日本とアメリカの人気水族館10選。海の生物に癒される大人なひと時を

2018.10.04

水中の生き物を間近に観察できる水族館は『自然と人間を繋ぐ扉』です。レクリエーションの場や癒しの空間であることはもちろん、生態系や地球環境を知るための重要な場といえるでしょう。日本にある水族館に加えて、アメリカにある人気の水族館も紹介します。

水族館とは

水族館を訪れる主な目的には『癒し』や『リクレーション』がありますが、それだけではありません。水族館の必要性や目的について考えてみましょう。

水族館の必要性

日本には、全国の150以上の動物園・水族館で構成される『日本動物園水族館協会』という公益社団法人があります。この協会では、水族館や動物園の必要性及び役割について以下の4つを挙げています。

  • 種の保存
  • 教育・環境教育
  • 調査・研究
  • レクリエーション

水族館は、珍しい海の生き物を展示し、人を楽しませているだけではありません。貴重な生物を保護し、繁殖させる『種の保存』という役割も担っているのです。

生き物を観察していると、自然を慈しむ心が生まれてくるでしょう。これは、水族館が地球環境に思いを馳せる重要な『学びの場』であることを示しています。

水族館は様々な意味において『人間と自然』または『人と人』を繋ぐ架け橋になっています。

日本は世界に比べ水族館が多い?

世界に比べ、日本は水族館が多いといわれています。日本動物園水族館協会に加盟している水族館数は60施設ですが、未加盟のものを含めれば100施設以上あるともいわれています。

中国やヨーロッパ諸国にも水族館は多数存在します。しかし、国土面積や人口を考慮するとやはり日本がダントツに多いことが分かります。

日本に水族館が多い理由は、『展示物や海水の調達に運搬コストがあまりかからないこと』や『海岸線が長く、水族館の立地に適していること』などが挙げられます。

日本で人気の水族館

数ある日本の水族館の中でも、独自のコンセプトをもつ人気の水族館を紹介します。子供だけでなく大人に特化したイベントも多く開催されています。

東京のサンシャイン水族館

東京のど真ん中・池袋にある『サンシャイン水族館』は世界でも珍しいビルの屋上に作られた水族館です。

『ペンギン・ヒーリングタイム』をはじめとする動物たちのパフォーマンスは飼育員の詳しい解説付きで、子供から大人まで存分に楽しめるでしょう。

『夜の水族館』では、水槽越しに美しい夜景を眺めることができ、大人のデートには最高です。併設のカフェでは海の動物をあしらった可愛らしいフードやカクテルが堪能できますよ。

天空のオアシスがコンセプト

サンシャイン水族館は、『天空のオアシス』のコンセプトのもと、2017年にリニューアルされました。ポイントは、屋根のない空間に水槽の天井を作っている点です。

『天空のペンギン』と名付けられた展示コーナーでは、まさに、ペンギンが空を飛んでいるような光景を見られます。

  • 施設名:サンシャイン水族館
  • 住所:東京都豊島区東池袋3-1 ワールドインポートマートビル
  • 電話番号:03-3989-3466
  • 営業時間:(4~10月)10:00~20:00/(11~3月)10:00~18:00
  • 定休日:無休
  • 公式HP

沖縄美ら海水族館

『沖縄美ら海水族館』は、沖縄の人気観光スポット『海洋博公園』内にある水族館で、ジンベエザメも悠々と泳ぐ巨大水槽が見どころです。

屋根を取り払い、自然光を十分に取り入れた『サンゴの海』は、自然の生態系に近い環境を再現しています。サンゴ礁で暮らす生き物が間近で観察でき、まるでスキューバーダイビングをしている気分になるでしょう。

世界最大の魚であるジンベエザメを複数飼育

高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cmを誇る巨大アクリルパネルの中では、巨大な『ジンベエザメ』の複数飼育が行われています。複数飼育は世界的にも稀で、研究や飼育に心血を注いできた結果といえるでしょう。

また、沖縄美ら海水族館は世界最大のエイといわれる『ナンヨウマンタ』の複数飼育と繁殖においても、世界で初めて成功しています。

  • 施設名:沖縄美ら海水族館
  • 住所:沖縄県国頭郡本部町石川424
  • 電話番号:0980-48-3748
  • 営業時間:(10~2月) 8:30~18:30/(3~9月) 8:30~20:00
  • 定休日:12月の第1水曜日とその翌日
  • 公式HP

千葉県の鴨川シーワールド

『鴨川シーワールド』は、『海の世界との出会い』を展示コンセプトに、自然環境を再現した生態展示を行っているのが特徴です。

展示は『水の一生』がテーマになっており、『ウミガメの浜』や『イルカの海』など、川の源流から北極・南極の生き物まで、エリア別に展示されています。

シャチやイルカのショーが大人気

鴨川シーワールドの最大の見どころがシャチやイルカのショーです。

シャチのショーが行われる『オーシャンスタジアム』は壮大な太平洋をバックにした開放的な施設で、ダイナミックなパフォーマンスに大人も子供も大興奮です。

『大人のナイトステイ』では、シャチの姿を眺め、飼育員・トレーナーと会話をしながら食事ができる珍しいイベントも開催されています。限定イベントの情報は公式HPでチェックしましょう。

  • 施設名:鴨川シーワールド
  • 住所:千葉県鴨川市東町1464-18
  • 電話番号:04-7093-4803
  • 営業時間:月ごとの計画によって異なるため公式HPを参照
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

神奈川県の八景島シーパラダイス

『八景島シーパラダイス』は横浜市金沢区八景島にある、海と島と生きもののテーマパークです。

敷地内には水族館やショッピングモール、ホテルなどがあり、メインの『アクアリゾーツ』は4つの水族館で構成されています。

海育を目指す『うみファーム』、体験型の『ふれあいラグーン』、イルカに特化した『ドルフィンファンタジー』、700種類の生き物が展示された『アクアミュージアム』があり、それぞれが違ったコンセプトを掲げています。

海の生き物と触れ合えるプログラムもある

『ふれあいラグーン』では、知的好奇心を満たすだけでなく、実際に生き物に触れて感動できるプログラムを多数提供しています。

『ホエールオーシャン』には、可愛らしいシロイルカや人懐っこいバンドウイルカが飼育されていて、運がよければ目の前まで遊びに来てくれるかもしれません。

『フレンドリーサークル』では、ペンギンやセイウチを触ったり、一緒に記念撮影をしたりすることも可能です。

  • 施設名:八景島シーパラダイス
  • 住所:神奈川県横浜市金沢区八景島
  • 電話番号:045-788-8888
  • 営業時間:平日 8:30~21:30/土日祝 8:30~22:30
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

ハワイのワイキキ水族館

『ワイキキ水族館』はアメリカの公立水族館としては2番目に古い歴史を持つ水族館です。ワイキキ中心部やホノルル動物園にも近く、日本人観光客に人気のスポットです。

ハワイ固有種を見ることができる

ワイキキ水族館では、エキゾチックな模様を持つ熱帯魚やミニチュアの龍のようなシードラゴンなど、熱帯太平洋の海洋生物が豊富に展示されています。

ハワイの固有種も多く展示されており、絶滅危惧種に指定されているハワイアン・モンク・シールを間近で見られるのも自然豊かなハワイの水族館ならではでしょう。

日本語対応、オーディオツアー

水族館内は7つのエリアに分かれています。展示物についてより知識を深めたい人は、音声ガイドの『オーディオツアー装置』を活用しましょう。

受付では、オーディオツアー装置の無料貸出しを行っており、日本語にも対応しています。

  • 施設名:ワイキキ水族館(Waikiki Aquarium)
  • 住所:2777 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815 アメリカ合衆国
  • 電話番号:808- 923-9741
  • 営業時間:9:00〜16:30
  • 定休日:ホノルルマラソンの日、12月25日
  • 公式HP

コニーアイランドのニューヨーク水族館

『ニューヨーク水族館』は、ニューヨーク市にある唯一の水族館です。周囲にはアミューズメントパークやボードウォーク、ビーチなど子供連れのファミリーが楽しめる場所が多くあります。

敷地は広大ですが水族館自体はアットホームで、1つ1つをじっくりと観察できるでしょう。

アメリカ最古の歴史ある水族館

もともとは、1896年にロウアーマンハッタンにて開館し、一時閉館を経て、1957年に現在のコニーアイランドへ移転した経緯があります。

アメリカで最も古い水族館として知られ、初代館長は、魚の専門家であるターレトン・ホフマン・ビーン博士が務めていました。

14エーカーの広大な敷地の中には水族館、研究施設、保護施設があります。

大迫力のシャーク展示が話題

最大の見どころの1つといえるのが『海の不思議:サメの展覧会』(Ocean Wonders:Sharks!)です。

数多くの種類のサメが展示されていて、サメが遊泳する姿を手の届くような距離から観察できます。

  • 施設名:ニューヨーク水族館(New York Aquarium)
  • 住所:602 Surf Ave, Brooklyn, NY 11224 アメリカ合衆国
  • 電話番号:718-265-3474
  • 営業時間:月ごとの計画によって異なるため公式HPを参照
  • 定休日:無休
  • 公式HP

ボストンのニューイングランド水族館

『ニューイングランド水族館』はボストンでも人気の観光スポットに挙げられる水族館で、ユニークで斬新な建物に目を奪われます。

シアターが併設されており、水族館と映画を両方楽しみたいカップルにもおすすめです。

注目はジャイアント オーシャン タンク

1番の注目は、『ジャイアント・オーシャン・タンク』です。これは4階まで突き抜ける大きさの円筒型の水槽で、周囲にはスロープがぐるりと巡っています。

上、横、斜めと、あらゆる角度から水槽の中を観察できる仕組みになっていて、何時間見ていても飽きません。1000匹以上の魚に交じって優雅に泳ぐウミガメの姿は必見です。

ケアされる海の生き物を見ることができる

表に展示されている生き物が全てではありません。水族館には、ケアが必要な生き物もたくさんいるのを知っていますか?

館内にある『アクアリウム・メディカルセンター』では、職員にケアされる海の生き物を見られます。命の大切さを学ぶよい機会ともいえるでしょう。

  • 施設名:ニューイングランド水族館(New England Aquarium)
  • 住所:1 Central Wharf, Boston, MA 02110 アメリカ合衆国
  • 電話番号:617-973-5200
  • 営業時間:
    • (7〜8月) 平日 9:00~18:00/土日 9:00~19:00
    • (9〜6月)平日 9:00~17:00/土日 9:00~18:00
  • 定休日:11月の第4木曜、12月25日
  • 公式HP

アトランタのジョージア水族館

ジョージア州の西北部にあるアトランタは海のない内陸部に位置しますが『ジョージア水族館』の大きさはなんとアメリカNO.1を誇ります。

アトランタの人気観光スポットとしても名高く、アクセス利便性は抜群です。

アメリカ最大級の水族館

ジョージア水族館には、810万ガロンの巨大水槽があります。

巨大なサメやマンタが悠々と遊泳している姿を見ると、いかに水槽が大きいかが分かるでしょう。アクリル製のトンネルを通ると、まるで水中都市にいるような錯覚になります。

館内は『アクアノーツ・アドベンチャー』や『コールド・ウォーター・クエスト』など、いくつかのエリアに分かれており、世界中の海を旅しているような気分が味わえます。

エンターテインメント性が高いイルカショー

多くの人が待ちわびているのが『ドルフィン・テイルズ』(Dolphin Tales)というイルカショーです。イルカと人間が共同でつくりあげるエンターテイメント性が高い舞台で、巨大なプールは鮮やかな照明と音響で彩られます。

水が上から滝のように降ってきたり、大海原にいるような演出になったりと、見ている人はドキドキが止まりません。

  • 施設名:ジョージア水族館(Georgia Aquarium)
  • 住所:225 Baker St NW, Atlanta, GA 30313 アメリカ合衆国
  • 電話番号:404-581-4000
  • 営業時間:月ごとの計画によって異なるため公式HPを参照
  • 定休日:無休
  • 公式HP

ロサンゼルスの太平洋水族館

『太平洋水族館』は南カリフォルニアでは最大規模を誇るロサンゼルス随一の水族館です。ロングビーチの海沿いに位置しており、環境は非常に理想的といえるでしょう。

2018年夏に、太平洋水族館は開館20周年を迎えました。今後も楽しいイベントがどんどん増えていくことが予想されます。

出迎えてくれるのは巨大な鯨のディスプレイ

水族館に入ってまず出迎えてくれるのは大きな鯨のディスプレイです。

これは世界中の生き物で最も巨大といわれる『シロナガスクジラ』の模型で、その大きさに圧倒されることは間違いありません。

太平洋に生息する海洋生物を多く展示

太平洋水族館には太平洋に生息する海洋生物が多く展示されています。その数は約500種にのぼり、その規模は世界最大クラスといえるでしょう。

館内は大きく3つのセクションに分かれています。太平洋エリア、北太平洋エリアと熱帯、カリフォルニア半島周辺エリアです。

カブトガニやエイ、小さなサメなどに触れられる飼育場も完備されており、子供たちのよい思い出づくりになるでしょう。

  • 施設名:太平洋水族館(Aquarium of the Pacific)
  • 住所:100 Aquarium Way, Long Beach, CA 90802 アメリカ合衆国
  • 電話番号:562-590-3100
  • 営業時間:9:00~18:00
  • 定休日:12月25日
  • 公式HP

シカゴのシェッド水族館

『シェッド水族館』はシカゴを代表する世界最大規模の屋内水族館で、ミシガン湖近くのミュージアムキャンパスの敷地内にあります。ミュージアムやプラネタリウムが隣接しており、週末は多くの人が訪れます。

ワイルドリーフで色とりどりのサンゴ礁観賞

『ワイルドリーフ』(Wild Reef)というエリアには、巨大なサンゴ礁の水槽が設置されています。

ここはフィリピンのアポ島のサンゴ礁を再現したもので、色鮮やかなサンゴやイソギンチャク、小さな魚たちが多様性のある独特の世界を作り出しています。

サメやアカエイなども遊泳し、観賞者は美しい海の中にダイブした気持ちになるでしょう。

アマゾンライジングには多種多様な生物

もう1つの見どころが、アマゾン川や熱帯雨林に生息する生物を集めた『アマゾンライジング』(Amazon Rising)です。

ピラニアやアナコンダ、スティングレイ(エイ)など冒険心をくすぐる生物が展示されています。熱帯雨林の川沿いの生活を彷彿させるリアルなセットにも注目しましょう。

  • 施設名:シェッド水族館(John G. Shedd Aquarium)
  • 住所:1200 S Lake Shore Dr, Chicago, IL 60605 アメリカ合衆国
  • 電話番号:312-939-2438
  • 営業時間:月ごとの計画によって異なるため公式HPを参照
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

魅力的な水族館を探す旅に出よう

水族館にはそれぞれのコンセプトがあり、どの国や地域にあるかによって展示内容も変わってきます。各地の水族館をめぐる旅も楽しいでしょう。

水族館では撮影禁止・フラッシュ禁止などのルールがあります。海の生き物たちを疲れさせないためにも、マナーを守って楽しんでください。

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