意外と知らないコーラのこと。あなたはいくつ知ってる?

2019.07.04

世界中、どこで飲んでも安心して楽しめるコーラですが、そのルーツやコーラにまつわる噂の真偽について知らない人も多いでしょう。そこで、コーラの基本情報やさまざまな種類のコーラについて、情報をまとめました。

まずは知っておきたいコーラの基本

長い歴史を持つコーラは、最初から清涼飲料水として販売されたわけではありません。まず、コーラの歴史や基本データを紹介します。

コーラの始まりは薬だった

現在は、清涼飲料水として親しまれているコーラですが、製造された当初は『薬』として販売されていたのです。

1886年、アメリカ南部のジョージア州アトランタで薬剤師のジョン・S・ペンバートン博士がシロップと炭酸水を調合し、近隣の薬局で販売したのが、世界初の『コカ・コーラ』でした。

『薬』としてこの世に送られたコカ・コーラは、その後、実業家のエイサ・G・キャンドラーの手によって、世間に広まっていきます。

製造販売権を獲得したエイサ・G・キャンドラーが、『ザ コカ・コーラ カンパニー』を設立して販売促進に努め、アメリカ全土で飲まれるまでに、コカ・コーラの知名度を確立したのです。

コーラ社製品は1日に約19億杯飲まれている

1900年代初頭にアメリカ国外に製造工場が設立されたコカ・コーラは、現在200以上の国と地域で愛飲されている飲み物です。

そして、このコーラを含むコカ・コーラ社製品は、『1日に約19億杯』も飲まれているというデータがあるほど、世界中で普及しています。

コカコーラとペプシの味の違い

コカ・コーラと並ぶコーラブランドに、『ペプシ』があります。コカ・コーラ同様、世界中で飲まれているコーラの一つですが、この2種類のコーラを飲み比べてみると、同じコーラでも味が異なることがわかります。

コカ・コーラはバニラの風味を強く感じるのに対し、ペプシは柑橘系の風味が強いという大きな味の違いがあります。また、ペプシの方が甘めなので砂糖の含有量が多く、カロリーも高めです。

どちらも人気飲料ですが、味や炭酸の強弱の好みにより、どちらがおいしいかは個人の嗜好によって分かれるでしょう。

コーラにはどのぐらいのカフェインがある?

コーラを飲むときに気にする人が多いのが、『カフェイン』です。コーラはカフェイン量が多いのであまり飲むのは良くない、と考えている人もいます。

では実際に、コーラにはどの程度のカフェインが含まれているのでしょうか。

コカコーラのカフェイン量

コカ・コーラに含まれるカフェイン量の具体的な数値は、製造販売元であるコカ・コーラ社では明確に示していません。しかし、他の飲み物と比較したおおよそのカフェイン量を示しています。

コカ・コーラ社によれば、コカ・コーラに含まれるカフェイン量は一般的なレギュラーコーヒーの1/6、紅茶の1/3、煎茶の1/2、とのことです。

上記の割合から、文部科学省が公表している日本食品標準成分表に掲載されているそれぞれの飲み物のカフェイン量で単純計算すると、コカ・コーラのカフェイン量はおおよそ『100mlあたり約10mg』ということがわかります。

コーヒーや紅茶のカフェイン量

上記のように、コカ・コーラのカフェイン量の目安となっている他の飲み物のカフェインは、コーラよりも多めであることがわかります。

カフェインを多く含む飲み物としてよく知られているコーヒーは、ドリップしたレギュラーコーヒーの場合100mlあたり約60mgのカフェインが含まれています。また、紅茶は100mlあたりで約30mgです。

適量で飲めば問題なし

コーラをはじめ、コーヒーや紅茶にもカフェインは含まれています。カフェインの摂りすぎを気にして、これらの飲み物を控えている人もいるかもしれません。

しかし、いずれの飲み物もがぶ飲みするなどせず、適量の摂取であれば、カフェイン摂取量の面で大きな問題はありません。

コーラは英語で何と言えばいい?

世界中で親しまれているコーラは、どの国へ行っても、その味を楽しめますが、日本で呼ばれている『コーラ』では通じず、注文もできない場合もあります。

コカコーラはcoke

コーラは英単語で『cola』ですが、これはコーラ全般を指します。ブランドを指定する場合は、コカ・コーラなら『coke』、ペプシはそのまま『pepsi』と呼ぶのが一般的です。

なお、『coke』はコカ・コーラ社が商標登録を行っている単語なので、正式には他社の使用はできません。

ただし、注意したいのが『cola/coke』という言葉が、コーラを含む炭酸飲料全般を指すことがある場合でしょう。

国などによって異なるため注意が必要

国によって、コーラを指す単語の認識が異なる場合があります。

『cola』では何のことか通じない場合や、『coke』もコーラ全般を指すため、ペプシも含まれることもあり得ます。

アメリカでは地域によって呼び方が異なり、特にコカ・コーラが生まれたアメリカ南部では、炭酸飲料全般を『coke』と呼ぶ傾向があります。これは、炭酸飲料=コカ・コーラというイメージが強いことから根付いた呼び方といえるでしょう。

コカコーラにまつわる噂

コーラは100年以上に渡り多くの人に愛されている飲み物だけに、さまざまな噂が流れることがあるものです。

代表的なコーラにまつわる噂について、以下の3つのポイントそれぞれの真偽を確かめてみました。

原料はトップシークレット?

コカ・コーラに使われている主な原料は、砂糖などの糖類とカラメル色素、香料、酸味料、カフェイン、そして炭酸です。これらを調合したコーラの原液は、アメリカから世界中へ輸出されており、さらに砂糖や炭酸水などを加えて販売されています。

コカ・コーラ独特の風味を作るレシピの配合は、コカ・コーラ社でも知るのは最高幹部2人のみで、『トップシークレット扱い』だそうです。

コカ・コーラ社では、レシピを知る人物が万が一突発的な事故で亡くなるなどの緊急事態に備えるという理由から2人のみにレシピを共有し、この2人が同時に飛行機に搭乗することがないようにしているといわれています。

コカコーラには麻薬が入っていた?

コカ・コーラには、麻薬の一種『コカイン』が入っているという噂を聞いたことはないでしょうか。現在は単なる噂ですが、販売当初のコカ・コーラに関しては、事実なのです。

発明されたばかりのコーラには、アフリカ原産のコーラナッツに加えて当時は合法だったコカの葉を原料としており、コカインの成分が含まれたものでした。これが、『コカ・コーラ』という名称の由来となっています。

なお、コカインは1900年代初頭に中毒性が認められたため、コカ・コーラではコカインの代わりにカフェインの使用を開始しています。しかし、風味付けのスパイスの一種として、現在でも脱コカイン処理を施したコカの葉が使用されています。

サンタはコカコーラによって広まった?

サンタクロースといえば、クリスマス・イブに子どもたちへクリスマスプレゼントを届ける存在です。『サンタは赤い帽子と衣装』を身に着けているのが定番ですが、このサンタのイメージは、コカ・コーラで広まったものという話が伝わっています。

これは事実で、1931年にコカ・コーラ社が行ったクリスマスキャンペーンにおいて誕生した、大きな体に赤い衣装を身にまとい、白いひげをたくわえたサンタクロースの姿が元となっています。

世界中で行ったコカ・コーラのキャンペーンにより、このサンタの姿が定番として広まったのです。

健康志向に最適なコーラもある

コーラのような炭酸飲料を多く飲むことは健康に良くない、という話を聞いたことがないでしょうか。確かに、飲みすぎると砂糖やカフェインの摂取量が増えるため、飲み続けることはあまりおすすめできません。

その一方で、近年では健康志向のコーラも増えています。日本国内で販売されている、健康に気を遣う人におすすめのコーラを4種類紹介します。

コカ・コーラ ゼロカフェイン

コカ・コーラ社から販売されている『ゼロカフェイン』は、通常のコカ・コーラのおいしさや炭酸の刺激はそのままで、カフェイン含有量が0mg、さらに糖分や保存料、合成香料が使用されていないコーラです。

夜にコーラを飲みたいけれどカフェインが気になるという人、糖分の摂りすぎが気になる人でも、いつでもコーラの刺激とおいしさを楽しめる製品です。

  • 商品名:コカ・コーラ ゼロカフェイン
  • 価格:2,160円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ペプシスペシャル

『ペプシスペシャル』は、特定の保健効果が期待できる食品である『特定保健用食品(トクホ)』に認可されているコーラです。

水溶性食物繊維である難消化性デキストリンを配合し、食事で摂取した脂肪の吸収を抑えながら排出を増やし、食後の血糖値上昇を抑える働きを持ちます。

ペプシ独特の爽やかさとスッキリとした飲み口で、クセのある難消化性デキストリン配合でも飲みやすい味に仕上がっています。カロリーと糖質、保存料ゼロという点も、健康を気にする人にはポイントとなるでしょう。

  • 商品名:サントリー ペプシスペシャル24本入り
  • 価格:2,887円(税込)
  • Amazon:商品ページ

キリン メッツコーラ

キリンから販売されている『メッツコーラ』は、ペプシスペシャルと同様に難消化性デキストリンによって健康効果が期待できる、トクホの認可を受けた製品です。

メッツコーラは、他のコーラよりも強めの炭酸と刺激的なフレーバー、キレのある飲みごたえたっぷりの味わいが特徴で、食事やおやつと一緒に飲むのもおすすめです。

  • 商品名:キリン メッツコーラ24本入り
  • 価格:2,678円(税込)
  • Amazon:商品ページ

ガルヴァニーナオーガニックコーラ

イタリアのミネラルウォーターとして知られる『ガルヴァニーナ』のコーラは、古代ローマ帝国時代から湧き出る天然のスパークリングウォーターを使用した、ノンカフェインコーラです。

人工着色料や甘味料、保存料などを一切使用せずに、ガルヴァニーナの伝統的な製法で作られた植物由来100%の無添加コーラなので、健康を気にする人でも安心して飲めるでしょう。

イタリアのメーカーならではのデザイン性の高いボトルは、部屋のインテリアとしてもおしゃれに使用できます。

  • 商品名:ガルヴァニーナオーガニックコーラ24本入り
  • 価格:10,688円(税込)
  • Amazon:商品ページ

その他個性豊かな国内のコーラ

日本国内でも、大手メーカー以外で製造されている個性的なコーラがあります。中には入手困難なコーラもあるので、見かけたときはぜひ入手して味わってみることをおすすめします。

伊良コーラのクラフトコーラ

伊良コーラは、世界初のクラフトコーラ専門メーカーで、和漢方職人の技術や職人技を受け継ぎ、オリジナルレシピでクラフトコーラを製造しています。

『伊良コーラ』で販売されているのは、100年以上前のオリジナルレシピに基づき漢方由来の体にいいクラフトコーラであり『魔法のシロップ』という名がついています。

コーラナッツをはじめとした10種類以上のスパイスと柑橘類を絶妙の割合で配合した、このオリジナルシロップは、スパイスが効いていながら優しい味わいで、炭酸水で割る以外に、ウィスキーなどのアルコールで割っても楽しめます。

一つ一つ丁寧に手作りされているため、2019年5月現在で3ヶ月以上待ちとなっている大人気商品です。

伊良コーラ IYOSHI COLA | クラフトコーラ専門店

くら寿司のシャリコーラ

全国展開する回転寿司チェーン店『くら寿司』では、米から作られた甘酒ベースのオリジナルコーラ『シャリコーラ』を販売しています。

一見ミスマッチと思われる米とコーラですが、くら寿司で発売開始後に人気沸騰し、わずか2週間で10万本を販売するヒット商品となりました。

シャリコーラで使用される甘酒は、老舗酒蔵で行われている伝統製法で作られたものをベースとした白濁色をしており、新種のコーラとして注目されています。

甘酒には、体内で合成できない必須アミノ酸9種類が含まれており、美容や疲労回復などに効果が期待できるのです。

使用する米はすべて国産米、炊飯や酒造りに最適な軟水を使用した甘酒を原料に使うこだわりで、爽やかな炭酸と米の甘さと香りがマッチした、まったく新しい種類のコーラです。

シャリコーラ|くら寿司 ホームページ

斉藤飲料 広島コーラ

広島県のご当地コーラ『広島コーラ』は、広島県でさまざまなご当地飲料を販売する『斉藤飲料』が製造する、広島県産のはっさく果汁を配合したコーラです。

強めの炭酸の中にはっさくのほろ苦い味わいが感じられ、他の地域ではなかなか楽しめない独自の味わいです。

広島県のプロ野球チームである広島東洋カープを象徴する赤を使用したラベルには、カープを意味する鯉や広島城をデザインしており、広島土産としてもピッタリでしょう。

斎藤飲料工業株式会社|限定商品のご紹介

海外で販売されているさまざまなコーラ

コカ・コーラやペプシは、世界中の多くの国々で販売されている、どこででも安心して飲めるコーラです。

その他にも、海外では他の地域では入手が難しいさまざまな個性的なコーラが販売されています。海外旅行をした際に、以下で紹介するコーラを見つけたなら、ぜひ試してみましょう。

ペルーのインカコーラ

15世紀に黄金文明が栄えたインカ帝国の遺跡が残る南米の国ペルーでは、『インカコーラ』と呼ばれるコーラが販売されています。

一般的なコーラとは異なる黄色い色が大きな特徴ですが、インカ帝国になぞらえて『黄金コーラ』と呼ばれることもあります。

インカコーラの黄色はペルーの薬草によるもので、ペルーでは多数のメーカーがこの黄色いインカコーラの製造を行っています。

インカコーラは、ペルーではコカ・コーラよりもメジャーで、国内シェアにおいてもコカ・コーラ社とペプシを上回るほどの人気を博しています。

そのため、ペルーで『コーラ』を注文すると、自動的にインカコーラが運ばれてくることも珍しくありません。

世界一おいしい最高級コーラ

世界中に数あるコーラの中で最もおいしいといわれる、コーラ好きの間では定番となっている『最高級コーラ』が、イギリスの炭酸飲料メーカーであるFentimans社が製造する『Curiosity Cola』です。

砂糖と炭酸、カフェインなど一般的なコーラの原材料の他、発酵ショウガ根抽出液やガラナエキス、キャラメルなどが使用されたCuriosity Colaは人工甘味料などの添加物が使用されていません。

そのため甘すぎず、スパイスとして使用されているジンジャーがしっかり感じられる、スッキリとした味わいです。

ただし、Curiosity Colaには微量のアルコールが含まれているので、アルコールに弱い人や子どもが飲む際は要注意です。

日本では、輸入食品を扱う『成城石井』や遊べる本屋として全国展開する『ヴィレッジ・ヴァンガード』で購入可能です。

ドイツ発の老舗コーラ Afri-cola

最後に紹介するのは、ドイツの『Afri-cola』です。1931年に発売されたこちらのコーラは、世界を代表するメーカーであるコカ・コーラやペプシと並ぶ長い歴史を持っています。

Afri-colaの大きな特徴は、カフェイン含有量です。ドイツの法定含有量上限である100mlあたり25mgのカフェインを配合しており、これは世界最高レベルの含有量といわれています。

現在、本国ドイツにおいてもコカ・コーラなどの大手メーカーのコーラが主流となっており、Afri-colaを見つけるのは簡単ではない状況です。もしドイツで見つけたときには、ぜひ入手してその味を確かめてみたい一品でしょう。

コーラの話で盛り上がろう

あまりにも身近に、当たり前にある飲み物であるコーラについては、知らないことも多かったのではないでしょうか。コーラを飲むときに、今回紹介した情報をちょっとした雑学として披露してみるのもおすすめです。

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