ワイン初心者必見。ワインの選び方や飲み方を徹底解説

2019.07.06

ワインの種類やその違いを知って、ワインの知識を深めませんか?ちょっとした知識があると、よりおいしいワインと出会えて、楽しみながらワインを味わえるようになります。選び方や飲み方など、初心者必見のポイントをまとめました。

ワインの種類と違いを知ろう

ワイン専門店や大きなリカーショップを訪れると、ずらりと各国のワインが並んでいる光景を見かけます。何をどう選べばおいしいものが買えるのでしょうか?

ワインについての基本的な知識を得ると、ワイン選びが楽になり、おいしく飲む方法も分かるようになるでしょう。まずは、ワインの種類や名称の違いなどを紹介します。

ワインには大きく4種類がある

ワインは、製法の違いによって、大きく4種類に分けられます。

  • スティルワイン
  • スパークリングワイン
  • フォーティファイドワイン
  • フレーバードワイン

スティルワインとは、『発泡性のない』白ワインや赤ワインなどで、ワインショップなどに一番多くあるタイプのワインです。二つ目は、炭酸ガスが入っている『発泡性』のスパーリングワインがあります。シャンパンなどが代表です。

フォーティファイドワインは、ブランデーなどのお酒を添加した『度数が高い』シェリーやポートワインなどで、ワインの保存性を高めるために造られ始めました。

ワインに『ハーブや果実』などを加えて個性的な味に仕上げてあるのが、フレーバ―ドワインです。ベルモットやサングリアなどがあり、ユニークな風味が香り立ちます。

普通のワインとスパークリングの違いは?

スティルワインとスパークリングワインの大きな違いは、炭酸ガスの『有無』で、舌への刺激度が異なります。スパークリングワインは、シュワッとして爽やかです。

スパークリングワインは、国や地方により呼称が異なります。フランスのシャンパーニュ地方で造られる『シャンパン』を始め、イタリアのプロセッコ、スペインのカヴァなどが有名です。

一方、静かな・動かない、という意味の『still』が名称についているスティルワインは非発泡性のワインで、白・赤・ロゼワインがあります。

ブドウの品種や製造場所、年代の違いでも千差万別の味と風味が生まれるので、とても奥が深いのがワインの世界です。

甘口や辛口は赤ワインには使わない?

ワインは醸造方法によって味に違いがあり、表現方法も変わります。

赤ワインは黒ブドウを使い、皮やタネも混ざった状態で発酵させて造られますが、白ワインの場合は、白ブドウの果汁だけを取り出して発酵させるので、渋みが少なく色が薄いのです。

白ワインやロゼワインの場合は、『甘口』『辛口』という表現を使い、すっきりとドライな味を辛口、甘い香りがするものを甘口と呼びます。

赤ワインの場合は、これらの表現は用いません。主に3種類の『ボディ』という呼称を使います。濃厚で重みがあり、渋みを感じるものを『フルボディ』、さらっと軽く色も薄めなのが『ライトボディ』、これらの中間にあたるものが『ミディアムボディ』です。

ワインは産地で呼び方が変わる

ワインには『新世界』のワイン、『旧世界』のワインという呼び方があります。

15世紀末から始まった大航海時代に、ポルトガルやスペインが中心となって新しい大陸が次々と発見されました。この時代を区切りにして、ワインは産地で呼び方が分かれるのです。

旧世界のワイン

ワインの歴史が古い『ヨーロッパ産』のものを旧世界のワインと呼びます。ヨーロッパで造られたワインは、生活に密着しているだけでなく、宗教や文化にも結びついてきました。

多くは『伝統的な』造り方を重要視しており、原産地や格付けによって、ブドウの品種やクオリティなどが決まります。また、その産地の料理や食材とのマッチングが重要視されるのも特徴です。

ヨーロッパでのワイン造りは、その土地に『自生』されたブドウから造られます。旧世界の主なワインは、フランス・イタリア・スペイン・ドイツ・ポルトガル産が有名です。

新世界のワイン

新世界とは、『大航海時代』以降に発見された地域のことで、南北アメリカ大陸やオーストラリアを始めとしたオセアニアなどを指します。これらの土地を開拓し、ブドウを『栽培』して、ワイン造りが始まりました。

新世界のワインは、伝統を重視して造るヨーロッパのワインとは違う製法を開発し、気候や土地の違いにより旧世界ワインとは異なる味や風味のものが多く生まれています。

主な産地は、アメリカ、南アメリカ(チリ・アルゼンチンなど)・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・日本などです。

レストランでワインを注文するときの基礎知識

レストランでボトルワインをオーダーするのは、慣れないと緊張するかもしれません。けれども少しの知識があれば、気軽にワインを楽しむことができます。

料理によってワインの種類を変える

ワインと料理には、よく合う組み合わせがあり、その規則を知っていると役に立つでしょう。簡単に言うと『色み』『味の重たさ(さっぱり感・しつこさ)』などが似ているものを合わせると失敗が少なくなります。

白ワインは、軽い口当たりなので、オードブルやおつまみ系など、淡泊で軽めのものにぴったりです。

甘口ワインは、甘めのタレやソースを使った料理、きりっとした辛口ワインは、刺身や寿司など繊細な味の和食、洋食では、淡泊な魚料理とも相性がよいでしょう。

フルボディの赤ワインは、濃厚でずしっと重いので、ステーキやビーフシチューなどに、ライトボディには、油分の比較的少ない鶏肉や甲殻類などが合います。

ミディアムボディは、フルとライトボディで挙げた料理の中間的な味や重たさのものを選んでみてください。

ホストテイスティングから乾杯まで

『ホストテイスティング』は、ワインに劣化がないか、異常を確認するためのものです。

ある程度の人数がいる場合は、主催者がテイスティングをします。2人の場合は、どちらか一方が行います。手順は以下のとおりです。

  1. ワインボトルのラベルを目視で確認
  2. 少量のワインをグラスに注いでくれるので、グラスを持ち、色など目視で確認
  3. グラスを鼻の近くに持ち、香りのチェック、ひと口含み味をチェック

そのあとに「こちらでお願いします」などの意思表示をしましょう。OKを出すとソムリエが各人のグラスに注いでくれますので、その後、グラスを胸と目の間くらいに掲げて、目を合わせながら乾杯します。

グラスを合わせて音を鳴らすのは、基本的にマナー違反とされていますので注意しましょう。

スワリングはやらないとマナー違反?

ワイングラスを回して、ワインをくるくる回す行為を『スワリング』と言います。

スワリングは、しなくてもマナー違反にはあたりません。ワインの表面積が、空気に触れやすくなり、味わいや香りに『変化』が起こるのを楽しむためのものです。

回し方には、グラスのステム(脚)部分を手に持って回す方法と、テーブルなどに置いて、ステムやグラスの台座に触れて回す方法があります。右手で回す時は、半時計回りに、左手の場合は逆回しに、1~5回くらいが目安です。

スワリングは、軽い味のものや一般的な白ワインではあまり行いません。特殊な強い香りづけがされている白ワインや、ライトボディ以外の赤ワインなどが適しているといわれています。

ワイン初心者におすすめの飲み方

ここからは、ワインビギナー向けに、よりおいしく楽しむための豆知識を紹介します。

購入時にコルクを確認する

ワイン購入で、トラブルを回避するための方法として、コルクの状態を確認しましょう。

販売店では、コルクをカバーする『キャップシール』の状態を見ます。固定されているものもありますが、キャップシールを軽く回して、するりと回れば液漏れがない証拠です。

購入後は、コルク状態の確認をします。コルク上部にだけ『カビ』があっても特に問題ないので、ソムリエナイフなどで拭って取り除きます。

コルク上部に『液漏れ』がある場合、保管時の温度に問題があったか、偶然に量をたくさん注入したなどの原因が考えられます。気になる場合は、販売店に相談しましょう。

コルク開栓をしたら、コルクの匂いを嗅ぎます。蒸れた古いぞうきんのような匂いで、何か『おかしい』と感じたら、『ブショネ』つまり劣化している可能性があります。ワイン自体もカビの匂いが強く、飲用には適さないでしょう。

ワインによって適温は変わる?

ワインをおいしく飲むには、飲む前の『保管温度』に気を配りましょう。一般的には白ワインは『冷たく』、赤ワインは『冷やさず』飲むのがよいと言われています。

甘口の白ワインは6~9℃、辛口は少し高めの10~12℃が適温です。ロゼワインも甘口か辛口かによって、この温度に合わせます。

スパークリングワインは5~10℃の間で、同様に甘口の温度は低め、辛口やヴィンテージ、有名な生産地ものは複雑な味を楽しむので、高めの温度設定がよいでしょう。

一方、赤ワインを冷やすと、風味や香りが閉じてしまいます。軽めの赤ワインなら12~14℃、ミディアムボディは15~17℃、フルボディは18~20℃が適温です。夏場は、室温が高い場所もありますので注意しましょう。

かっこいいグラスの持ち方

ワイングラスは、ワインの温度を保持するため、『ステム』を持って飲むのが一般的です。

ところが、海外に目を向けると、英国王室や各国大統領、セレブなどが、グラス本体の膨らみ『ボウル』部分を自然に持っているのをよく見かけます。

ステム部分を持つのは不安定で、ワインが傾きこぼれないかと、常に気配りが必要です。それよりも、重要な会話に気を配る方が、大事だということなのかもしれません。海外では、ステム派もボウル派も存在するようです。

たとえば、レストランでのテーブルではステムを持ち、立食パーティなどではボウルを持つ、白ワインは冷たいほうがいいのでステムを、赤ワインは温まってもいいのでボウルを、というように持ち方を変えてもかっこいいかもしれません。

知識を生かしてスマートなワイン選びを

最初は分からないことが多いかもしれませんが、リカーショップ店員や友人などとの会話のなかでも情報が入ってきますので、ワイン通になる日も遠くないかもしれません。

少しずつ知識を増やして、スマートにワインを選び、おいしく幸せな時間を過ごしませんか?

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