失敗しない『シャンパンの開け方』を徹底解説。注ぎ方や注意点も!

2019.07.08

発泡性のシャンパンは、開けたときにコルク栓が飛んでしまい中身が吹きこぼれるケースも多く、開けるのが難しい、怖いと感じる人も多いのではないでしょうか。シャンパンの正しい開け方を知っていれば、失敗せずスマートに開けることができます。

シャンパンを開けるために必要なもの

シャンパンを開けるためには、『これがなければ開けられない』というほど必要不可欠な道具はありませんが、いくつかのものを準備しておくと、失敗せずにスムーズに開けやすくなります。

栓抜きなしでOK

シャンパンのボトルには、ワインと同じようにコルクで栓がしてあります。

ワインを開けるときは、『ワインオープナー』と呼ばれる栓抜きの一種を用い、コルクに刺して引き抜く方法を取りますが、シャンパンを開けるときは必ずしもワインオープナーなのような器具は必要ありません。

ワインのコルクとは異なり、シャンパンのコルクは比較的簡単に、道具を使わずとも素手で抜くことが可能だからです。

シャンパンクーラーと氷があれば安心

素手で開けられるシャンパンですが、場合によってはコルクが飛んでしまったり、中身が吹きこぼれてしまったりすることがあります。

予期せぬ開栓時の失敗を防ぐためには、あらかじめ『シャンパンを冷やしておく』のがポイントです。

シャンパンクーラーまたはワインクーラー、氷などを用意して、開ける直前までしっかりボトルを冷やしておくと、開栓に失敗しにくく安心して開けられるでしょう。

正しいシャンパンの開け方

ワインオープナーを使って開ける人も多いため、シャンパンの正しい開け方をよく知らない人も多いでしょう。正しい手順を踏めば簡単に、しかも安全にシャンパンのコルクを抜くことができます。

シャンパンを開けるときは、以下の手順で行いましょう。

コルクの梱包を取る

コルクで栓がしてあるシャンパンの口の部分は、購入時には『ミュズレ』と呼ばれる針金製の栓押さえが留まっており、さらにキャップシールなどで梱包されているのが一般的です。

まず、ボトルの口の梱包を剥がします。するとミュズレで覆われたコルクが現れるので、コルクを親指で押さえながらミュズレを外します。

このとき、コルクを押さえていないとミュズレを外したとたんにコルクが飛ぶこともあります。『ミュズレを外す前には、コルクを押さえておく』ことを忘れないようにしましょう。

コルクを押さえてボトルを回す

ミュズレを外したら、コルクを抜きます。この際、コルクが飛んだりシャンパンが吹きこぼれたりするときに備えて、ナプキンでコルク部分を覆いましょう。

コルクは引っ張り上げるものと思われがちですが、シャンパンを開けるときは『決して引っ張りません』。ナプキンの上から親指でコルクを押さえたまま、もう片方の手でボトルの方をゆっくりと回すのです。

内側からのガスが抜けると完了

ボトルを回していくと、内部のガス圧によってコルクが自然に持ち上がり、緩んできます。コルクを押さえたままの状態で、少しボトルを傾けて内部のガスをコルクの隙間から少しずつガスを抜きます。

ガスが抜けたら、コルクを抜いて開栓完了です。

開栓に失敗しないためのコツとは?

上記の方法を守れば、失敗することなく安全にシャンパンの栓を開けられるはずです。しかし、ボトルの取り扱い方を誤ると、失敗する確率が上がる可能性があります。

失敗せずにシャンパンを開けるためには、以下のコツを押さえておきましょう。

ボトルを事前によく冷やす

シャンパンは、温度が高いとボトルの中のガス圧が高くなり、開栓したときに吹き出しやすい状態になります。場合によっては、ミュズレを外しただけで一気にコルクが飛ぶこともあります。

前もってボトルをよく冷やしておけば、ガスの吹き出しを防ぎやすく、急にコルクが飛ぶなどの思いもよらない失敗も減らせます。

また、温度が高い状態は内部の二酸化炭素が膨張するため、ガスが抜けやすくなるばかりかシャンパンの風味を落とすことがあります。

常温で置いていたシャンパンは、冷蔵庫で『最低でも1時間半は冷やしておく』のがおすすめです。シャンパンを開ける準備をしておけば安心なものとしても触れましたが、シャンパンクーラーや氷などを利用して冷やしておいてもいいでしょう。

なお、シャンパンを開けるときの最適な温度は、7度程度です。

銘柄や甘口・辛口の違いにもよりますが、シャンパンを飲むのに最適な温度も7度前後なので、シャンパンを上手に開けて、おいしく飲むためには適温に合わせた状態で開けるのがベストといえます。

開ける前にボトルを振らない

発泡性のシャンパンは、当然ながら振動で泡が吹き出しやすくなります。開ける直前にボトルを振ってしまうと、コルクが抜けたときに中身が吹きこぼれてしまうだけではなく、コルクが抜ける勢いも強くなるため危険です。

シャンパンによっては、ボトルの底に澱(おり)が沈殿している場合があります。もしボトルを振ってしまってから開栓すると、澱とシャンパンが混ざり、『味に変化が生じる』こともあります。

以上のようなことを防ぐためにも、シャンパンを開ける前は、ボトルを振ったりゆすったりしないようにしましょう。

開けるときはボトルを斜めに傾ける

シャンパンを開けるときに見逃しやすいポイントが、ボトルの持ち方です。コルクを抜くときは、ボトルをまっすぐ立てたまま行っていないでしょうか。

シャンパンのコルクは、斜めに持って傾けるのがポイントです。これは、ボトル内部のシャンパンが空気に触れる液面、つまり『表面積が狭いと泡が出にやすくなる』からです。

ボトルがまっすぐの状態よりも斜めにした方が液面を広くできるので、斜めにボトルを持って開ければ、泡が立つ量も減らせます。

シャンパンを開けるときの注意ポイント

基本的に手で開けるシャンパンですが、正しい方法を守らないと周囲に危険が及ぶことがあります。安全にシャンパンを開けるためには、以下の注意ポイントをしっかり頭に入れておく必要があります。

人に向けて開けない

シャンパンのボトルを開けるときは、どんなに注意をしていたとしても、コルクが勢いよく飛んでしまう可能性があります。コルクがぶつかり周囲の人がケガをすることを避けるため、『人に向けた状態』で開けないように心がけましょう。

人にぶつかるだけではなく、周囲の物にコルクがぶつかることにも気をつける必要があります。割れやすい食器やガラス、蛍光灯などにコルクが飛ぶと割れて破損し、その破片でケガを負うことも十分考えられます。

人に向けないことは大前提として、周囲に壊れやすいものがあるときは、その方向へボトルが向かないように気を配るべきです。

基本のマナーは音を立てない

シャンパンを開けるときは、コルクが抜ける「ポン」という音がするものと思っていないでしょうか。

確かに、コルクを抜くと音がするとシャンパンが開いたと盛り上がるきっかけになることもあるので、あえて音を立てて開けることもあるでしょう。しかし正式なマナーとしては、音を立てずに開けるのが正しい開栓方法です。

その場のシーンに合わせて開けよう

シャンパンはさまざまな場で飲む機会がありますが、お祝いのパーティーなどで用いられることも多いものです。

上の項目でも触れたように、シャンパンを開けるときは基本的に音を立てないのがマナーですが、パーティーのような比較的騒がしい場では、シャンパンが開く音はさほど問題にはならず、むしろ盛り上がる要素になります。

そのようなにぎやかな場であれば、音を立ててシャンパンを開けるのも『アリ』といえます。

反対に、レストランなど落ち着いた雰囲気の場所では、できるだけ音がしないようにマナーを守って開けるようにしましょう。シーンや雰囲気に合わせて開け方に気を配ると、正しいマナーでシャンパンを楽しみやすくなります。

失敗しないシャンパンの注ぎ方

シャンパンのコルクを抜いた後は、すぐにグラスに注いで飲みたくなることもあるでしょう。シャンパンの注ぎ方にもポイントがあります。

開栓後は泡を落ち着かせる

コルクを抜いた後は、シャンパンの泡がまだ落ち着いていない状態です。すぐにシャンパンをグラスに注ぐのではなく、まずは『泡を落ち着かせ』ましょう。

そのために、ボトルを少し斜めにしたまま静かに待ちます。もし開栓時に泡が吹き出した場合は、ボトルの口をナプキンなどの布で吹いておきます。

回数を分けて注ぐ

ボトル内のシャンパンの泡が落ち着いたら、いよいよグラスに注ぎます。この注ぎ方にも、ポイントがあります。

一旦、泡を落ち着かせた状態だったとしても、シャンパンは一気に注ぐとグラスの中で泡が立ちやすくなります。そのため、飲む量を一度にグラスに注ぐのではなく、『複数回に分けて注ぐ』のが正しい方法です。

一度目は、グラスの4分の3あたりに泡が届く程度まで静かに注ぎます。注いだ直後はどうしても泡の量が多くなるので、泡が落ち着くまで待ちます。その後さらに2~3回かけて注ぎ、量を調整します。

注ぐ量はグラス6分目が目安

上記の注ぎ方にもあるように、シャンパンをグラスに注ぐ時は複数回に分けて行いますが、シャンパンはグラスいっぱいに注ぐのではなく、グラス6分目程度までが目安です。

シャンパングラスにはいくつかのタイプがありますが、『いずれのシャンパングラスでも、6分目まで』という目安は同じです。どんなグラスを使っていたとしても、最終的にグラス6分目まで注げるよう、2度目、3度目の注ぎで上手に調整をしましょう。

2杯目以降のシャンパンも同様に注ぎますが、シャンパンクーラーなどで冷やしたボトルに水滴が付いていることがあります。注ぐときは、水滴もしっかり拭き取ってからが正しいマナーです。

開け方はシーンに合わせてスマートに

正しい開け方を知っていれば、シャンパンは器具を使わず、手で安全に開けられます。開ける前、開けた後の取り扱いにも気を配ると、中身が吹きこぼれたりすることなくスマートに注げるでしょう。

開け方から注ぎ方まで、正しい方法を知り楽しくスマートにシャンパンを味わってください。

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