オペラ「魔笛」はモーツァルトの最高傑作!あらすじや有名曲を解説

2019.08.05

「魔笛」はモーツァルトが作曲を手掛けた、彼の最高傑作と言われるオペラです。誰もが耳にしたことがある有名なアリアが歌われるため、オペラデビューにも最適な作品です。この記事では「魔笛」のあらすじや、有名曲、動画などをまとめてご紹介します。

モーツァルト『魔笛』のあらすじ

魔笛は、モーツァルトが作曲したオペラの中でも異色と言われる作品です。一般市民に向けて作られた作品のため、堅苦しさがなく誰もが気軽に楽しめるおとぎ話となっています。

魔笛はモーツァルトの最後の作品

数々の作品を世に送り出した天才作曲家・モーツァルト。魔笛はモーツァルトの最高傑作であり、彼が手がけた生涯最後の作品です。

モーツァルトが亡くなる当日、ベットの上でその日の魔笛の公演がうまく進んでいるかを気にかけていたそうです。最後まで音楽という芸術に身をささげた人生だったことがうかがえるエピソードですね。

作品概要と登場人物

物語は架空世界のエジプトが舞台になっています。王子タミーノの冒険物語をコミカルに描いた作品です。

  • タミーノ王子:主人公。パミーナに一目ぼれしている。
  • パミーナ:夜の女王の娘。タミーノ王子と結ばれる。
  • ザラストロ:パミーナを夜の女王から保護している。
  • 夜の女王:闇の力で世界を征服しようとしている。
  • パパゲーノ:おしゃべりな鳥刺し。タミーノと冒険する。
  • パパゲーナ:パパゲーノと結ばれる女性。

第一幕の簡単なあらすじ

タミーノ王子は、夜の女王の娘・パミーナの肖像画を見て一目ぼれします。パミーナはザラストロに捕らえられており、夜の女王はタミーノに、娘であるパミーナを救うように頼みます。

タミーノは森で出会ったパパゲーノと共にパミーナを救うことを決心します。そこでタミーノは魔法の笛、パパゲーノは魔法の鈴を受け取ります。

2人はザラストロの神殿に到着します。初対面したタミーノとパミーナはお互い惹かれ合い抱き合います。悪人だと思っていたザラストロは、パミーナを夜の女王から守っていただけで、本当の黒幕は夜の女王だと判明します。

第二幕の簡単なあらすじ

ザラストロは、タミーノ王子にパミーナと結ばれるための試練を与えます。パパゲーノも、試練を受ければ美しい女性を用意すると言われ了承します。最初に受けたのは、「沈黙の試練」です。沈黙しなければならないため、タミーノはパミーナに話しかけることができません。

パミーナは愛が消えたと思い込み落ち込みます。絶望して自殺を図ろうとするパミーナでしたが、沈黙の試練を終えたタミーノと再会し誤解が解けます。2人は、「火の試練」「水の試練」を次々に乗り越え、めでたく結ばれます。

一方パパゲーノは試練を早々に脱落しましたが、魔法の鈴の力を借りてパパゲーノに出会い結ばれます。クライマックスで、ザラストロを復讐しようと夜の女王がやってきます。しかし、夜の女王の闇は光の力に勝てず、雷に打たれ地獄へと落ちます。最後はハッピーエンドで幕が下ります。

モーツァルトが手がけた魔笛の劇中歌

魔笛では、オペラファン以外にも浸透している有名な曲がたくさん登場します。中でも人気がある曲や、誰もが知っている曲を抜粋してご紹介します。

俺は鳥刺し(パパゲーノのアリア)

。第一幕で鳥刺し(鳥を捕まえる仕事)をしているパパゲーノが歌い上げます。おしゃべりで陽気なパパゲーノのキャラクターが表現されているアリアです。

試聴:こちら

なんと美しい絵姿(タミーノのアリア)

タミーノが歌うアリアです。第一幕でパミーナの肖像画を見て一目ぼれするシーンで歌われます。パミーナへの愛を優雅な旋律に乗せたロマンチックな楽曲です。

視聴:こちら

夜の女王のアリア(第二幕)

「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」という夜の女王が歌うアリアです。曲名よりも「夜の女王のアリア」として呼ばれることが多く、オペラを知らない人でも聞いたことがあるほど有名な楽曲です。第二幕で、娘パミーナにザラストロを殺せと命じるシーンで歌われます。

視聴:こちら

他にも「パパパの二重奏」や、「可愛い娘か女房がいれば」など明るくて楽しい楽曲がたくさんあります。

モーツァルト『魔笛』の動画まとめ

オペラに興味があっても、劇場まで行くのはハードルが高いという方は多いことでしょう。そのような場合は、まず上映されたオペラを収録した動画や、リメイクされたオペラ映画から見てみてはいかがでしょうか。

魔笛 1991年メトロポリタン歌劇場

全曲収録された動画です。日本語字幕付きなので、オペラの歌詞が分からなくても楽しめます。

動画:こちら

作品情報

指揮:ジェイムズ・レヴァイン メトロポリタン歌劇場管弦楽団

演出:グース・モスタート

パミーナ:キャスリーン・バトル 夜の女王:ルチアーナ・セッラ タミーノ:フランシスコ・アライサ パパゲーノ:マンフレート・ヘム ザラストロ:クルト・モル 弁者:アンドレアス・シュミット

出典:youtube.com

1997年 東京文化会館大ホール

こちらも全曲収録されています。同じ魔笛でも、指揮者・演出・出演者が違うためまた違った魅力を楽しめます。

作品情報

ベルリン国立歌劇場管弦楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム 演出:アウグスト・エヴァーディング ザラストロ:ジョン・トムリンソン 夜の女王:アナ・カメリア・ステファネック タミーノ:エンドリク・ウォットリヒ パミーナ:ティーナ・キーベルク パパゲーノ:ロマン・トレケル パパゲーナ:シモーヌ・ノルト 弁者:ルネ・パーペ モノスタトス:ペール・リンドスクーグ

出典:youtube.com

映像は手軽に見れるため、作品の世界観を掴んだり、劇場に行く前の予習におすすめです。映像でしか見られないアングルや演出が楽しめる点も魅力です。

魔笛はモーツァルトの魅力が詰まった名作

「魔笛」はモーツァルトの最高傑作であり、数々のオペラ作品の中でもの有名で人気が高い作品です。軽快で楽しい楽曲や美しいメロディを存分に堪能できます。モーツァルトの音楽を感じられる素晴らしい作品ですので、ぜひご覧になってみて下さい。

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