究極の大人買い!ウイスキーを『樽ごと購入』するのは可能?

2019.07.24

「好きなウイスキーを樽ごと買えたら…」そんな夢を持つウイスキーマニアもいることでしょう。実際、樽ごとウイスキーを購入する方法はあるのでしょうか?この記事では、『ウイスキーの樽ごと販売』というウイスキー好きの夢をかなえる方法をご紹介します。

ウイスキーを樽ごと買いたい

ウイスキーを愛してやまない人の中には、『ウイスキーを樽ごと買う』ことを夢見た人もいるのではないでしょうか?まさに究極の大人買いともいえる『樽ごと購入』は、ウイスキーマニアのロマンをくすぐる反面、そもそもできないと諦めてしまっている人も多いことでしょう。

ところがそんなウイスキーマニアに朗報。なんと実際に樽ごと購入できる通販サイトがあるのです!

気になるお値段はどれくらい?

ウイスキーの樽にも様々なサイズがあり、やはり量が多いほど金額も高くなります。またもちろんブランドや製造年によっても違うでしょう。

現在樽で購入できるものは、サイズによって異なり、1番小さいサイズで約30万、1番大きいサイズで約100万くらいの価格設定になっています。こちらについては後ほど詳しくご紹介します。

ちなみに、以前販売されていたサントリーの樽ごと販売では、なんと1樽3,000万円のものもあったようです。ここまでいくと手を出せるのはほんの一握りの人でしょうが、なんともロマンをくすぐられる話ですね。

ウイスキーを樽で販売しているところ

さて、どこであればウイスキーを樽で買えるのでしょうか。やはり樽ごと販売をしている会社は、そう多くはありません。かつて樽販売を実施していたものを含め、2つ紹介します。

サントリーのオーナーズカスク

言わずと知れたジャパニーズウイスキーの大手・サントリーが手掛けていた『オーナーズカスク』。2005年ごろに開始したこちらのサービスでは、厳選されたブレンデッドモルトを樽ごと購入することができました。

しかし、さすがに購入しようとする猛者は日本全国にそう多くなかったのか、5年後の2010年6月に一時休売と発表されています。2019年7月現在も再販の発表は無く、再販がいつになるかはわかっていません。

ちなみに販売していた頃は、比較的手頃なもので50万円程度、高いものだと先述したように3,000万円のものがあったようです。

ガイアフロー静岡蒸溜所

2012年に設立された『ガイアフロー株式会社』は、ウイスキーの樽ごと販売を現在も継続して行っています。ウイスキーマニアにとっては夢のようなサービスですが、2020年6月現在、ウイスキーの樽ごと販売が確認できたのはこの会社のみです。

この企業は世界の銘酒を独自に輸入して販売している通販サイト『WHISKY PORT』を運営しており、そこを通じて自社の蒸留所で作られるウイスキー『ガイアフロー静岡蒸溜所プライベートカスク』を樽単位で販売しています。

プライベートカスクのサイズや金額は以下の通りです。

カスク(樽)サイズ ニューメイク(樽詰め)内容量 価格 最長熟成期間
オクタヴカスク 50L 299,000円 5年
クォーターカスク 110L(※) 599,000円 7年
バレル 180L(※) 999,000円 10年

(※クォーターカスク・バレルに関しては、2019年にて製造販売は終了)

購入に際しての規約もありますので、きちんと確認してから購入しましょう。購入者には熟成前の味が楽しめるニューメイク200mlと名入りオーナーズバッジが送られます。

単に樽ごとウイスキーを購入できるだけでなく、所有の証があるとまるで自分が蒸溜所のオーナーになったかのようでテンションが上がること間違いなしです。

  • 商品名:ガイアフロー静岡蒸溜所プライベートカスク 2020 オクタヴ(50L)
  • 価格:299,000円(税込)
  • 購入ページはこちら

自宅におけるミニ樽も販売している

樽で販売しているとなると大容量で金額も高いので、なかなか手が出ないという人もいるでしょう。そういった人におすすめなのが、自宅でウイスキーの熟成をしながら樽買い気分が味わえる、『ミニ樽』です。

ミニ樽には様々なサイズがあり、1万円以内の比較的手頃な価格で購入できます。見た目にもおしゃれなのでグラスと一緒に写真を撮るのもいいですね。

(Amazon.co.jp)

  • 商品名:ミニチュア木製ウイスキーバレル ディスペンサー付
  • 参考価格:7,939円より(税込)
  • 商品ページはこちら

ミニ樽はどうやって使うの?

自宅でウイスキー樽なんて扱ったこと、ほとんどの人がないはず。そんな方のために、ミニ樽の使用方法を説明します。

まず使用前に水漏れが無いか確認します。中に水を入れて一晩置き、漏れがなければそのまま水で洗浄します。洗浄剤やブラシなどは必要ありませんので、水だけを入れ替えながら2~3回流します。気になる人はその後熱湯で消毒しても良いでしょう。

自然乾燥で水気が取れたら次にホワイトリカーなどであく抜きをします。新しい樽はその分エキスが出やすく、サイズが小さい分入れるお酒の量に対して樽に触れる面積が広いため、この工程が大事です。

ホワイトリカーを入れたら2~4週間置きましょう。このホワイトリカーも飲めるので、ウイスキーを入れることを楽しみにしながら味わってみるのも良いでしょう。

ここまで終わったらお待ちかね、ウイスキーを入れて熟成させます。少し風味を付けたい程度なら1週間ごとにテイスティングして好みの味になったらボトリングしましょう。しっかり熟成させたい場合も、1か月くらいでテイスティングするのがおすすめです。

ちなみに、液体が入っていないまま放置するのは要注意。樽が乾燥することで縮んだり割れたりすると、せっかくのミニ樽が使えなくなってしまうかもしれません。中のウイスキーが少なくなったら、ボトリングして新たにウイスキーを入れるか、ウイスキーを足して調整しましょう。

ミニ樽に入れるおすすめのウイスキー

おすすめなのは、飲んでみて「もう少しまろやかさやスモーキーな風味が欲しい」と思ったウイスキーを入れることです。軽やかな味わいといえば、カナディアンウイスキーやアイリッシュウイスキーが有名ですが、こうしたウイスキーの違った表情を引き出してみるのも面白いですね。

また、ノンエイジタイプのお手頃ウイスキーを入れて、さながら年代物のウイスキーのように仕立てるのも面白いかもしれません。

さらに、何種類か好みのウイスキーを混ぜて熟成するのも可能。さながらブレンダ―気分を味わえます。何度か試してみると自分の好きなウイスキーや熟成期間がわかってくることでしょう。

マイウイスキーを樽で作れるところも

実は購入だけでなく、ウイスキーづくりの体験ができる施設があります。そこではウイスキーの奥深さを知りながら楽しくウイスキーづくりができます。集まった見ず知らずのウイスキー好きと話に花を咲かせるのもいいですね。

余市のウイスキーづくり体験

余市のウイスキーづくり体験は通常コースと上級コースに分かれており、通常コースは初めて参加する人優先なので気兼ねなく参加できます。

今年のウイスキーづくり体験で応募できるのは10月25日~10月26日に行われる日程です。受付は8月1日10時~8月7日17時の間なので事前に確認しておきましょう。

余市マイウイスキーづくり – 実施内容・日程 | NIKKA WHISKY

10年後にウイスキーが完成?

つくったウイスキーは10年間余市の自然の中で熟成されます。そしてそのウイスキーを700mlボトリングしたものが、10年後のあなたのもとにプレゼントとして届きます。

自分で作ったウイスキーが10年後に自分の元に届くなんて、まるでタイムカプセルみたいで素敵ですね。

樽買いはウイスキー好きの大人の夢

ウイスキーの樽買いについてご紹介しました。樽買いは個人では金額的にもなかなか手が出ない反面、ウイスキーマニアの夢でもあります。この機会にぜひチャレンジしてみてください。

さすがにちょっと金額が気になる…という方には、自宅で簡単に楽しめるミニ樽もあるので、雰囲気だけでも味わいたい人にはおすすめです。また、マイウイスキーを樽で作る体験なんかもあります。

時間はかかりますが、自分だけのウイスキーの完成を夢見ながら飲むウイスキーもまた格別かもしれません。

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