アロマの効果的な使い方とは。リフレッシュに最適な人気の香り8選

2019.07.25

日々多くのストレスに囲まれながら生活する現代人にとって、植物の持つ自然の力を利用してストレスを和らげるアロマテラピーは魅力的です。数多くの種類があるアロマの中から、心身に対しより良い効果が期待できる人気のアロマを紹介します。

アロマテラピーの効果とは

アロマテラピーとは、『アロマ(芳香)』と『テラピー(療法)』を合わせた造語です。文字通り、香りによる体調改善を目指す『芳香療法』のことを指します。アロマテラピーでどのような効果が期待できるのか確認しましょう。

自然治癒力アップが期待できる

アロマテラピーで使われるオイルは、植物から作られた100%天然の精油です。アロマテラピーを行うことで、植物が持つ香りや有効成分が凝縮された精油を使って、人間の身体に本来備わった自然治癒力を高めるはたらきがあるとされています。

また、健康維持や疲労回復、体調不良など、心身の不調を癒すことで病気になりにくい体質を作る効果が期待されています。

アロマテラピーは西洋医学のように直接体の悪い部分を治す療法ではなく、心身において様々な良い効果をもたらすといわれている代替療法です。

疲れた心身をリラックス

香りを嗅ぐことは、感情や記憶、自律神経系や内分泌系、免疫系に作用し、心身における各器官の機能に対し有効に働きかけるといわれています。

たとえば、ラベンダーの香りが神経系を鎮静しリラックス効果をもたらし、グレープフルーツの香りが痛みの緩和や幸福感をもたらすといったはたらきが研究により明らかにされています。

アロマテラピーに用いられる精油は300種類以上あり、気分をリフレッシュさせたり明るく前向きにさせたりと、心身に対し期待される効果は様々です。

フランスでは補完医療としても活用

ヨーロッパでは昔からハーブが身近な存在で、現在でもフランスやベルギーでは、代替・補完療法としてのアロマセラピーである『メディカルアロマセラピー』の活用が活発です。

メディカルアロマセラピーでは、香りが脳を経由して人の心に作用する仕組みを活用します。科学的にも解明されている香りの癒し効果と精油の薬理効果は、メンタル面での不調に有効とされており、積極的に取り入れる人も増えているのです。

日本では、西洋医学でフォローしきれない部分において、特に認知症予防や終末期ケアなどの分野で、メディカルアロマセラピーの導入が進んでいます。

正しく使用することが大切

アロマオイルは多くの種類があり、活用方法や効能も様々です。取り扱う際に気をつけるべき注意点もあります。アロマオイルの正しい知識や使い方を身につけましょう。

アロマの使い方はさまざま

アロマテラピーには様々な利用方法でアロマが活用されています。芳香浴法・沐浴法・吸入法・フェイシャルスチーム・湿布法・トリートメント法など、それぞれ心身に何らかの効果が期待されて行われます。

例えば、芳香浴法はアロマを拡散して香りを楽しむことで、心身のバランスを整えるはたらきを求める方法です。ティッシュペーパーやハンカチにアロマを1~2滴垂らしてデスクや枕元に置いたり、ポットやディフューザーなどの専用器具を用いて行います。

また、トリートメント法は、アロマを希釈したオイルを体や顔に塗布する方法です。リラクゼーション・保湿・血行促進・筋肉の凝りをやわらげるなどの効果を期待して行われます。

禁忌を確認してから使う

ほとんどのアロマオイルは、原液の状態では皮膚に対して刺激が強いため、原液を皮膚につけないように気をつけましょう。また、希釈したものであっても、飲んだり他の食品と一緒に摂取したりしてはいけません。

アロマオイルは、体調や体質によって使用を控えたほうがよいものもあります。使用する人の健康状態や体質、感受性などにも注意を払うことが必要です。

例えば、ユーカリやローズマリーは、高血圧の人は使用を控えるべきアロマとされ、イランイランやヤロウは、長時間使わないほうがよいアロマオイルとされています。

保管場所にも注意

アロマオイルが入った瓶のキャップの締め方が甘いと、空気が入りオイルの酸化を早めることになります。使用後はキャップをしっかりと強く締めましょう。

高温や紫外線はアロマオイルの劣化を早めます。光の当たらない、涼しい場所に保管しましょう。

バスルームや脱衣場など、湿気の多い場所で保管すると、短期間のうちに変質して不快な香りに変わっていきます。湿気を避けて保管しましょう。

さっぱりした柑橘系の香りのアロマ

清潔感のあるさっぱりとした香りの柑橘系アロマについて、主な香りの効能を紹介します。

落ち込んだときに グレープフルーツ

グレープフルーツのさわやかな香りは、気持ちを明るく元気に高揚させる作用があります。幸福感を与え、落ち込んだ気持ちや不安な気持ち、緊張感をやわらげる効果が期待できます。

前向きな気持ちになりたいときや、どんよりとした気分をリフレッシュさせたいときにおすすめの香りです。

グレープフルーツの成分には、食欲をおさえたり体脂肪の分解を促す効果を期待できます。ダイエット中に使うアロマとしても活用できるでしょう。

ストレスを多く感じた日に ベルガモット

ベルガモットは柑橘系のさわやかさにやや甘みを加えたような香りで、男女問わず好まれる人気の香りです。

他の柑橘系と異なり、ラベンダーにも含まれる鎮静作用をもつ成分を多く含むことから、精神的なストレスに良い効果が期待できます。

また、ベルガモットの芳香浴実験では、自律神経系を整え、不安や精神的疲労をおさえるという研究結果が報告されています。

勉強に集中したいときに レモン

レモンのアロマオイルでは、レモンを切ったときに香るような、キレのあるフレッシュで爽快な香りを楽しめます。

意識を高揚させて記憶力や理解力、集中力を高め、意識をクリアにする効果が期待できます。爽快な香りが心を落ち着かせ、冷静な状態に導くといわれます。仕事や勉強に励みたいときに活用できるアロマといえるでしょう。

また、殺菌作用が強く、空気中の殺菌に効果があるという研究もみられます。感染症の予防などに適しています。

スーっと清涼感ある香りのアロマ

心身ともにスッキリする、シャープで清涼感のある香りのアロマを二つ紹介します。

書斎で焚きたい ローズマリー

ローズマリーは、クールで清涼感のある香りが特徴です。アロマテラピーにおいては、ラベンダー等と並んでよく使われるオイルのひとつです。

ローズマリーのスーっとした刺激のある香りは、気持ちを研ぎ澄ませてくれるため、記憶力や集中力を発揮したい書斎や仕事場の香りとしておすすめできます。

朝の寝起きが悪く、目覚めたあと頭が働き出すまでに時間がかかってしまう人にも、ローズマリーの香りは役立ちます。眠気を覚まし注意力を高めてくれることから、運転中の香りとしてもおすすめです。

部屋の清潔感アップ ユーカリ

コアラの好物として有名なユーカリは700種類以上もあるといわれ、そのうちアロマオイルとして利用される品種は5~6種類ほどです。ツーンと鼻にくるようなシャープな香りで、爽快なフレッシュ感を与える特徴があります。

ユーカリは強い殺菌作用があり、鼻水や鼻づまり、咳、痰などの、風邪やインフルエンザのひきはじめの症状に効果的です。室内の殺菌消毒にも活用でき、空気清浄や消臭を目的とした使い方もおすすめです。

また、ユーカリには防虫作用もあるため、ダニやノミ、ハエなどの駆除にも役立ちます。ナチュラルな防虫剤としてスプレー付きの容器に入れ、カーペットや布団に吹きかけての利用も効果的です。

上品な香りのアロマ

幅広い年齢層に好まれやすい、上品でさりげなく香るアロマを三つ紹介します。

ぐっすり眠りたいときに ラベンダー

ラベンダーは、アロマセラピーの代名詞的存在として不動の人気を誇るアロマオイルです。効能の多さから『万能精油』としても知られ、幅広いシーンで利用されています。

フローラルな甘さの中に、ハーブ調の爽やかさを感じる柔らかな香りが特徴です。多くのアロマオイルと相性が良く、ブレンドにも適した香りといえます。

ラベンダーの効能として有名なのが、リラックス効果と安眠効果です。ラベンダーの香りにより、ストレスによる緊張や不安、怒りを和らげ、安定した精神状態を保ちやすくなり、寝付き良く質の良い睡眠か取れる効果が期待できます。

喉の痛みの辛さを和らげる フランキンセンス

古代エジプト時代からの歴史を持つフランキンセンスは『乳香』ともよばれ、日本では古くからにおい袋にしのばせたり、お香などにも使われたりしています。

フランキンセンスの香りは、ウッディーかつスパイシーで、ほのかな柑橘系も感じさせる香りです。『瞑想』をイメージさせるような落ち着いた香りによりリラックス効果が期待できる一方で、気持ちを高揚させる要素も持ち合わせたバランスの良さが特徴といえます。

フランキンセンスの成分は、呼吸器系のトラブルに効果が期待できることでも有名です。のどが痛かったりせきが止まらなかったり、肺がゼーゼーするようなときなどに、フランキンセンスが拡散した空気を胸いっぱいに吸い込むことで、症状の緩和に役立つ可能性があります。

イライラしたときに ジャーマンカモミール

植物としてのジャーマンカモミールは、近くに植えた植物の病気が治ることがあるため、『植物のお医者さん』とよばれ親しまれています。

ハーブティーの材料としても知られ、リンゴのようなフルーティーさと甘味を持ちあわせた香りが特徴です。

ジャーマンカモミールは『リラックスの代名詞』ともよばれるほど、心身を落ち着かせる効能が有名です。イライラや興奮、不安を鎮め、緊張を解きほぐすなど、あらゆるネガティブな感情に対し良い効果が期待できます。

多忙な毎日に休息をもたらしてくれるアロマ

アロマオイルには、自然治癒力を高めてくれる効果や、疲れた心身をリラックスさせてくれる効果が期待できます。アロマの持つ効力を最大限に発揮させられるよう、正しい使い方を理解することが重要です。

それぞれのアロマにおける効能を理解し、自分のライフスタイルやニーズに合ったものを選び活用できるようにしましょう。

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