分
  • 電車からのアクセス:JR小松駅から車で20分
  • バスからのアクセス:小松バス尾小屋線(観音下バス停下車)

インターネットによる完全予約制ですので、参加の際は忘れずに予約しておきましょう。

「酒事」への参加予約や、各商品とブランドに込められたこだわり、そしてオンラインストアなどは、すべて公式ページの会員登録後にチェックできますので、この機会にぜひ登録してみてください。

「農口尚彦研究所」公式ウェブサイト

最前線で最高の日本酒を造る農口尚彦研究所

「酒造りの神様」が酒造りの現場へと復帰し、新たに造った酒蔵『農口尚彦研究所』。

農口尚彦研究所では、「酒事」という日本酒についての知識や楽しみ方が広がる場も用意されています。伝説の杜氏の醸す酒を、日本酒好きならぜひ一度は味わってみたいものですね。

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