マッコリとは?どぶろくとの違いや美味しい飲み方、おすすめを紹介

2019.08.04

韓国のお酒として知られているマッコリには、さまざまな栄養素が含まれており美容と健康に良いお酒と言われています。そもそもマッコリとはどのようなお酒なのか、日本のどぶろくとの違いやおいしく飲む方法、おすすめのマッコリなどを紹介します。

マッコリとは

韓国料理店や焼肉屋などで見かけるマッコリとはどのようなお酒なのでしょうか。まずは知っておきたいマッコリの基本知識について解説します。

韓国の伝統酒

マッコリは韓国伝統の濁り酒で、日本酒と同じく『醸造酒』に分類されます。韓流ブームをきっかけに日本でも流行し、今ではすっかり日本でもおなじみのお酒になりました。

原料には米が使われることが一般的ですが、小麦を混ぜたり、サツマイモやとうもろこしなどが使われることもあります。これらの原料を乳酸発酵させて作るため、乳酸菌飲料のような酸味や炭酸を感じるのがマッコリの特徴です。

また、マッコリは美容や健康に良いとも言われています。乳酸菌のほかに、食物繊維やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、腸内環境を整え、免疫力を上げる効果が期待できるため、女性にも人気の高いお酒です。

マッコリのカロリーと糖質

マッコリは他のお酒に比べると低カロリーだと言われています。主なお酒の100mlあたりのカロリーを以下にまとめました。

  • ビール:40kcal
  • マッコリ:46kcal
  • 赤ワイン:73kcal
  • 日本酒(純米酒):104kcal
  • 焼酎(乙類):146kcal
  • ウイスキー:237kcal

また、100mlあたりの糖質は以下の通りです。

  • ビール:3~4g
  • マッコリ:1.2g
  • 赤ワイン:1.5g
  • 日本酒(純米酒):3.6g
  • 焼酎(乙類):0g
  • ウイスキー:0g

なお、マッコリのアルコール度数は6~8%ほどです。ビールに比べるとカロリーは若干高いものの、糖質は半分以下であり、ビールのように何杯も飲まなければ比較的カロリーと糖質が低いお酒だと言えるでしょう。

マッコリと生マッコリの違い

マッコリには加熱処理した『マッコリ』と、加熱処理をしていない『生マッコリ』があります。どちらのマッコリが優れているということはありませんが、それぞれに特徴があるので知識として押さえておきましょう。

加熱処理によって発酵を止める

韓国から輸入しているマッコリには、基本的に加熱処理がされています。加熱処理をすることによって、賞味期限が製造から半年以上と長くなり、長期保存することが可能となるからです。

マッコリは乳酸発酵で作られますが、放っておくとどんどん発酵が進んでしまいます。発酵が進みすぎると味や風味が損なわれてしまうので、加熱をすることで発酵を止め、品質を一定にすることができるというわけです。

また、加熱処理されたマッコリは程よい甘さとコクがあるのが特徴です。量販店でも手に入りやすく、比較的安価なので日常用のマッコリとして人気があります。

生マッコリは味わいに違いが

一方、加熱処理をしないマッコリを生マッコリと呼びます。加熱したマッコリに比べ、乳酸菌飲料のような爽やかな酸味や、炭酸の刺激を感じるのが特徴です。

また、加熱処理をしていないため発酵が進み続けます。時間の経過とともに風味や味わいの変化を楽しむことができますが、発酵が進みすぎてしまうとボトルから噴き出したり、味が変化したりするので適度なタイミングで飲む必要があるのです。

製造や保存技術の進歩によって、近年は韓国から輸入した生マッコリを日本でも楽しむことができるようになっています。さらに、国内で生マッコリを製造している酒造会社もあるので、より手軽に生マッコリを味わうことができるでしょう。

マッコリとどぶろくの違い

マッコリが韓国の濁り酒なら、日本の濁り酒と言えば『どぶろく』でしょう。両者は見た目こそ似ているものの、それぞれに異なる特徴を持っています。マッコリとどぶろくは何が違うのか解説します。

どぶろくとは原料が違う

マッコリとどぶろくは、どちらも白く濁った醸造酒ですが、両者にはさまざまな違いがあります。

まず違うのが原料です。どちらも米を使うのですが、どぶろくが米だけを使うのに対し、マッコリは米のほかにもち米を使ったり、サツマイモやじゃがいもなどのイモ類、とうもろこし、さらにはどんぐりや粟などを使用したりすることがあります。

米以外の原料を使う理由には諸説ありますが、食料不足の時代に米以外の材料を使ってマッコリを作った名残だというのが有力な説です。

マッコリは酸味が強い

マッコリとどぶろくはどちらも濃厚なコクと酸味、発酵による炭酸が特徴的です。両者を比較すると、どぶろくの方が甘さが強く甘酒に近い味わいがあります。逆にマッコリは酸味と炭酸が強く感じられます。

これは両者の発酵プロセスの違いによるものです。どぶろくの発酵には蒸した米に米麹を合わせてつくりますが、マッコリは米に小麦粉やモロコシ粉などを使って発酵させます。そのため、マッコリの方が乳酸菌が活発になり、酸味と発泡による炭酸が強くなるのです。

また、どちらもストレートで飲むのが基本ですが、マッコリが冷やして飲むお酒であるのに対し、日本酒に近いどぶろくは燗でも冷やでもおいしく飲めるのが特徴です。マッコリのおいしい飲み方については後述します。

マッコリはアルコール度数が低い

どぶろくのアルコール度数は15~16%、マッコリは6~8%ほどです。ちなみにビールのアルコール度数は5%ほど、日本酒はどぶろくと同じく15~16%です。したがって、マッコリはビールよりも若干アルコール度数が高いお酒だと言えます。

どぶろくに比べるとマッコリのアルコール度数は半分以下なので、マッコリは比較的飲みやすいお酒だと言えるでしょう。

ただし、飲みやすいからと言って飲み過ぎには注意が必要です。特にマッコリは体に良い成分が豊富に含まれていることから、美容や健康に良い効果が期待できるとされ女性に人気が高いお酒です。しかし、飲み過ぎてしまってはせっかくの健康効果も期待できません。

マッコリの美味しい飲み方

どんなお酒にも言えることですが、どうせ飲むならおいしく飲みたいものです。マッコリのおいしい飲み方を紹介します。

定番のストレート

マッコリの飲み方で定番とされているのがストレートです。本場韓国でもストレートで飲むことがほとんどだと言われています。

冷やしたマッコリをグラスや陶器の器に注いでストレートで飲めば、爽やかな酸味と炭酸を楽しむことができるでしょう。アルコール度数がそれほど高くないので、食事と一緒に飲んでもおいしく味わうことができます。

なお、マッコリは内容成分がボトルの底に沈殿しやすいので、そのまま飲むと上澄みのような薄いマッコリを飲むことになるので注意が必要です。飲む前にやさしく振り、沈殿した成分を混ぜることで味が均一になっておいしく飲むことができます。

炭酸で割る

マッコリを炭酸で割るのもおすすめの飲み方です。もともと酸味と炭酸があるマッコリですが、炭酸を加えることで爽やかさが増し、ジュース感覚で飲むことができます。

無糖の炭酸水で割ればマッコリ本来の味を楽しむことができ、コーラやジンジャーエールで割るとより爽やかさを感じることができるでしょう。

また、炭酸で割ることによってアルコール度数が下がり、飲みやすくなるので、食事の際のドリンクとしても最適です。炭酸で割ったマッコリを飲めば、口の中をさっぱりとさせることができます。

乳製品で割る

乳酸発酵が特徴のマッコリは、同じく乳酸発酵させた乳製品との相性がよいので、『乳製品』で割るのもおすすめです。

飲むタイプのヨーグルトで割ればまろやかさと酸味が増し、プレーンヨーグルトで割ればとろみが付いてデザート感覚で楽しむことができます。

また、牛乳で割ればサラッとした乳酸菌飲料のような喉越しになり、使用する乳製品で味わいが大きく変わるのが特徴です。

ビールで割っても美味しい

意外な組み合わせかもしれませんが、ビールで割る飲み方もおすすめです。ビールの苦味とマッコリの酸味が混じり合い、すっきりとした味わいになります。

ただし、アルコールをアルコールで割ることになるため、比較的度数は高めです。おいしいからといって飲みすぎないよう注意が必要しましょう。

マッコリに合うおつまみ

おいしいお酒にはおいしいおつまみが欠かせません。マッコリの甘みや爽やかな口当たりにぴったりなおつまみを紹介します。

チヂミなどの韓国料理

韓国のお酒であるマッコリに合うのは、やはり『韓国料理』だと言えるでしょう。

薄い生地にニラや人参、キムチなどを入れて焼き上げるチヂミをおつまみにすれば、香ばしい風味と調味料の塩気でマッコリが進むはずです。

また、韓国の代表的な食品であるキムチやチャンジャはおつまみにも最適だと言えます。どちらも唐辛子を効かせた漬物で、辛味だけでなく独特の風味が特徴です。キムチやチャンジャの辛味を、甘みのあるマッコリが中和するという、非常に相性の良い組み合わせなのです。

韓国と言えば焼き肉、という人も少なくないでしょう。口の中に広がった肉の脂とタレの味を、マッコリの爽やかさがスッキリさせてくれるはずです。

たこ焼きとも相性がいい

マッコリは魚介との相性が良いため、タコを使うたこ焼きも相性の良いおつまみだと言えます。

たこ焼きソースの甘さと、たこ焼きのトロッとした食感が、濃厚ながら爽やかさを感じるマッコリにも合うことから、たこ焼きパーティーのドリンクとしてマッコリを用意しても良いかもしれません。

また、たこ焼きだけでなくお好み焼きもおすすめの一品です。イカなどを入れて海鮮お好み焼きにすれば、チヂミやたこ焼きとはひと味違ったおつまみになります。

アレンジした冷奴

居酒屋の定番、冷奴もマッコリと相性のよいおつまみです。豆腐の淡白な味わいと、マッコリの濃厚な味わいが程よくマッチします。

また、特におすすめなのがアレンジした冷奴です。豆腐の上にキムチを乗せるだけの簡単な調理ながら、キムチの辛さが豆腐本来の味を引き立てるため、マッコリとの相性がさらに良くなります。

豆腐の上に乗せるものを変えるだけで簡単にアレンジ冷奴を作ることができるので、チャンジャなどいろいろなものを乗せてみて、自分にぴったりの冷奴を見つけてみてはいかがでしょうか。

マッコリの選び方

マッコリと一口に言ってもさまざまな種類があり、材料や製法によって特徴がことなります。マッコリを選ぶ際に参考になる知識を紹介しますので、これを参考に自分好みのマッコリを探してみましょう。

マッコリか生マッコリか

前述のとおり、マッコリには加熱処理された『マッコリ』と、加熱処理をしていない『生マッコリ』の2種類があります。

加熱処理されているマッコリは生マッコリに比べ、量販店などで手に入りやすく、日持ちするのがメリットです。

一方、生マッコリはマッコリ本来の味を楽しむことができますが、放っておくと発酵が進んでしまい、風味を損なうこともあります。また、日持ちしないので手に入れたら早めに飲み切る必要があります。

生マッコリは量販店では手に入りにくく、ネット通販や韓国食材を扱うお店で買うのが一般的でしょう。

製造している国やメーカーで選ぶ

韓国のお酒であるマッコリは、やはり韓国で製造・販売されているものが多く、JINROの名で日本でもなじみのある眞露や、ネット通販で生マッコリを扱う麹醇堂(クッスンダン)などは韓国のメーカーです。

日本の酒造メーカーや蔵元にも、マッコリを製造しているところがいくつかあります。特に日本酒の製法を応用した『和マッコリ』は、韓国産マッコリに比べるとさっぱりとした口当たりで、日本人の口に合うものが多いのが特徴です。

原料や味で選ぶ

前述のとおりマッコリの原料は主に米ですが、小麦やイモ類、とうもろこしを使って作られるマッコリも少なくありません。

また、フレーバーマッコリと呼ばれる、梨や黒豆、カボチャなどのフレーバーを加えたものも多く製造されています。

原料やフレーバーでマッコリの味は大きく変わるので、いろいろと飲み比べて自分好みのマッコリを選ぶことが重要です。

通販で買えるおすすめのマッコリ

マッコリは量販店でも買うことができますが、気軽に買うなら通販が便利でしょう。通販を使えば保存期間の短い生マッコリを手に入れることも可能です。さまざまなマッコリの中からおすすめのものを紹介します。

JINRO マッコリ

『JINRO マッコリ』はアルコール分が6%と比較的弱めで、飲みやすいのが特徴です。酸味と甘みのバランスが良くさっぱりとした口当たりで、ストレートで飲んでも、割って飲んでもおいしく飲めます。

JINROは長年日本の市場や消費者を研究しており、焼肉などの韓国料理をはじめ、さまざまな料理に合うよう日本人好みの味に調整されています。

『JINRO マッコリ』にはペットボトルタイプとガラス瓶タイプがあり、価格も抑えめで手に入りやすいのもポイントです。

  • 商品名:JINRO マッコリ [ 1000ml×5本 ]
  • 価格:2965円(税込)
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霧島高原ビール 元祖源一郎 生マッコリ

『霧島高原ビール 元祖源一郎 生マッコリ』は鹿児島県の種麹屋、河内源一郎が製造している国産の生マッコリです。韓国のマッコリに使われている麹菌は、初代河内源一郎が作ったものだと言われています。

熱処理をしていない生マッコリには、乳酸菌がたっぷりと含まれているため整腸作用が期待でき、また健康食品として名高い黒酢よりもアミノ酸が豊富で、すべての必須アミノ酸が含まれているそうです。健康意識の高い人にもおすすめできます。

『霧島高原ビール 元祖源一郎 生マッコリ』は、生マッコリなので賞味期限は冷蔵で1ヶ月ほどとあまり日持ちはしませんが、麹の発酵による自然で爽やかな甘みは、一度は味わってみる価値があると言えるでしょう。

  • 商品名:元祖源一郎さんの生マッコリ 3本セット
  • 価格:4850円(税込)
  • Amazon:商品ページ

麹醇堂 生マッコリ

『麹醇堂(クッスンダン) 生マッコリ』は、韓国の伝統方式で作られた生マッコリです。発酵には小麦麹を使い、米の甘さと控えめの炭酸、豊かなコクと爽やかさのバランスがとれており、韓国でも高い支持を得ています。

韓国でも広く流通しているため、本場のマッコリを飲んだ人が日本に帰って『麹醇堂 生マッコリ』を買い求め、そのままリピーターになってしまうことも多いそうです。

乳酸菌や食物繊維、アミノ酸が豊富に含まれており、しかも低カロリーと体に良さそうな『麹醇堂 生マッコリ』は、気軽に本場の味を楽しむことができる人気の高いマッコリだと言えます。

  • 商品名:麹醇堂 微炭酸 生マッコリ750ml 6本セット
  • 価格:3053円(税込)
  • Amazon:商品ページ

マッコリの味を楽しもう

韓国の伝統的なお酒であるマッコリは、独特な甘みと乳酸菌発酵による酸味、そして発酵によって生じた炭酸を味わうことができるお酒です。

カロリーや糖質が低く、栄養豊富なマッコリはアルコール度数が低いため美容や健康を気にする女性に人気がありますが、もちろん男性でも楽しむことができます。

マッコリの特徴や飲み方を把握し、おすすめのおつまみを添えて、さっそく風味豊かなマッコリを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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