戦争をテーマにしたおすすめ小説3選。メディア化された話題作もご紹介

2019.08.04

戦争は悲惨なものですが、戦争をテーマに描かれる小説はそれだけではありません。戦争小説も様々で、ファンタジー要素や恋愛要素、感動要素など様々な要素が込められた作品が多数存在します。この記事では、そんな戦争を扱った小説の中から、特におすすめの小説を紹介します。

ファンタジー作品

戦争という過去と現在をリンクさせるのに、ファンタジーの要素はうってつけ。現代に生きる我々にとっても感情移入がしやすく、戦争が決して他人ごとではないと感じさせてくれます。タイムトリップの要素をふくむおすすめ作品をピックアップしました。

僕たちの戦争

2001年9月12日―NYのビルに飛行機が突っ込んだ翌朝も、尾島健太はサーフィンをしに海に出ていた。が、突然の大波に呑み込まれ失神、目を覚ますとそこは1944年だった。

一方、1944年9月12日―帝国海軍飛行術練習生の石庭吾一は、訓練中に雷雲に突っ込み墜落、現代へとタイムスリップしてしまう。そっくりな容姿のせいで互いに入れ替わってしまう格好になった二人。

健太は大戦末期の軍隊でサバイバル生活を送ることになり、吾一は堕落した祖国の姿を嘆きつつも、健太の恋人、ミナミに惹かれてゆく。過去を知る者と、未来を知った者。二人の若者を通して描く、あの戦争、この時代。

(出典:Amazon・僕たちの戦争 内容紹介「BOOK」データベースより

 

「僕たちの戦争」の著者は、荻原 浩さんという日本の小説家です。異なる時代を生きる2人の青年がタイムスリップをして、お互いの人生を送ることになるこの小説は、2006年にテレビドラマ化されました。また、翌年には「アジア・テレビジョン・アワード」で最優秀賞を受賞。小説、ドラマ共に高い評価を受けた作品です。

恋愛作品

戦争という状況下で繰り広げられる美しい恋愛の物語は、悲惨な現実との対比によって物悲しく、胸が締め付けられるような感情をいだかせてくれます。芥川賞作家が送る美しくも悲しい物語をピックアップしました。

神々の消えた土地

あの頃、戦争は日と共に、錯乱と惰性と狂気とを産んでいた。太平洋戦争末期、死と隣り合わせの日々のなかで、少年は早熟で愛らしい少女と出会う。ギリシャ神話に惹かれる少女から『ダフニスとクロエー』を贈られた少年は、その神話的世界をなぞるように、清純で牧歌的な愛をはぐくむ。二人は信州の大自然のなかで結ばれたが…。幻の処女作を四十年ぶりに完成した瑞々しい長編。

(出典:Amazon・神々の消えた土地 内容紹介「BOOK」データベースより

 

「神々の消えた土地」の著者は、北杜夫さんという日本の小説家です。純文学、ファンタジー、童話など様々な作風の作品があり、1960年に芥川賞を受賞されています。同作品においては、戦争の時代に生きる登場人物達の純粋な心に、胸が締め付けられます。

感動作品

戦時を懸命に生きた人々の感動の物語は、私たちに生きることの大切さを教えてくれます。そんな注目の小説をピックアップしました。

永遠の0

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

(出典:Amazon・永遠の0 内容紹介より

「永遠の0」の著者は、百田 尚樹さんという日本の小説家です。同作品は販売部数300万部を超える大ベストセラー小説で、百田尚樹さんの作家デビュー作品であり、代表作でもあります。

また、同作品が映画化及びテレビドラマ化されたことも大きな話題となりました。特に、映画においては2014年の興行収入(邦画)1位を記録するほどに注目を集めました。

戦争をテーマにした小説は平和の尊さに気付かせてくれる

今回紹介した3作品は、戦争小説をまだ読んだことのない人が最初に手に取る小説としても、とてもおすすめの作品です。戦争は二度と繰り返してはならない悲惨な過去ですが、戦争という非日常の中で、人々が必死に生き抜く姿は、現代を生きる我々に平和の尊さを身に染みて感じさせてくれます。

小説好きの方はもちろん、小説をあまり読んだことが無いという方も、機会があれば是非読んでみてください。

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