美術の宝庫!歴代ローマ教皇の美術庫『ヴァチカン美術館』の魅力

2019.07.07

イタリアの観光地の一つ「ヴァチカン美術館」。世界最大級ともいえる美術館には、歴代ローマ教皇が集めた芸術品が展示されており、気になる人も多いことでしょう。ヴァチカン美術館はどのような美術館なのか?また、おすすめの展示物などを紹介します。

ヴァチカン宮殿の大部分を占める複合美術館

ヴァチカン美術館は、イタリアのローマにある美術館です。バチカン美術館とも呼ばれています。

また、ヴァチカン美術館とは一つの美術館の名称ではありません。「バチカン絵画館」「ピオ・クレメンティーノ美術館」「馬車博物館」など、ヴァチカン宮殿に建設された美術館群の総称をヴァチカン美術館と呼びます。

カトリック教会の総本山サン・ピエトロ大聖堂に隣接するヴァチカン美術館は、歴代のローマ教皇が集めた美術品が展示されており、キリスト教徒に関する美術品だけではなく、古代ギリシャの絵画や世界各地の民族に伝わる芸術品など、異教や宗教関係なく、広く収集し展示しているのです。

ヴァチカン宮殿のほとんどを占めるヴァチカン美術館は、その規模から「世界最大級の美術館」とも呼ばれています。すべて見学するだけでも3~4時間ほどかかり、見ごたえが十分にある美術館なのです。

ドレスコードなどの制約はありますが、キリスト教徒に限らず誰でも見学ができます。美術品はもちろん、偉大な建築物も楽しめる美術館です。

これがおすすめ。見どころの展示品

ヴァチカン美術館は芸術品が数多く展示されており、そのどれもが偉大で芸術的といえるでしょう。

ですが、ヴァチカン美術館は広く、すべて見るだけでも時間がかかり迷ってしまいます。

そんな見学に悩む人のため、ヴァチカン美術館の中でも、特に見どころがある展示品を紹介します。

キリストの変容

「キリストの変容」は、ヴァチカン絵画館(ピナコテーカ)に展示されています。

著者「ラファエロ」により、聖書の一場面である「キリストが弟子たちの前で神へと変容する」様子を描かれました。

弟子たちの有様やキリストの神々しさなど色彩豊かに事細かく表現されており、絵画とは思えない感情深い作品となっています。

また、 キリストの変容はラファエロの死後に完成されたといわれています。彼の死後、「ジュリオ・ロマーノ」を始めとした複数の画家たちにより、ラファエロ最後の作品を完成させたそうです。

ラファエロ遺作であるとともに、傷害の集大成の作品ともいえるでしょう。

地図のギャラリー

「地図のギャラリー」は、教皇宮殿内2階に展示されている回廊のことです。回廊には、数々の天井絵画と精密に描かれたイタリアの地図を見ることができます。

全長120m、高さ6mの回廊には所狭しと絵画や地図が展示されています。全40点ある巨大な地図は、すべて金の縁で装飾され、天井の絵画と合わせて訪れた人を圧巻させるでしょう。

また、地図もただの地図ではありません。16世紀に描かれた地図とは思えない精密さと、立体感が感じられる芸術性を兼ねそろえた作品です。

あくまでも、システィーナ礼拝堂へ行くための回廊ではありますが、豪華さと精密さを兼ねそろえた作品が、多くの人の足を止め、目を引き付けます。

最後の審判

「キリストの変最後の審判」は、システィーナ礼拝堂の祭壇後部に描かれたフラスコ画です。

著者「ミケランジェロ」によって、「キリストが死者を裁き天国と地獄へ分ける」様子が描かれています。

全400名以上も描かれた大作で、一人一人がしっかり描かれているのが特徴です。失礼な表現かもしれませんが、名作「ウォーリーを探せ」のように、すべての人物に感情と動きを感じられます。

芸術的な部分はもちろんですが、それを抜きにしても巨大で圧巻の作品です。ヴァチカン美術館の目玉として、多くの人が見学に訪れています。

ヴァチカン美術館は予約が必須?

ヴァチカン美術館は、地下鉄A線の「Ottaviano(オッタヴィアーノ駅)」から、「ヴェスパシアノ通り」の方向へ徒歩10分ほどの距離にあります。

当日券が販売していますので、購入してから入館してください。

ただ、当日券の購入は並ぶ可能性があります。イタリアでも屈指の観光地であるヴァチカン美術館は連日多くの人で賑わっています。そのため、当日チケットを購入しようとしても行列ができており、場合によっては購入まで数時間待つ可能性もあるのです。

そのようなことがないよう、ヴァチカン美術館を見学する際は、ネットから事前に予約しておくことをおすすめします。

ネットで事前に購入しておけば、チケット購入で並ぶ必要なく、すぐに見学へ向かうことができるからです。

当日券でもすんなり購入できることもありますが、十分な余裕をもって見学できるよう、事前に準備しておきましょう。

それと、現地では路上でチケットを販売している人もいます。ですが、多くの場合はぼったくりや詐欺ですので相手にしてはいけません。必ず、公式サイトからのネット予約か、正式な販売所での購入をしましょう。

夜間なら混雑も少ない

ヴァチカン美術館は、4月~10月までの毎週金曜日のみではありますが、日中だけではなく夜間の見学も実施しています。

日中とは違い比較的見学客も少ないため、スムーズに美術館を見学することができるのです。

また、ステンドグラスから入る月明かりやオレンジ色のライトアップなどにより照らされる美術館は神秘的で、日中とは違う雰囲気を体感できるでしょう。

ただ、すべてのエリアで見学できるわけではありません。日中のみの展示もありますので、日中と夜間を分けて見学するといいかもしれません。

旅行ならツアーがおすすめ

初めてのイタリア旅行など、不安が多いならツアー観光に参加するのもおすすめです。ツアーによってはガイドもついており、英語が苦手でも通訳してくれます。

チケットの購入や見学ルートの提案なども行ってくれますので、迷うことなくヴァチカン美術館を堪能できます。

ネットで予約ができますので、事前に申し込んでおきましょう。

一度は訪れたいヴァチカン美術館

ヴァチカン美術館は世界最大級といわれるだけあって、展示品はどれも有名で見どころある作品ばかりです。

芸術に興味のない人も、見学すればきっと満足いく観光になると思います。

ぜひ一度は、世界最大級の美術館を見学してみてください。

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