結婚式の定番菓子「ドラジェ」の縁起が良い理由

2019.07.05

ドラジェは結婚式のプチギフトや引き出物として人気が高いお菓子です。おしゃれで可愛らしい見た目と、素朴で親しみやすい味わいが人気を集めています。ドラジェが結婚式に使われる理由や、おすすめの渡し方などをまとめました。

ドラジェとは?

ドラジェは英語ではシュガーアーモンドと呼ばれており、その名前の通りアーモンドと砂糖を使ったお菓子のことです。結婚式の演出やプチギフトに使われることが多い、ドラジェの特徴をチェックしましょう。

アーモンドをコーティングしたお菓子

ドラジェはアーモンドやチョコレートなどを、砂糖の衣で包んだお菓子のことです。

素材の色を活かした真っ白なドラジェや、ペースト状にした砂糖に食用色素を使い、カラフルに染めたもので華やかにコーティングしているものもあります。砂糖の甘味とアーモンドの香ばしさの取り合わせが美味しく、お茶うけにもぴったりです。

ドラジェはフランスや日本で親しまれている呼び名です。名前の由来としては『幸せの種』を意味するという説や、ラテン語で美味なものを意味する『tragemata』であるという説があります。

発祥はイタリア

ドラジェはアーモンドの栽培が盛んなイタリアのシチリア島で生まれたといわれており、イタリアではコンフェッティと呼ばれています。始まりは古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたと考えられています。

ヨーロッパでは古くから結婚や出産といったおめでたいことがあると、ドラジェを配る風習がありました。

現代でもこの伝統は受け継がれており、男の子が生まれた時は青いドラジェ、女の子が生まれた時はピンクのドラジェを親しい人に配って祝う地域もあります。

日本では中身がチョコレートの場合も

ドラジェはころりとした丸みのある形をしています。一見、どのドラジェも同じように見えますが中身に違いがある場合もあるので、好みに合わせて選びましょう。

フランスではアーモンドに砂糖衣を着せたシンプルなものが多いですが、日本ではアーモンドをチョコレートでコーティングし、さらにその上から砂糖衣をつけているものも多く販売されています。

アーモンドも砂糖衣も歯応えが強く、固さがあります。チョコレートを入れると口当たりが柔らかくなり味わいにコクが出るため、チョコレート入りのものを選んでもいいでしょう。

ドラジェを結婚式で配る理由

ドラジェは結婚式や披露宴に参加してくれた人に感謝を込めて渡す、プチギフトとして選ばれることが多いお菓子です。ドラジェが選ばれている理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

アーモンドには子孫繁栄の意味がある

アーモンドの実は木の枝に房成りにできます。たくさんの実が一度に成っている様子が子孫繁栄をイメージさせることから、縁起がいいお菓子として結婚式でドラジェを配るようになったと考えられているのです。

結婚式では縁起をかつぐものが好まれます。例えば、日本ではおめでたい席に相応しい食べ物として、鯛や昆布が候補にあがることも珍しくありません。

『めでたい』や『よろこぶ』という言葉の語呂合わせから、結婚式に相応しい食べ物だと考えられ、古くから披露宴や引き出物などに利用されてきました。

ドラジェは日本に古来からある縁起のいい食材と比べ、洋風の結婚式や披露宴にマッチしやすいため、ウェディングアイテムとしての人気や需要が高まったと考えられます。

5つのドラジェを薄い布で包む

結婚式のプチギフトとしてドラジェを配る際は、チュールレースや不織布のような薄い布で包むのが一般的です。

中世のヨーロッパで花嫁のヴェールを利用してドラジェを包んでいた言い伝えが由来していると考えられていますが、現代では利便性や見た目のインパクトを重視したラッピングが一般的になっています。

包む個数にも意味があり、イタリアで5つのドラジェにそれぞれ『幸福』『長寿』『富』『健康』『子孫繁栄』を込めて贈っていることに倣い、日本でも5つのドラジェが贈られることは一般的です。

ドラジェを渡すタイミング

ドラジェを結婚式のプチギフトとして利用する場合は、どのようなタイミングで渡せばいいのでしょうか。

各テーブルを回って手渡しが一般的

披露宴で新郎新婦が座る席が来客から離れている場合に、場を盛り上げる演出のひとつとして各テーブルを回る機会が設けられることが多くあります。

お色直しで新郎新婦が離席した後など、戻ってきたタイミングで各テーブルを回って写真撮影をしたり、プチギフトを手渡したりするチャンスを作るのです。

たくさんのゲストがいる場は1人1人と平等に時間を過ごすことは難しいですが、プチギフトを手渡しする機会を設ければ、全員に感謝の気持ちを伝えたり触れ合ったりできるでしょう。

人数が多いときは代表者に

ゲストが多い場合は、各テーブルを回って1人ずつに手渡ししている時間を作れない場合もあります。そんな時は、各テーブルの代表者を決めて順にギフトの手渡しを行いましょう。

また、あらかじめ1人1人の席にラッピングしたドラジェを置く方法もおすすめです。ゲストの席に席札と一緒に置き、感謝の気持ちを伝える小さなメッセージカードを添えるといいでしょう。

時間の都合上1人1人に手渡しできなくても、感謝の気持ちを十分に伝える工夫が大切です。

見送りの際に渡す場合も

結婚式の終わりに、ゲストを見送る場面でドラジェを渡してもいいでしょう。見送りの時に何も渡さないよりも感謝の気持ちを伝えやすく、ゲストに喜んでもらいやすいです。

見送りの時にプチギフトを渡す新郎新婦はたくさんいます。

結婚式や披露宴の後、ゲストの荷物は多くなりがちです。引き出物と一緒に持ち帰ることを考えると、持ち運びの邪魔になりにくいドラジェのようなプチスイーツは丁度いい贈り物だといえるでしょう。

ケーキの中に仕込むラッキードラジェも

結婚式でドラジェを活用する方法は、プチギフトだけではありません。披露宴で出すケーキやデザートの中に、ドラジェを仕込んでサプライズ演出をする方法もあります。

単にドラジェを仕込んでおくだけでなく、ドラジェをあてた人に簡単なスピーチを依頼したり、ちょっとした景品を渡したりする演出がおすすめです。

この演出はラッキードラジェと呼ばれており、ドラジェがあたった人は幸福になれるという欧米のジンクスにあやかっています。

ドラジェは1つだけでなく複数仕込んでおけるため、複数のゲストにサプライズ演出すれば、きっと披露宴のムードが盛り上がるでしょう。

ドラジェはどこで用意する?

ドラジェは洋菓子店へ行けば手に入りますが、プチギフトとして配る場合は数が多くなりがちです。あらかじめ日数に余裕をもって注文する必要があります。

また、プチギフト用に包装してくれるかどうかは店次第です。プチギフトとして配りやすいように少量を個別包装してくれるところもあれば、簡易包装しか受け付けていない場合もあります。

プチギフト用のドラジェを用意する方法をチェックしましょう。

式場やホテルにあることも多い

結婚式場やホテルの中に、プチギフトや内祝い品を扱う店がある場合もあります。ウェディングプランのあるホテルであれば、ギフト専門店がある可能性は高いでしょう。

ウェディングプランナーに相談し、ギフトをホテル側で手配してもらうこともできます。ギフトの専門店であれば、プチギフト用の個包装を受け付けてくれるため、自分で準備する必要がありません。

結婚式場の見学や契約成立時のプレゼントとして、プチギフトに使えるクーポンを配布しているケースも多いため、忘れずチェックしておきましょう。

手作りすることも可能

ドラジェはアーモンドを砂糖衣で包むだけのシンプルなお菓子なため、量が決まっていれば手作りすることも可能です。

ただし、ムラなくきれいに砂糖衣をまぶしつけることは難しいため、見栄えを気にするのであれば何度か練習する機会が必要になるでしょう。

あまり時間がとれない場合は、市販のドラジェにデコレーションペンを使って模様をつけるのもおすすめの方法です。アザランを組み合わせて華やかに飾る方法もあります。

世界にひとつだけのオリジナルなドラジェを作れば、より印象に残るプチギフトになるでしょう。

ドラジェのレシピ

ドラジェを手作りしたい人向けに、材料や作り方のポイントなどを紹介します。砂糖衣でナッツやチョコレートをコーティングする技術を身に付けると、お菓子作りの幅を広げられるでしょう。

難しく複雑な作業は必要ないため、慣れれば大量に生産できます。ドラジェには様々な種類がありますが、ここでは基本となるドラジェの作り方をみていきましょう。

ドラジェの材料

シンプルなドラジェ50個分の材料を紹介します。

  • ローストしたアーモンド・・50粒
  • 粉糖・・75~80g
  • 卵白・・10~13g
  • 食用色素・・少々
  • レモン汁・・1~2滴

あらかじめ、160度程度に余熱したオーブンの中にアーモンドを入れてローストしておきましょう。ローストすることで、パリっとしたアーモンドの食感や香ばしい風味を引き出せます。

食用色素は、赤・青・緑・黄などがあるため、好みのものを選びましょう。

アーモンドを乗せて乾かすためのケーキクーラーや網を用意しておくとスムーズに作業できます。

ドラジェの作り方

ボウルの中に入れた粉糖に少しずつ卵白を加え、へらやスプーンで練りながら混ぜ合わせます。色をつける場合はここで食用色素を入れましょう。色の変化を防ぐために、レモン汁も一緒に加えます。

複数の色のドラジェを作りたい場合、砂糖衣を作りたい色の分だけ小分けにしておきましょう。

ツヤが出て質感が滑らかになってきたら、アーモンドを加え砂糖衣をまぶしつけます。ケーキクーラーの上に乗せ、表面が固くなるまで乾燥させれば完成です。

チョコレートを加えたドラジェを作りたい場合、砂糖衣で包む前に湯せんしたチョコレートにアーモンドをくぐらせて乾燥させます。

作るうえでのポイント

砂糖衣を作る時、一気に卵白を加えてしまうと緩すぎて固まらなくなってしまうことがあるため、少しずつ様子を見ながら加えましょう。

スプーンですくって落とした時に、ゆるやかに落ちてくるくらいの固さに整えるのがポイントです。

また、食用色素を加える時は楊枝の先に少量だけとって加えると入れ過ぎを防ぐことができます。パステルカラーなどの薄い色に仕上げたい場合は、特に入れ過ぎないことが重要です。

砂糖衣が余った場合、ピーナッツやドライフルーツなどを包んでも美味しくいただけます。

美味しいドラジェが人気の店

ドラジェは材料がシンプルなだけに、素材の味が重要となります。見た目はどれも同じように見えるかもしれませんが、砂糖衣の厚みやアーモンドの食感などが店によって微妙に異なるのです。

美味しいドラジェを作るには、厳選した素材を使うだけでなくパティシエの腕も重要です。

見た目だけでなく味にもこだわりたい人は、有名なショコラティエやパティスリーを利用することがおすすめです。都内にある、美味しいドラジェを入手可能な店を紹介します。

チョコレート専門店テオブロマ

テオブロマは日本のチョコレートメーカーで、チョコレートの原料となるカカオの品質や選定に大きなこだわりを持っていることが特徴です。

テオブロマには、パステルカラーのチョコレートドラジェやアーモンド・ヘーゼルナッツを使ったドラジェなどが揃っています。ドラジェに使われるチョコレートの味にもこだわりたい人におすすめです。

味だけでなくパッケージにもこだわっており、オーナメントのように飾れるケース入りのものやドラジェを花びらに見立てて飾ったものなど、特別なアイテムが見つかるでしょう。

  • 店舗名:テオブロマ渋谷本店
  • 住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9
  • 電話番号:03-5790-2181
  • 営業時間:9:30~20:00
  • 定休日:年中無休(年末年始を除く)
  • 公式HP

プチギフトにもぴったりのDEAN & DELUCA

DEAN & DELUCAは世界中の美味しいものを集めたセレクトショップです。フランスで100年以上の歴史を持つフランスの老舗店、PECOUのドラジェを販売しています。

彩りにもこだわったピンク×ホワイトのフェミニンなカラーや、おしゃれなトリコロールカラーのドラジェは、結婚式のプチギフトにぴったりではないでしょうか。12個入りで486円と、入手しやすい価格帯も魅力的です。

  • 店舗名:DEAN & DELUCA六本木店
  • 住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン GalleriaB1F
  • 電話番号:03-5413-3580
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:不定休
  • 公式HP

箱もおしゃれなラデュレ

ラデュレは1862年創業の、パリの老舗サロン・ド・テです。サロン・ド・テは、パティスリーとカフェを合わせたような形態の店のことを指します。

マカロンの名店として有名ですが、コンフィチュールや焼き菓子など伝統的なレシピをもとに作られた豊富な洋菓子を作っていることが特徴です。

ラデュレのドラジェは、一般向け以外にブライダル用として作られているものもあります。プチギフトに使用する場合、円形ボックス型やコルネ型などおしゃれな箱に詰められているものがおすすめです。

    • 店舗名:ラデュレ日本橋店
    • 住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館B1F
    • 電話番号:03-3274-0355
    • 営業時間:10:00~19:30
    • 定休日:不定休
    • 公式HP

ネットで買えるおすすめのドラジェ

ドラジェを販売している店が近くにない場合、ネット通販を利用すると便利です。店で大量に買う場合持ち帰りが大変になりますが、ネットを利用すれば家に届けてくれるため持ち帰る手間を省けます。

まとめて購入するならお徳用 袋入りドラジェ

洋菓子の激戦区神戸北野にある人気店、パティスリー グレゴリー・コレのドラジェです。500g入りのお徳用ドラジェは、自宅用として販売されています。

割れたり欠けたりしたものを除いて、自分で個別にラッピングすればプチギフトとして十分に利用可能なクオリティを備えているところが魅力です。チョコレートの甘味と砂糖衣のパリっとした食感がやみつきになります。

プチギフトを1つずつ自分でラッピングしたい人にとって、利用しやすいアイテムだといえるでしょう。

おしゃれに飾れるウェディングコーン

アイスクリームコーンを思わせる、おしゃれな三角形のパッケージに入ったプチギフトです。

幸福なムードを高めてくれそうな、パステルカラーのフェミニンなパッケージの中に、5粒の白いドラジェが入っています。

席札と一緒にテーブルに飾ると、おしゃれなアクセントになるでしょう。また、見送り用のプチギフトとしても使えます。

  • 商品名:プチギフト ウェディングコーン(ドラジェ)
  • 価格:186円(税込)
  • 楽天:商品リンク

包装済みで購入できるカラフルドラジェ

ピンク・ブルー・イエロー・グリーンといったカラフルな小袋に入った、ドラジェのプチギフトです。中にはパステルカラーのドラジェが5粒入っています。

袋に『ありがとうございました』と書かれた小さなメッセージカードが付いているため、見送り用のプチギフトとしておすすめです。ホワイトデーのお返しや、ちょっとした景品としても活用できます。

ドラジェで幸せのおすそ分けを

ドラジェには幸福をおすそ分けする意味もあり、幸せな1日を彩るのにうってつけなお菓子だといえます。披露宴の演出に合わせて渡すタイミングを考えると、より印象深い贈り物になるでしょう。

手作りすることも可能ですし、あらかじめ小分け包装されて販売されているものを利用して手間を減らしても構いません。

プチギフトに使える洋菓子はたくさんありますが、せっかくの機会ですから結婚式に相応しい縁起がいい意味のあるドラジェを贈ることがおすすめです。

美味しく縁起のいいドラジェを大切な人に贈って、感謝の気持ちを伝えましょう。

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