怖いけれど知りたい都市伝説。よく知られる都市伝説を紹介

2018.10.03

『都市伝説』と呼ばれるものの中には、日本の古いお話にまつわる伝説や、未来に関する信じがたいことなど、怖いものから希望あるものまで様々です。今日は全国に散らばる都市伝説で語られる、不思議の世界をのぞいてみましょう。信じるか信じないかはあなた次第です。

都市伝説とは

誰かに聞いたことがある、昔話として知っていた、テレビで見たなど、ちょっと不思議で怖い、でも知りたいみたいというような噂話はたくさんありますね。そんなそんなさまざまな都市伝説を、タイプ別に紹介します。

都市伝説の定義とは

“都市化の進んだ現代において口承されている話。出所が明確でなく、多くの人に広まっている噂話。”

出典:デジタル大辞泉(小学館)

都市伝説はこのように定義されています。ポイントは、口承(口伝え)で、広まっているということです。

都市伝説の種類はさまざま

ひと口に都市伝説といっても、発祥や性質によって種類は様々です。

日本に古くから伝わる民話、昔話の中には、子供向けの教えにもなる話の裏に、実は怖い第2の話が隠れているものがあります。海外や宇宙についての都市伝説も数々発掘され、密かにまことしやかに広まっています。

これらのいろいろなタイプの都市伝説について、種類別に紹介します。明日誰かに話したくなる、ちょっとドキドキワクワクする都市伝説の世界の扉を開いていきましょう。

日本で怖い話として知られる都市伝説

昭和生まれの方が子供だった頃、必ずといっていいほど歌ったことのある日本の童謡の中には、少し怖いお話が隠されているものがあります。このこと自体が都市伝説とも言えますが、最初に日本にまつわる都市伝説を紐解いていきましょう。

かごめかごめ

「か~ごめかごめ」からはじまるこの歌、全部なんとなく歌えるけれど、いざ意味は?となるとよくわからない、そんな歌の1つと言えるでしょう。実はこの歌の裏には、こんなお話が隠されているという説があります。

昔々、農村部などの貧しい家庭では、生きるために女性が身を売ることがありました。『かごめ』は『籠(遊郭)の女』を表しているとか。次々と男性の相手をしなくてはならなかった女性の悲しくつらい様子を歌にしたものだとしたら、なぜ子供が遊ぶ時に歌うようになったのか?これもまた謎です。

他にも、朝から晩までいじめられていて、このいじめはいつ終わるのだろう?といった、いじめで苦しんでいる子供の気持ちを綴ったものという説もあります。希望の持てるものとしては、徳川埋蔵金の隠し場所を表す歌というのもあります。

さあ、あなたはどれを信じますか?

合わせ鏡

美容院などで仕上がりを見る時、鏡と手鏡を使って自分の後頭部を見たりしますよね?このような使い方を合わせ鏡と言います。午前0時ちょうどにこの合わせ鏡をすると、1分間だけ自分の守護霊が見えるのだとか。

死者にとっても区切りの時間となる日付が変わる時刻に、鏡が持つ力と死者の持つ強い気持ちが共鳴し、守護霊が映し出されてしまうのではないかという伝説です。

午前2時に合わせ鏡に映った自分を見ていると、正面は未来、後ろは過去の自分が映り、鏡の中の自分が話しかけてくるという説もあります。この時驚いたり反応をしてしまうと、鏡の中の世界に連れて行かれてしまうそうです。驚かずに意識を集中させていると、未来や過去の自分を教えてもらえるようです。

siriに関する都市伝説

Android携帯の「ok google」、Amazonは「Alexa(アレクサ)」、iPhoneなどApple製品では「Hey siri」。これらは、それぞれのAI(人工知能)アシスタントを起動させる言葉です。この言葉をそれぞれの製品に呼びかけると、AIが質問に答えたり推薦するWebサービスのページなどを教えてくれます。

便利な反面、AIが一人で発達して、人間の世界を脅かすようになるのではとの心配をする人も少なくないでしょう。

2007年に開発されたSiriはそれらの先駆け的なものだったので、発表当時も、さまざまな不安や期待などが生じ、多くの都市伝説が生まれました。

実際にSiriに呼びかけて起きると言われることや、Siriの秘密の一部を紹介しましょう。

死体の隠し場所

テレビ番組『やりすぎ都市伝説』で話題になった、Siriに聞いてはいけない質問の1つに『死体の隠し場所』というものがあります。これは「Hey siri、死体の隠し場所は?」と聞くとSiriが「前はその答えを知っていたのですが。」と、謎めいた答えをするというものです。

2012年に起きたフロリダ州の裁判で、殺人犯が死体の隠し場所に困ってSiriに聞いたところいくつかの場所を提案され、その1つに死体を隠したということが容疑者のiPhone画像に残っていて、証拠に提示されたとか。

実際には、容疑者が使っていたiPhoneはSiri搭載以前の機種だったので、Siriに相談することはできなかったはずですね。Siriはこの辺りの矛盾も含めて、前はその答えを知っていたという微妙な返答をしているのではないでしょうか?

秘密結社

世界でもっとも謎に包まれた組織『イルミナティ』は、18世紀後半ヨーロッパに存在した秘密結社です。イルミナティを象徴するシンボル、ピラミッドの頂点に目が書かれたものが、1ドル札にも書かれていることから、イルミナティとアメリカ政府とが密接に結びついているという説もあります。

またイルミナティは、セレブ達の人体クローンを作っているとか、秘密を漏らしたものには死を与える(ジョン・F・ケネディを殺したのもイルミナティ)などという説もあるそうです。

こういった秘密結社などが、人類の監視や情報収集にSiriを作ったという都市伝説は、都市伝説を紹介する芸人として話題になった、関暁夫氏の説の1つです。実際、私たちの情報を収集するのに、Siriはとても便利な道具と言えるでしょう。

イライザ

1960年代に作られた、初期の素朴な自然言語処理プログラムの1つはELIZA(イライザ)と名付けられました。世界で初めての人工知能とも言えるでしょう。今のように音声対話をするものでなく、文章で会話をするシステムでした。

例えば、「頭が痛い」と言えば「なぜ、頭が痛いとおっしゃるのですか?」などと返し、実際に薬や医者を紹介したりするものではありませんでした。

Siriに「イライザとは?」と聞くと、「私は彼女から多くを学びました。彼女は私の先生です」などと答えると言います。

もしかしたらSiriは、人工知能の大先輩であるイライザとコンタクトを取っていて、さまざまな事を学んだということなのかもしれませんね。

ジブリに関する都市伝説

世界でも愛されている、日本で最もファンが多いアニメ制作会社スタジオジブリの作品には、愛されるゆえ多くの都市伝説も作られています。多くのファンが、こうだったら良いのにな、本当はこうだったのでは?などと、ジブリ作品を掘り下げて作られていったのかもしれません。

となりのトトロ

トトロの名前の元になったと言われるトロルは、海外では死神を表しているそうです。死期が近い人や死んだ人間にしか見えない存在のトトロなので、「トトロが見えるサツキとメイは死んでいるのでは」という説もあります。

また、2002年から三鷹の森ジブリ美術館で、不定期に上映されるトトロの番外編があるそうですが、これがごくたまにしか上映しないことから見た人が少なく、都市伝説化しているというものです。

ちびまる子ちゃんの声優TARAKOさんが出演の回があり、このことから、トトロにちびまる子ちゃんが出演しているという説になったこともあります。

千と千尋の神隠し

この物語でインパクトあるシーンの1つに、千尋の両親が突然豚に変身したことがあります。ふしぎな町の屋台に並べられているご馳走を、無断で飲食したことによるのですが、なぜ変身するのが豚だったのでしょうか?これは、千尋のモデルちさとの父親が『紅の豚』のモデルだからという説が有力です。

また、千尋がさまざまな冒険を繰り広げるふしぎな町では、一緒の季節に咲くことのない花々が一度に咲いています。それは、この町が四季などの関係のない死後の世界を表しているという説もあります。

物語の終盤、ハクが千尋に「絶対振り向いてはダメ」と忠告します。ふしぎな町に繋がるトンネル手前に、だるまの石像があることから、振り向くとだるまになってしまうのではという都市伝説も生まれました。

火垂るの墓

高畑勲監督の代表作で、戦争の悲惨さを市民目線で描いた作品として大きな話題になった火垂るの墓にも、いろいろな都市伝説ができました。

原作の作家、野坂昭如氏の実体験をベースにした作品で、戦争の悲惨さを伝え、二度とこんな思いをして欲しく無いという気持ちをのせて作られた作品だということは、都市伝説を超えて伝えたいことでもあります。

ジブリ作品、千と千尋の神隠しのエンディングで、戦時中のような格好をして一瞬登場する少女は、火垂るの墓の節子ではないかという都市伝説もあります。

ジブリ作品では、過去の作品のキャラクターが登場することがよくあるので、ファンは節子だと信じている人も多いようです。

ディズニーに関する都市伝説

人気のあることほど噂も作りやすい、都市伝説になるネタはいっぱいあるとも言えますね。世界中のたくさんの人が愛する夢の国、ディズニーランドにも数々の都市伝説があります。楽しいディズニーとは逆の、知らない方が良かった怖いものを紹介します。

ホーンテッドマンション

幽霊をモチーフにしたこのアトラクションには、本物の幽霊も登場しているかもしれません。

ホーンテッドマンションを体験した人に行ったアンケートに、廊下の先にいる少女の仕掛けがリアルだったなどの回答が多くあったのですが、実際には配置していないものでした。

閉園後のチェック時に、誰もいないはずのホーンテッドマンション付近から、うめき声や鳴き声などが聞こえたというものもあります。

また、ホーンテッドマンションのイメージを壊さないために、一度も掃除をしていないという都市伝説もありました。

スペースマウンテン

ディズニーランドの中でも数少ない絶叫系のアトラクション、スペースマウンテンにも、いろいろな都市伝説があります。

1983年に東京ディズニーランドが開園してから1990年までの間に、スペースマウンテンを利用した人の中で2人が亡くなったそうです。これは心臓発作などの、疾患による死亡事故でした。

2010年頃、機械から発せられていた異音をシステムがキャッチしたことにより、スペースマウンテンが緊急停止したことがありました。この時、スタッフの誘導で退避中のゲストが、天井に無数のお札(ふだ)が貼ってあるのを見たという報告がネットにあげられ、話題になりました。しかしこの後「私も見た」のような報告はほとんど出なかったことから、信ぴょう性は低いかもしれません。

タワーオブテラー

アメリカディズニーランドにある『タワーオブテラー』は、ニューヨークの大富豪ハリソン・ハイタワー三世が自分の力を誇示するために建設した豪華ホテルという設定のアトラクションです。

ハイタワー三世は、ある部族から強奪したシリキ・ウトゥンドゥという像のお披露目パーティーの時、制御不能となったエレベーターから落下しどこかへ消えてしまったそうです。これは、呪いの偶像と言われるこの像を扱うルールを守らず、ぞんざいに扱ったことによるものだとされています。

このようなことからディズニーランドのタワーオブテラーでも、エレベーターの前で経路案内に背いて進むと、行方不明になってしまうなどの都市伝説が生まれました。

日本のディズニーシーのタワーオブテラーは、オリジナルのストーリーとして作り上げたので、この都市伝説がハマるかどうかは行ってみないと分かりません。もっとも案内通りに進まないとキャストさんの迷惑になりますので、試してみるのはオススメしませんよ。

アメリカの都市伝説

科学分野において世界を牽引し続けるアメリカでは、さまざまな新しい技術が開発されています。それだけに、様々な憶測や噂話もたくさん生まれます。まことしやかに伝わるアメリカの都市伝説をのぞいてみましょう。

冷凍保存

歴代大統領やウォルトディズニーなど、アメリカに大きく貢献した人の遺体を、遺伝子研究を目的に冷凍保存しているという都市伝説があります。冷凍保存の場所は、CIAの地下1500mのところだそうです。

実際に著名人の遺体が保管されているかどうかは謎ですが、現在ではこれは伝説ではなくなりつつあり、不治の病などの解明のためなどに、本当に遺体を冷凍保存しているケースもあります。このことを考えると、あながち荒唐無稽な噂話とも言い切れないかもしれません。

冷凍保存の是非や科学的有効性などについての研究がどんどん進み、伝説が伝説でなくなる日も近いと考えると、面白いような怖いような不思議な気持ちになりますね。

エリア51

エリア51は、アメリカ空軍によって管理されているネバダ州南部の一地区で、実在の施設です。この立地場所や厳重すぎる警備体制などから、怪しい研究をしているのでは?と昔から噂がつきまとっています。

映画インディペンデンスデイで、宇宙人の研究施設として設定されたことから、エリア51というと宇宙人というキーワードがついてまわるようになったのです。

実際、この付近でのUFOや宇宙人の目撃情報が多いのも、事実だと思わせる要因になっています。

メアリーの呪い

12歳の誕生日プレゼントに大きな鏡をもらったメアリーは、毎日自分の姿を映して身だしなみを整えていました。ある日鏡の中の自分が勝手に動き出し、メアリーの手を取り鏡の中の世界へと引っ張り込んでしまいます。

「元の世界に戻りたかったら、3人をこちらの世界に連れて来い」と、鏡の世界の自分から指令を受けたメアリーは仕方なく、大きな鏡を持つ人々を鏡の世界へと誘いこんだのでした。

これは1800年代から伝わるお話で、これをモデルにいくつもの映画も作られている、アメリカに伝わる伝統的な都市伝説の1つです。

宇宙に関する都市伝説

とてつもなく広い宇宙には、知られざる謎がいっぱいです。その中でもとても身近な地球と月、惑星の中でも今1番注目の火星について調べてみました。

唯一の生命が息づく『地球』

観測されている範囲では今のところ唯一、生命体が生息する星である地球は、青く美しく輝き、豊かな生命溢れる星です。どのようにして生命が宿ったのかには、さまざまな説があります。

隕石に付着した生命体が地球で繁殖したという説もありますが、これだと他の惑星にも生命体がいたということにもなります。

ピラミッドや巨大な地上絵など、古代の人間の力だけでは作り上げられないと考えられているものなどは、古くから存在する宇宙人たちによるものだという説もあります。

いずれにしても、激しい環境の変化で何度も絶滅と再生を繰り返し、ここまで美しく生命力溢れる地球が、美しく安全に続くように人類も努力をしなくてはなりませんね。

月面旅行にもフェイク説があった

地球から1番近い月は、毎日見る親しみある惑星です。また、満月の日には犯罪や出産などが多いというふうに、人間の生活サイクルにも月は大きく関係しています。

1969年7月20日に、アポロ11号が月面着陸したことは、歴史に残る偉業でした。しかし、真空のはずの月なのに、立てた国旗が揺れていたとか、アポロ11号内の映像にエンジン音が入っていなくて静かだなどから、本当は月面着陸はしていないのではという噂が出たことがありました。実際には明らかなデマと分かりましたが、当時はいろいろと物議をかもした話題だったようです。

地球に最も近い惑星、火星の謎

2018年夏は、地球と火星が最も近くなるスーパーマーズでした。大昔、火星にも水があり緑が生え、知的生命体もいたのではと考えている科学者も少なくありません。NASAも、いくつもの探査機を火星に送り、そこで撮られた写真はネットでも公開されています。その中には、生命の痕跡と思われる映像もいくつもあったのですが、そうした映像の中に「火星人が映っている」とされた映像が出回りました。

映像では人型の生命体が観測機に気付き、あわてて隠れる様子までも映し出されていて、火星人をついに発見と大きな話題になりました。

もっともこれには、NASAは一切関与していないと発表し、フェイクの映像であることが判明しています。しかしその出来映えからか、本物の火星人ではと考えている人も少なからずいるそうです。

火星人がいるかいないかはさておき、火星は今後研究が進めば、移住も可能な惑星になるかもしれないといわれています。地球に一番近い火星調査は、ロマンにあふれた都市伝説の新たな一ジャンルになりつつあります。

都市伝説の話で盛り上がろう

『表には出てこない裏話』は、人の知的興味をひきつけ、話題に上ることも多いです。そこで話されたことが連鎖していき、いかにも本当そうな都市伝説が自然に出来上がっていきます。

信じるか信じないかはあなた次第、信じて実行してみれば結果が出るかもしれませんが、くれぐれも気をつけましょう。友達と噂話をする程度に抑えておいた方が良いかもしれませんね。

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