美味しいコーヒーの淹れ方は豆の量で決まる?基本とコツを詳しく解説

2019.07.15

コーヒーを美味しく淹れるポイントの一つが『豆の量』です。豆の量が変われば、味わいも当然変わります。きちんと豆を計量することが、おいしいコーヒーを淹れることにつながるのです。豆の量の目安や焙煎度合による味わいの違いを紹介します。

コーヒー豆の量で味は変わる?

コーヒー豆の量を変えると、味は変化します。量が多いと味は濃く苦味を強く感じますが、少ないと味は薄く酸味が強く感じられるのです。

コーヒーを美味しく淹れるために、豆の適切な使用量の目安を紹介します。

使用する豆量の目安

1人分のコーヒー180mlを淹れるのに必要な豆の量は10gが目安です。しかし、2人分・3人分と作る場合、そのまま2倍・3倍とすればよいわけではありません。

1人分と3人分では抽出の具合が変わるため、単純に倍量にするだけでは同じような味わいになりません。何杯淹れても同じように美味しく淹れるには、下記を参考に量を決めましょう。

また、粉の挽き方によっても量を調整します。かっこ内は粉が粗挽きのときの目安です。記載している重さはあくまでも目安です。目安を知った上で、好みに合わせて調節します。

1人分(抽出量150-180ml)

  • 浅煎り:10g(12g)
  • 中煎り: 12g(15g)
  • 深煎り:14g(17g)

2人分(抽出量280-300ml)

  • 浅煎り:18g(21g)
  • 中煎り: 22g(25g)
  • 深煎り:25g(30g)

3人分(抽出量400-450ml)

  • 浅煎り:25g(30g)
  • 中煎り:30g(35g)
  • 深煎り:40g(45g)

計量スプーンはドリッパーによって異なる

コーヒーの道具を扱うメーカーは複数あり、それぞれが、こだわりのドリッパーを販売しています。ドリッパーの形状が違うということは、美味しく淹れるために必要な豆の量が違うということです。

そのため、付属の計量スプーンも容量が違います。それぞれのドリッパーで1杯淹れるのに最適な分量を量れるのです。では、各社のドリッパーにはどのような特徴があるのでしょうか?

ハリオ

ハリオのV60ドリッパーは、バリスタの国際大会でも多くの人が愛用していることで知られています。円錐形で『大きな一つ穴』があることと、空気の通り道を作るためのらせんを描くリブが特徴です。

V60がプロに支持されているのは、『味の調節がしやすい』というメリットによります。お湯を細く注いでドリップ時間を調節することで、自在に好みの味が作れるのです。

付属の計量スプーンには、8g・10g・12gの目盛りがあるので、量るときの目安にできます。

カリタ

『三つ穴』が特徴のカリタのドリッパーは、お湯を注ぐ量とスピードで味をコントロール可能です。

三つの穴から均等にお湯が落ちていくことで、後味のよさを引き出せます。程よい苦味が心地よい味わいに仕上がるのです。

カリタでは、コーヒー1杯に対して10gの粉を推奨しています。そのため、計量スプーンも10g前後の粉を量り取れる容量です。

ただし、実際にすくって計量した人の中には、9g前後だった、という人もいます。豆の種類にもよりますが、きれいにすり切り1杯ではなく、少し多めにするとちょうどよいかもしれません。

メリタ

メリタの計量スプーンは、他社と違い山盛りで8gが量り取れる設計です。すり切りだと少なくなってしまうので、使用するときは注意します。

ドリッパーの特徴は、『一つ穴』で安定した味わいのコーヒーが淹れられることです。内側のミゾがお湯の流れを理想的な状態になるよう整えて、最適なスピードで抽出できるようにしています。

ペーパーフィルターにも湯量と抽出時間をコントロールする働きがあるので、お湯の注ぎ方で味わいをコントロールする必要がありません。

粉を少量のお湯で湿らせて蒸らした後、杯数分に応じた分量のお湯を注ぐだけです。

コーノ

ハリオと同じ『大きな一つ穴』で円錐形のドリッパーがコーノです。内側にあるリブが中ほどまでになっていることで、フィルターの上はドリッパーに貼りつき、下は隙間があいている状態になります。

そのため、抽出スピードが早く、すっきり感のある味に仕上がるのです。お湯を注ぐ量とスピードを調節して、味をコントロールできます。

円錐形のドリッパーは通常より多く粉を使うため、計量スプーンは他社よりも容量が多く設定されています。

美味しく淹れるコツは適量を守ること

コーヒー粉は毎回量って入れることが大切です。適量を守って淹れることで、美味しく仕上がります。ただし、計量スプーンを使えば必ず同じ分量を量り取れるとは限りません。

そこで、適量を量り取るために必要なポイントを紹介します。

焙煎度合でスプーン1杯の重さが変わる

同じ計量スプーンで量り取っても量が違うのは、『焙煎度合』で重さが変わるからです。長く焙煎すると豆の水分が飛んで軽くなります。しかし、見た目はふっくらと膨らむのでボリュームが出るのです。

ポップコーンと同じような状態とイメージすると分かりやすいかもしれません。長く炒ってはじけたポップコーンは、大きく膨らみますが重量としては軽くなっています。

そのため、見た目だけでは重さが分かりません。計量スプーンで同じように量っても重さが違うのはそのためです。その違いについて知らずに計量スプーンを使っていると、コーヒーの味が安定しません。

大さじで量ることはできる?

専用の計量スプーンがないなら、大さじを使って計量することも可能です。『大さじ1杯の粉はおよそ5g』なので、180mlのお湯で抽出するなら、大さじ2杯分の粉を使います。

大さじで量る場合にも、焙煎度合で重さが変わることに注意して量りましょう。より正確に重さを量るには、電子計量スプーンを活用することもできます。

豆の量で変わる、味の違いを楽しもう

豆の量が違えば、抽出されたときのコーヒーの味も違います。多ければ濃く苦くなり、少なければ薄く酸味が感じられるのです。

量の違いによる味わいの変化を楽しむには、豆の見た目が焙煎度合で変わることを知っておきましょう。深煎りになるほどふっくら膨らむため、同じ量でも軽いのです。

こうした豆の量について知っておくと、好みに合わせた調節ができ、より美味しいコーヒーが楽しめます。

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