中国で有名なプーアル茶の魅力とは?特徴や種類、美味しい淹れ方などを徹底解説

2019.08.04

中国のお茶といえばウーロン茶などが有名ですが、『プーアル茶』という中国のお茶をご存知でしょうか。名前は聞いたことがあっても実は知らない、プーアル茶の特徴や種類、美味しい淹れ方などをまとめました。

プーアル茶とは

プーアル茶とは、中国で作られているお茶の一種です。製造工程が他のお茶とは異なるため、個性的な味わいを楽しむことができるお茶として人気があります。

プーアル茶の産地

プーアル茶は、四川省や広東省・湖南省・雲南省など限られた地域を原産とされる茶葉の一種です。特に雲南省は生産量が多く、プーアル茶の一大産地として有名です。

プーアル茶のカフェイン量

プーアル茶はお茶であるため、緑茶や紅茶同様カフェインも含まれています。プーアル茶のカフェイン量は、150mlあたり30mlほどですが、この量は他のお茶とさほど変わりありません。

プーアル茶の成分

プーアル茶には様々な成分が含まれています。代表的なもので言えば、ミネラル、ビタミン、カテキンなど。これもほかのお茶とさほど変わるところはありません。

ただしこの中でもビタミンは、後述するプーアル茶独特の製造過程によって、他のお茶と比べると低くなっています。一方ミネラルで言えば、鉄やナトリウム、カルシウムなどが含まれており、緑茶と比べると鉄はおよそ2倍、ナトリウムはおよそ2.5倍、カルシウムはおよそ1.4倍にもなります。

プーアル茶の種類

プーアル茶葉は大きく分けて2つの種類に分けることができます。この2つの種類は、使う茶葉も製造工程も異なります。

生茶

『生茶』は、プーアル茶のもともとの製造方法といえます。紅茶のように発酵させて作られる発酵茶であり、発酵期間が長くなるにつれて味わいが変化していきます。

生茶に使われる茶葉は若芽ですが、若芽部分にはカフェインが多く含まれており、上記で紹介した熟茶に比べるとカフェイン量が多くなります。では、生茶の製造過程を見ていきましょう。

  1. 熱で発酵を止める
  2. 揉む
  3. 乾燥させる(ここまでは熟茶と同じ)
  4. 蒸す
  5. 緊圧形成する
  6. 乾燥させる
  7. 包装する
  8. 風通しの良い場所で長期熟成させる

生茶は、長期熟成させればさせるほどコクのある深い香りと味わいへと変化していきます。そのため、ウイスキーやブランデーのように、高価な「ヴィンテージもの」なんて茶葉も存在しているそうです。

熟茶

『熟茶』とは、その名の通り熟成させた茶葉のこと。ただし生茶とは違い、単なる発酵ではなく、高温多湿の環境に置き、菌発酵(微生物を用いた発酵)させることで作られます。

熟茶で使われる茶葉は、成長した茶葉を利用しています。先述の通りカフェインは若い葉や芽に多く含まれ、成長するにつれ減少していくため、カフェインの量も上記の量よりは少なめ。ちなみに日本で販売されているプーアル茶のほとんどが熟茶です。

熟茶の製造工程を簡単に説明すると次のようになります。

  1. 熱で発酵を止める
  2. 揉む
  3. 乾燥させる
  4. 水分をかける
  5. 乾燥させる
  6. 蒸気形成する
  7. 乾燥させる
  8. 包装する
  9. 高温多湿の場所で保管する(熟成)

熟茶は、簡易的に長期熟成させた生茶のような味わいを再現できるということで、比較的最近になって製造されるようになった新しい製法です。熟成期間を短縮できる分、大量製造が可能となり、プーアル茶の供給が拡大するきっかけとなりました。

プーアル茶の美味しい淹れ方

それではここで、プーアル茶の美味しい淹れ方について紹介します。

  1. まずはお湯をたっぷりと沸かし、ティーカップに注いで温めておきます。
  2. 急須に茶葉を入れ、お湯を注ぎます。これは、洗茶という方法で、茶葉のほこりやアクを落とす作業です。
  3. 急須に入れたお湯を捨てます。
  4. お湯を捨てたら再び、急須にお湯を入れます。この時のお湯の量は、ティーカップに一杯注ぎ切れる量を入れましょう。
  5. 蓋をして数秒蒸らします。
  6. 蒸らしたら、ティーカップに最後の一滴まで注ぎます。

蒸らす時間によって出来上がるプーアル茶の風味も異なりますので、最初は短い時間から試して、自分の好きな濃さを測ってみましょう。

美味しい淹れ方でプーアル茶を味わってみよう

プーアル茶について紹介しました。プーアル茶は、中国茶として日本でも有名です。また、蒸らし時間によって色々な味わいが楽しめるのも魅力の一つ。ぜひ、今回紹介した美味しい淹れ方で、プーアル茶を味わってみてはいかがでしょう。

プーアル茶にはまったら、ヴィンテージものに手を出すのもアリかもしれませんね。

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