幻想的な燃えるコーヒー『カフェ・ロワイヤル』とは?上手に作るコツも伝授

2019.07.18

カフェロワイヤルという名の「燃えるコーヒー」を、あなたはご存知ですか。ご存知なければ、温かいコーヒーと角砂糖、スプーン、ブランデー、そしてライターをご用意ください。いつものコーヒーブレイクが、ちょっとしたゴージャスなひとときに変わります。

ナポレオンが愛したカフェロワイヤルとは

カフェロワイヤルとはアレンジコーヒーの一種で、スプーンに乗せた角砂糖にブランデーを染み込ませて火を灯し、燃え尽きる頃にコーヒーの中へ入れる飲み方です。

最大の特徴は、何と言っても「燃える」こと。ブランデーはアルコール度数が40%以上あるため燃えやすく、ブランデーの香りを漂わせながら揺らめく青白い炎が、幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。

ナポレオンも愛したカフェ・ロワイヤル

この優雅な飲み方をこよなく愛した人物が、フランスの英雄としてその名を歴史に刻んだ『ナポレオン・ボナパルト』です。高級品であるブランデーを角砂糖に振りかけ火を点けるという贅沢な飲み方は、当時はナポレオンを含めた王族、貴族にしかできない楽しみ方でした。そのためいつしか、「カフェロワイヤル(王室のコーヒー)」と呼ばれるに至ったようです。

ちなみにナポレオンは大のコーヒー好きで、コーヒーを初めて軍隊の飲み物に採用したことでも知られています。その際には「体を暖め、勇気を引き出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦と優れた兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」という言葉を残しています。

カフェロワイヤルの材料と小道具

カフェロワイヤルを作るための材料は次の通りです。

  • コーヒー
  • 角砂糖
  • ブランデー
  • コーヒーカップ
  • ライター
  • ロワイヤルスプーン(または柄の長い食事用スプーン)

ロワイヤルスプーンとは、スプーンのくぼみ部分が角砂糖を置きやすい四角形で、スプーンの先端がかぎ状の突起になっている特別なスプーンです。先端をコーヒーカップの縁に引っ掛けるとスプーンが水平になるため、この上に角砂糖を置くことができます。

コーヒー専門店や通販で安いものなら300円程度から購入できるので、自宅で優雅にカフェロワイヤルを楽しみたい人にはおすすめです。普通のスプーンで代用する場合は、火傷を防ぐため、柄の長い食事用スプーンを使うようにしましょう。

カフェロワイヤルのレシピと上手に作るコツ

作り方は次の通りです。

  1. コーヒーをカップに注ぐ
  2. カップにスプーンを乗せて角砂糖を置く
  3. 角砂糖にブランデーを垂らして染み込ませる
  4. ライターで角砂糖に火をつける
  5. 火が燃え尽きる頃にそのままスプーンをコーヒーに入れ、かき混ぜれば完成

美味しく作るためのちょっとしたコツ

  • コーヒーは酸味が少なくてコクの強い品種がおすすめ。酸味や苦味が強い品種だとブランデーの風味が感じにくくなります。
  • あらかじめスプーンとブランデーを温めておくと、火が点きやすくなります。
  • ブランデーを温めるのは湯煎で。ただし温め過ぎるとアルコールが飛んで火が点かなくなるので、50〜60℃を目安にしましょう。
  • ブランデーは直接ボトルから角砂糖に垂らそうとすると、大抵失敗します。扱いやすい別容器に移しておきましょう。
  • マッチで火を点けると、焦げ臭くなるとともにリンの匂いがブランデーの香りを邪魔するので、ライターがおすすめです。
  • 青白い炎は明るいと見えないため、火を点ける直前に部屋を暗くすると演出効果が上がります。

カフェロワイヤルで楽しむ幻想的なひととき

ブランデーの甘い香りとコーヒーの苦味が程よくマッチするカフェロワイヤルは、紅茶を使うとティーロワイヤルになり、同じように幻想的なひとときが楽しめます。

なお、角砂糖に染み込ませたブランデーのアルコールは、大半が炎となって消えるものの多少は残るので、飲んだ後の車の運転は控えましょう。

 

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