調味料ラックでキッチンがすっきり。上手な収納術とラックの選び方

2019.07.02

限られた料理スペースの中で、調味料の置き場は悩ましい問題です。キッチンをすっきりと整頓し、使いやすくするには『調味料ラック』を活用しましょう。キッチン収納術の基本と、さまざまなラックの特徴や選び方を紹介します。

収納術の基本

料理を楽しむ人ほど、キッチンに置く調味料の種類は増え、置き場所の管理が難しくなっていきます。

そこでキッチンにおける『収納術』のテクニックを使い、すっきりとした使いやすい料理環境を作ってみてはいかがでしょうか。

見せる収納と隠す収納

収納には『見せる収納』と『隠す収納』があります。見せる収納は、例えばラックやトレーなどの収納物が一目で確認できるもので、隠す収納は、蓋や扉で収納物を隠すタイプの収納の仕方です。

見せる収納は、取り出しやすく、頻繁に使用する塩胡椒などの収納に向いている反面、ほこりを被りやすく、特にキッチンでは油汚れなどの掃除の手間をイメージしておくことがポイントになります。

隠す収納は、開け閉めが必要になるため、片手でサッと使いたいものの収納には不向きですが、収納スペースの内側と収納物は汚れからカバーされるため、収納外面の拭き掃除程度を考えておけば良いのがポイントです。

統一感を持たせる

収納アイテムの色や質感が雑然としていると、視認性が低くなり、使い辛い収納になってしまいます。整理された使いやすい収納を考えるとき、キッチン全体の『見た目の統一感』を持たせることを意識すると良いでしょう。

例えば冷蔵庫にはステンレス製のマグネット式スパイスラック、シンク周りに複数の収納アイテムを並べるなら、素材が異なっていても同系色でまとめる、という具合です。

スパイスやハーブといった収納物の性格ごとに、収納アイテムのデザインを微妙に変えておくのも良いでしょう。

また、料理中の使用頻度が高いものほど手が届きやすい距離にまとめておくことを意識しておくことも大切です。

必要になったものをスムーズに取り出せて同じところにも戻しやすい方が、料理に集中できます。料理のしやすい環境作りを目指しましょう。

調味料ラックの種類

『調味料ラック』には豊富な種類があります。ここではキッチン収納術で活用したいスタンドタイプ・マグネットタイプ・吊り下げタイプの3種を見てみましょう。

定番のスタンドタイプ

調味料ラックで最も種類の多い定番は、平面に直置きできる『スタンドタイプ』のものです。

小型のものなら調理台やコンロ脇に置いてハーブやスパイスを収納することに向き、大型のものならシンク下で醤油・料理酒・みりんなどの整理に活躍します。

調理台には仕込みで使うことの多い調味料を、コンロ脇には料理中によく使うものをまとめる、という使い分けを考えてみるのも良いでしょう。

小型のラックなら持ち運びも可能なので、塩・胡椒など食事中にも使うことがある調味料を分けておき、料理が終われば食卓にそのまま移動させるという使い方もできます。

冷蔵庫などにつけられるマグネットタイプ

収納で調理スペースを圧迫したくない場合は、強力な磁石の付いた『マグネットタイプ』のラックがおすすめです。

冷蔵庫などの側面に貼り付けることができるので、特に調味料の数が少ない場合にはベストな選択といえるかもしれません。油はねで汚れにくい場所に貼り付ければ、見せる収納でありながら掃除の負担を減らすことができます。

調味料の数が多い場合には、使用頻度の高いものは調理台やコンロ周りに収納し、比較的使う頻度の少ないものはマグネットタイプで汚れを回避して収納する、という使い分けもできるでしょう。

スペースを取らない吊り下げタイプ

『吊り下げタイプ』は、料理中に手が届きやすく、調理スペースを圧迫することもないラックです。

戸棚やレンジフードに文字通り吊り下げて収納スペースを確保できるラックで、戸棚用ならラック上部の薄い板を扉下部の隙間に差し込んで安定させます。

収納できる量や重さはマグネットタイプより融通が利くものが多く、スタンドタイプよりは油や水跳ねを回避できるので、設置可能なキッチン環境なら候補に入れたい収納ラックです。

ただ、高い位置に収納するので、誤って落としてしまった場合もイメージしておきましょう。重量物や割れやすいガラス製容器などは、吊り下げタイプでなくスタンドタイプで収納するのが無難といえます。

調味料ラックの選び方

調味料ラックの特徴を踏まえた上で、実際に購入するラックを選ぶ際の基準を詳しく見てみましょう。

収納する調味料の量で選ぶ

調味料ラックにはステンレス・スチール・プラスチック製などがあり、それぞれに『耐荷重』が設定されています。収納する調味料の重量が耐荷重を超える場合にはラックが破損したり歪んでくる場合がありますので注意しましょう。

調味料は内容物が軽いものでも瓶詰めになると重くなります。特に塩などを比較的大型の瓶に詰めているなら重量を意識したいところです。

マグネットタイプや吊り下げタイプのものでは落下の危険もありますので、ラック購入の際は耐荷重をチェックし、実用に耐えるものかどうかを判断すると良いでしょう。

曲げに弱いプラスチック製のラックには軽い調味料の収納が向いています。ただし軽いものを収納する場合でも、似たデザインのラックが複数あれば、より耐荷重の値が大きいものを選ぶ方が安心といえるでしょう。

木製やステンレスなど素材から選ぶ

金属・プラスチック製のケミカルラックが一般的ですが、木製ラックも商品化されています。キッチン周りの収納では油汚れを意識することになりますが、木製ではむしろ油を含んで味わいを増していくことが期待できるでしょう。

また、木製ラックは職人の手作業で作られているものもあります。使うほどに味わいを増していく木の良さを、毎日使うキッチンに取り入れてみるのも味わい深いものです。

サビ防止という意味でステンレス製は安心感があり、スッキリとまとまったキッチンを演出するには金属製が向いているといえます。調味料の容器に合わせるなどして、収納の素材感を統一させてみてはいかがでしょうか。

調味料の取りやすさから選ぶ

調味料は使いたいときサッと使えるように整理しておくことが大切です。毎日使う塩胡椒など使用頻度の高いものはオープンラックに収納し、調理台やコンロ脇のスタンドタイプ、または吊り下げタイプを用いるのが良いでしょう。

ただし奥行きのある吊り下げタイプでは調味料が取りづらくなりがちなので注意が必要です。

スタンドタイプでは、設置面積の制約があるため多くの調味料を並べることができません。もっと多くひとまとめにしたいときには2段・3段のものを選び、使用頻度別で段を分けて視認性と取りやすさを両立させると良いでしょう。

また、使用頻度の低い調味料は蓋や扉が付いているラックに収納することで、使っていないのに油まみれ、という状況を回避することができます。

パウチでハーブ・スパイスを購入しているなら、蓋つきのラックにまとめて戸棚やシンク下に収納すれば、在庫管理にもなるのでおすすめです。

100均アイテムを使った調味料ラック

調味料ラックとして販売されている商品だけでなく、アイデア次第で100円均一アイテムをキッチン収納に応用することができます。100円均一ラックの例を見てみましょう。

ワイヤーかごを使う

100円均一のワイヤーかごは、スタンドタイプのラックとして使うことができます。調味料の瓶がすっぽりと収まる十分な深さがあり、ワイヤーなので視認性も十分です。

幅の広いかごなら2列に並べて一括収納することもでき、持ち運びにも便利なので、料理の際だけ戸棚から出して使用するという使い方もできます。

また、かごの中に同型の瓶が並ぶなら、蓋の上部にラベルを貼っておくとさらに視認性が高まり便利です。

ハーブやスパイスを見やすい形に1箇所にまとめることで、なくなったと思って同じものを買ってしまった、というムダを回避する効果も望めるでしょう。

3段ボックスで仕切りを作る

100円均一の3段ボックスや4段ボックスは、そのまま調味料の瓶を収めることもでき、横向きに倒して上に並べ、本棚のような仕切りのある収納として使うこともできます。

既製品を並べるだけで小分けにされた収納ラックが作れ、簡易的なスタンドラックとしてキッチンで使うことができるでしょう。

また、かごのように使って持ち運びできる収納ラックとして活用することもできます。活用の幅が非常に広くなるのでおすすめです。

木箱で加工なしのラック

100円均一の木箱を横に倒して縦に並べると、それだけで高さのある2段スタンドラックとして使うことができます。

小型の瓶では高さがムダになってしまいますが、大型の瓶に詰めた調味料が複数あるなら、奥行きもちょうどいいラックになるでしょう。

また100円均一ラックなら、油などで汚れてきたらいっそ買い換えるという決断もしやすくなります。頻繁に揚げ物をするような場合、コンロ脇だけでも100円均一ラックにするという選択もおすすめです。

おすすめのおしゃれな調味料ラック

キッチンをすっきりとおしゃれに見せてくれる、使い勝手の良いおすすめ調味料ラックを3点紹介します。

山崎実業 戸棚下調味料ラック

『山崎実業 戸棚下調味料ラック』は、戸棚下の吊り下げタイプのスチールラックとして非常に人気の高い商品です。

耐荷重は3kgとハーブやスパイスを収納するには十分で、底面には合成ゴム製の滑り止めも付いており、落下の危険を抑えてくれるうれしい配慮もあります。

吊り下げ型は油のはねを回避できるだけでなく、キッチン周りの掃除のときに移動させる手間がかからないところも便利なポイントです。

設置できる戸棚は底板の厚みが2cm未満となっているので、基準に合うならまずは購入しておきたい収納ラックといえるでしょう。

  • 商品名 : 山崎実業 戸棚下調味料ラック タワー ホワイト 2466
  • 価格 : 2484円(税込)
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パール金属 キャビネットストッカー

本商品は、上下2段に分かれたキッチンキャビネットと呼ばれるタイプで、『隠す収納』としてうれしい機能が詰まった収納アイテムです。

上段は扉付きでオリーブオイルの瓶が収まるほどの高さがある収納スペース、下段はオープンで取手つきの調味料ポットなどが置きやすい構造になっています。

扉はローラー式でスムーズに開閉でき、ステンレス製なのでメモをマグネットで貼り付けられるだけでなく、タブレットPCを置いてレシピを確認できる台座付きです。

値は張りますが収納家具としての存在感と機能性は十分で、衛生的で耐久性もあり、長く使っていける商品といえるでしょう。

  • 商品名 : パール金属 調味料 ラック キャビネット ストッカー 3個付 ステンレス メイドインジャパン 日本製 HB-1777
  • 価格 : 8939円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

パール金属 キッチンストレージ2

『パール金属 キッチンストレージ2』は、スタンドタイプの3段ラックとして人気の高い商品です。

キッチン周りでは油はねが難敵ですが、本商品はパンチングメタル構造になっていて、全体の汚れを落としやすくなっています。

耐荷重は上段から1・2・2kgとなっており、中断には背の高い瓶を置くことができ、下段には比較的大型の調味料ポットも収納可能です。

付属品として簡易的な調味料ポットが3つ付いているので、扱いにくい袋詰めの小麦粉などを収納する際に便利に使えるでしょう。キッチン周りの収納基本セットとしておすすめの商品です。

  • 商品名 : パール金属 キッチンストレージ2 調味料 スタンド 3段 H-7487
  • 価格 : 1781円(税込)
  • Amazon : 商品ページ

調味料ラックでキッチンをすっきりさせよう

料理をするには塩胡椒をはじめとした調味料が欠かせませんが、限られたスペースの中でどのように置けば良いかという悩ましい問題もあります。

そこで調味料ラックを活用すれば、使いやすい位置に必要な調味料をコンパクトに収納でき、ストレスのない料理スペースを作ることができるでしょう。

手持ちのハーブやスパイスが増えるほど管理も難しくなっていきますが、ラックの使い方の工夫次第で調味料の管理が楽になり、料理がより作りやすくなるのではないでしょうか。

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