バイクのレーシングスーツがカッコいい。特徴や選び方のポイント

2019.07.15

レーシングスーツを着てバイクに乗る姿は、本格的で素敵だという印象を持つ人も多いでしょう。素材や種類、装備など、ライダーに適した工夫が施されたレーシングスーツの特徴と選び方を押さえ、最適な装備で快適にバイクを楽しみましょう。

レーシングスーツの特徴

レーシングスーツは競技用のスーツなので、バイクや車に乗るときに特化しているという特徴を持っています。その特徴と、メリットとデメリットには以下のようなものがあります。

レーシングスーツはバイク用の革製スーツ

レーシングスーツには、レーシングカーや車に乗るときに着用するカードライバー用、そしてバイクに乗るときに着用するバイク用があります。

バイク用のレーシングスーツは、レース用だけではなく、一般のツーリングにも使用されています。基本的に牛革を使用した革製スーツで、中には牛革以外を使用したものもあります。

革は熱や摩擦に強く、着用をしているうちに馴染んで着やすくなるので、レーシングスーツの素材として適しています。

レーシングスーツの種類

バイク用のレーシングスーツには、上下が一体化したワンピースタイプ以外に、上下が分かれているセパレートタイプがあります。

ワンピースタイプは安全面に優れていることから、バイクレーサーが多く着用しているタイプです。

街乗りやツーリング向けのレーシングスーツにはセパレートタイプも多く、こちらは上下どちらかのみの着用も可能で、ワンピースタイプよりも脱ぎ着がしやすいメリットがあります。

さらに、転倒時の衝撃を抑えるために内部にエアバッグを装備したエアバッグ付きタイプのレーシングスーツもあるので、安全面を重視する人はこのタイプも検討してみましょう。

レーシングスーツのメリットデメリット

レーシングスーツの大きなメリットは、普通の服装よりも安全性が高いことです。肌をすべて覆うので露出がなく、パッドが装備されているものが多いので、転倒時のケガを軽減できます。

一方、デメリットと言えば、着脱のしにくさです。レーシングスーツは、乗車時の姿勢で作られています。

特にワンピースタイプは安全性が高い代わりに脱ぎ着しづらく、バイクを降りて歩くときやトイレに行くときに多少不便を感じることがあるでしょう。また、肌の露出がないことから、着用中は暑さを感じやすいのもデメリットの1つです。

レーシングスーツ選びのポイント

レーシングスーツは、価格帯や機能性、デザインによって多種多様なモデルが存在します。自分に適したレーシングスーツを選ぶには、以下のポイントをチェックしてみましょう。

レースに出る場合はMFJ公認がおすすめ

本格的にサーキットを走りたい、レースに出たいと考えている人の場合は、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)の公認を得たレーシングスーツがおすすめです。

逆に街乗りやツーリングでのみ使用の場合は、MFJ公認にこだわる必要は特にないと言えます。なお、レースに出るときにセパレートタイプを着用したい場合も、MFJ公認のもののみ許可されています。

プロテクターを入れた状態で試着

レーシングスーツは、万が一の事故の際に体へ受けるダメージを軽減するため、プロテクターを併用するのが一般的です。商品によって、あらかじめプロテクターが装備されているもの、別売りとなっているものがあります。

レーシングスーツは購入前に試着をしておくことをおすすめします。

ですが、基本的にレーシングスーツは体にフィットするものなので、プロテクターなしの状態のみで試着を行うと、後にプロテクターを装着したときにフィットしすぎる、キツすぎるという状態もあり得ます。

そのため、試着は必ずプロテクターを入れて行いましょう。

サイズはピッタリでOK

レーシングスーツの試着ではプロテクターを装着した状態で行います。その際、レーシングスーツそのものは、どの程度のサイズ感を選べばいいのかと言うと、体にピッタリというサイズが適しています。

適切なサイズの場合、試着で直立したとき、キツめに感じたり違和感があったりすることもあります。しかし、先述したようにレーシングスーツは乗車時の姿勢に合わせて作られているため、キツさや違和感があるのは正常なのです。

反対に、レーシングスーツを着た状態で直立しやすく、動きやすい場合は、サイズが大きく、合っていないことも考えられます。

試着するときは、バイクに乗った状態での乗りやすさを基準にチェックすると、最適なサイズのレーシングスーツを見つけられるでしょう。

レーシングスーツの主なメーカー

レーシングスーツは、国内外のさまざまなブランドから販売されています。国内にも製造しているメーカーが多いのですが、その中からレーシングスーツメーカーとして広く知られるメーカーが、以下の3社です。

コストパフォーマンスがいい コミネ

バイクウェアやツーリングギアなど幅広いバイク用品を販売する『コミネ』はレーシングスーツも多く手がける、バイク乗りに広く知られるメーカーです。

バイク用のレーシングスーツは高品質なレザー製ながらコストパフォーマンスに優れています。

Komine Co.,Ltd. – 株式会社コミネ バイク,ウェア,レーシング,グローブ,スーツ,レザー

国内の有名メーカー クシタニ

コミネ同様、日本のメーカーとして有名なのが、『クシタニ』です。バイク用の革製品を中心に、ライディングギアを手がけています。多くのプロライダーのサポートを行っていることからも、高い技術と品質であると分かります。

クシタニのレーシングウェアはエアロパッドを標準装備しており、強度と低吸水性を備えたレザーの開発や着心地にこだわった立体裁断モデルなど、安全性と機能性を兼ね備えています。

既成品の他、イージーオーダーができるモデルも多く、より自分のサイズにフィットしたレーシングスーツを求める人に最適です。

バイク用レザースーツ・レーシングスーツ・革つなぎ|KUSHITANI JAPAN

低価格で入手可能 ベリック

BERIK(ベリック)のレーシングスーツは、比較的リーズナブルな価格展開が特徴です。低価格ながらパッドやハードプロテクターをしっかり装備し、着心地にこだわった作りで肌への負担も軽減できます。

カンガルー革と牛革を組み合わせたタイプは、牛革のみよりも柔らかく軽量で、スピードや操作性を重視する人におすすめです。

BERIK(ベリック)・ARLEN NESS(アレンネス)公式サイト│ボスコ・モト

レーシングスーツのメンテナンス方法

レーシングスーツは、決して安いものではありません。一度購入したら、できるだけ長く着用したいと考える人は多いのではないでしょうか。そのためには、メンテナンスが重要です。

そこで、長くレーシングスーツを愛用するための、正しいメンテナンス方法を紹介します。

メンテ次第で何年も長く使える

レーシングスーツは、長期間使用できるものです。たとえ破れても修理ができるので、日々のマメなメンテナンス次第で、良いコンディションを維持しながら着続けられます。

オイルを使った定期メンテ

天然皮革が使用されているレーシングスーツのメンテナンスは、オイルを使用するのが基本です。

この際に使用するのは、一般的な革製品のケアにも用いられるミンクオイルです。ミンクオイルは、ミンクという動物から取れる動物性オイルです。

レザーに塗布すると浸透しやすく、油分を補給して柔らかい状態にしてくれます。さらに、レザーの水分を適度に保ち、外部から受ける雨などの水分から守る効果も期待できます。

ミンクオイルでレーシングスーツのメンテナンスをするときは、最初に表面に付いた汚れを落とします。着脱可能なプロテクターを装備している場合は、外して乾燥させておくといいでしょう。

少量のミンクオイルを乾いた布に取り、レーシングスーツ全体に塗っていきます。オイルが馴染んだら、別の乾いた布で余分な油を丁寧に拭き取って、メンテナンスが完了です。

1回のメンテナンスで使用するミンクオイルは、ごく少量です。塗りすぎるとベタつきが残り、カビの原因にもあるため、要注意です。

定期的にミンクオイルでレーシングスーツのメンテナンスを行うと、革素材を良い状態でキープしやすく、長く着用しやすくなるでしょう。

走行後は濡れタオルでスーツをケア

レーシングスーツは、どうしても汚れが付きやすいもので、高速走行をした後は虫などが付くこともありがちです。このような汚れを放置していると、取れないシミになることもあります。

日頃のケアとして、付いた汚れはできるだけすぐに落としましょう。走行後に濡れタオルで全体の汚れを拭き取るだけでも、汚れがキレイになります。

レーシングスーツと合わせる装備アイテム

バイクに乗るときの装備は、レーシングスーツ以外にさまざまなものがあります。レーシングスーツと合わせておけば、バイク乗車時の安全性も高まるので、以下のアイテムを一緒に揃えておくことをおすすめします。

グローブやブーツ、ヘルメットなど

一般的なツーリングでも使用するおなじみのアイテムであるグローブやレーシングブーツ、そしてバイクに乗るときの必須アイテムであるヘルメットは、レーシングスーツとともに揃えておきましょう。

バイク専用のグローブやブーツなら、乗車時の動きがスムーズで、安全性も確保してくれます。サーキットで走る機会がある人は、ヘルメットもMFJ認定のものがおすすめです。

プロテクターとインナーも揃えよう

バイクに乗るときは、安全性をより高めるための装備も重要です。特にサーキットを走るときは、危険と紙一重という状況も少なくありません。

転倒事故でできるだけダメージを軽減するためにも、脊柱パットや胸部プロテクターなどを用意しておくことをおすすめします。

レーシングスーツの下は、基本的にインナーのみを着用するものですが、レース用の専用インナーは暑さ対策ができるなど機能性の高い製品も選択できます。

レーシングスーツで本格スタイルを

レーシングスーツは、本格的なライダーという印象を与えるだけではなく、乗車時の快適性、万が一の事故のときの安全性を兼ね備えた、機能性の高いスーツです。

バイクに乗るときはレーシングスーツを着用すれば、本格的なスタイルで快適なライディングが楽しめるでしょう。

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