発電所を改装した美術館?ロンドンのユニークな美術館「テート・モダン」

2019.07.31

イギリスの首都ロンドンには、閉鎖された巨大な発電所を改装したユニークな美術館があるのをご存知ですか?その名も「テート・モダン」です。ロンドンを眺めることができる絶好のロケーションで、ピカソやダリの作品を鑑賞することができます。

テート・モダンはロンドンの美術館

テート・モダン(Tate Modern)はイギリスの首都ロンドンにある国立の近現代美術館です。1981年に閉鎖された発電所を美術館にするというユニークな発想によって、ミレニアムを祝う2000年に開館しました。

ピカソの「泣く女」、ダリの「ロブスター電話」、ルネの「受胎告知」などが展示されています。また、新館の展望台からは世界的な金融街でもあるロンドンの豪華な街並みを眺めることができます。

・住所:Bankside,London SE1 9TG,イギリス ・TEL:(+44)20-7887-8888 ・営業時間:10:00〜22:00 ・公式HP:https://www.tate.org.uk/visit/tate-modern

テート・モダンのユニークな建築

テート・モダンの本館である「ボイラーハウス」は7階建ての建物です。従来はあまり注目されることのなかったテムズ川周辺を再開発するために、閉鎖されていた火力発電所を美術館に改築するという大胆な試みが実施されました。

メインエントランス、ホール、ミュージアムショップは下層、美術館のメインとなる展示室は中層にあります。上層はテムズ川を望む眺めの良いレストランになっています。

ボイラーハウスの最大の特徴は、「タービンホール」と呼ばれる巨大な吹き抜け部分です。火力発電所の大型の発電機が設置されていた巨大空間は、約3400平方メートルの面積と建物と同じ7階分の高さを有しています。

タービンホールはボイラーハウス全体のエントランスになっているだけでなく、時期によって異なる現代美術家が手がけるインスタレーション作品の展示場としても機能しています。

過去に実施されたインスタレーション作品としては、タービンホールに設置された巨大な滑り台を見学者が滑り降りることで、人々がアートに参加することを表現するものなどがあります。

テート・モダンの新設計スイッチハウス

テート・モダンでは、新設計の「スイッチハウス」という建物が増築されています。増築の計画自体は2006年にスタートしていますが、完成したのは10年後の2016年です。

スイッチハウスの設計を担当したのは、本館のボイラー・ハウスを手掛けたスイスの建築ユニットのヘルツォーク&ド・ムーロンです。当初は2012年に完成する予定でしたが、外観を本館と調和させるために素材をガラスからレンガに変更したことで、完成までに多くの時間が必要になりました。

新館であるスイッチハウスの全高は約64.5メートル、地上10階建ての建物です。一見すると巨大な岩のように見える外壁は、30万個以上のレンガを碁盤の目のように並べた構造になっています。

レンガとレンガの間に隙間を作ることで、昼は自然光を取り込むことができるほか、夜には館内の明かりを建物全体に広げることが可能になっています。それによって建物に高い機能性を持たせることに成功しています。

新館の完成によって展示面積が従来の6割増となり、従来はスペースの都合で公開できなかった多くの作品が展示できるようになりました。ショップ、レストラン、イベント会場なども充実しています。

テート・モダンで展示作品と建築を楽しむ

ロンドンのテート・モダンは、ピカソやダリなどの作品を鑑賞できる近現代美術館です。ミレニアムを記念して2000年にオープンした美術館で、火力発電所の巨大な発電スペースをエントランスにするなどのユニークな設計が特徴です。

2016年には30万個以上のレンガを使用した10階建ての新館のスイッチハウスもオープンし、より多くの作品を鑑賞できるようになりました。ロンドンの街並みを眺められるロケーションも最高なので、ぜひ一度体感してみてください。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME