壮大なオーケストラに圧倒される。映画音楽が魅力的な映画6選

2019.07.11

映画にとって、音楽は必要不可欠な存在です。洋邦問わず、映画にはさまざまなジャンルの音楽が使用されていますが、中でもオーケストラの音楽を聴くことは多いでしょう。映画音楽の効果とオーケストラが使用されているおすすめ作品を紹介します。

映画を彩るオーケストラの響き

映画を観ていると、さまざまな音楽が要所要所で使われています。ただ単純に音楽を流しているのではなく、映画音楽には役割があるのです。

映画の中で音楽が果たす役割とは

映画で使われる音楽は、さまざまな役割を持っています。その一つが、感情の表現です。

役者の演技やセリフ、映像の雰囲気などを通しても、登場人物の感情はある程度汲み取れます。そこに感情に合わせた音楽が加わると、観る者はより登場人物の感情がわかりやすくなるのです。

また、映画音楽には場面ごとの雰囲気を作り出す役割もあります。荘厳な雰囲気や不気味な雰囲気など、映像に合わせた音楽を同時に使うことがあるほかに、映画全体を通して共通するテーマ音楽を使用することがあります。

このような音楽の使い方は、映画の主題を伝えると同時に、その映画にオリジナリティを与える効果が期待できるのです。

映画とクラシック音楽は相性がいい

映画音楽では、その映画に合った音楽を新たに作る以外に、既存の音楽を使用する場合があります。特に、クラシック音楽を使用するケースが多く見られるでしょう。

元々、映画とクラシック音楽の相性は良いと言われています。映画が誕生して間もない無声映画の時代には、20世紀を代表する作曲家の一人であるショスタコーヴィチが多数の映画音楽を書き下ろしていたこともあります。

実在したクラシック音楽の作曲家や演奏家を題材にした映画も多く、それぞれの作品で各作曲家の曲やオーケストラの演奏を使用しています。

また、直接音楽に関係していない名作映画にも、クラシックの名曲が効果的に使用されている例は多数あり、映画の名シーンを効果的に演出しているのです。

オーケストラ音楽が印象的なおすすめの洋画

オーケストラ音楽を使用している映画は多数ありますが、特に音楽が印象的な洋画作品を3本紹介します。

伝説的なピアニストの実話 シャイン

『シャイン』は、オーストラリアの天才ピアニスト・デイヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた作品です。全編にわたってクラシックの名曲が多く使われています。

この映画の中で最も印象的で、ストーリーの要となっているのが、セルゲイ・ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第3番』です。演奏難度が非常に高いことでも知られています。

映画で流れるピアノはほとんどヘルフゴット本人による演奏です。名ピアニストの演奏を聴きながら、映画の世界に浸ってはいかがでしょうか。

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悲運の皇帝の人生 ラストエンペラー

『ラストエンペラー』は、清朝最後の皇帝である愛新覚羅溥儀の数奇な生涯を描いた大作です。日本を代表する作曲家である坂本龍一と元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン、中国人作曲家の蘇聡が音楽を担当しました。

こちらは既存のクラシック音楽ではなく、オリジナルの映画音楽が作られており、アカデミー賞やグラミー賞などを受賞しています。

時代に翻弄される中国最後の皇帝の一生を描く物語を演出する音楽は、壮大な雰囲気を感じさせながら戦争や時代の流れを効果的に表現しています。

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スタイリッシュな響き ウエスト・サイド物語

『ウエスト・サイド物語』は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』をニューヨークに置き換えたミュージカルを映画化した作品です。ミュージカル映画だけに音楽がとても印象的です。

音楽は、20世紀を代表する作曲家・指揮者であるレナード・バーンスタインが担当しています。映画を観たことがない人でも一度は耳にしたことがあるというほど有名な音楽は、バーンスタインの代表作です。

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オーケストラ音楽が印象的なおすすめの邦画

日本映画でオーケストラの音楽が使われているおすすめの映画としては、以下の3本がおすすめです。

黒澤明監督の傑作 天国と地獄

日本映画を代表する巨匠・黒澤明の『天国と地獄』は、アメリカの小説家、エド・マクベインの警察小説『キングの身代金』を日本に置き換えて映画化した作品です。誘拐事件にまつわる身代金受け渡しや警察による捜査が描かれています。

映画音楽で活躍していた作曲家の佐藤優が音楽を担当していますが、シューベルト作曲の『ます』も効果的に使われています。

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オペラの名曲を使用 テルマエ・ロマエ

タイムスリップした古代ローマの風呂場の設計職人を主人公に、古代ローマの浴場と日本の風呂をテーマにしたユニークなコメディ作品です。こちらの映画には、クラシックのオペラ作品が多く使われているのが特徴です。

ヴェルディ作曲のオペラ『アイーダ』の『凱旋行進曲』や、プッチーニ作曲の『トゥーランドット』のアリア『誰も寝てはならぬ』など、耳馴染みがある名曲を聴くことができます。

テルマエ・ロマエ

美しくて恐ろしい響き シン・ゴジラ

近年大ヒット作となった映画『シン・ゴジラ』では、監督の庵野秀明と長年タッグを組む鷺巣詩郎が担当しています。

過去のゴジラ作品の音楽を使用しながら、ゴジラの世界観を表現する美しさと恐ろしさを兼ね備えたオーケストラの音楽も使うなど、こだわりが感じられる作品です。

シン・ゴジラ

オーケストラの壮大な響きに酔いしれよう

オーケストラ音楽は、映画音楽として聴く機会があります。映画オリジナルのサウンドトラックのほか、クラシックの名曲が効果的に使用されていることもあります。

映画を観るときは音楽にも注目してみると、さらに映画が興味深いものになるでしょう。

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