和紙畳で暮らしを楽しく。特徴や手入れの方法、選び方など紹介

2019.08.14

近年人気の和紙畳は、耐久性が高くメンテナンスも簡単です。色やサイズのバリエーションも多く、い草畳に比べ多くのメリットを持つ畳です。部屋をよりおしゃれに演出できる和紙畳のさまざまな魅力や選び方などを紹介します。

畳の種類について知ろう

畳の種類や和紙畳の種類を紹介します。

畳の種類とは

一般的なものから特殊なものまで、主な畳の種類を紹介します。

縁付き畳 畳縁が付いている、一般的な畳です。畳縁は素材だけでなく、色や柄も様々な種類があります。
縁無し畳 琉球畳や琉球風畳など、畳縁が付いていない畳です。すっきりと収まり、見た目もおしゃれなため、人気があります。
和紙畳 畳表の部分に和紙が使われた畳です。さまざまな色や模様があり、ほとんど変色しないことが特徴です。
化学畳 畳表の部分に合成樹脂等が使われた畳です。水をこぼしてもさっと拭き取ることが可能で、変色もほとんどありませんが、熱に弱いことがデメリットです。
黄金畳 畳表の天然い草を黄金色に変色させた後織り上げた畳です。
フローリング用薄畳 フローリングの上に敷くことが可能な、薄型の畳です。

和紙畳とは

和紙畳とは、天然の和紙を原料として利用し、和紙をコヨリのように細く巻いて細かくし、い草のような形にしたものを畳表に編み込んで仕上げた畳です。

一般的な畳にはい草が原料として使われますが、い草の畳は耐久性が低く、メンテナンスを定期的に行う必要があります。

基本的には、3~4年に1回の表替えや裏返しをする必要があり、10年ほど使用したものは交換しなければなりません。

一方で、和紙畳は耐久力が高く、い草ほどのメンテナンスを必要としないことが特徴です。い草の良さを残しつつ、い草畳の弱点もカバーした畳といえます。

また、ダニやカビが発生しにくく、カラーバリエーションが豊富で変色が少ないことも、和紙畳の持つ魅力です。

和紙畳の種類

和紙畳の主な種類を紹介します。

銀白 さわやかな銀白色の和紙畳です。和室からフローリングまで、どんな部屋の雰囲気にもマッチします。
黄金白 銀白の派生バージョンで、洗練された黄金色の畳表が、落ち着きのある和風空間に合う和紙畳です。
清流 細めに織り込んだ斬新なデザインが特徴的な、モダンな印象を与える最近人気の和紙畳です。
清流カクテルフィット 2色のコヨリを一本ずつ互い違いに織り込んだ、木質フローリングにフィットしやすい和紙畳です。
清流ストライプ 和紙を綾織に織り込み、縦縞を演出した和紙畳です。
彩園 シンプルでモダンな平織りを採用した、リーズナブルな和紙畳です。
綾波 銀白色・黄金色・金銀色などの色合いが用意された、従来のイメージを一新する綾織の和紙畳です。

和紙畳の特徴

和紙畳のメリットとデメリットをそれぞれ確認しましょう。

和紙畳のメリット

和紙畳のメリットは以下の通りです。

  • 和紙畳は、い草畳に比べ約3倍の耐久性を持ちます。傷が付きにくいため長持ちし、メンテナンスの回数を減らせるため手入れも簡単です。
  • 湿気を溜め込みやすいい草畳に比べ、和紙畳は通気性が良く湿気が残りにくいため、ダニやカビの発生をおさえられます。
  • い草畳は、一般的に3年で裏返す必要がありますが、和紙畳は新品の状態から約10年で1回裏返せば、もう10年使うことが可能です。
  • い草畳は日光に当たり続けることで変色しますが、和紙畳はほとんど色褪せることがありません。新品の美しさを長い期間保てます。
  • 和紙畳はい草畳と違い、表面に樹脂コーティングを施していることが多く、撥水性に優れているため水や汚れが簡単に落とせます。

和紙畳のデメリット

和紙畳のデメリットは以下の通りです。

  • 和紙畳はい草を一切使用していないため、リラックス効果があるとされるい草独特の香りを楽しめません。しかし、他の香りもほとんど放つことがないため、室内で芳香剤などの香りを楽しみやすくなります。
  • 一般的にどのメーカーでも、和紙畳はい草畳よりも1帖1枚あたりの単価が高くなります。しかし、メンテナンス費用や張り替え費用などを考慮すると、和紙畳の方がお得といえます。
  • 畳は種類に限らずへこみに弱く、和紙畳も一度へこむと戻りにくい性質を持ちます。アイロンなどにより熱を加えることで、へこみが戻る種類もあります。

和紙畳の手入れ

畳への気配りや日頃の手入れを心掛けることで、畳を常に清潔で美しい状態に保てます。和紙畳への適切な手入れについて解説します。

日常の手入れ

日頃から定期的な掃除と部屋の換気を行いましょう。ホコリや過度な湿気があると、カビやダニが発生しやすくなります。置き畳は定期的に畳を上げ、フローリングとの間を換気しましょう。

掃除機は畳の目と並行に、1畳ずつかけましょう。畳表への負担がおさえられ、畳が長持ちしやすくなります。

スチームクリーナーなど強い蒸気を出す掃除機は、表面を傷めたり畳の機能を低下させたりする可能性があるため、使用を控えましょう。

月に1度は、硬く絞った雑巾で表面を軽く拭きましょう。化学ぞうきんは畳の機能が発揮できなくなったり、変色したりするおそれがあります。

凹みや傷などの手入れ

ピアノ・たんす・オーディオ機器など、重いものや角ばった形状のもの、キャスターが付いたものは、畳の上に置かないようにしましょう。畳にへこみが生じ傷付く恐れがあります。やむを得ず置く場合は、圧力が分散するよう薄い板を敷いた上に置きましょう。

座椅子は、座面と背もたれの折れ曲がり部分にある鋭利な端面で、畳を傷付けたりへこませたりする可能性があるため、使用を控えましょう。

畳の上に置いたものをそのまま引きずらないように、また靴やスリッパを履いたまま畳の上を歩かないようにしましょう。畳が擦れたり傷付いたりするおそれがあります。

もしものときの手入れ

飲み物や調味料などの液体をこぼした場合は、柔らかくて乾いたタオルなどで軽くこするように拭き取りましょう。時間が経ってしまうと汚れがしみ込み、落ちにくくなるため、2~3分以内に拭き取ることが重要です。

ケチャップや化粧用クリームなどの油性物をこぼした場合は、水で薄めた中性洗剤を柔らかいタオルなどに含ませ、硬く絞ってから軽く拭き取りましょう。中性洗剤が畳の表面に残ると撥水効果が落ちてしまうため、しっかり拭き取ることが大切です。

粉末状のものをこぼした場合は、掃除機をかけた後に硬く絞った雑巾で軽く拭き取りましょう。灯油などをこぼした場合は、すぐに吸水性のよいティッシュペーパーなどで吸い取る必要があります。

和紙畳を扱う主なメーカー

近年人気の和紙畳は、多くのメーカーが様々な商品を製造しています。和紙畳を扱う主なメーカーを紹介します。

ダイケン

『ダイケン』は、機能性の高い素材や内装に適した建材などの開発・販売を行うメーカーです。和紙畳メーカーとして今最も信頼されている会社といえるでしょう。

自社で開発した機械漉き和紙をコヨリにし、表面に樹脂コーティングを施した和紙畳『DAIKEN 健やかおもて』シリーズが人気を集めています。和紙畳の特徴を全て備え、カラーバリエーションも豊富です。

また、どこでもパッと置くだけで使える和紙畳『ZIPANG ここち和座』シリーズも評判です。表面材には『健やかおもて』を使用し、さまざまなタイプの部屋で簡単に敷けるため、モダン和室から本格和室まで床座ライフを楽しめます。

ダイケン

フランスベッド

『フランスベッド』は、日本の気候と日本人の寝姿勢に合うベッドを提供する、日本の老舗ベッドメーカーです。ワンランク上の確かな寝心地と安心感を備えたベッドで、長年にわたり人気を集めています。

常に最新のインテリアを開発・販売し、その中でも寝具は豊富な種類が揃っています。高機能の和紙畳を使用したベッドは、和の雰囲気を出しながらフローリングにもピッタリのモダンさが魅力です。

本や雑誌の収納、電気コンセント、LEDの間接照明など、便利な機能が豊富なキャビネットが備えられ、レイアウトに合わせて配置できます。レッグが取り外せるため、低床のベッドにすることも可能です。

フランスベッド

タタミ工場こうひん

『タタミ工場こうひん』は、高品質の畳ブランドとして知られる、大正5年に創業した老舗の畳メーカーです。

和紙畳の『パラレル』シリーズには、モダンな色合いとデザインで人気の商品が多数用意されています。しっかりとした厚みのある畳表を和紙で作り、裏面には滑り止め加工が施されています。

他にも、和紙畳ベッドや収納付きの和紙畳椅子など、斬新なデザインの和紙畳商品が種類豊富に取り扱われているメーカーです。

タタミ工場こうひん

和紙畳の選び方

和紙畳にはさまざまな種類があり、置き場所や部屋のインテリアに合わせて選ぶ必要があるでしょう。賢い和紙畳の選び方を解説します。

サイズ

和紙畳には、一般的な畳にはない、三角形サイズのものがあります。異なった色を組み合わせれば、デザイン性の高い模様を織り成し、四角形の畳とは違った空間を演出してくれます。

1帖サイズの長方形畳は、既存のい草畳を和紙畳に変えたい場合や、フローリングの部屋に敷き詰めて和室にしたい場合におすすめです。また、和室の一部を和紙畳に変えれば、存在感を放ち趣のある空間を造り出します。

厚さ3cm以下の薄い和紙畳は、床暖房が備わった部屋に向く畳です。伝熱性が高いため、床からの熱をしっかりと感じられます。

インテリア

リビングや子ども部屋など、日中の活動場所や憩いの空間には、明るいトーンの和紙畳を使いましょう。フローリングとも馴染みやすく、部屋全体が明るい雰囲気になります。

インテリアのメインカラーがある場合なら、部屋に合った色を選ぶとよいでしょう。和紙畳はカラーが豊富なことも特徴なため、数多くの色から選べます。

伝統的な和室にも和紙畳は最適です。ブラウンやベージュなど、和室の雰囲気をより引き立たせる色でおしゃれな空間にできます。

和紙畳の感触を味わってみよう

最近人気の和紙畳は、丈夫で長持ちしやすく手入れが簡単で、カビやダニの発生をおさえ、カラーバリエーションも豊富なことなど、多くの特徴があります。

有名な畳メーカーからも、数多くの和紙畳や関連商品が販売されています。い草畳にも劣らない魅力を持つ和紙畳の感触を味わってみましょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME