タピオカミルクティーにも使われる『鉄観音』ってどんなお茶?

2019.07.17

中国茶のひとつである鉄観音は味がまろやかで飲みやすく、中国や台湾に行ったときのお土産として人気を集めています。この記事では鉄観音の特徴や味、香りなどの基本情報から、自宅にある茶器でできるおいしい入れ方について詳しくご紹介します。

鉄観音とは

鉄観音とは中国十大銘茶のひとつで、中国茶の半発酵製法で作られた青茶の一種です。青茶とはいわゆる「半発酵茶」とされる区分で、緑茶に代表される「不発酵茶」と紅茶に代表される「発酵茶」の中間のような味わいです。

主な銘柄には中国の福建省泉州市安渓県で栽培されている「安渓鉄観音」と台湾の台北市文山区で栽培されている「木柵鉄観音」があります。

鉄観音の味と香り

鉄観音の魅力は、何と言ってもそのフルーティーな味わい。紅茶ほど渋みが強くなく、緑茶ほどさっぱりとしすぎてはいないというバランスの取れた味わいが心地よく、後味には甘みが残ります。

雑味や苦み、渋みが少ないため食事中や食後、ティータイム、お酒を飲んだ後などさまざまなシーンで楽しめます。また香りは桃や蘭のような甘い香りで、外観は黄金色の美しい色をしています。

鉄観音と烏龍茶の違い

青茶に分類される代表的なお茶の種類に『烏龍茶』があります。鉄観音も広い意味では烏龍茶の一種と分類されるのですが、鉄観音と普通の烏龍茶との違いは、使用される茶葉にあります。

鉄観音茶の原料の茶葉は 、「鉄観音」という品種から収穫されたもののみです。一方で烏龍茶の原料には緑茶や紅茶と同じ茶葉が使用されることがあり、使用する茶葉の品種に特に規定はありません。

混同されがちですが、烏龍茶の中でも特に品種を限定された特別な烏龍茶、それが鉄観音なのです。ちなみに鉄観音は烏龍茶の中でも約5%しか生産されていないとされており、烏龍茶の中では珍しい種類といえるでしょう。

鉄観音のおいしい入れ方

鉄観音の茶葉を購入したら、茶器を用意して入れてみましょう。

用意するもの

中国茶を入れるときは茶壺や茶杯、茶盤などを使いますが、家庭で入れる際は

  • 急須
  • 湯呑
  • ボール

の3つがあればOKです。

入れ方の手順

  1. 急須にお湯を入れて温めます。
  2. 急須のお湯を湯呑に移して、余ったお湯はボールに捨てておきましょう。
  3. お湯400ccに対して10gの茶葉を急須に入れます。
  4. 95℃以上の熱湯を急須に入れて、すぐにお湯を捨ててください。1杯目には茶葉の埃などが出るので、飲まずに捨てます。
  5. 再度急須に熱湯を入れて40~50秒待ちます。
  6. 湯呑に入れておいたお湯を捨て、鉄観音茶を湯呑に注ぎます。
  7. 使用した茶葉は繰り返しお湯を注げば飲めます。3杯目以上は味が薄くなるため、蒸らす時間を長めに取ってください。

台湾発祥!タピオカ鉄観音ミルクティー

鉄観音は茶葉にお湯を注いでホットで飲むのが一般的ですが、ミルクと混ぜて鉄観音ラテにすることもできます。烏龍茶にミルクというと少し違和感を覚えるかもしれませんが、お茶の本場中国や台湾では比較的ポピュラーな飲み方。

さらに、いま話題のタピオカミルクティーにも鉄観音が使われることがあります。台湾発祥の有名店ではタピオカ鉄観音ミルクティーを飲むことができ、すっきりまろやかな味わいが人気を博しています。

春水堂のタピオカ鉄観音ミルクティー

『春水堂』は台湾にあるお茶専門のカフェです。「タピオカミルクティー発祥の店」としても知られており、地元の人や旅行客に人気があります。

そんな春水堂で味わえるのが「タピオカ鉄観音ミルクティー」。鉄観音のまろやかな香りと味に、コクのあるミルクをミックスさせており、渋みがなくてすっきりとした味わいが楽しめます。タピオカがやや甘めで、ティータイムにぴったりなドリンクです。

日本にもある!春水堂の店舗

春水堂のタピオカ鉄観音ミルクティーは、日本でも味わえます。東京には表参道店、六本木店、代官山店など計6店舗あり、埼玉、神奈川、大阪、兵庫、福岡にも1~2店舗出店しています。タピオカ鉄観音ミルクティーの味が気になった方は、ぜひ春水堂を訪れてみてください。

春水堂 ー 店舗一覧

鉄観音茶をおいしく飲もう

鉄観音はまろやかな味わいと甘い香りの心休まる中国茶です。苦みや雑味がないため、食事中や食後、ティータイムなどさまざまなシーンで味わえます。中国茶用の茶器がなくても、急須や湯呑を使えば簡単に入れることができます。ぜひ自宅で鉄観音茶を入れて、おいしく飲んでください。

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