陶芸を始めたい!本格的な陶芸道具から簡単に始める陶芸キットを紹介

2019.07.27

陶芸をやってみたいと思っていても、どんな準備が必要なのか、また手順についてわからない人も多いのではないでしょうか。この記事では、陶芸を始めるためにはどのようなものが必要なのか、また自宅で始めるための陶芸キットもご紹介します。

陶芸を始めるために必要な道具と使い方

陶芸をするにあたって基本的な素材となる粘土や釉薬(うわぐすり)は、店頭でも通販でも購入することが可能ですが、道具の方はどうなのでしょうか?

陶芸を始めるための道具と、使い方について解説します。

粘土を練るための粘土板

陶芸において基本となる粘土を練る作業を行う際は、作業台を使用するのが理想ですが、スペースや予算の関係上なかなか難しい場合もあるでしょう。

そのため、代用として大小2種類の木製の粘土板を活用します。大きい板は1メートル四方のベニヤ板で、1センチ以上の厚さのものが必要です。この板は粘土をもむのに使用するのですが、厚さがある方が安定します。

小さい板は『亀板(かめいた)』とも呼ばれ、30センチ四方もしくは直径30センチの板を用意します。細かい作業を行う時や、乾燥時に作品を乗せるために使用します。こちらも厚さは1センチ以上あると安定するでしょう。

また、大小の板共に土離れの良い『松材』のものをおすすめします。

形を整えるコテやヘラ

続いて、作品の形を整えるコテ・ヘラです。このコテ・ヘラには、いくつかバリエーションがあります。

まず器の表面を削る『削り』用のコテ・ヘラです。これは中型サイズと細かい模様をつける小型サイズがあり、どちらも表面を整えていくのに必須アイテムのため最低限用意しておきましょう。

次に、先が尖っている「彫り」用のヘラもあると便利です。用意できない場合は割り箸を削ってオリジナルのヘラを作ってしまうことで代用できます。

最後は『成形』をするためのコテ・ヘラですが、成形は手でもできるため、これは用意しなくてもいいものでしょう。

このように用途によって使い分けるコテ・ヘラは、数種類のセットで販売されているものもあるので、一度に揃えるためにも活用しましょう。

絵付に使うための筆

用途に応じた筆も用意しておきましょう。

筆の使いみちとしては『掃除用』『施釉用』『絵付用』の三つがありますが、最初に使うのは絵付けをする前に器を掃除するための筆です。表面の細かいくずを取るので、作品の隅々まで入る細く硬い筆が望ましいです。

また、施釉用(せゆう)の筆は太いもの・細いものの2種類を要します。陶芸の世界では、施釉時に作品を直接浸す『ズブ掛け』という方法を採用することが多いのですが、釉薬の量を調整したいときには筆を使います。

仕上げの絵付に使う筆は、線の太さに応じて揃えます。まずはどのような絵付にするかを考えてから購入し、足りない筆は追加で揃えましょう。

より本格的にやるなら必要な道具と使い方

以上の道具は最初に揃えておきたいものですが、さらに本格的に陶芸と向き合うときには以下の道具も揃えると、家庭で陶芸を楽しめるようになります。

形をきれいにしやすいろくろ

陶芸の成形で欠かせないものといえば『ろくろ』です。

ろくろは、『電動』『手動』『足で使うもの』の3種類があります。ろくろがなくても成形自体はできますが、表面の仕上げをする際には大きな差が生まれます。初心者は手回しろくろから始めるといいでしょう。

手回しのろくろは、最低でも直径25センチのものを用意します。あまりに直径が小さいとすぐに止まってしまうため、ろくろの役割を果たすのが難しくなってしまいます。遠心力と慣性の法則を考えると、直径45センチくらいのろくろがおすすめです。

完成させるための電気釜

そして陶器を完成させるための釜も、家庭用のものが販売されています。小型の電気釜ですが、スイッチ一つで自動的に温度調節もしてくれるので初心者でも安心です。

自宅用の陶芸キットを購入するのもあり

自宅で気軽に陶芸を楽しむ時には、一般家庭用の陶芸キットを購入するのも一つの方法です。このようなキットには、何時間もこねる必要のないオーブン陶土というものが封入されています。

これは、本格的な窯が必要のない低温で焼き固まる特殊な粘土で、家庭にあるオーブンレンジでも焼くことができます。秞薬を使うことこそできませんが、素焼きに近い素朴な味わいに仕上がります。

自宅用陶芸キットの選び方

オーブン陶土にはいくつかの種類があり、それぞれ微妙に仕上がりの風合いが違いますので、自分のイメージに近い陶土を探してみましょう。

また、キットによって陶土の量は違うので、まずは何を作りたいかを決めたから陶土の量を決めます。もちろん、陶土だけを後から追加するという方法もあるのですが、コストパフォーマンスを考慮するとセットの方がお得です。

ちなみに、陶土1袋(400g)では、茶碗3つが目安となります。

自宅のオーブンで陶芸を作る方法

オーブン陶土は練らずに使えますが、そのままでは固すぎるということであれば、少し練って柔らかくしてから使いましょう。自分のイメージを膨らませて、自由な感性で器を作ってみましょう。

成型が終わった後は、しっかりと乾燥させる作業が待っています。作った器の大きさ・厚さによって違いはありますが、おおよそ4日~7日程度を乾燥の時間に充てます。

陶器というと素焼きの素朴な味わいも魅力的ですが、色をつけて個性を出す方法もあります。彩色するときには、しっかり乾燥させてから行います。また、削り模様を入れる時には、半乾きの状態で装飾するとやりやすいです。

しっかりと乾燥させた後は、焼成に入ります。家庭にあるオーブンを使う場合は、160~180℃の間に設定します。焼成時間は、作品の大きさによって前後しますが、おおよそ30~60分ぐらいは必要になります。

ネット通販で買える自宅用陶芸キット

最近は、インターネットの通信販売でいろいろなものが購入できる時代になりました。陶芸用の道具も同様で、ネット通販で購入できる自宅用陶芸キットを紹介しましょう。

オーブン陶土セット Standard+ろくろセット

まずは『オーブン陶土セット「Standard」+ ろくろセット』です。ここには、家庭用オーブンで簡単・手軽に陶器が作ることができるセットにろくろもついてきます。

オーブン陶土は粘土のように簡単に扱えるので、自由に成形してオーブンで焼くだけで陶芸が楽しめます。初心者にもおすすめのセットです。

  • 商品名:オーブン陶土セット 「Standard」+ろくろセット
  • 価格:1万1124円(税込)
  • Amazon商品ページ:商品ページ

オーブン陶土セット Basic

手軽にオーブン陶土で陶芸を楽しみたい人には、このBasicセットがおすすめです。

オーブン陶土とテキストというシンプルなセットですが、値段も手頃なので初めての陶芸にぴったりの内容となっています。

オリジナルの陶器制作に加えてコート剤がついているため、食器も作れるセットです。

  • 商品名:ヤコ オーブン陶土セット Basic
  • 価格:1620円(税込)
  • Amazon商品ページ:商品ページ

オーブンで作る簡単陶芸

このセットには、オーブン陶土の他に粘土ベラ・コート剤・のし棒といった用具、テキストが同梱されています。

セットが届いたらすぐに陶芸を始められる便利なセットになっています。

  • 商品名:オーブンで作る簡単陶芸
  • 価格:1559円(税込)
  • Amazon商品ページ:商品ページ

陶芸道具を揃えて陶芸を始めよう

本格的な陶芸というと敷居が高く感じられるかもしれませんが、セットであれば気軽に始められるのではないでしょうか。

家庭でできる陶芸セットは、本格的ではないものの初心者や時間のない人にとっては大きな味方になります。

まずは手軽な方法で陶芸を勉強し、最終的には本格的な釜にたどり着くというのも良いかもしれません。陶芸への興味があれば、気軽に初めてみてください。

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