あの結婚式の入場曲?ドイツの作曲家「メンデルスゾーン」の代表作

2019.07.05

フェリックス・メンデルスゾーン(1809年~1847年)はドイツ・ロマン派の作曲家、指揮者、ピアニストです。あまり聞いたことが無い作曲家かもしれませんが、実は結婚式の入場の際に流れる有名な曲の作者です。メンデルスゾーンは、裕福な銀行家の息子として生まれ、一度見た楽譜や一度聴いた音楽は完璧に記憶するという類まれなる能力をもち、多数の言語を自由に操ることができたと言われています。この記事では、そんな多才な音楽家メンデルスゾーンの代表作をご紹介していきます。

ヴァイオリン協奏曲の代表作

まずはメンデルスゾーンが書いた2曲のヴァイオリン協奏曲の内、有名なホ短調の作品をご紹介します。

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64

メンデルスゾーンの作品の中で最も人気のある曲で広く親しまれている有名な曲です。ベートーヴェンのOp.61、ブラームスOp.77と並んで3大ヴァイオリン協奏曲といわれています。

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ピアノの代表作

メンデルスゾーンはショパンやリストと並ぶピアノの名手として高い評価を受けていました。表現豊かで華麗で力強い演奏だったようです。約200曲あるピアノ曲から代表作をご紹介します。

無言歌集

全48曲から成る無言歌集は「歌詞をもたない歌曲集」です。最も知られたピアノ作品の傑作の一つです。優美な曲想で技巧的にそれほど難しくないので、ピアノ発表会などでも定番の作品となっています。

3つの「ベニスのゴンドラの歌」「二重唱」「民謡」だけメンデルスゾーンが付けたタイトルです。

狩の歌 イ長調Op.19-3

広く親しまれている曲です。冒頭から華やかな序奏があり印象l的です。勇ましい狩りの情景が目に浮かびます。和音の響きが重厚、華やかなアルペジオ奏法など演奏効果が高く人気があります。

信頼 イ長調 Op.19-4

「ないしょの話」という表題でよばれることもあります。中間部の歌曲風の旋律はベートーヴェンの交響曲第2番の第2楽章の主題と似ています。僅か1ページの短い作品ですが、人気があります。

ベニスのゴンドラの歌 嬰ヘ短調 Op.30-6

3曲ある「ベニスのゴンドラの歌」の中で一番人気があり、比較的易しいので発表会などで演奏される機会が多い曲です。ゴンドラに乗って揺れるリズムやキラキラとしたトリルが印象的です。

春の歌 イ長調 Op.62-6

あまりにも有名な曲です。楽譜の冒頭にドイツ語で「春の歌のように」という発想標語があります。優雅な旋律に細かく書かれた装飾音を軽やかに春風のように乗せて演奏するのが学習者には難しい作品です。

紡ぎ歌 ハ長調 Op.67-4

楽譜の冒頭にドイツ語で「紡ぎ歌のように」という発想標語があります。「蜜蜂の結婚」という別の表題でよばれることもあります。「紡ぎ歌」ち題される曲の中でもよく演奏される作品です。

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ロンドカプリチオーソ ホ長調 Op.14

メンデルスゾーンのピアノ曲で最も演奏される代表作の一つです。ゆったり始まり次第に華麗で技巧的な聴かせどころに入っていきます。洗練された技巧が要求され、学習者の発表会やコンクールで演奏される機会が多い作品です。

厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54

メンデルスゾーンのピアノ曲の中で一番技巧的な作品です。演奏時間も10分を超える少し長めの曲。ピアニストのリサイタルで一番登場する機会が多い作品です。バッハやベートーヴェンの影響を受けていることがうかがえます。

結婚式のBGMなどで

メンデルスゾーンの作品はメロディが美しく、親しみのある小品が多くあります。結婚式のBGMとしても使われることが多い作品をご紹介します。

結婚行進曲 ハ長調 Op.61-9

全12曲から成る「真夏の夜の夢」の第9曲です。結婚式の新郎新婦の入場の際によく聞く「結婚行進曲」ですが、メンデルスゾーンの曲だとご存知の方は意外と多くありません。

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歌の翼に Op.34-2

メンデルスゾーンは79曲の独唱歌曲と18曲の重唱を書きました。世界的によく知られてる「歌の翼に」は歌曲集「6つの歌」の第2曲です。ドイツの詩人ハイネの歌詞に、メンデルスゾーンは美しくロマンティックな曲を書きました。

リストが編曲したピアノ独奏版も人気があります。幅広い音域を使って演奏されます。上級者向き。

多彩な才能を持った音楽家

メンデルスゾーンは、惜しくも38歳という若さで亡くなりますが、バッハやベートーヴェンの真価を広く伝えた功績者でした。優れた演奏家であり指揮者のメンデルスゾーンは、ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者に就任の後、ライプツィヒ音楽学校を創立し、19世紀の音楽界に大きな影響を与えました。初めて知った方も、ぜひ一度メンデルスゾーンが書いた素晴らしい旋律を聞いみてはいかがでしょうか。

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