仕事や生活に活かせるアロマの資格とは?資格の種類や勉強法を解説

2019.07.27

アロマの資格にも種類があり、団体によって学べる知識にも違いがあります。仕事や実生活に活かすためにも、必要な基礎知識から代表的な団体を紹介するので参考にしてみてください。男性でも輝ける世界が見つかるでしょう。

アロマの基礎知識を知る

アロマは『芳香・香り・香気』という意味を持ち、『アロマオイル』とは香り(アロマ)がする油のことを指します。アロマセラピーに用いられる油をこう呼ぶこともありますが、原材料にアロマオイルと書かれてあっても、化学的に合成された香料が使われていることがあります。

アロマセラピーに用いられる油は厳密に言えば、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出されたエキスだけを精製した『精油』または『エッセンシャルオイル』ということになります。

また、語感が似たものにフレグランスオイルというものがあります。これは良い香りがする油という意味を持ってはいますが、こちらも『合成香料に使われる言葉』です。

健康や美容のためにアロマに親しむなら、100%天然成分で作られている『精油』や『エッセンシャルオイル』を選ぶことが大切です。

アロマセラピーとは?

『アロマセラピー(芳香療法)』とは、エッセンシャルオイルなどの香りを、心身の健康維持に役立てる自然療法のことです。

施術方法はさまざまで、アロマを嗅ぎリラックスを促すものや、体に希釈したオイルを塗り皮膚から吸収し取り入れるなど工夫が凝らされています。効果としては、香りを嗅ぐことによって「気分がリラックスする、元気になる、幸福感を感じる」のが一般的でしょう。

中でも皮膚から吸収させる方法では、精油のとても小さい分子が皮膚や粘膜から吸収されることで単なるリラックス以外の効果があるとされ、今でも研究が続けられている分野です。

イギリス式とフランス式がある

アロマセラピーは『イギリス式』と『フランス式』に大別できます。両者の違いは以下のようになります。

  • イギリス式:医療行為ではなく、リラックスを目的としたマッサージなどが主流
  • フランス式:医療行為であり、精油を薬剤として扱い塗ったり飲んだりする

イギリス式は、医療知識がなくても精油が扱え、マッサージやアロマバスが楽しめる、日本で一般的にアロマセラピーとして認知されているものです。あくまでリラックスを目的に行われています。

一方、フランス式は『医師と薬剤師が行う医療行為』としてのアロマセラピーです。精油を塗り薬や飲み薬として扱うので、ブレンドは医師と薬剤師以外は認められていません。

日本で取得できるのは民間資格

このように海外では医療行為としてアロマセラピーが行われている国もありますが、日本で取得できるアロマの資格は民間資格なので国家資格ではありません。日本でアロマの仕事をしたいと思ったときには、資格の取得を考えますが『必須ではない』のです。

しかし、アロマの良さを相手に伝えるには専門的な知識や技術が必要のため、資格取得を通して正しい知識を身に着けておくと便利でしょう。専門スキルの証明として、就職やキャリアアップとしても便利な資格です。自分に自信を持つためにも取得する人は多くいます。

アロマの資格認定団体を知ろう

アロマに関わる資格は、資格認定団体によっても違いがあります。代表的な三つの団体と、取得できる資格の概要を紹介するので参考にしてみてください。

日本アロマ環境協会

日本アロマ環境協会(AEAJ)は、内閣府に公益認定されたアロマセラピー関係唯一の公益法人です。日本のみではなく、世界各国から多くの人が登録しているため、5万人を超える会員数がいます。世界最大規模の協会と言えるでしょう。

取得できる資格は、一般的なアロマセラピー検定のほか、アロマインストラクターやアロマセラピストなどの知名度の高いものが多くあります。会員にならなくても受験できるものもありますが、一部会員でなければ受験できない資格があるので注意が必要です。

  • 団体名:日本アロマ環境協会
  • 住所:東京都中央区八重洲1-5-20 石塚八重洲ビル6階
  • 電話番号:03-3548-3402
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 定休日:土日祝日
  • 公式HP

日本アロマコーディネーター協会

日本アロマコーディネーター協会(JAA)は、正しいアロマセラピーの普及を目指して作られた協会です。加盟校は全国千校を超えており、会員数は2万人以上という点からも大規模の団体と言えるでしょう。

通信講座や在宅で受験できる資格を豊富に取り揃えているのが特徴で、自分にぴったりの資格を見つけられるのも利点です。基本的な資格は会員登録なしで受験できますが、一部の資格は認定試験に合格し、登録手続きを行い取得できる『JAA認定ライセンス』が必要なので公式サイトをチェックしておきましょう。

  • 団体名:日本アロマコーディネーター協会
  • 住所:東京都豊島区南池袋1-25-9 今井ビル5階
  • 電話番号:03-5928-3100
  • 営業時間:9:30〜18:00
  • 定休日:土日祝日
  • 公式HP

国際アロマセラピスト連盟

国際アロマセラピスト連盟(IFA)は、イギリスで設立された世界で歴史のあるプロフェッショナルアロマセラピストの団体として知られています。資格の難易度が高く、時間も費用も必要ですが本格的なハイレベルのアロマセラピーを学べるでしょう。

アロマに関する専門知識や高度なトリートメント技術の取得ができ、単なるリラクゼーションとしてだけではなく、医療や福祉の分野でも活躍できる知識が得られます。世界でも通用する資格がほしい人や、よりアロマを深く知りたい人におすすめです。

  • 団体名:国際アロマセラピスト連盟(The International Federation of Aromatheraists)
  • 住所:146 South Ealing Road Ealing London
  • 電話番号:+44(0)208-567-1923
  • 日本人スタッフ対応日:火曜日~金曜日
  • 公式HP

各団体のアロマ資格の一例

紹介した各団体で取得できる代表的なアロマ資格の一例をチェックしてみましょう。細かい規定はなく、各団体によって特色のある検定が行われています。

アロマテラピー検定

日本アロマ環境協会が主催している『アロマテラピー検定』は、基礎知識を取得することでさまざまな場面でのアロマの活用方法を学べるものです。

選択回答式(マークシート)による試験で、2級・1級の二種類から受けられます。合格基準は正答率80%以上です。出題範囲は、日本アロマ環境協会が販売している公式テキストの中からのみとなっており、公式テキストは協会や取り扱い店舗から購入できます。

試験の日時や申し込み方法は公式サイトに詳細が掲載されています。興味を持った方は参考にしてみてください。

(公社) 日本アロマ環境協会 | 検定・資格 | アロマテラピー検定

アロマコーディネーター

日本アロマコーディネーター協会が主催している資格の『アロマコーディネーター』は、アロマを安全に生活へ取り入れられる基礎知識から理論、歴史までを学べます。

筆記試験、小論文の二つの試験内容で行われ、合格後にはJAAの正会員として登録する必要があります。アロマコーディネーターの学習は通信講座や通学講座で受けられるので、最寄りの加盟店を探してみましょう。

アロマコーディネーター | JAA 日本アロマコーディネーター協会

国際アロマセラピスト

国際アロマセラピスト連盟が主催している『国際アロマセラピスト(プロフェッショナルアロマセラピー ディプロマコース)』は、治療効果から専門技術、解剖学などの授業を受けることで取得できる資格です。

より理論的なアロマの知識と、レベルに合わせた資格が取得できます。試験というよりは学校に近く、最短9ヵ月、最長24ヵ月の期間に授業を受けて専門知識を学ぶのです。本格的な資格取得を目指す人におすすめと言えるでしょう。

The International Federation of Aromatherapists プロフェッショナル・アロマセラピー・ディプロマコース

資格を取るおすすめの方法とは?

では、資格を取るためにはどうしたら良いのでしょうか。勉強方法としては大きく二つの道があります。試験の内容も踏まえ、自分に合ったやり方を選んでみましょう。

本などで独学する

資格取得での勉強で多いのが、アロマに関する知識が掲載された本や動画などを活用して独学する方法です。アロマの基本的知識はある程度の汎用性があるため、独学でもある程度は補えますが、受ける資格によっては求められる知識が違うこともあるので注意が必要です。

例えば、日本アロマ環境協会からは公式テキストから問題が出題されます。独学するにしても公式テキストを参考にする、出題傾向を調べるなどの工夫は必要でしょう。

また、資格によっては独学では難しい内容もあります。取得したい資格を主催している団体での勉強方法に従うのがベストです。

専門学校や通信講座を活用

専門学校や通信講座は、資格を取得するために必要な知識を効率的に得られるメリットがあります。内容によっては、知識をつけながら最終的に資格の取得ができるものもあるので活用してみましょう。

特に、専門的な知識が必要となるアロマコーディネーター、国際アロマセラピストは独学では資格を取得できません。それぞれが開催している通信講座やコースに受講し、必要な知識を身に付ける必要があります。

男性でもアロマ資格をとってみよう

依然として女性が主というイメージが強いアロマ資格ですが、男性が取得することに特に問題はありません。男性が資格を取得するメリットと、学べる環境について紹介するので参考にしてみてください。

男性が資格を取るメリット

男性が資格を取るメリットには、女性よりも強い力と手の大きさが関係しています。肩や腰のコリを感じている人は、男性施術者による圧の強さを求める傾向がありますし、厚みのある大きな手に安心感を得られる、という意見もあるのです。

このようなメリットの他にも、男性ならではの体力によって実現できる長時間施術の安定感も人気があります。

アロマセラピーに通うのは女性が多く、男性施術者を不安に感じるという声もある一方、男性セラピストの需要も増加しており、男性を指名する女性も増えてきていると言えるでしょう。

さらに、アロマセラピーに通う男性も増えてきており、こちらも同性に施術してもらいたいという人が少なくありません。

男性用専門学校も存在

基本的に団体が主催しているアロマの知識講座などに性別の制限はありません。しかし、アロマの勉強をしようと思っても、周りが女性ばかりでは相談しにくく勉強が捗らないこともあるでしょう。そんなときに便利なのが男性用の専門学校です。

男性用専門学校であっても、理論から技術まで女性と同様に学ぶ環境が整えられています。周りが男性のみなので、同じ目的を持った人とも積極的に交流でき、楽しく学べるでしょう。代表的な男性用専門学校のウェブサイトも参考にしてみてください。

男のアロマ塾|男性セラピスト育成アロマスクール

アロマの資格で生活を豊かに

アロマの資格は国家資格ではないものの、知識を持っていることの証明として、働くためにも起業するときにも役立ちます。より専門的な知識を持っているという安心感は、多くの人に足を運んでもらうためのポイントとも言えるでしょう。

リラックスしながらも多くのことが学べる素晴らしいアロマの世界が、女性だけのものという空気が薄れてきていることは確かです。気軽に体験することから始めてみてはいかがでしょうか。

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