交響曲の父「ハイドン」の代表作を紹介!その魅力とは?

2019.08.12

交響曲の父といわれたフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732年~1809年)は古典派を代表するオートリアの作曲家です。ハイドンは多岐にわたるジャンルの作曲をしており、総作品数は1000曲にも及びます。その中から代表作を詳しくご紹介します。

交響曲の代表作

交響曲の父といわれたハイドンですが、彼が書いた交響曲は現在106曲あるといわれています。その中から特に有名な代表作品をご紹介します。

交響曲第45番 嬰ヘ短調「告別」Hob.I:45

4つの楽章で構成されていますが、演奏時間は約25分と短い作品です。この曲は演奏している人が演奏をやめて退場するという曲なのです。そして、最期にはヴァイオリンと指揮者になり、とうとう指揮者だけ残されるというとても変わった作品です。実はこれ、宮廷楽団の人が家に帰れないことに抗議するための代弁として作曲された曲なのです。

交響曲第94番 ト長調「驚愕」Hob.I:94

数あるハイドンの交響曲の中で最も親しまれている代表作です。「びっくりシンフォニー(交響)」の名前で知られています。

ハイドンは居眠りしている聴衆に対して持ち前のユーモアで対抗しました。第2楽章のAndante(歩くような速さで)でティンパニ奏者に力一杯叩くように指示し、ハイドンの狙い通りに聴衆がびっくりして飛び起きたと言われています。ただし、心臓の弱い方は気をつけて聴いてくださいね。

交響曲第100番 ト長調「軍隊」Hob.I:100

「軍隊」の愛称を持つ交響曲です。円熟期の作品らしい完成度の高い作品です。第2楽章はトルコ軍楽風の主題。終わりの方でトランペットがパパパパーンと演奏します。これはメンデルスゾーンの「結婚行進曲」の開始のトランペットと似ています。またマーラーの交響曲第5番の冒頭でも使われています。

交響曲第101番 ニ長調「時計」Hob.I:101

第2楽章の時計のように規則的な正しいリズムの伴奏から「時計」の愛称を持つ交響曲です。2016年から近鉄の豪華特急「青の交響曲」の発射のメロディーに使われています。ほのぼのとした曲調が人気の作品です。

交響曲第104番 ニ長調「ロンドン」Hob.I:104

「ロンドン」という愛称を持ちハイドン自身も気に入っていた作品です。ハイドンの自筆譜には「イギリスで作曲した12番目」と書き込みがあります。

ハイドンの交響曲の中で最も演奏される機会が多く、「のだめカンタービレ」でも印象的なシーンで用いられました。

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弦楽四重奏の代表作

ハイドンは交響曲と並び膨大な弦楽四重奏曲を残しています。その数83曲にのぼると言われています。ここからは弦楽四重奏曲の代表作品をご紹介します。

第67番 ニ長調「ひばり」Op.64-5

ひばりのさえずりに似ているため「ひばり」という愛称を持つ作品です。第4楽章までありますが、わずか17分程で演奏されます。幸福感に満ちた穏やかな作品です。

第77番 ハ長調「皇帝」Op.76-3

第2楽章の「オーストリア国家及び皇帝を讃える歌」の変奏曲に由来して「皇帝」という愛称を持ちます。演奏時間は25分程です。ハイドンの弦楽四重奏の最高傑作です。

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膨大な作品から有名な曲

その他にもハイドンは様々なジャンルの作品を数多く残しています。その中から代表作品をご紹介します。

オラトリオ

ハイドンはヘンデルのオラトリオを観て、スケールの大きな表現に魅了されました。代表作は「天地創造」です。

天地創造 Hob.XXI-2

「四季」と共に有名なオラトリオです。3つの構成部分に分けられて第1部では天地創造の第1日から第4日、第2部では第5日、第3部ではアダムとエヴァの姿が語られます。晩年のハイドンの代表曲であり、作曲家ハイドンの集大成のような作品となってます。

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ピアノ・ソナタ

ハイドンのピアノソナタは60曲以上あるといわれています。モーツァルトやベートーヴェンの陰に隠れて知名度は高くありませんが、ピアニストのレパートリーであり、リサイタルで演奏される機会が増えています。

第48番 ハ長調 Hob.XVI:35

学習者のソナタアルバムやソナチネアルバムにも掲載されている作品です。ハイドンらしい明るい曲調で親しみやすい作品。第1楽章は長大なソナタ形式。展開部は3連符で優雅な雰囲気。短調になる部分とのコントラストが素敵です。第2楽章は繊細な緩除楽章。第3楽章はロンド形式。

第50番 ニ長調 Hob.XVI:37

ハイドンのピアノソナタの中で最も親しまれている作品です。第1楽章は活発な第1主題と16分音符から成る第2主題が絶妙な対称となって展開していきます。第2楽章はコラール風のアダージョ。第3楽章はロンド形式で旋律が突然休みになるなど、ハイドンらしいユーモアな作品です。

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トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1

晩年の作品の一つです。出版されたのは100年以上経ってからでしたが、今日ではトランペット奏者の重要なレパートリーとなっている作品です。

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ハイドンはユーモアセンスが光る交響曲の父

ハイドンはモーツァルトやベートーヴェンに大きな影響を与え、ハイドンが中心となってウィーン古典派音楽を築き上げました。交響曲や弦楽四重奏などにおいて素晴らしい功績を残したハイドンは、温厚でユーモアに満ち「パパ・ハイドン」と多くの人から慕われました。ぜひこの機会にハイドンの楽曲に触れてみてはいかがでしょうか?

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