国立西洋美術館の常設展は必見!フェルメールやゴッホにも会える

2019.08.12

美術館には期間が限定されている企画展と、いつでも鑑賞することのできる常設展がありますが、東京の上野公園内にある国立西洋美術館の常設展は群を抜いて充実しています。日本でも大人気のフェルメールからモネやゴッホまで、一度は見てみたい画家達の作品を同時に鑑賞することができます。時間に縛られずゆっくり楽しめる国立西洋美術館の常設展の魅力をご紹介します。

国立西洋美術館について

国立西洋美術館は「松方コレクション」と呼ばれる株式会社川崎造船所の社長、松方幸次郎氏が所蔵していた絵画を中心に展示されている美術館です。2016年には美術館そのものが建築家ル・コルビュジエの作品として世界遺産に認定されました。

絵画だけではない、館内外の彫刻も必見!

国立西洋美術館には19世紀フランスの代表的彫刻家、オーギュスト・ロダンの作品が数多く展示されています。美術館の前庭では、誰でもが知っているあのロダンの「考える人」が置かれています。

館内外には数多くのロダンの彫刻が展示されており、その迫力ある表現力と圧倒的な存在感はここでしか味わえません。

国立西洋美術館の常設展で美術の歴史の流れがわかる

国立西洋美術館 常設展の作品は年代別に展示されているので、美術の歴史の移り変わりを知ることができるようになっています。

14世紀の後期(ゴシック美術、ルネサンス美術、マニエリスム美術の時代)

ティントレット(1518年 ~ 1594年)ダヴィデを装った若い男の肖像など

17世紀(バロック美術)

クロード・ロラン(1604年~1682年)踊るサテュロスとニンフのいる風景など

18世紀(ロココ美術)

ニコラ・ド・ラルジリエール(1656年 ~1746年)幼い貴族の肖像など

19、20世紀(第二次大戦前)

クロード・モネ(1840年 ~ 1926年)睡蓮など

20世紀(第二次大戦後)

ジャン・デュビュッフェ(1901年~1985年)美しい尾の牝牛など

その他数多くの作品が歴史別に展示されているので、時代の流れによる作風の変化などを感じながら鑑賞するのも楽しいですね。

話題のフェルメールと美術界の巨匠との競演が見られる

2018年10月に過去最大規模の特別企画展が、上野の森美術館で開催されたことで一気に人気が高まったフェルメールですが、この国立西洋美術館にもフェルメールの作品が常設展示されているのをご存知でしょうか。

国立西洋美術館に常設展示されているフェルメールの作品は「聖女プラクセデス」で、最も最近の1969年にフェルメールの作品だと認められたものです。

この「聖女プラクセデス」には贋作ではないかという見解が今でもあることから、国立西洋美術館ではこの作品を「フェルメール・作」ではなく、「フェルメール・帰属」としています。

世界の有名絵画と向き合う楽しみ

この国立西洋美術館の一番の見どころは何といってもモネ、ゴッホ、ピカソなどの世界的有名画家の絵画が一同に集められていることでしょう。

クロード・モネ「睡蓮」

光と水面にこだわり自然の移り変わりを柔らかなタッチで表現した、印象派のモネの代表作ともいえる作品です。

フィンセント・ファン・ゴッホ「バラ」

柔らかな色彩でありながら、ゴッホ特有の鋭さを感じさせる筆遣いが特徴的な作品です。

パブロ・ピカソ「男と女」

190cmもの大作で、ピカソが88歳のときの作品です。ピカソらしい抽象画そのものの作品ですが、表現されているものに対する解釈は人様々です。それだけ人の持つ意識の多様さを引き出してくれる魅力があるのかもしれません。

国立西洋美術館へ行ってみよう

国立西洋美術館の開館時間や料金、行き方などをご紹介します。常設展示は写真撮影ができるのも魅力です。

国立西洋美術館の基本情報

住所

〒110-0007 東京都台東区上野公園7番7号

アクセス

JR上野駅公園口から徒歩2分・京成電鉄京成上野駅から徒歩7分・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅から徒歩8分

開館時間

9:30~17:30 ※金・土曜日 常設展・企画展とも20:00まで ※入館は閉館の30分前まで ※閉館時間は変更することがあります

休館日

毎週月曜日および年末年始(12月28日-翌年1月1日) ※月曜日が祝日または振替休日の場合は開館、翌日休館 ※その他、臨時に開館・休館することがあります ※開館時間の変更情報はこちら

ハローダイヤル

(03)5777-8600

入場料金

一般500円・大学生250円・18歳未満、65歳以上、心身に障害のある方とその付添者1名は無料

美術館を散策コースに入れておこう

美術館といえば、特別公開の企画展で長い行列待ちに短い鑑賞時間で、疲れるだけというイメージを持っている方もいるかもしれません。この国立西洋美術館では、誰もが知っている世界の有名画家の作品が常設展示されており、期間や時間を問わずいつでも好きな時に鑑賞することができます。また、常設展示の中でスポット的に小企画展も催されています。

小企画展はテーマに沿って展示作品が入れ替わるので、東京に在住の方なら美術館を日々の散策コースに入れておくと、思いがけず珍しい作品に出会えるかもしれません。

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