一人用テントの選び方。種類やシーンに合わせたおすすめを紹介

2019.08.08

ソロキャンプやツーリング、登山を行う際に一人用テントを連れて行ってみてはいかがでしょうか。それぞれのシーンで、サイズやシーズンを加味したベストなテントが異なります。アウトドアを快適に楽しむための選び方やおすすめ商品を見てみましょう。

一人用のテントはどんな種類がいい?

一人用テントを選ぶ際に意識したいのが『シングルウォール』と『ダブルウォール』の違いです。自立式と非自立式の違いも見ていきましょう。

シングルウォールとダブルウォール

シングルウォールはテントの生地が1枚だけで、ダブルウォールは、居住空間になる『インナーテント』の外側に『フライシート』という覆いが被さる2重構造になっています。

ダブルウォールの場合は、インナーテントとフライシートの間に前室(土間)と呼ばれる空間ができ、ここに靴や荷物を置くことで、雨天時でも簡単な料理を行うことができるのです。

また、テントはレインコートのように雨を弾きますが、内部の湿気が外気温との差で結露します。ダブルウォールなら、フライシートの内側が湿ってもインナーテントまでは濡れず、水が触れる不快感を回避できるのです。

テントの素材には、雨を防いで水蒸気は外に逃がす、という防水・透湿素材が使われているケースもありますが、前室のメリットが得られるダブルウォールのテントを選ぶのがベターといえるでしょう。

自立式と非自立式

『自立式』と呼ばれるテントは、ペグ(杭)やガイライン(テント用ロープ)を使わなくても自立するのに対し、『非自立式』のテントは、テントだけでは自立しないため固定具を使って立たせる必要があります。

自立式は、よほど簡易的なものでなければポールを2本以上使って自立させますが、ワンタッチで設営できるものもあり、設営はラクです。

これに対し非自立式は、ポールが少なく総重量は軽くなりますが、ペグを打ち込んだりガイラインを緩まないように締めたりと『慣れ』が必要という点に加え、ペグが効く土質でなければ設営できないというデメリットがあります。

ソロキャンプの場合は、荷物をどうしてもあと1kg軽量化したいというような状況でもなければ、自立式を選ぶのがベターといえるでしょう。

シーン別のテントの選び方

キャンプ・ツーリング・登山というそれぞれのシーンで異なるテントの選び方を見てみましょう。

キャンプなら快適性を重視しよう

キャンプをする際のテントは、長時間張ったままの状態で居住空間として使うことを想定し、快適性や機能性を重視したものを選ぶのが良いでしょう。

あえてシングルウォールにする必要はないためダブルウォールにし、前室を活用して料理や食事を行えると便利です。

キャンプ地で釣りや音楽を楽しむなど、趣味のアイテムを多く持ち込むこともあるでしょう。こういった場合、商品紹介で一人用と書いてあるものは収納スペースが手狭になるケースがあるため、2〜3人用を選ぶとベターです。

ツーリングならバイクに乗るものを

ツーリングの場合は、他の荷物を圧迫しないよう、できるだけコンパクトに折り畳めるテントを選ぶと良いでしょう。

部品の少なさでいえばシングルウォールを選びたいところですが、大切なバイクを風雨にさらさないためには、十分な広さの前室があるダブルウォールを選ぶのがベターです。

ツーリングの期間が数日間に渡るなら、設営と撤去を繰り返すことを想定し、設営の手間がかからず、きれいに折り畳みやすいものを選ぶと良いでしょう。

登山の場合は軽量がおすすめ

登山で用いるテントは、重装備のバックパックの中に収納でき、移動中に体力を奪いにくい軽量なものであることがまず重要です。

山は温度変化が激しく突風に見舞われる場合もあり、テントは生命を守るライフラインという重要な役割を担うため、携行性や設営しやすさだけでなく耐久性の高さも重視しましょう。

また、登山中に野営地を探す場合、ペグが効かない土質であったり、岩場など平地でなかったりするケースが多いため、確実に野営できるコンパクトな自立式を選ぶことをおすすめします。

ポリエステル製のテントは引張り強度や耐熱性が高くありません。過酷な環境下で料理も行うことを加味しナイロン製を選ぶのがベターです。特にガイラインを使う場合は突風でテントが引きちぎれる可能性があります。

登山テントはキャンプ・ツーリング用とは別物と考え、風雨に強く、断熱性と換気性能を両立させたものを選ぶと良いでしょう。

テントを選ぶときのポイント

どんなシーンにおいても、テント選びの際には適切な『サイズ』と、利用する『シーズン』を踏まえることが重要です。それぞれの概要を見てみましょう。

適切なサイズを選ぶ

ここまで見てきたように、テントを一人で使うとしても、シーンによって必要十分なサイズはさまざまです。一人用という製品表示を鵜呑みにせず、自分の目的に合わせたサイズを選びましょう。

ダブルウォールのテントでありがちなケースとして、フライシートのサイズをインナーテントのサイズと思い込んで、実際に寝てみると頭や足がテントに触れて寝苦しかった、ということがあります。

テントは一般的な家屋のように壁が垂直に立っていないものが多いため、着替えなどで必要な空間を意識し、インナーテントの『天井高』も加味すると良いでしょう。

利用するシーズンも気にしよう

テントには利用に適したシーズンがあります。日本は四季があるため、高温多湿な梅雨から暴風雨に見舞われる可能性のある秋、また底冷えする冬など、それぞれのシーズンに対応したテントを選ぶことが重要です。

基本的に、重量の軽いものは生地が薄いので冬には向かず、夏場に利用するならメッシュ生地を採用したり開口部が多かったりすることも重要で、防水・透湿素材を使っているものでなければ長雨や湿気に対応しきれません。

過ごしやすい春にも突風でテントが飛ばされるケースもあるため、性能や機能をじっくりと吟味し、また商品レビューや口コミから実際の使用感も参考にしながら、使用するシーズンに合わせたテントを選びましょう。

おすすめの一人用テント

数多い一人用テントの中から、目的別に探すという意図を踏まえた、携行性と機能性に優れたおすすめ商品を紹介します。

キャプテンスタッグ トレッカー ソロテントUV UA-40

(Amazon.co.jp)

キャプテンスタッグの『トレッカー ソロテントUV』は、総重量2kgほどで携行性に優れ、UV加工された白い生地のため春夏を快適に涼しく過ごせる商品です。

前面パネルを跳ね上げるとキャノピー(日除け・雨避け)として使うことができ、前室を拡張して料理を行う際に便利でしょう。ただ天井高は100cmなので、内部空間の狭さは認識しておきたいところです。

また、ガイロープを使って固定できるため、フライシートをフルクローズすれば強風に耐えることができます。

PU加工(防水加工)されているとはいえポリエステル製の薄い生地のため、春夏のキャンプやツーリングを軽装備で行うときや、登山なら低山での使用をおすすめします。

  • 商品名 : キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) テント ソロテント 1人用
  • 価格 : 17,525円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

バンドック ツーリングテント BDK-17

(Amazon.co.jp)

バンドックの『ツーリングテント』は、重量は約2.3kgで設営も簡単かつバッグ収納時はコンパクト、というツーリング向きの商品です。

一人用としては十分なインナースペースがあり、ペグを使えばフライシートを張り出させて、バイクや荷物を入れられる内室を二つ作ることができます。

インナーテントは前後に二つの出入り口があり、どちらもメッシュ生地に切り替え可能です。天井部もメッシュになっているため通気性が良く、湿気に強いといえます。

登山時などハードな環境に耐えられるほどの耐久性はないものの、同価格帯の中では高機能といえ、工夫次第でさまざまなシーンに対応できる商品としておすすめです。

  • 商品名 : BUNDOK(バンドック) ツーリング テント BDK-17 グリーン 収納ケース付 ドーム型 【1~2人用】
  • 価格 : 5251円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

モンベル ムーンライトテント 1型

(楽天市場)

国産登山用具メーカーとして名高いモンベルの『ムーンライトテント 1型』は、発売以来約40年間ほとんど姿を変えず、今なお登山家たちの熱い支持を集める定番モデルです。

「月明かりの下でも設営が容易」として知られ、高山の過酷な環境にも耐えます。風上に後部を向けて設営すれば強風を受け流し、シームレス加工されたフライシートは雨に強く、床面への水の侵入もありません。

難燃加工を施されたナイロン生地で、前室でアウトドア用ストーブを使えば、無駄のない最低限のインナースペースが効率的に暖められます。

意外に安価と思うかもしれませんが、実は価格は40年前からほとんど変わっていません。一人用の登山テントとして間違いない商品なので、売り切れない内に購入することをおすすめします。

  • 商品名 : 入荷しました。 mont-bell モンベル ムーンライトテント1型 (1-2人) キャンプ サイクリング ツーリング 優れた防水性
  • 価格 : 2万3760円
  • 楽天 : 商品ページ

一人用テントでアウトドアを楽しもう

日本の国土は約70%が山岳地帯で、森林面積は約67%にも及ぶ、世界的に見ても非常に自然景観豊かな国です。

四季の移ろいを感じることができるのも日本ならではの魅力で、旅の相棒として信頼できる一人用テントを背負い、自然を感じるアウトドアの楽しみに触れてみてはいかがでしょうか。

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