哲学はまず入門書から。哲学初心者でも十分楽しめる名著おすすめ6選

2019.08.14

哲学はとても深くて大きな学問です。そんな哲学を学んでみたいと思ったときにまず探すべきなのが「入門書」です。この記事では、入門書を選ぶにあたって押さえておきたいポイントやおすすめの入門書、読み切るためのコツをご紹介します。

哲学の入門書で挫折しないための選び方

哲学書は途中で読むのをやめてしまうと、結果的に核心に触れることができないことがあります。

これから哲学を学びたいと少しでも思っているのであれば、読みやすい入門書を選ぶことが大切。以下の3つのポイントを押さえておけば、読み進めるうえで挫折することは減るでしょう。

興味のある事柄から選ぶ

哲学と一言で言ってもさまざまなジャンルの哲学があります。哲学には、これまで人類が積み上げてきた膨大な知識が詰まっているのです。

まずは自分が哲学的な事柄のどんなことに関心があるのか、自問自答してみましょう。

「私はどうやって生きていくべきなのか」という悩みを持っている方や、「死ぬこととはどんなことなのか」と思いを馳せる方など、人の悩みはそれぞれです。

自分が生きていくうえで行き詰ってしまっていることが何かを考えることが、哲学の入門書選びの第一歩です。

言葉が頭に入ってきやすいものを選ぶ

哲学書の中には、名著と呼ばれるものが多く存在します。そのなかでも古い時代に書かれた哲学書の場合、なかなか理解できない言葉の羅列が見受けられることも。

まずは冒頭やタイトル、目次を見てみることをおすすめします。そうすれば、その文章が自分にとって理解しやすいものなのかどうかがわかるでしょう。

文章は「読みにくい」と感じた瞬間からつまらないものへと変わってしまいます。哲学書自体に苦手意識を持ってしまう前に、違う入門書へと切り替えるのもひとつの方法です。

実用的なものを選ぶ

哲学書を読み進めていくと気になるのが、その知識が一体どういったことの役に立つのかということ。哲学を学ぶ意味そのものを疑ってしまっては、それ以上読み進めることは難しいかもしれません。

そのため、実際の自分の生活に活用できそうな知識が詰まった哲学書を入門書として買ってみましょう。

例えば、毎日を楽しく生きるための思考を手に入れたいと思っている方に、死についての哲学書を進めてもなかなか理解できません。

入門書を選ぶときは、哲学を通して自分が最終的にどう変わっていきたいのかを考えるようにしてみましょう。

カバーイラストも「最強」な哲学入門書

『史上最強の哲学入門』は、格闘技漫画「バキ」シリーズの作画担当者が表紙絵を飾った哲学の入門書になります。本屋やネットショップで並んでいるとひときわ目を引く表紙は、哲学の本とは到底思えないインパクト。

ただインパクトがあるのはその見た目だけではありません。内容は頭に入りやすいように噛み砕かれ、新しい目線からの哲学を垣間見ることができます。

「哲学書はお堅い読み物だ」と思って入門書すら諦めがちな方に読んでもらいたい1冊です。手ごろな価格も魅力のひとつと言えるでしょう。

  • 商品名:史上最強の哲学入門
  • 著者:飲茶
  • 参考価格:799円(税込)
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少しずつ読み進めたい方におすすめの入門書

わかりやすく噛み砕かれた内容ながらも、哲学とは何たるかという点をしっかり押さえた1冊が『自分の頭で考えたい人のための 15分間哲学教室』です。

昔からある哲学ではなく、AIについてはスマートフォンについてなど、若者に馴染みのあるワードが項目として並んでいます。高校生や大学生にもおすすめできる哲学の入門書です。

タイトル通り、15分で読めてしまう章ごとの話題も魅力的。本を読むこと自体が苦手な方にも読んでほしい本です。

  • 商品名:自分の頭で考えたい人のための 15分間哲学教室
  • 著者:アン・ルーニー
  • 参考価格:1,814円(税込)
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名著の索引のような入門書

哲学に関する本を幅広く読みたいけれど、どんな内容かわからなくてなかなか手に取れないという方におすすめの1冊が、『世界の哲学50の名著』です。

世界中から集めた哲学書はその数50冊。それぞれの内容をわかりやすく5分程度で読めるようにまとめてくれた本です。

これを哲学書の索引のように使って、入門書から専門的なものまで幅を広げていくのもおすすめの読み方です。

  • 商品名:世界の哲学50の名著 新装版
  • 著者:T=バトラー・ボードン
  • 参考価格:2,700円(税込)
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理論派な方に勧めたい入門書

世界中には有名な哲学者がたくさんいて、さまざまなジャンルの哲学が生まれました。『語源から哲学がわかる事典』は哲学で使われる言葉を語源から読み解いていく本です。

「どうしてこうなるの?」「なぜそういう考え方になるの?」と疑問を数多く持ってしまう方にこそ読んでほしい1冊です。語源を通して哲学を読む解くという新しい手法は読み手を飽きさせません。

  • 商品名:語源から哲学がわかる事典
  • 著者:山口裕之
  • 参考価格:1,836円(税込)
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「これって何?」を解決する入門書

哲学書には普段は聞かないような難しい言葉が数多く盛り込まれています。入門書となれば噛み砕いて説明されていますが、それでも疑問を持つ言葉が出てくるかもしれません。

そんなときに役立つのがこちらの『哲学用語図鑑』。哲学のなかで使われる言葉が辞書のように丁寧に解説されています。

また、この本の最大の特徴は「辞書」ではなく「図鑑」であること。それぞれの専門用語の説明に、わかりやすい挿絵が付け加えられています。活字を読むのが苦手な方でも楽しくなってしまうような本です。

  • 商品名:哲学用語図鑑
  • 著者:田中正人
  • 参考価格:1,944円(税込)
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倫理観と哲学を学べる入門書

善人とは何か、一般的な善悪とは何かという倫理観を学ぶことができる哲学の入門書が『正義の教室 善く生きるための哲学入門』です。

ソクラテスやプラトンなどの偉大な哲学者たちが残した哲学的思想から、日々の自分たちの生活や考え方を紐解いていきます。

自分の考えは果たして正義なのか、ということを改めて問いただしたくなる1冊です。

  • 商品名:正義の教室 善く生きるための哲学入門
  • 著者:飲茶
  • 参考価格:1,620円(税込)
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入門書を読み切るために押さえたいポイント

入門書の選び方を知ったうえで購入までしたら、あとは読み切るのみです。読み切ることはそう難しいことではありません。しかし、なかには活字が苦手で読書嫌いだという方もいることでしょう。

そんなときに実践してほしい読み切るためのポイントは以下の通りです。

読みたい気分のときにだけ読む

哲学書は、生きていくうえで何かの疑問を持ったときに読みたくなるもの。友人と楽しく遊んだり、家族と話したりしているときにまで読み進める必要はありません。

自分には何が足りないのだろう、とふと考え込んだときに哲学の入門書を開いてみてください。そうすれば自分の思考がだんだんとまとまっていくことでしょう。

1回の読書時間を短くする

入門書は哲学初心者の方でも読みやすいように書かれていますが、それでも思考を巡らせながら読むのはなかなか骨が折れます。

そんなときは1回に読む量を減らし、読書時間を小分けにしてみましょう。そうすることで頭が疲れにくくなり、また読みたいと思えるようになります。

読み終えるのにスピードは関係ありません。読み終え、そこで自分自身の気づきがしっかりとあることが重要なのです。

哲学は入門書の時点ですでに面白い

哲学書は入門書でも十分魅力的で、実用的な要素も歴史的な要素も多く含まれています。入門書だから内容が浅いなんてことはないのです。

自分にとって読みやすい本が入門書であれば、同じジャンルのものを複数読むといいでしょう。そしてよりステップアップしたいと思ったときは、少し難しめの哲学書を手に取ってみてもいいかもしれません。

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