MoMA美術館とは?日本とアメリカに展開する現代アートの殿堂

2019.07.06

世界には多くの美術館がありますが、20世紀以降の現代アートの世界観を伝える美術館として、MoMAがあります。ニューヨークにある美術館を中心に展開するMoMAについて、日本との関わりも含めてご紹介していきます。

ニューヨークMoMA美術館の現代アート

MoMAとは、アメリカのニューヨークにあるニューヨーク近代美術館の略称です。英語表記のThe Museum of Modern Artの頭文字から、通称MoMAと呼ばれます。

ニューヨーク近代美術館がオープンしたのは1929年で、当時の前衛的な作品の積極的な展示や、白い壁に絵画を直接掛けるシンプルな展示方法などで注目を集めました。

また、当時は美術館にふさわしい芸術作品とはみなされていなかった、ポスター、写真、商品デザイン、映画作品なども積極的に収集品に加えて展示を行うことで、これらの作品の芸術的な評価の向上にも貢献しました。

世界各国の美術館と人材を結ぶネットワークを構築するなど、MoMAは美術館としてだけでなく、現代アートの普及に貢献する芸術団体としても強い存在感があるのも一つの特徴です。

サンフランシスコのSFMoMA美術館

ニューヨーク以外にも、アメリカのサンフランシスコにサンフランシスコ近代美術館があります。ニューヨーク近代美術館がMoMAと呼ばれるのに対し、こちらはSan Francisco Museum of Modern Artの略からSFMoMAと呼ばれます。

サンフランシスコ近代美術館がオープンしたのは1935年です。アメリカの西海岸においては初めて20世紀以降の現代芸術のみを展示する美術館として誕生しました。

20世紀のアメリカンアートの代表作、色使いが美しい抽象主義のアート作品、懐かしい雰囲気を感じさせるレトロなポスター、現実世界をデフォルメしたポップアートなどの様々な作品が展示されています。

サンフランシスコ近代美術館 ・住所: 151 3rdSt,San Francisco,CA 94103,アメリカ合衆国 ・TEL: 1(415)-357-4000 ・営業時間: 10:00〜17:00(木曜日と土曜日は10:00〜21:00) ・休業日: 水曜日 ・公式HP: https://www.sfmoma.org/

MoMA美術館と日本の関わり

ニューヨークやサンフランシスコなど、アメリカを中心に展開するMoMA美術館は、日本とも深い関わりがあります。

ニューヨーク近代美術館には世界各国からの美術作品が展示されていますが、日本からの作品も多数存在します。日本の家具としてはMoMAに初めて採用された「ラタンチェアー」、各国の映画製作に影響を与えた「東京物語」、蝶が羽を広げたような独特な形状の「バタフライスツール」などがあります。

ニューヨーク近代美術館は2004年に増改築を行っていますが、その際に国際的な建築コンペが実施され、その中から弦一郎現代美術館などを手掛けた日本人の建築家の案が採用されました。

総工事費として約900億円をかけた改築によって、展示スペースの効率的な増加や、複雑化した施設全体の統合などが図られました。

また、MoMAのキュレーターによって厳選されたインテリアや文房具などを取り扱うショップとして、「MoMAデザインストア」があり、日本国内では東京、大阪、札幌などに複数の店舗が展開されています。

MoMAで現代アートの世界に触れよう

MoMAはニューヨーク近代美術館の略称ですが、同美術館を中心とする一連の芸術保存活動の総称としての意味合いも強くなっています。

MoMAは20世紀以降の現代美術の発展と普及に大きく貢献しており、日本のアーティストの作品も多数展示されています。また、MoMAの西海岸版として、SFMoMAと呼ばれるサンフランシスコ近代美術館もあります。

MoMAを通じて、現代アートの世界を体験してみてはいかがでしょうか。

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