釣りキャンプで楽しさ倍増。おすすめの釣り方から道具選びまで

2019.07.30

『釣りキャンプ』の醍醐味は、釣った魚をその場で堪能できることです。海・渓流など、場所に合わせた釣り方や、全国のおすすめ釣りキャンプ場を紹介します。万が一、魚が釣れなかったときための準備もしっかりしておきましょう。

釣りキャンプの魅力

カヤックやハイキングなど、キャンプアクティビティは数多くありますが、中でも『釣り』は家族の絆が深まる上、美味しい思い出もできるという大きなメリットがあります。釣りキャンプの魅力を3つの視点から見ていきましょう。

アウトドアの楽しみが倍増

通常のキャンプの場合、食材を近くのスーパーや道の駅などで調達するのがほとんどでしょう。

しかし、釣りキャンプの場合、その日釣れた魚がメインディッシュです。何をどのくらい食べられるかはその日の収穫次第なので、いつものキャンプにエキサイティングさがプラスされるでしょう。

「釣れなかったら食べられない」という気持ちから、いつもよりも竿を握る手に力がこもり、魚を追うごとに仲間や家族の絆が深まっていきます。釣りが得意な人は、家族や友人にかっこいい姿を見せられるチャンスです。

魚がたくさん釣れたら、後には楽しい食事の時間が待っています。釣りキャンプにおいては『釣り』と『食事』はワンセットなので、楽しさも2倍です。

釣った魚をそのまま食べられる

釣りを趣味にしている人は多いですが、釣った魚をその場で食べる機会は少ないのではないでしょうか。海での釣りキャンプなら、新鮮なうちにさばいて生のまま食べることもできます。

川釣りの淡水魚には寄生虫が多いため火をしっかり通しましょう。最もオーソドックスなのは、鮎やマスなどの炭火塩焼きです。その他、ホイル焼きやバター蒸し、朴葉味噌などは調理法がシンプルなのでキャンプに最適でしょう。

ダッチオーブンやフライパンがあれば、より手の込んだ料理が作れます。自分の釣った魚を大自然の中で調理して食べれば、魚嫌いの子供でも克服できるかもしれません。

子供も遊べてファミリーにも人気

釣りは大人だけが楽しめるアウトドアではありません。浅瀬であれば、手づかみで魚をとったり、簡単な道具や仕掛けで魚を捕らえたりもできるので、釣りキャンプはファミリーにも人気です。

夏は水着や濡れてもよいTシャツ、ビーチサンダルなどを持っていくことをおすすめします。釣りに飽きたら水遊びでリフレッシュしましょう。

釣りキャンプの注意点

大自然の中で行う釣りキャンプでは、日常では想定できないようなトラブルも起こります。準備は余裕をもって進め、万全に整えましょう。釣りキャンプでの注意点は以下の3つです。

車に積む荷物に注意

釣りキャンプは、『キャンプ用具+釣り用具一式』を持ち込むので、普通のキャンプよりも荷物が多くなります。

食材保管用のクーラーボックスのほかに、釣った魚や餌を保管するクーラーボックスが必須なだけでなく、日陰のない海辺で釣りをする際は、サンシェードもあったほうがいいでしょう。

釣りキャンプでは、荷物をできるだけ軽減するために、コンパクトで軽量な用具を選ぶことがポイントです。後で詳しく説明しますが、場所をとりがちな釣り用具は『パックロッド』に変えるのがおすすめです。

釣れないことも想定する

釣りキャンプでは、魚が人数分釣れるとは限りません。場合によっては全く釣れないこともあるでしょう。食材の全てを釣りに頼ってしまうと、食べるものがないという事態に陥ります。

近くにスーパーがない山奥では、買い物に戻るのも一苦労なので『釣れなかったときのメニュー』を考えておき、必要な食材を購入しておきましょう。たとえば、バーベキューに使う肉・野菜・カレールー・お米・加工食品などが挙げられます。

魚が釣れたら豪華な夕食になりますし、釣れなくてもバーベキューやカレーが楽しめるでしょう。

時間帯を考慮して計画する

釣りは、生き物を相手にした不確定要素の多いアクティビティです。魚が餌を求めて活発に動き回る時間と、そうでない時間があることを考慮しなければなりません。

魚がよく釣れるゴールデンタイムを『マズメ時』と言います。マズメ時は、『日の出・日没の前後1時間』なので、この時間帯に釣りができるように計画を立てる必要があるでしょう。

釣りキャンプでおすすめの釣り方は?

釣りキャンプは、あくまでもキャンプがメインです。釣りに詳しい人もそうでない人も一緒に楽しめて、かつ食材が確保できることが重要と言えます。釣りキャンプにおすすめの釣り方および魚種を紹介しましょう。

森林、渓谷ならトラウト類の釣り

山や森林、渓谷でのキャンプでは、『管理釣り場』が設置されているケースがあります。バーベキュースペースも完備され、釣り場を求めて長時間移動しなくてもよいのがメリットです。釣り方は、疑似餌を使う『ルアーフィッシング』が基本になるでしょう。

管理釣り場では、フィッシングゲームの定番であるトラウト類が多く放流されています。

最も多いのがニジマス(レインボートラウト)で、次いで茶褐色のブラウントラウトや、外来種のカワマス(ブルックトラウト)なども少なくありません。綺麗な渓流では日本古来種のイワナやヤマメもたくさん釣れるでしょう。

海釣りならアジなどサビキ釣り

海でのキャンプでは、生き餌を使う従来の『餌釣り』が中心です。近場での磯釣りでは、『サビキ釣り』ができるでしょう。

サビキ釣りとは、疑似餌針が複数付いた仕掛けと、撒き餌のアミエビを入れたカゴを海に投入し、集魚を狙うものです。サビキ釣りでは、近くを回遊するアジ・イワシなどの小型の魚が釣れます。

アジが多く回遊する季節であれば、ルアーのみで釣る『アジング』もおすすめです。

釣りキャンプで持っていく道具

荷物が多くなりがちな釣りキャンプでは、できるだけコンパクトで持ち運びやすいアイテムを揃えるのがポイントです。山奥に連泊する場合は、持ってきた道具や食材でしのぐことになるので、不備がないようにしましょう。

持ち運びやすい釣り竿

長くて大きい『釣り竿』は、車のスペースをとりやすく、持ち運ぶのも一苦労でしょう。そんなときに活躍してくれるのが『パックロッド』です。

パックロッドは継数を増やし、仕舞寸法を小さくした『コンパクト釣り竿』のことで、細かく分解すると大きめのカバンやショルダーバッグにも入ります。約3mの釣り竿が60cm以内になることを考えると、ツーリングキャンプで釣りを楽しむ夢も広がります。

餌、ルアー

海釣りでは、餌がないと魚が寄ってこない可能性があります。現地で生き餌が調達できないことを考え、あらかじめ『人工餌』を準備しておきましょう。おすすめは、『パワーイソメ』という人口餌で、保存期間が長い・摂餌力が高い・誰でも扱いやすいといったメリットがあります。

その他、ルアーや仕掛けに使う道具を忘れずに持っていきましょう。タックルボックスにまとめて収納すると、忘れ物が少なくなります。

その他グッズ

そのほかに、キャンプにあると便利なグッズは以下のようなものがあります。

  • 包丁
  • 消毒・除菌スプレー
  • タオル
  • 日焼け止め・虫除け

釣ったばかりの魚の鮮度を活かす料理と言えば刺身です。キャンプには、魚を調理するときに必要な道具も忘れてはいけません。アジやタイ、イワシなどの三枚おろしをするには、出刃包丁がおすすめですが、小さな魚も切れるアウトドア用の包丁でも代用できるでしょう。

また、釣り場には、ブヨやヌヌカ、アブなどの虫が出現するため、虫除けの準備が重要です。消毒スプレーは、怪我をしたとき、食器やまな板を消毒するとき、ニオイが気になるときなど、さまざまな場面で使えるでしょう。

釣りが楽しめるおすすめキャンプ場

湖釣り・磯釣り・渓流釣りなどが楽しめる全国のキャンプ場を紹介します。釣り道具やキャンプ道具の貸し出しを行っている場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

関東の穴場なら芦ノ湖キャンプ村

トラウト類が狙える芦ノ湖は、関東屈指の釣り場です。『芦ノ湖キャンプ村』は芦ノ湖の北に位置する芦ノ湖唯一のキャンプ場で、約2万坪の広大な敷地には、テントキャンプサイトや、ケビン棟・共同浴場・バーベキュースペースなどがあります。

バーベキューガーデンには、テーブル・カマド・椅子・鉄板などが完備され、BBQ食材の調達も行っています。万が一、魚が釣れなかったときも安心ですね。

  • 施設名:芦ノ湖キャンプ村
  • 住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
  • 電話番号:0460-84-8279
  • 公式HP

千葉なら九十九里浜シーサイドオートキャンプ場

海釣りとシーサイドキャンプを楽しむなら、千葉県九十九里浜がおすすめです。『九十九里浜シーサイドオートキャンプ場』は海からわずか100mほどの場所に位置し、周囲には海水浴場なども点在しています。

キャンプ場の釣り場ではイシモチ・シタビラメなどが、新川や栗山川の河口ではフッコ・セイゴ・ウナギなどが釣れるようです。第1キャンプ場には、テントサイト・バンガロー・貸別荘があり、好きな宿泊スタイルが選べます。

  • 施設名:九十九里浜シーサイドオートキャンプ場
  • 住所:千葉県匝瑳市野手17146-935
  • 電話番号:0479-67-3899
  • 公式HP

九州なら上津江フィッシングパーク

大分県の日田に位置する『上津江フィッシングパーク』では、美しい自然に囲まれて渓流釣りが楽しめます。竿や餌はレンタルできるので、ほぼ手ぶらでもOKです。釣ったニジマスやヤマメは、その場で塩焼きにして堪能しましょう。

パーク内には、貸切ログハウス・ペンション・コテージ・テントサイトがあります。テントサイトのすぐ側が川なので、調理をするときも楽に行え、大変便利です。また、近くには全長90mのウォーターシューターがあり、子たちも思いっきり遊べますよ。

  • 施設名:上津江フィッシングパーク
  • 住所:大分県日田市上津江町川原1656-92
  • 電話番号:0973-55-2003
  • 公式HP

釣りキャンプに出かけてみよう

釣りとキャンプを一緒にするのは、準備も移動も大変なように感じますが、道具がレンタルできるキャンプ場もあるので、初心者が釣りデビューするにもぴったりです。

管理釣り場のない海釣りや湖釣りでは、釣れなかった場合を想定して、食材を準備するのを忘れないようにしましょう。季節によって釣れる魚が変わるので、シーズンごとに訪れたくなりますね。

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