世界観に引きずり込まれる!『オープニングが秀逸な映画』5選。

2019.08.07

映画の最初に流れるオープニングは、映画のファーストインプレッションを決める重要な要素。この記事では、映画のオープニングについてスポットを当ててみました。印象的なオープニング作品やかっこいいオープニング作品も紹介します。ぜひ、ご覧ください。

映画にとってオープニングは大切

映画にとってオープニングはとても大切なものです。オープニングが映画そのものにもたらす影響について、ここで少し説明します。

たった数秒でストーリーに惹きこまれる

映画を見ている人にとって、「映画の世界に入り込めるかどうか」はとても重要です。いくら本編が面白いからと言って、オープニングが陳腐だったり、退屈だったりすると、その映画自体に感情移入できなくなることもあります。

こだわった映画のオープニングは、ミステリアスな謎めいた展開から始まったり、いきなりクライマックスのような激しいアクションシーンから始まったり、かと思えばサスペンスものにも関わらずありふれた平和な景色から始まることであえてギャップを狙ったり、といった技法もあります。

秀逸なオープニングは、たった数秒でストーリーに観客を惹き込むことができるもの。名作といわれる映画のオープニングは、得てして印象に残るシーンであることが多いものです。

印象的な映画のオープニング作品

それではここから、印象的な映画のオープニング作品について紹介します。

セブン

最初に紹介するのは『セブン』です。『セブン』といえば、猟奇殺人犯が次々と起こす凄惨な事件とグロテスクな映像、スリリングな展開、そして最後に待っている「映画史上最悪のバッドエンド」と呼ばれることもあるラストシーンから、サスペンスの名作として名高い作品です。

この作品のオープニングは、電子的な不気味な音楽や断片的に現れる強烈な映像、そして震えるカメラなど、まさにホラーの世界観を感じさせる仕上がり。

このシーンは、猟奇殺人鬼がこれから起こす殺人の準備をしているところだそうです。見てはいけないものを見てしまったような感覚になる、インパクトたっぷりの名オープニングです。

黒い罠

続いて紹介するのは『黒い罠』です。この作品は、1958年に制作されたアメリカ映画。一般的にはあまり有名ではありませんが、とある事件をめぐる警察の内部対立と腐敗を描いた内容が徐々に人気を博し、カルト的な人気を確立しています。

こちらの作品のオープニングは、4分近い長回し(※一度もカットを切らず、連続してカメラを回すこと)で有名。当時としては革新的な手法であり、映画の名オープニングとして現在でもたびたび名前があがる名作です。爆弾が設置され爆発するまでの時間を計算したカメラワークは必見です。

かっこいい映画のオープニング作品

それではここから、かっこいい映画のオープニング作品について紹介します。

レザボアドッグス

最初に紹介するのは『レザボアドッグス』。『キル・ビル』『パルプ・フィクション』などで知られるクエンティン・タランティーノのデビュー作であるこちらの作品。

オープニングは、強盗を企てるサングラスに黒服の男たちがただ歩いているだけのものなのですが、ただそれだけのシーンが何とも言えずスタイリッシュでかっこいいのです。

ギャングや犯罪者の世界を洒脱に描く、タランティーノ監督のこだわりが詰まったオープニングです。

ファイト・クラブ

続いて紹介するのは『ファイト・クラブ』。平凡な会社員が、ふとしたきっかけで「ただ人と殴り合うだけのクラブ」通称ファイト・クラブを設立するのですが、それが次第に巨大な社会規模の闘争へと発展していくとういう物語です。

肝心のオープニングは、脳細胞の中を駆け巡るニューロンを模した映像が、イギリスの名テクノユニット・ダストブラザーズのビートにのせて映し出されます。人間の衝動を映像化したようなこの映像は、淡々と無機質に描かれているにもかかわらず、どこか背筋がぞくっとするような、独特のかっこよさにあふれています。

ロード・オブ・ウォー

続いて紹介するのは『ロード・オブ・ウォー』。この作品のオープニングは、人を殺す道具である弾丸が、精製・加工・輸出され、最終的に人を殺すまでに至る一連の過程を弾丸の視点から描いている、面白い発想で描かれています。ややショッキング映像ではありますが、それがかっこよく見えるのも、監督ならではのこだわりがなせる業なのです。

映画のオープニングはストーリー並みにこだわりがある

映画のオープニングについて紹介しました。オープニングはストーリーが始まる最初に流れる映像のため、ストーリーと関係ないと思いがちですが、オープニングにはストーリーの秘密や伏線が隠されていることもあります。こだわりが詰まったオープニングをぜひチェックしてみてください。

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