ミステリーの女王「アガサ・クリスティー」のデビュー作とは?

2019.07.20

ミステリーファンの方は「ミステリーの女王」と聞いたら、真っ先にアガサ・クリスティを思い浮かべることでしょう。ミステリー小説の基盤を作ったと言っても過言ではない彼女の作品は、直接的、間接的、二次的に様々な作品へ影響を与え続けています。この記事ではそんなアガサ・クリスティのデビュー作から代表作まで一気にご紹介します。

アガサ・クリスティその人を知る

アガサ・クリスティの名前はその死から半世紀が経とうとしている現代においても、ミステリー作家のビッグネームとして多くの著名人から尊敬を集め続けています。一体彼女はどのような偉業を達成して「女王」とまで呼ばれるに至ったのでしょうか。

ミステリー界屈指の世界的ベストセラー作家

アガサ・クリスティは1920年のデビュー以来、およそ200を超える著作を発表しています。作品の発表ペースも長編だけで1年に1〜3冊と精力的な執筆活動を行なっていたことが伺えます。

作品の多くが世界的にヒットし、まさにミステリー作家の頂点「女王」と呼ぶにふさわしい人気を集めていました。その人気のほどは絶大なものであり、「史上最高のベストセラー作家」としてギネス認定がなされているほどです。

クリスティのデビュー作

アガサ・クリスティが生み出した名探偵のうち、とりわけ人気があるエルキュール・ポアロ。その名探偵が初登場したのが、クリスティ自身の映えあるデビュー作「スタイルズ荘の怪事件」です。

スタイルズ荘の怪事件

スタイルズ荘の怪事件はクリスティが1916年に執筆し、4年後の1920年になってから出版された作品です。第1次世界大戦後のイギリスを舞台に私立探偵ポアロが、邸宅スタイルズ荘で不可解な死を遂げた事件に挑む様子を描いています。

本作は処女作であるにも関わらず、緻密なトリックや心境描写などのクオリティが非常に高く、まさにミステリーの女王の1作目にふさわしい仕上がりとなっています。

全て読まなきゃ勿体無い代表作たち

ここからは前述したスタイルズ荘の怪事件から続く、クリスティのベストセラー作品群の中から、現在も増版されている人気代表作をピックアップしてご紹介していきます。

オリエント急行の殺人事件

「オリエント急行の殺人事件」は1934年に発表された作品です。国外での仕事の帰りにポアロが乗った列車「オリエント急行」で起こった死傷事件を、ポアロ自身が列車の中で推理し、犯人を導き出す様を描いています。また本作はミステリーなどでよくある、「犯人はこの中に…」というシチュエーションの元となっていることで知られています。

アクロイド殺し

「アクロイド殺し」は1926年に発表された作品です。イギリスの小さな村で起こった殺人事件を村の医者である「私」が隣に越してきた探偵のポアロとともに追っていく様子を「私」の手記という体裁で描いています。殺人のトリックなどは単純ですが、ラストはミステリー作品史に残る衝撃的なものとなっています。

ABC殺人事件

「ABC殺人事件」は1936年に発表された作品です。ABCのアルファベットになぞらえた地名で同じイニシャルを持つ人間が殺害される事件が連続し、それら一連の犯人をポアロが推理で追っていく様子を描いています。テンポの良い展開が続く読みやすい仕上がりが人気の要因となっています。

デビュー作から読み進めてみよう

アガサ・クリスティの作品群はトリックの完成度、キャラクターの魅力、リアリティある世界観、どれを取ってもミステリー作品として完璧なものです。代表作は繰り返し映像化がなされ、その度に今後も注目を集め続けていくことでしょう。ミステリー好きの方には、ぜひデビュー作から代表作まで読み進めてみることをおすすめします。

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