フィレンツェの「アカデミア美術館」で、あのダビデ像を必ず見る方法

2019.08.11

18世紀に創設されたイタリア・フィレンツェにあるアカデミア美術館は、世界的に有名なミケランジェロのダビデ像が所蔵されていることで有名です。ハイシーズンは当日入場ができないほどの人気を博すアカデミア美術館で、ダビデ像を見逃さない方法をご紹介します。

ミケランジェロの傑作、ダビデ像に出会える

1504年、まだ20代のミケランジェロが完成させたダビデ像は、大きさ5m以上あり、その勇壮な姿と迫力が当時の人々にも崇められた彫刻でした。現在でも、ほぼ完璧な状態で残された姿を見るために、世界中の人々がアカデミア美術館を訪れています。

世界最多。ミケランジェロの彫刻7点

ルネサンス期を代表する芸術家・ミケランジェロは、彫刻から芸術家の道をスタートさせました。彼は、神話の登場人物の姿を精密に彫刻するだけでなく、その魂や気持ちが人々に伝わるよう表現することに心血を注いでいました。 その作品は、後世までたたえられ、現在の私たちが見ても、まるで生きているかのような姿を感じることができます。その彼の作品がアカデミア美術館には7点あるのです。

鑑賞のための所要時間は1~2時間

ダビデ像は、美術館の中央に配され、360度どこの確度からも鑑賞できるようになっています。ほかにも、未完の「パレストリーナのピエタ」(ピエタとはの亡骸を抱えるマリアの像。遺作とされている)や、4体の奴隷像など、間近で鑑賞できるように配置されています。 そのため、1時間はじっくり鑑賞時間がかかるはず。ほかにもルネサンス期以前のフィレンツェの絵画や楽器なども展示されており、古のフィレンツェを堪能できる所蔵品があります。

予約が必須!必ずアカデミア美術館に入館できる方法

アカデミア美術館は、フィレンツェでは、ウフィッツィ美術館と並ぶ人気の美術館。そのため、予約するのがベストです。ダビデ像を鑑賞したいのであれば、事前予約をしておきましょう。

公式サイトで予約できる

アカデミア美術館の公式ウェブサイトでは、15分刻みの入館希望時間に合わせて予約を受け付けています。ハイシーズンでは、かなり前に売り切れて、希望の日時が予約できないことも。 そのため、旅の日程が決まったら必ず予約しましょう。料金は、展示内容によって変わります。 また、毎月第一日曜日は無料デー(開放日)となっており、予約ができません。

フィレンツェカードでも予約が必要に

旅慣れたフィレンツェ旅行者が、よく利用しているのがフィレンツェカード。72時間、市内の美術館などを予約なしで優先的に入場できる観光カードです。 ところが、2019年4月からは、フィレンツェカードを持っていても事前予約が必要になりました。事前予約は、美術館のコールセンターで受け付けているので、電話してみましょう(英語対応可能)。

ベネチアのアカデミア美術館も見逃せない

じつはアカデミア美術館といえば、ベネチアにあるものも有名です。こちらは、18世紀に創設された美術学校が起源になっていて、現在は14~18世紀のベネチア絵画を鑑賞することができます。

ルネサンス後期の絵画を支えたベネチア絵画

ベネチア絵画とは、ルネサンス後期、ベネチアで起こった絵画の流派のこと。ルネサンス草創期のフィレンツェと違い、線よりも色を使って画面を構築する流派です。 裸婦像や風景画も多く、フィレンツェのものに比べ、流動的で優しい詩的な絵画が特徴。ほかに建築や彫刻も盛んで、イタリアルネサンス後期の主流となった作品が多数展示されています。

ベネチア三大画家のコレクション

絵画では、ベネチア派の三大画家といわれる ティツィアーノ、ティントレット、パオロ・ヴェロネーゼの作品が数多く展示されています。いずれも壁画のような大きな絵が多く、中世イタリアのキリスト教観を感じることのできる名作です。 ほかにも、レオナルド・ダ・ヴィンチのドローイング「ウィトルウィウス的人体図」があり、常設展示ではないものの、これも目玉作品となっています。

イタリア中世のルネサンスを学べる美術館

他の美術館に比べ、両館とも美術学校が起源のため、系統だった資料収集や作品展示がされています。ルネサンス期の特長を学ぶだけでなく、芸術の流行も俯瞰して学べる美術館と言えるでしょう。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME