ワインの資格を取るなら?趣味から仕事に活かせるものまで一挙公開

2019.07.15

職業としてワインを扱う人はもちろん、趣味でワインの知識を深めたい一般人向けまで、日本ではたくさんのワイン資格が取得できます。ワイン資格とは何か、またワイン資格取得に向けた最適な勉強方法を紹介します。

ワイン資格の基礎知識

奥深いワインの世界を知るためのきっかけとして活用できるのが『ワイン検定』の取得です。ワインの資格は一つだけでなく、さまざまな用途に合わせて、複数の資格から選択することができます。

ワインの資格を取得する以前に知っておきたい、現在受験できるワイン資格の概要をお伝えします。

ワイン初心者が資格をとる意味

その道のプロフェッショナルが取得する、というイメージが強いのが『資格』です。しかし、ワインの基礎知識を知りたいという初心者であるからこそ、資格取得の挑戦をおすすめします。

ワインの資格はプロ向けのものだけではなく、ワイン好きな一般人向けの資格も多数用意されています。また、受験資格に厳しい制限がないため、これからワインの世界に足を踏み入れたいという方にも最適です。

ワインの資格を取ることは、すでに頭に入っているワインの知識を再確認するだけでなく、より広い意味でワインを楽しむきっかけにもなります。

資格は大きく分けて六つ

日本国内で取得できるワインの資格はプロ向けと一般向けのほかに、主催する自治体によっても分けられています。

  • 日本ソムリエ協会(JSA)のワイン検定試験
  • ワインエキスパート試験(日本ソムリエ協会主催)
  • ソムリエ試験(日本ソムリエ協会主催)
  • 全日本ソムリエ連盟(ANSA)のワイン検定試験
  • ワインコーディネーター試験(全日本ソムリエ連盟主催)
  • WEST(マスター・オブ・ワイン協会主催)

難易度はそれぞれの資格によって異なりますが、それぞれの資格は知識レベルごとにクラス分けされているため、自身のレベルに合わせた資格を取得できるようになっています。

一般人や趣味で資格を取りたい人におすすめ

プロ向けレベルには及ばないものの、趣味や好きなワインの世界を極めたい方には、一般人向けに開催されている資格があります。

JSA主催のワイン検定はブロンズから

ワイン初心者またはワインの知識を深めたい方におすすめの資格は『日本ソムリエ協会(JSA)』と『全日本ソムリエ連盟(ANSA)』が主催している『ワイン検定』です。

JSAが主催するワイン検定には『ブロンズクラス・シルバークラス』があります。

  • ブロンズクラス:家庭でワインを楽しむ基礎知識・ワイン入門
  • シルバークラス:ブロンズクラス認定者限定・好みのワイン選びの基礎知識

ワイン検定は、20歳以上であれば誰でも応募可能です。各クラスを受験する際には受験料を事前に支払い、送付されたテキストから受験内容が出題されます。

試験当日は講習会を受講した後に筆記テストを行うのみで、ワイン検定には実技試験は含まれません。

ANSA主催のワイン検定

全日本ソムリエ連盟(ANSA)が主催するワイン検定は、以下の通りです。

  • 3級:ワインの基礎知識
  • 2級:3級取得者限定・ワインの法律や地理・特徴や魅力・基礎知識
  • 1級:2級取得者限定・ワインにまつわる全知識

検定は年に1回、20歳以上であれば受験は可能です。試験は1~3級まですべてのクラスが同日に行われます。

ワインのヒストリーやカルチャーのほか、お酒を楽しみ方やモラルやマナー・ワインの雑学など、試験内容はワインにまつわる5分野から出題されるマークシート形式です。

試験問題は主に公式テキストから出題され、全50問のマークシート制です。またワインテイスティングなどは行われません。

難易度高めなワインエキスパート

ワイン検定に合格した方、またはプロに負けない知識を持つ方に最適な資格は、日本ソムリエ協会(JSA)が主催する『ワインエキスパート試験』です。

ワインエキスパートとはソムリエと同様、プロに劣らない知識が必要な資格で、20歳以上であれば受験資格が得られます。

ソムリエとワインエキスパートの資格は『職業経験があるかどうか』の違いがあります。ソムリエは職業として有用な資格であるのに対し、ワインエキスパートは趣味としてワインを好きな一般人向けというような位置づけです。

また、ワインエキスパート資格取得は、年1回開催の1次試験(筆記)と2次試験(実技)の両方に合格しなければいけません。資格取得後は別途登録料を支払うことで、ワインエキスパートの認定バッジと認定証が発行されます。

仕事に役立つワインの資格

飲食関連の仕事をしている人、またはワインを扱う酒造メーカーに勤務している人など、プロとしてワインに携わる方向けにも資格があります。

資格取得にはワインに関する豊かな知識はもちろん、お客様に最適なサービスをするセンスも必要です。先ほど紹介したワイン検定よりも、難易度は飛躍的に上がります。

JSAのソムリエとANSAのソムリエの違い

全日本ワイン連盟(ANSA)主催のソムリエ資格は、年齢以外に制限はありませんが、日本ソムリエ協会(JSA)主催のソムリエ資格は『3年以上の実務経験』がないと受験資格が得られません。

ワインコーディネーター

全日本ソムリエ連盟(ANSA)主催のワイン資格には『ソムリエ』と『ワインコーディネーター』の2種類があります。

2種類の資格は試験内容などに大きな違いはなく、共にワインに関する深い知識が必要です。

レストランなどの飲食店で働く人はソムリエ資格、ワインを扱う酒造店で働く人はワインコーディネーター資格と、二つの資格を選ぶ際のポイントは『働く場所の違い』が挙げられます。

また、ワインコーディネーターはお客様の求める最適なワインを探す仕事ですので、ソムリエよりも高い適応力が重要視される資格です。

国際資格のWSET

日本で取得できるワインの資格に対し、ワインの国際資格として知られるのが『WEST(Wine and Spirit Education Trust)』です。

WSETとはイギリスのワイン教育機関の名称で、ワイン入門者からプロ向けまで全4段階のクラスに分けられます。

  • Level1:ワインの基礎知識(1日の受講期間)
  • Level2:テイスティング&サービス技術の基礎知識(6カ月の受講期間)
  • Level3:JSA主催ソムリエ資格レベル&テイスティング技術の向上(6カ月の受講期間)
  • Level4:ワインに関する全般的でより深い知識(2年間の受講期間)

WEST資格取得には、Level別に指定された受講期間の修了が必須です。受講はLevel4を除き日本の首都圏に限られています。

ワイン資格の勉強方法は?

ワイン資格はレベルが上がれば上がるほど、より広く豊かなワインの知識が必要です。資格に合格するためにはどのような勉強をすればよいのでしょうか。資格取得に向けた二つの勉強方法についてお教えします。

通信講座を受講する

ワインの資格取得に向けた勉強方法は、ワインスクールが開催する資格取得者に向けた通信講座の受講が挙げられます。

受験料とは別に受講料がかかりますが、試験に出題される問題の傾向を知れるほか講師のアドバイスが受けられるメリットがあり、より合格率を上げられる勉強法です。

独学での取得も可能?

すでにワインに関する知識が豊富であり、自由な時間を使って勉強をしたい方は、自分なりの勉強法でワインの資格を取得することもできます。

また受験勉強を独学で行う場合は、テキストでの自宅学習が基本です。テキストさえあれば勉強ができるため、仕事の合間など隙間時間を使った勉強方法に最適です。

しかし、実技試験が行わるワイン資格では、別途勉強法を工夫する必要があります。受験までのモチベーションが保てる方で、マイペースに資格取得をしたい方には独学での勉強法がおすすめです。

自分が目指すワイン資格を見つけよう

ワインの資格は、まずは基礎知識を深めたいという一般向けからプロ向けまで、知識レベルに合わせた資格が取得できます。

ワインの知識をより追求したい、また持っているワインの知識を仕事に生かしたいなど、自分がどれほどワインと向き合ってきたかを見定めることで、自分に適した資格取得の勉強法が見えてくるはずです。

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