ギムレットってどんなカクテル?ロマンチックなカクテル言葉も紹介

2019.07.03

ライムジュースの爽やかな甘さとジンのきりっとした味わいが特徴のギムレット。「ギムレットには早すぎる」という小説のセリフやロマンチックなカクテル言葉で有名なカクテルです。この記事ではギムレットの味わいや、自宅でできる簡単レシピ、ロマンチックなカクテル言葉など、まとめてご紹介していきます。

ギムレットとは?

ギムレットはジンベースのショートタイプのカクテルで、1890年頃に誕生した長い歴史を持つカクテルです。「ギムレット」という名前にはどんな意味があるのでしょうか?解説していきます。

ギムレットの誕生

1890年頃、イギリス海軍の戦艦内では将校にはジン、船員にはラムの水割りが毎日配給されていました。ある日、将校たちのジンの飲みすぎを懸念していた海軍医のギムレット卿が、ジンをライムジュースで薄めて飲むことを提唱したのが始まりだと言われています。

ライムジュースで薄めているとはいえ、アルコール度数の高いジンがベースになっているギムレットの度数は30度前後とかなり強いので、飲みすぎには注意が必要です。

ギムレットは「錐(きり)」という意味

ギムレットには英語で木工などに使われる「錐」という意味があり、きりっとした味わいのジンと酸味のあるライムジュースの「刺すような」味を表現していると言われています。

また、日本では生ライムをつかったギムレットはまるで霧がかかった白濁色になることから日本語の「霧」と「錐」をかけている、という日本独自の考え方も広まっているようです。

基本のレシピとギムレットハイボール

ジンとライムジュースというシンプルな組み合わせで自宅でも簡単につくることができるギムレットですが、バーでは使用するライムジュースの種類によって店独自の味わいを出やすいカクテルとも言われています。ここでは、基本的なレシピとアレンジレシピを両方ご紹介します。

基本のレシピ

材料

  • ジン 4分の3
  • ライムジュース 4分の1
  • ガムシロップ(適量お好みで)

作り方

  1. 材料をシェイカーに入れる
  2. 20回ほどハードシェイクして、カクテルグラスに注ぐ

「コーディアルライム」と呼ばれるライムシロップを使った場合は、透明な薄いグリーンになり、生ライムを絞ったりフレッシュライムジュースを使うと白濁色の仕上がりになります。

ギムレットハイボール

通常カクテルグラスでつくるギムレットのソーダ割り「ギムレットハイボール」は、ロングタイプのタンブラーグラスでつくります。ソーダ以外の材料をシェイクしてタンブラーに注ぎ、氷とソーダを加えます。爽やかな味わいのギムレットに炭酸が加わってさらに爽快感がアップし、夏にもおすすめのアレンジレシピです。

ギムレットの有名なセリフとカクテル言葉

歴史のあるギムレットは、小説の名セリフに用いられていたり、ロマンチックなカクテル言葉がつけられています。

小説の名ゼリフ「ギムレットには早すぎる」

ギムレットはレイモンド・チャンドラー作のハードボイルド小説「長いお別れ(邦題「ロンググッドバイ」)」の作中で重要な小道具として登場しています。

その中でも主人公の私立探偵・マーロウが作中で出会った男・レノックスから言われた名セリフ「ギムレットには早すぎる」が有名で、このセリフがギムレットを有名カクテルにしたといっても過言ではないと言われているほどです。

カクテル言葉は「遠い人を思う」

ギムレットのカクテル言葉は「遠い人を思う」「長いお別れ」です。

先ほどご紹介した小説「長いお別れ」の名セリフに由来してつけられたカクテル言葉です。もともとの鋭い「錐」を意味するギムレットとは対照的なロマンチックなカクテル言葉ですよね。言葉の真相が気になる方はぜひ小説を読んでみてください。

ギムレットは多くの人に愛されたカクテル

海軍から小説の世界まで、多くの人に親しまれてきた歴史あるカクテル「ギムレット」。バーによってこだわりの味が楽しめるカクテルでもあるので、ぜひお気に入りのバーを見つけて、小説の余韻に浸りながら自分好みのギムレットを味わってみてはいかがでしょうか?

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