ヘッドホンの開放型と密閉型の違いは?特徴やおすすめを紹介

2019.08.12

開放型ヘッドホンは、奥行きがあり広がりを持った音を楽しめるタイプのヘッドホンです。サウンドを思う存分楽しみたい場合に適したアイテムといえるでしょう。開放型ヘッドホンの特徴やおすすめモデルなどを紹介します。

ヘッドホンの種類の違い

ヘッドホンは、イヤーパッドの形や密閉性などにより、さまざまな種類に分けられます。それぞれの特徴を理解しましょう。

開放型と密閉型

ヘッドホンには、振動して音を出す『ドライバーユニット』と呼ばれる部分と、ドライバーユニットをカバーしている『ハウジング』と呼ばれる部分があります。

ヘッドホンにおける『開放型』と『密閉型』とは、ハウジングが密閉されているかいないかという違いで区別されたタイプです。

開放型ヘッドホンは、ハウジングにメッシュなどの材質を利用し、ドライバーユニットから出される音がハウジングの外にも出るように設計されています。

一方で、密閉型ヘッドホンは、ハウジングに木材や樹脂など密閉性の高い材質を利用し、外部に音を漏らさない構造になっています。

有線と無線

ヘッドホンには、オーディオ機器にケーブルを挿し込む『有線』型と、Bluetoothなどの通信機能を利用する『無線』型があります。

有線タイプは、無線タイプと比較し音質の劣化が起こりにくい点がメリットです。元々付属しているケーブルを取り替える「リケーブル」が可能なヘッドホンなら、より音質の劣化に強い材質のケーブルと交換することもできます。

また、有線タイプは、ほとんど全てのオーディオ機器に対応し、古い機器に対しても十分に使える可能性があります。

無線タイプは、ケーブルがないことにより、自由度の高いことが大きなメリットです。外出時や運動中の利用に向くタイプといえるでしょう。

しかし、価格や音質、充電が必要なことなど、無線であること以外の要素に関しては、有線タイプに劣ります。

オーバーイヤーとオンイヤー

ヘッドホンは、イヤーパッドの装着タイプにより、『オーバーイヤー』と『オンイヤー』の二つに大別できます。

オーバーイヤーは、イヤーパッドが耳を覆う形状です。スケール感のある音質が得られるため、音質を重視する場合に適しています。

重量があり大きめのものが多いため、外出時での利用には適さず、自宅でじっくりと音楽を楽しみたい人に向きます。

オンイヤーは、イヤーパッドを耳の上に重ねる形状です。オーバーイヤーに比べ音質は劣りますが、軽量なため外出時の利用に向きます。

イヤーパッドを直接耳にあてて利用するため、長時間使用すると耳に疲労感を覚えることがあります。

開放型と密閉型はどっちが良い?

音を外に出す開放型と遮音性の高い密閉型は、それぞれがメリットとデメリットを持ち合わせています。

開放型のメリットとデメリット

開放型は、音がハウジング内にこもりにくいため音の通りが良く、空間的な広がりを音に持たせられるメリットがあります。高音域の音質を豊かに表現しやすいことも特徴です。

また、密閉型に比べ、ハウジングが軽い傾向にあるため、耳に負担がかかりにくく快適な装着感が得られます。

開放型のデメリットとしては、音漏れしやすいため周囲に迷惑をかけやすいことや、遮音性が低いため周囲の雑音が激しい環境では音が聴こえにくくなることが挙げられます。

また、開放型はユニットが大型になりやすい特徴があり、持ち運びにはあまり適さないタイプです。

密閉型のメリットとデメリット

密閉型は、遮音性が高く音漏れしにくいため、騒がしい環境でも利用できるうえ、音漏れによる周囲への迷惑もかけにくくなるメリットがあります。

近年需要が高まっているノイズキャンセリング機能も、構造上は密閉型ヘッドホンのみ搭載可能な機能ということになります。

また、低音が効いた迫力のあるサウンドを出しやすいことも密閉型の特徴です。

密閉型のデメリットとしては、音がこもりやすく高音が出にくいことや、長時間の利用で耳が蒸れたり疲れたりすることが挙げられます。

開放型ヘッドホンの選び方

開放型ヘッドホンを選ぶ際は、音質・機能・接続方法など、さまざまな角度から特徴を把握することで、利用目的に適した製品を選びやすくなります。

音質や機能

開放型は低音域の音質が劣る傾向にあるため、低音がしっかり表現できる開放型は全体の音質バランスが取れているということになります。

開放型のヘッドホンを音質に着目して選ぶ場合は、低音域の解像度が優秀なモデルを選ぶようにしましょう。

また、より臨場感を味わえるバーチャルサラウンド機能やヘッドバンドを調節できる機能など、開放型ヘッドホンは製品により多くの機能を備えています。

使用目的に合わせて機能を考慮し、無駄のないヘッドホンを選ぶことで、最適なコストで購入できます。

接続方法やサイズ

ヘッドホンは、一般的に無線より有線の方が高い音質を得られる傾向にあります。

開放型ヘッドホンは一般的に音質が良好ですが、より音質を重視したい場合は無線接続より有線接続の方を選びましょう。

無線にこだわる場合は、近年主流になりつつあるBluetooth方式のモデルがおすすめです。音質や遅延を解消できるモデルが増えてきており、ほとんどの電子機器に対応します。

また、開放型ヘッドホンは優れたモデルになるほど大きくなる傾向があるため、総重量やサイズ感もチェックしましょう。300g前後を目安とすれば、使い勝手の良いサイズが選びやすくなります。

デザインやフィット感

開放型ヘッドホンの中には、パーツがむき出しになっているモデルや、メカニカルなデザインのモデルなど、見た目にこだわった製品も多く販売されています。

身に付けるアイテムとして所有感を重視する場合は、デザインや材質もチェックしておきましょう。

また、開放型ヘッドホンは大型の製品が多いため、できるだけ装着感の良い製品を選ぶことも重要なポイントとなります。

基本的にはオーバーイヤー型が耳への負担を軽減できますが、メガネを装着する場合はオンイヤー型のヘッドホンを選択しましょう。

おすすめの開放型ヘッドホン

数ある開放型ヘッドホンの中でもおすすめのモデルを3点紹介します。

オーディオテクニカ ATH-AD500X

『ATH-AD500X』は、イヤホンやヘッドホンで有名なメーカー『オーディオテクニカ』の、コスパに優れた人気シリーズ製品です。

大口径ドライバーを搭載した開放型ヘッドホンで、中高音域の再生に優れ、ナチュラルな音の広がりを表現することが特徴です。

アルミ製のパンチングケースを使用しているため、軽量ながらも強度があり、起毛素材のイヤーパッドで快適な装着感も得られます。

  • 商品名:ATH-AD500X
  • 価格:8584円(税込)
  • Amazon:商品ページ

アーカーゲー K612PRO

『K612PRO』は、オーストリアの音響機器メーカー『アーカーゲー』が販売する開放型ヘッドホンです。

独自のハウジング構造により音の定位や奥行きを正確に再現し、クリアでキレのある中高音だけでなく、迫力のある低音まで高い音質をカバーしています。

装着するだけでヘッドバンドの長さが調整できるセルフアジャスト機能や、上質な肌触りが得られる滑らかなベロア素材により、優れた装着感が得られることも魅力です。

  • 商品名:AKG Reference Studio Headphones K612PRO
  • 価格:1万855円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ゼンハイザー HD660S

『HD660S』は、ドイツのオーディオメーカー『ゼンハイザー』が提供する、開放型ヘッドホンのベストセラーモデルです。

優しく心地よい自然な高音と明瞭な低音がバランスのよい音質を生み出し、臨場感のあるオーディオ体験を提供してくれます。

頑丈でありながら軽量な構造で、楕円形のイヤーカップが耳にフィットしやすい形状であるため、快適な装着感が得られるヘッドホンです。

  • 商品名:HD660S
  • 価格:5万233円(税込)
  • Amazon:商品ページ

お気に入りのヘッドホンを探そう

開放型ヘッドホンは、音がこもらないため聴き疲れしにくく、自然な音域再現で高音に強みを持つことが特徴的なヘッドホンです。

開放型のメリットやデメリットを理解し、ヘッドホンの特徴や利用目的も考慮しながら、自分に合った製品を選びましょう。

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