写真のアートをインテリアに活用。自分だけの空間を作る

2018.09.17

アートと言えば絵画やオブジェが思い浮かびますが、近年注目を集めているのが写真を芸術として捉える『アート写真』です。ここではアート写真をインテリアとして楽しみたい人に向けて、アート写真の概念や購入先、撮影した写真の印刷方法などを紹介します。

アート写真について

近年のインスタグラムやツイッターといったSNSの発達により、写真の世界はすっかり身近なものとなりました。

『アート写真』は、新たなアート表現として話題を集めています。アート写真と普通の写真の違いは何なのでしょうか?

アート写真と写真の違いとは?

一般的に写真の価値は構図や撮影の上手さ、写真のきれいさで決まるものですが、アート写真は写真そのものではなく、写真の芸術性を評価します。

つまり『アート写真』はカメラマンや写真家が撮影した写真ではなく、アーティストがアート表現のために撮影した写真のことです。一見なんてことのない写真でも、誰かが「これはアートだ」といえば一つの芸術作品になるのです。これは絵画などでも同じことですね。

芸術性が高いとされるアート写真は、驚きの値段がつけられることも多々あります。とくに人気アーティストのアート写真には普通の写真よりも高い値が付けられ、シンディ・シャーマンという有名なアーティストの作品だと3億円以上の値が付けられているのですから驚きです。

ただし現在では膨大な数のアート写真が市場に出回っていることもあり、ほとんどの作品が数千円から数十万円ほどで購入できるようになっています。

アート写真をインテリアにする

日本では家族写真などを部屋に飾る家庭は多いかもしれませんが、『風景の写真やアート写真をインテリアにする』という文化はまだまだ浸透していません。一方で海外の部屋には当たり前のように風景写真やアート写真がディスプレイされています。

お気に入りの1枚を大きく飾るのもおしゃれですが、部屋に統一感を与えるディスプレイ方法が今の主流です。

部屋全体の色合いと、写真の色とのバランスを考えながら、フレームの素材やカラーを統一することで、アート写真がおしゃれなインテリアになります。

初心者の方は、アート写真の色をベースカラー(床や天井など部屋の大半を占める色)に合わせるのがおすすめです。モノクロで統一すれば、ほとんどの内装にマッチします。

アート写真、アート作品の販売場所

アート写真の主な販売場所には、お店のギャラリーとネットショップの2種類があります。ギャラリーでじっくり吟味したい方はお店で直接購入することをおすすめします。一方、気軽に選びたい方はネットショップを覗いてみましょう。

店で直接購入する

都内のおすすめ店舗は『YellowKorner』と『WALLS TOKYO』です。

YellowKornerは、約200名のアーティストと1500点以上の作品が揃うアート写真の専門ショップです。『Fashion』や『Music』など9つのカテゴリーから選ぶことができ、5種類のサイズ展開があります。

  • 店名:YellowKorner 有楽町店
  • 住所:東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3F
  • 連絡先:03-6273-3403
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:施設の営業日による
  • 公式HP

WALLS TOKYOは世界中の現代アートを取り扱うアートのセレクトショップです。

インターネット通販もしていますが、ギャラリーで実際に作品を観ることも可能です。ギャラリーにはアート写真はもちろん、幅広い手法で描かれたアート作品が多数並んでいます。

  • 店名:WALLS TOKYO
  • 住所:東京都文京区白山2丁目14-18
  • 連絡先:03-6240-0790
  • 営業時間:12:00~19:00(水・木・金)/10:00~18:00(土・祝)
  • 公式HP

ネットショップで購入する

ネットショップでは『This is Gallery』と『AllPosters』の2店舗をおすすめします。

This is Galleryは、アーティストとアートファンをダイレクトに繋ぐプラットフォーム型のアート購入・販売サイトです。プロのアーティストをはじめ、現役・既卒美大生、独学の方など、様々なアーティストによる多数の作品を取り扱っています。

This is Gallery

AllPostersは、100万点以上の作品が揃うポスター&絵画ショップです。アート写真も多数取り扱っています。様々なアート作品を、ポスターやアートプリント、Tシャツなどにして提供しているショップです。

AllPosters

アート写真を自分で撮ってみよう

ショップでお気に入りのアート写真が見つからない時には、思い切って自分でアート写真を撮影してみましょう。

写真を撮る上での鉄則

写真をプロっぽく撮影するための鉄則としては、主に以下の7つのテクニックが挙げられます。

  • 3分割の法則:フレームの中を縦横に3分割して9つのエリアに分ける、被写体をそれぞれのエリアに分けて撮影してバランスをとる
  • スペースを活かすテクニック:フレームに大きく余白を残すことで、被写体への注目度をアップさせる
  • シンメトリーの法則:左右対称の被写体を撮影する時に、被写体をフレームの中心に置く
  • 手前に小さな被写体を配置するテクニック:奥行きを活かした写真をとる時に有用
  • ラインを強調するテクニック:道路や建物のラインを意識することで、被写体を強調する
  • 奇数の法則:被写体を奇数にすることで写真のまとまりがよくなる
  • 目線の高さを変えるテクニック:地面から見上げる形や、上から見下ろす形で撮影することで、被写体を印象的に見せる

感じたものを撮るのもアート風

『アート写真は写真ではなく芸術』という観点から、自分の感性をそのまま活かす撮影方法もおすすめです。これはきちんとした写真を簡単に撮れるデジタルカメラだからこそ使えるテクニックで、アート写真初心者でも気軽に試すことができます。

通常の写真撮影テクニックに頼らないことで、自分の感性がそのまま反映されたアート写真を生み出すことができるのです。

撮った写真をインテリアに

最近では自分で撮影した写真をアート風に飾る人も増えてきています。

印刷のやり方自体は難しいものではなく、紙にこだわれば自宅のプリンターでも本格的なアート写真に仕上げることが可能です。ネットプリントサービスを利用してプロに印刷をお願いするという手もあります。

プリントにはファインアート紙がおすすめ

アート写真をプリントするなら、ファインアート紙が断然おすすめです。ファインアート紙は写真やイラストのデジタルデータを忠実に作品として表現するための用紙で、微妙な色の濃淡やニュアンスも再現してくれます。

例えばEPSONのファインアート紙『Velvet Fine Art Paper』はディティールの再現性が高く、写真のリアルな質感や立体感を引き立てるのに適しています。

  • 商品名:EPSON Velvet Fine Art Paper
  • 価格:1945円(税込)
  • Amazon:商品ページ

プロに頼む場合は

自分でプリントするのに不安がある方には、プロが印刷してくれるネットプリント出力サービスがおすすめです。

サイズや紙の種類をネットオーダーのみで決められるところがほとんどなので、簡単に自分好みのアート作品を手に入れることができます。

例えば『イーワン大判プリントサービス』は、エプソンのハイエンドインクジェットプリンターによる印刷サービスです。

B0ノビ(1118 × 1580 mm)の大判サイズまで対応できるので、質感が重要視される写真展用の作品の印刷などにも利用できるサービスです。

イーワン大判プリントサービス

フレームにも自分らしさを

アート写真をインテリアとして飾るなら、フレームにもこだわりたいところです。部屋のテイストに合わせてフレームを選ぶと、おしゃれな雰囲気にまとまります。

例えばナチュラルテイストの部屋なら木製、モダンな部屋ならアクリルやアルミ素材のフレームといった具合に、写真を飾るスペースに合う素材や色を選ぶようにしましょう。

写真をアートパネルにするには

写真をアートパネル(額装)にするサービスも人気を集めています。スマホなどで撮影した写真データ1枚からやってくれるところがほとんどで、だれでも気軽にアートパネルが作れます。

キャンバス地に印刷するものから高級感のあるマット台紙に印刷するものまであるので、ぜひ用途に合ったサービスを選んでみてください。

気軽にアートパネルサービスを試してみたい人におすすめなのが、アートパネル専門店『ArtDeli.』の『思いデリ』というサービスです。1枚3480円から作成が可能で、PCやスマホを経由することで自分で簡単にデザインできます。

リーズナブルな価格設定ですが、特殊な印刷技法を採用しているため、光による色あせの心配がほとんどありません。自分用はもちろんプレゼントなどにもぴったりです。

思いデリ|ArtDeli.

簡単にアート加工できるおすすめアプリ

スマホで撮影した写真を簡単にアート加工できるアプリもおすすめです。写真をプリントする前段階の編集ツールとして活用しましょう。

Prisma

『Prisma』は人工知能が搭載された13種類のフィルターを使い、写真をグラフィックアートに変換するアプリです。

素材となる写真はスマホのカメラロールから選ぶことができます。操作方法も至ってシンプルです。画面をスワイプしながらフィルターを選び、エフェクトの適用パーセントを調整するだけで自分好みのグラフィックアートが完成します。

App Store:ダウンロードページ Google Play:ダウンロードページ

ArtEffect

『ArtEffect』は、スマホの写真を有名画家の描いた作品のように加工できるアプリです。Prismaと同様に人工知能のシステムが採用されており、50種類以上のスタイル・エフェクトを適用することができます。

ゴッホやピカソ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、サルバドール・ダリなど、著名な画家たちのフィルターも用意されているので、ぜひお試しください。写真の変換もわずか2〜3秒ほどで完了します。

App Store:ダウンロードページ

Paintkeep ペインティング

『Paintkeep ペインティング』は、水彩画風の画像加工に特化したアプリです。加工のバリエーションは少ないものの、本物の筆で描いたような味のある作品に仕上げられます。

バーを左右にスワイプすることで色味を変えられる他、絵の右下にサインを入れたりすることも可能です。普通の写真を本格的な水彩画風に加工したい時に使用すると良いでしょう。

App Store:ダウンロードページ

スマホ写真の印刷方法は

加工したスマホ写真を印刷する場合は、ネットプリントアプリやコンビニ・家電量販店などのプリントサービスが便利です。

コンビニや家電量販店のプリントサービスは即日印刷も可能なので、急ぎの方はこちらを利用するといいでしょう。

『しろくまフォト』などのネットプリントアプリは、アプリ経由でスマホ写真を印刷できるサービスです。後日郵送でプリント写真が届けられるため、わざわざお店に足を運ぶ必要がありません。

App Store:ダウンロードページ Google Play:ダウンロードページ

自分だけの空間を作って楽しむ

自宅の部屋をおしゃれに見せるのに重要なのが『壁のインテリア』です。きれいなクロスで部屋をスッキリ見せるのも素敵ですが、せっかくなら絵画風のアート写真を飾って海外生活のような『アートのある部屋』を実現させてみませんか。

『自分のお気に入りの写真をアートにして飾る』という文化も徐々に日本に浸透してきているので、ぜひこの機会にアートのある部屋作りにチャレンジしてみてください。

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