釣り用手袋の必要性と選び方。用途に合わせた使い分けも

2019.08.04

手袋を使わずに素手でも釣りは可能ですが、使ってみるとありがたいメリットが数多くあるのをご存知でしょうか。釣り用の手袋・グローブの必要性と選び方を解説します。おすすめの商品も紹介するので、手袋選びの参考にしてみてください。

釣りで手袋をつける理由

最初にチェックしておきたいのが、釣りで手袋をつける理由です。釣りをする上で、手袋は必須ではありません。しかし、手袋をすることで得られるメリットがあるのです。

ケガの防止になる

釣りは針を用いるものなので、手のケガが多いと言われています。針とハリスを繋ぐときや、釣った魚から針を取り除くときなどは得にケガをしてしまいがちなシーンでしょう。他にも、ヒレやエラが鋭利な魚だと、触れてケガをしてしまうこともあります。

そんなときに手袋をしていれば、刺さってもある程度は手袋が手を守ってくれるので大ケガのリスクを下げられるのです。

また、手袋の中には滑り止め加工が施されているものが多くあります。竿を握っている手が滑りにくく、竿を落としてしまうなどの事故防止にも繋がるでしょう。

冬の寒さ対策になる

秋や冬の釣りスポットでは、どうしても寒さ対策が必要です。場合によっては素手を外気にさらしておけないほどの気温になることもあります。特に風が強いことの多い海辺では、手袋による寒さ対策をしているのと、していないのとでは快適さに大きく差が出てきてしまうでしょう。

冬の季節に頻繁に釣りへ出かける人であれば、お馴染みのアイテムとなっている手袋は『手軽に取り入れられる防寒具の1つ』という点でも優秀です。

日焼け対策になる

手袋は冬だけのものとは限りません。夏場の日差しからも手指を守ってくれる役割もあります。竿を握っている手はどうしても日に当たってしまうので、日焼けをすることも多い場所です。場合によっては赤く炎症を起こして日常生活に影響がでてしまうこともあります。

手袋をしていれば、ある程度の日差しをカットできるため『手を守る』ことができるでしょう。日焼けの部分に海水がつくとかなり痛いので、手袋での対策はおすすめです。

寒さによる手のかじかみを防ぐ手袋

ではここからは、それぞれのシーンにぴったりの手袋を紹介します。今ではたくさんの工夫が凝らされたものが販売されているので、チェックしてみてください。

フルフィンガーの手袋

冬場の釣りシーンでは、冷気によって手が冷えてしまうことでかじかみ、うまくタックル(釣り道具の総称)を操作できず釣果に影響がでてしまうことがあります。

冬場の冷気でかじかんでしまわないためにも、対策に便利なのがフルフィンガー(5本指)の手袋です。

手首から指先まで保護してくれるため、冬場でも指先が冷えすぎることなく安心して釣りを楽しめます。ただし、フルフィンガーは仕掛けを作るときに少々邪魔になるのがデメリットでしょう。

デメリットを補うためにも、指先だけ出せるように工夫されたものや『フィット性の高い』手袋が好まれています。

ネオプレン素材が一般的

フィッシンググローブの王道素材とも言われているネオプレン素材は、保温性に優れていることからウェーダーやウェットスーツなどにも使われています。手袋にも同様のネオプレン素材を採用した製品も多く取り扱われているのでチェックしてみましょう。

ネオプレン素材はフィット性と保温力が高いことから、手袋でも人気が高まっています。冷えが苦手な人には、特におすすめできるタイプの手袋です。

プラスで更に暖かく

温かい素材の手袋でも、風が強い日では簡単に指先が冷えてしまいます。そこで、プラスで更に暖かくできるように工夫された手袋の出番です。

カイロが入る手袋

手の甲に小型カイロの収納ポケットを取り付けた手袋が販売されています。手の甲から手首は血管が集中している部分なので、カイロで温めることで『指先の寒さ』も和らげてくれるのです。

中には、慣れている手袋にハンドウォーマーを重ねて付ける人もいます。ハンドウォーマーの中にもカイロが入れられるものがあるので、活用してみるのもおすすめですよ。

発熱素材を使った手袋

発熱素材を使った手袋は、手指を動かすことで熱を生み出す・人体からの汗を含む水蒸気を特殊繊維によって熱エネルギーに変換するという2つの機能を持った素材によって作られたものです。

素材の中には、断熱性に優れているものや『発熱性に優れているもの』など販売されている手袋によって特徴が違うので、自分にぴったりなものを選んでみましょう。

インナーグローブも

いつも使っている手袋が良いという人におすすめなのが『インナーグローブ』です。手袋の中に着用するインナーグローブであれば、サラッとした着心地と臭いの防止、保温性に優れているものも多く、冬場でも安心できます。

使っていた手袋を邪魔しないように作られているものが多く、安価なことからすぐできる対策としておすすめです。

細かい作業がしやすい手袋

次は、手袋の最大のデメリットとも言える細かい作業ができないという点に注目し、作業のしやすさを追求した手袋をチェックしてみましょう。細かい作業が必要な仕掛けを用意するときにも、便利な工夫が凝らされています。

3フィンガーレスの手袋

磯釣りをするときなど、足場の悪い場所で釣りを楽しむときには細かい作業にもぴったりな3フィンガーレスの手袋がおすすめです。

薬指と小指だけがカバーされ、残りの3本指がでているので『ルアーチェンジ』などが手軽に行えます。3フィンガーは操作性とカバー力のバランスが良いので、1つは持っておくと便利です。

任意で指を出せる、良いとこどりの手袋も

指先までしっかりと保護してくれる手袋の中には、指先に独自のカットを入れることで作業のときだけ指を出せるものもあります。

普段は指を出さずに釣りに集中でき、仕掛けなどのときには指を出せばすぐに細かい作業ができるので、まさに良いとこどりの手袋と言えるでしょう。

夏に快適な手袋

長時間の日中の釣りで日焼け対策になる手袋は、くっきりと焼け目がついてしまうのを防いでくれます。春や夏の時期には通気性がよく涼しい素材が使われている点もポイントです。

5フィンガーレスの手袋

竿のグリップをしっかりとカバーし、日焼けの対策をしながらも『操作性が良い』のが5フィンガーレスの手袋です。すべての指先がでているのでムレにくく、作業もしやすいことから人気があります。

中にはメッシュ加工を施しているものもあり、手の甲の部分も涼しく『手袋がない状態に近いフィット感』を実現しているものもあるので『違和感』なく使えます。

通気性の良い素材を選ぼう

夏場の手袋はどうしてもムレとの戦いは避けられません。また、魚などをそのまま触ってしまえばより臭いやムレがひどくなってしまいます。そこで、夏場の手袋で見逃せないのが通気性の良い素材を使っているかどうかです。

長く釣りをしていると徐々に手にも汗をかいてしまうのでどんどんとムレてしまいます。通気性の良さは、釣りに集中するためにも注目しておきたいポイントです。

通気性の良い素材の中でも人気なのが高機能人工皮革AMARA(アマーラ)を使った『DRESSグローブ 5フィンガーレスタイプ』です。耐久性・伸縮性・通気性の良さと、しっかりとしたグリップ感で使いやすさにもこだわっています。

  • 商品名:DRESSグローブ 5フィンガーレスタイプ≪ブラック≫【メール便対応】
  • 価格:3456円(税込)
  • DRESS公式:商品ページ

手軽に買える、便利な手袋

ここからは、おすすめの手袋を紹介します。まずは、手軽に買える便利な手袋から紹介するので参考にしてみてください。

VERYの釣り用手袋

VERY(ヴェリィ)の釣り用手袋は、3フィンガーレスで使い勝手の良さと、防寒性の高さから人気があります。伸縮性・吸湿発散性にも優れているので、つけ心地もよくムレにくいのもポイントです。

滑り止めがついているため、足場の悪い釣り場でも手をついてしっかりと動けるほか、竿のグリップも良くアタリを感じやすい点も優秀です。

  • 商品名:釣り用 手袋 迷彩 葉柄 フィッシンググローブ
  • 価格:228円(税込)
  • Amazon:商品ページ

L.A.Yの釣り用手袋

L.A.Y(レイ)の釣り用手袋は、オールシーズン対応可能な『防寒・防風・通気性』に優れた素材を使うことでフィット感と使いやすさを兼ね備えています。シンプルなデザインでありながら、3フィンガーレスなので細かい作業のことも考えられている点も見逃せません。

指先の自由度が高く、安全性と操作性をキープしながら快適に釣りを楽しめるのでおすすめです。

  • 商品名:L.A.Y スポーツ フィッシング グローブ
  • 価格:2080円(税込)
  • Amazon:商品ページ

有名メーカーの釣り用手袋

次は、有名メーカーから販売されている釣り用手袋を3つ紹介します。それぞれの特徴を解説するので、手袋選びの参考にしてみてください。

モンベルの釣り用手袋

モンベルの釣り用手袋は、保温性と操作性を両立している独自の形状が特徴的な手袋です。指先をしっかりと保護しながら、必要に応じて中指、人差し指、親指が露出できる作りなので、細かい作業が多い人でも安心できます。

また、ストレッチ性に優れた素材と、立体裁断を施すことで『ロッド(竿)の握りやすさ』にもこだわりが感じられます。手の平に施された滑り止めでしっかりとグリップを確保することでアタリを感じやすいのもポイントです。

  • 商品名:ネオプレン フィッシンググローブ
  • 価格:2808円(税込)
  • モンベル公式:商品ページ

双進の釣り用手袋

釣りをしているときに最もダメージを受けてしまう人差し指と親指の部分に本革を使うことで、高い耐久性を実現しているのが、双進(そうしん)の手袋です。本革は濡れても硬化しにくい加工が施され、拳部分にはストレッチ素材を使うことでソフトなフィット感があります。

キャスティングで大物を狙うことが多い、指先へのダメージが気になるという人にはピッタリの手袋に仕上がっています。

  • 商品名:双進(SOSHIN) グローブ RBB エクストリュームグローブ No.8814
  • 価格:2125円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ダイワの釣り用手袋

ダイワの釣り用手袋は、適度なグリップ力がアタリを感じやすく、釣りをサポートしてくれます。また、甲側にストレッチ素材が使われているため、とてもフィット感が良く手の動きを邪魔しないのもポイントです。

3フィンガーレスタイプを採用しているので、指先を使った細かい作業の邪魔にもならず、オールシーズン活躍することから注目されています。

  • 商品名:ダイワ グローブ ライトグリップグローブ 3本カット DG-7507
  • 価格:4287円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ワークマンの手袋も優秀

ワークマンは、工場や現場で働く人たちの作業服やその関連用品の専門店として有名な企業です。釣り専用に作られているものではありませんが、高い性能から釣り用手袋としても優秀なものが取り揃えられているのでチェックしてみましょう。

ネオプレーン防水手袋

ネオプレーン防水手袋は、保湿性・断熱性に優れている立体裁断を採用した手袋です。立体裁断によって厚みがあってもスムーズな操作性で、手の平の滑り止め加工によってしっかりとしたグリップ感があります。

完全防水手袋なので、釣りで心配な手袋の濡れによるムレも防げる点でも優秀です。もともとは作業用につくられているので、指の動かしやすさもあり『指先までしっかりと守って釣りをしやすい点』からも人気があります。

  • 商品名:ネオプレーン防水手袋
  • 価格:1500円(税込)
  • ワークマンオンラインストア:商品ページ

天然ゴム背抜き手袋

厚手の手袋が苦手という人におすすめなのが『天然ゴム背抜き手袋』です。薄手で手にフィットする天然ゴムコーティングの手袋は、グリップ性能に優れた加工によって釣りにも最適な性能に仕上がっています。

完全防水ではありませんが、コスパがとても良く『使い勝手と高いグリップ性』から人気があります。いくつか用意しておくことで、付け替えをして快適さを保つという人もいるので参考にしてみてください。

  • 商品名:天然ゴム背抜き手袋
  • 価格:299円(税込)
  • ワークマンオンラインストア:商品ページ

手袋の匂いはどうする?

最後に紹介したいのが手袋の臭い対策です。特に、夏場の手袋は清潔を保っていないと簡単に臭いが付いてしまい、移動中の車や荷物の中で悪臭を放ってしまうことがあります。

手袋を愛用するならば知っておきたい『手袋の臭い対策』を紹介するので参考にしてみてください。

手袋の洗濯は基本、手洗いで

手袋に使われている素材は、痛みやすさもあり『基本は手洗い』で清潔を保つのがおすすめです。特に、手は汗をかきやすく、汗や皮脂が付着しやすいので汚れ・臭いの原因となります。

釣りでのシーンでは、どうしても魚を触るため臭いもつきやすく、汚れも思った以上に溜まってしまうので定期的に洗うようにしましょう。以下は、手洗いのときの手順です。

  1. 桶などにぬるま湯を張り、専用洗剤または中性洗剤を入れてよく溶かす
  2. グローブ(手袋)を入れて優しく押し洗いする
  3. インナーグローブがあれば、外して同じように優しく押し洗いする
  4. 洗いが終わったら、洗剤が残らないようにしっかりと何度かすすぐ
  5. すすぎ終わったら、水気を押し出すようにして取る(タオルで水気をとってもOK)
  6. 直射日光の当たらない風通しの良い所で干して完成

洗うときには優しく押し洗いし、脱水のときには絞ったりしないで素材を傷めないという点に注意して行ってみましょう。ドライヤーなどの熱を当てて乾燥させると、生地を傷めることがあるので注意してください。

洗濯可能か表示を確認

ここで覚えておきたいのが表示の確認をすることです。洗う前には『必ず洗濯タグを確認』してその内容に合ったケアで清潔を保つようにしましょう。タグに記載された表示は、品質を保つためにも守る必要があります。

大切な用品を長く使っていくためにも、表示をしっかりと確認して『手袋に合った洗濯』をしてみてください。

手につけたまま洗うと簡単

手袋の押し洗いでは綺麗になるのか不安、手袋の中まで綺麗に洗いたいという人におすすめなのが『手につけたまま洗う』方法です。手袋の縮みを防止する効果もあるので、手袋をはめたまま握るように洗っていきましょう。

すすぎも同様の方法で行ったら、内側までしっかりと洗えているので『指が下になるように』陰干しをするのがおすすめです。

冬だけではない釣り用手袋の役割

釣り用手袋は、冬だけではなく春や夏でも活躍してくれます。手汗によってロッドが滑る人などは、手袋のグリップ感を取り入れることで、今までよりも釣りが快適になることもあるでしょう。

自分の釣りのシーンに合わせた手袋を選んで、より釣りが楽しめる環境を整えてみてはいかがでしょうか。

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