陶芸教室のレッスン内容と選び方。全国のおすすめ陶芸教室6選

2019.07.26

陶芸に興味を持ち、学んでみたい、体験してみたいと考えている人に向けて、基礎知識や陶芸教室の内容などを紹介してきます。教室選びのポイントや、関東・関西に実在する陶芸教室のレッスンについても見ていきましょう。

陶芸の基礎知識

陶芸の歴史は古く、日本でも縄文の頃より制作されてきました。最初は素朴な土器しかなかったものが、時代や技術の進歩に伴って徐々に形を変えていき、現代になっても各地の伝統工芸品など文化として根強く残っています。

まずは、陶芸の基礎を見ていきましょう。

陶芸とは焼き物を作る技術

陶芸とは、焼き物を作る技術を指す言葉です。陶芸によって作られる焼き物は、大きく4種類に分けて考えられています。

  1. 土器…土を材料に形を作り700度から800度程度で素焼きした吸水性のあるもの
  2. 陶器…土器に釉薬を塗って1200度程度で焼いたもの
  3. 磁器…石の粉末を材料に高温で焼いたもの
  4. 炻器…陶器と磁器の中間に近い特性を持ち1200度から1300度程度で焼いたもの

加えて、同じ焼き物であっても細かな製法や産地ごとに独自の名前がつけられています。例えば、共に磁器であるものの中には、長崎県東彼杵郡波佐見町で生産されている『波佐見焼』、石川県南部で生産されている『九谷焼』などがあります。

陶芸の魅力

陶芸の魅力は、思い思いの形の器を形作れることにあります。粘土をこね、ろくろを回して自らの手で作り出したものを高温で焼き、壺や皿・湯呑などにできるのは陶芸ならではの魅力です。

また、陶芸を通して作った陶器をそのまま自分で使えることも魅力といえます。自ら考案して焼き物を作り出す関係上、器の色も形も材質も思いのままです。

頭の中にある理想の器を自分で作れば、店を探して回らなくとも良いといえるでしょう。

陶芸教室のレッスンにはどんなものがある?

いざ陶芸を始めようと思っても、何から始めればいいのかわからない場合も多いものです。初心者にとって簡単なステップは、陶芸教室でレッスンを受けることです。

本格的なカリキュラムを学べるレッスンコースから、まずは体験として1日だけのレッスンまで陶芸教室のレッスンにもさまざまな種類があります。大きく3つに分けて、レッスンの特徴を紹介していきます。

本格的なカリキュラムレッスン

本格的なカリキュラムレッスンを行っている陶芸教室では、陶芸に関する知識をカリキュラムの内容に沿って、基礎から順に身につけることが可能です。

陶芸教室によっては、基本的な内容だけでなく上級者向けのカリキュラムも用意されており、伝統的な技術や柄の付け方なども学べます。本格的な教室であっても、楽しく学べる場所が多いでしょう。

自由に作品が作れる自由レッスン

そうした本格的なカリキュラムの用意されたレッスンがある一方で、施設内に設置された備品を使い、好きな時間にそれぞれのペースで思い思いの作品が作れることが自由レッスンの魅力です。

美術系の大学生や、陶芸を生業としている芸術家などにも、施設を使うため自由レッスンを利用している人がいます。

とはいえ基礎もわからない初心者が、いきなり自由に作って良いといわれても困ってしまうので、自由レッスンは型を作ってから利用を検討したほうが良いでしょう。

体験するだけの1dayレッスン

初心者向けにおすすめなのが、1日のレッスンで完成まで体験できる1dayレッスンです。初心者でも完成まで到達できるグラスやタイルなど簡単なものを題材に、実際に陶芸を体験しながら基礎的な技術が学べます。

友人同士のグループや恋人同士で参加する方も多く、1dayレッスンを通して作成した作品は、焼き上げられたものが後日届くようになっています。

また、単に1dayレッスンといっても、デート向けのテーマが用意されたものや、親子を対象にしたものなど、さまざまなレッスンがあるので、目標や作りたいものに合わせて選んで見てください。

陶芸教室を選ぶときのポイント

教室ごとに開催されているレッスンの中身について触れてきましたが、こうしたレッスンが開催されている陶芸教室の中から、自分にあった陶芸教室を選ぶときのポイントについて触れていきます。

どんな技法を学べるのか

陶芸教室によって学べる内容が異なってくるため、どんな技法を学べるのかが一つ目のポイントです。初心者にとって重要な基礎的な技法や、電動ろくろの使い方を学べるかどうかは重要項目でしょう。

基礎を学んだ後は作りたいものの方向性によって、必要となる技法が変わってくるので、「自分がどのような技法を学びたいのか」、「自分が作りたいものは何なのか」を把握してから、陶芸教室を選んだほうが良いといえます。

材料費も料金に含まれるか

陶芸教室を選ぶ時に抑えておきたい二つ目のポイントは、レッスンの料金に材料費も含まれているかどうかです。

陶芸には、材料となる土や石、釉薬などの材料が必要となりますが、陶芸教室によってはこれらがレッスン料に含まれていない教室もあります。

最初のうちは大した金額ではなくても、いくつも作品を作っていくうちに費用がかさんでくることもあるので、レッスン料金は材料費も考慮してチェックしておくと良いでしょう。

また、材料費だけでなく、作品を焼いて仕上げる際の焼成費が別途かかる教室もあるので、注意してください。

家からの近さも重要

家からの近さも重要なポイントです。

理由としては、通いやすさが趣味の継続に関わってくることに加え、陶芸では土を扱う為、服が汚れます。

陶芸教室側でもエプロンの貸し出しなどで対策が講じられてはいるものの、電動ろくろを回しているときや、釉薬をかける際などには服の袖や足元に土が跳ねて、エプロンだけでは防ぎ切れません。

着替えを持っていくことも考えられますが、なるべく近い場所を選び、気軽に着替えに帰れる方が安心でしょう。

関東でおすすめの陶芸教室

ここからは、関東圏に多数ある陶芸教室の中から、おすすめの陶芸教室を紹介します。

取り上げるのは、都内のアクセスしやすい場所にある『うづまこ陶芸教室』、陶芸以外にもさまざまな体験ができる埼玉の『クラフトカフェ』、陶芸らしい作品だけでなくプレゼント向きのものも作れる神奈川の『ダルン陶芸教室』の三つです。

東京 うづまこ陶芸教室

『うづまこ陶芸教室』は、東京都港区にある陶芸教室です。陶芸といえば伝統的なイメージがありますが、『うづまこ陶芸教室』では教師たちがアーティストとして活動しており、生徒が洒落た作品づくりの手伝っています。

土鍋作りが1日で体験できるコースや、伝統的なペルシャタイルが作れる体験コースに加えて、基本的なことから学べるカリキュラムの用意された会員コースでは、粘土代や釉薬代も不要で焼成費も含まれています。

また、公式サイトでは教室の様子が知れる動画が公開中です。

  • 教室名:うづまこ陶芸教室
  • 住所:東京都港区芝3丁目29-11清水ハウス1階
  • 電話番号:03-6809-6363
  • 営業時間:10:00~19:00
  • 定休日:なし
  • 公式HP

埼玉 クラフトカフェ

埼玉県さいたま市にある『クラフトカフェ』は、お茶を楽しみながらクリエイティブなことやアート作品に触れて、面白そうな物事に出会える場所を目指して運営されているカフェです。

多彩な体験コースが実施されている点が特徴的で、カラフルな絵付けや手ひねり技法によるお皿作りなどの体験コースに加えて、2階にある会員制の『むさしのくらふと陶芸スクール』では個別指導付きで自由な陶芸体験ができます。

また、陶芸をした後に、カフェでお茶を楽しむこともできます。

  • 教室名:クラフトカフェ
  • 住所:埼玉県さいたま市南区太田窪1695-1
  • 電話番号:048-882-0696
  • 営業時間:平日11:00~17:00、土日祝11:00~18:00
  • 定休日:木曜日(夏季不定休)
  • 公式HP

神奈川 ダルン陶芸教室

『ダルン陶芸教室』は、神奈川県横浜市にある陶芸教室です。

1時間の陶芸体験コースで4作品程度のものを作り、その中から焼成する作品を選べる陶芸1日体験プランや、電動か手びねりか好きな技法が選び、基礎から身につけられる一般コースなどが用意されています。

釉薬は15種類の中から自由に選んで使用可能で、粘土代や焼成費など追加の材料費は不要です。公式HP上では体験コースなどを通じて作成された作品群の画像が掲載されており、コースの一端を知ることができます。

また、ただ陶芸が学べるだけでなく、時折開催されるパーティーでは陶芸を趣味にしている人同士で交流が持てるように配慮されています。

  • 教室名:ダルン陶芸教室
  • 住所:神奈川県横浜市中区大和町 2-47-5 メゾン・ド・ポミエ102号室
  • 電話番号:045-323-9160
  • 営業時間:10:00~19:00
  • 定休日:祝日を除く月曜日、水曜日、金曜日
  • 公式HP

関西でおすすめの陶芸教室

関西にも多くの陶芸教室がありますが、その中からいくつかの陶芸教室を紹介します。

取り上げるのは、最大6時間納得行くまで体験できるコースが特徴の大阪にある『工房いちえん』、ろくろで京焼体験ができる京都の陶芸教室『豊仙窯』、手頃な値段から体験コースが用意されている兵庫県淡路島にある『淡路市立陶芸館』の三つです。

大阪 工房いちえん

『工房いちえん』は、大阪府枚方市にある陶芸教室です。堅苦しい昔気質の文句はなしに、粘土を扱うのが初めてな初心者から、熟練の方まで自由に誰でも楽しくをモットーに運営されています。

時間制限がないことに加えて、追加料金や事前の準備もなく参加でき、最大6時間納得行くまで陶芸に打ち込める1日体験コース以外に、好きなときに好きなだけ陶芸が楽しめる会員コースがリーズナブルな価格で用意されています。

  • 教室名:工房いちえん
  • 住所:大阪府枚方市宇山町16-14
  • 電話番号:072-856-3504
  • 営業時間:10:00~16:00
  • 定休日:日曜日、月曜日
  • 公式HP

京都 豊仙窯

京都市東山区にある『豊仙窯』は、京焼と清水焼の伝統と歴史を守っている陶芸教室です。

ろくろで京焼を作る電動ろくろ体験コースは、作務衣の貸し出しや写真撮影、日替わりのお茶とお菓子に加えてプレゼントまで用意されていて、観光のついでに陶芸体験をしたい人にはピッタリでしょう。

体験コースの所要時間は1時間で、時間内に作成した作品の中から二つを、後日焼き上げた状態で発送してもらえます。

また、電動ろくろを使った体験コース以外にも手ひねり体験コースが用意されており、お茶などはつきませんが少しリーズナブルです。

  • 教室名:豊仙窯
  • 住所:京都市東山区大黒町通七条上る塗師屋町579-1
  • 電話番号:075-531-8362
  • 営業時間:9:00~21:00
  • 定休日:毎月第3日曜日
  • 公式HP

兵庫 淡路市立陶芸館

『淡路市立陶芸館』は、兵庫県淡路島にある陶芸教室です。粘土を伸ばして器やグラスなどが作れる粘土細工コースと、ろくろを回して茶碗などが作れる電動ろくろコースの2種類の体験コースが用意されています。

また、淡路市立陶芸館で作られた作品が購入可能な販売コーナーや、淡路島で陶芸を作っている人の作品が購入できる委託品販売コーナーなども完備されており、体験と作品購入ができる陶芸教室です。

  • 教室名:淡路市立陶芸館
  • 住所:兵庫県淡路市浦668-1
  • 電話番号:0799-75-2585
  • 開館時間:10:00~18:00
  • 定休日:月曜日(祝日の場合の翌日)、12月28日~1月4日
  • 公式HP

陶芸教室で陶芸を始めてみよう

陶芸とは何なのかといった基本情報から、関東・関西にある陶芸教室などを紹介してきました。

体験に重きを置いた教室から、本格的なカリキュラムが用意されている教室もあります。これを機に陶芸の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

その他のテーマ

ART

CULTURE

CRAFT

FOOD

TIME