サグラダ・ファミリアの世界遺産登録はいつ?完成の時期は?

2019.07.31

サグラダ・ファミリアといえば、世界的に有名なスペインの建築家アントニ・ガウディが設計した建築物であり、世界文化遺産にも登録された有名な建築物です。しかし、まだ未完成なので、いつ完成するのか気になっている方も多いことでしょう。そこでこの記事では、サグラダ・ファミリアの世界遺産登録や完成時期がいつなのかをご紹介します。

サグラダ・ファミリアの世界文化遺産登録

サグラダ・ファミリアが世界遺産であることは広く知られていますが、世界遺産には世界文化遺産と世界自然遺産の二種類があります。

これらのうち、サグラダ・ファミリアは世界文化遺産に該当しますが、世界文化遺産に登録されるためには、「世界遺産条約履行のための作業指針」で示されている登録基準を1つ以上満たしている必要性があります。

その登録基準とは以下の通りです。

  1. 人間の創造的才能を表す傑作である

  2. 建築、科学技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展に重要な影響を与えた、ある期間にわたる価値感の交流又はある文化圏内での価値観の交流を示すものである。

  3. 現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。

  4. 歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。

  5. あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの

  6. 顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。

    (出典:公益社団法人日本ユネスコ協会のHP

さらに、真実性(オーセンティシティ)や完全性(インテグリティ)の条件を満たしていることと、締約国の国内法によって適切な保護管理体制がとられていることが必要要件とされています。

サグラダ・ファミリアの場合は、アントニ・ガウディの「創造的才能を表す傑作」ですし、「キリスト教の教会として信仰に深く関連」しています。

これらのことを考えれば、世界文化遺産に登録されたのは、当然のことといえるでしょう。

サグラダ・ファミリアの世界遺産登録はいつ?

サグラダ・ファミリアは、2005年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

「まだ未完成なのに世界文化遺産?」と思うかもしれませんが、実際には、「アントニ・ガウディの作品群」を構成する物件の一つとして登録されています。

アントニ・ガウディ( 1852年6月25日~1926年6月10日)は、スペイン・カタルーニャ出身の建築家です。

サグラダ・ファミリアの設計を無償で引き受けていますが、当時無名の建築家であったアントニ・ガウディにとっては、名声を得るための良いチャンスでした。

実際、サグラダ・ファミリア以外の作品である、グエル公園やカサ・ミラ、カサ・バトリョなども高く評価され、これらをふくめて「アントニオ・ガウディの作品群」として世界文化遺産に登録されています。

サグラダ・ファミリアの完成時期は?

アントニ・ガウディが1926年に死去した以降も、サグラダ・ファミリアの工事は続いていました。

資金不足や工事資料の紛失、建築許可の不備等により、一時は完成が危ぶまれていましたが、現在は9代目の設計担当者による監督のもと、3Dプリンターなどの最新建築技術を駆使して工事がすすめられています。

そのため、近年では工事の進捗速度が加速しており、完成の時期は2026年が予定されています。

着工当初は「完成までに300年かかる」といわれていましたが、現在の予定通りであれば、150年ほどで完成することになります。

なお、アントニ・ガウディが生きている間に完成させたのは、全体の4分の1未満だと言われています。

極めて壮大な建築物ですから、アントニ・ガウディ自身も生きているうちに完成するとは思っていなかったことでしょう。

それでもこの規模を設計し、生涯を捧げたところにロマンが感じられます。

サグラダ・ファミリアを観に行こう

サグラダ・ファミリアは2005年に、「アントニオ・ガウディの作品群」としてユネスコの世界文化遺産に登録されました。同時に登録された数々の作品群の中でも最も知名度と人気が高い作品だと言えるでしょう。

2026年(予定)に迫った完成を世界中の人々が楽しみにしていますが、誰よりも喜んでいるのは、きっと天国にいるアントニオ・ガウディ本人でしょう。

スペインに行く機会があれば、ぜひ世界中を魅了し続けるサグラダ・ファミリアを訪れてみてください。

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