トム・ソーヤーの冒険の著者マーク・トウェイン。波乱万丈な人生と代表作

2019.08.11

「トム・ソーヤーの冒険」の著者として知られるマーク・トウェイン。世界的に著名な作家ですが、実は波乱万丈の生涯をおくっています。この記事ではそんなマーク・トウェインの生涯と合わせて著名な作品をご紹介していきます。

マーク・トウェインとは

マーク・トウェイン(1835年11月30日 – 1910年4月21日、本名:サミュエル・ラングホーン・クレメンズ)は、アメリカの作家、小説家です。19世紀の作家として、最も人気を博した作家の一人と言えるでしょう。

ミズーリ州で5人兄弟の3番目(別途姉1人)として生まれたマーク・トウェインは、色の識別の仕方がマジョリティとは異なる特性をもつ色弱だったと言われています。

貧しい家庭で育ったマーク・トウェイン

父親が多額の負債を残して亡くなるなど、マーク・トウェインの家庭は決して裕福ではありあませんでした。そのため、マーク・トウェインは子供の頃から新聞社で働いており、この時にいくつかの記事を執筆しています。

その後、蒸気船で働くなどしていましたが、南北戦争が始まったのをきっかけにアメリカ連合国軍に従軍します。アメリカ連合国軍では少尉という階級にありながらも、疲労による戦闘不能ですぐに除隊(公式には脱走)しています。

マーク・トウェインの転機

なかなか大成の兆しが見えてこなかったマーク・トウェインですが、除隊後にいくつかの新聞社で働き、この時期に長期連載したヨーロッパ旅行体験記が評判となります。その後の作家としての活躍を考えれば、このヨーロッパ旅行体験記を執筆したことが転機といえるでしょう。

長編旅行記をいくつか出版し徐々に名声を高めていったマーク・トウェインは、1873年出版の「金メッキ時代」で一躍有名になり、1876年出版の「トム・ソーヤーの冒険」で大ベストセラー作家となりました。この時すでに40歳を超えていましたから、やや遅咲きの小説家といえるのではないでしょうか。

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マーク・トウェインの人生は波乱万丈

トム・ソーヤーの冒険が大ヒットしたマーク・トウェインは、その後も継続的にヒット作を世に送り出し多くの富を得ました。しかし、浪費家であったことや投資・投機に失敗し徐々に資産が減少。そして1894年(59歳)、投資の失敗がかさみ、ついに破産をしてしまいます。

このまま余生を過ごすのかと思われていましたが、1897年に出版した「赤道に沿って」がヒットしたことで借金を完済し、再び富を築きます。

また、1898年にはアメリカ反帝国主義連盟のメンバーとなり、合衆国のフィリピン併合に反対するなど、晩年は政治活動も活発に行うようになったと言われています。

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自身の予測していた?

貧しい暮らしと裕福な暮らしを繰り返しながらマーク・トウェインは、1910年4月21日に75歳の生涯に幕を閉じます。マーク・トウェインが生まれた年はハレー彗星が観測されており、「自分はハレー彗星とともに地球にやってきたので、ハレー彗星と共に去っていくだろう」と予言していたと言われています。そして何とその予言通り、マーク・トウェインが亡くなった1910年4月21日は、75年ぶりにハレー彗星が現れた日だったと言われています。

数々の名言を残したマーク・トウェイン

マーク・トウェインは数多くの名言を残したことでも知られています。

マーク・トウェインの名言集

  • 人生で必要なものは無知と自信だけだ。これだけで成功は間違いない

  • 人類は一つのとても効果的な武器をもっている。それは笑いだ

  • 正しい友人というものは、あなたが間違っているときに味方してくれる者のこと。正しいときには誰だって味方をしてくれるのだから。

  • 優しさとは、耳の聞こえない者も聞くことができ、目の見えない者も見ることができる言葉なんだ。

  • 夢を捨ててはいけない。夢がなくても、この世にとどまることはできる。しかし、そんな君はもう生きることをやめてしまったのだ。

特に若い頃のマーク・トウェインは楽天主義だったと言われています。楽天主義であり、希望と夢に満ち溢れた人柄がよく現れています。

マーク・トウェインの人生

ハレー彗星の年に生まれ、次のハレー彗星と共にこの世を去ったマーク・トウェイン。その人生は、貧しい暮らしから富を築き、破産を経験した後にヒットを飛ばし復活をするというまさに波乱万丈でした。そんな波乱万丈な人生の中で彼が世に送り出した作品はどれも素晴らしい作品ばかりです。まだ読んでない作品があれば、これを機に読んでみてはいかがでしょうか。

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