本格的なバイクライフを楽しむなら400cc!魅力や維持費など徹底解説

2019.06.29

400ccバイクは、長距離のツーリングから市街地走行まで、さまざまなシーンに対応できる万能さが魅力です。400ccを購入する前に知っておきたい、維持費などの基礎知識と、カテゴリ別のおすすめ車種を紹介します。

400ccの特徴を知る

中型二輪とも呼ばれる400ccは、小型や大型に見られるような極端なデメリットが少なく、オールラウンドに使えるバイクです。

街中から高速道路までどんな道でも快適に走れるため、バイクの定番として高い支持を得ています。

400ccの特徴について、同じ区分の250ccや、もっと大きなクラスのバイクと比較しながらみていきましょう。

中型二輪に分類される

400ccバイクは、一般的には中型二輪とも呼ばれています。教習所で、400ccに乗れる免許のことを中型二輪免許や中免と表すこともよくあります。しかし法律上は、中型二輪という区分は存在しません。

バイクの区分は道路交通法と道路運送車両法によってそれぞれ定められており、400ccの場合、道路交通法では『普通自動二輪車』、道路運送車両法では『小型自動二輪車』に分類されます。

免許の種類も中型免許ではなく、正式には『普通自動二輪免許』です。この免許で運転できる126~400ccのバイクのうち、251~400ccのものを中型二輪と呼ぶのが慣習となっています。

パワーが有るため高速道路も快適

普通自動二輪車のメリットの1つに、高速道路やバイパスなどの自動車専用道路を利用できることがあります。しかし同じ区分である150ccや250ccは、車体が小さくエンジンパワーが弱いため、大きな高速道路では走りにくいのが実情です。

それに比べ、400ccは車体も大きく安定していてパワーがあるので、ある程度のスピードが必要な高速道路でも快適に運転できます。

大型二輪よりも取り回しやすい

400ccより大きなバイクは、道路交通法では『大型自動二輪車』に区分されます。大型二輪は安定感があり、エンジンのパワーも申し分ないのですが、車体が大きいため狭い場所での取り回しが大変です。

小柄な人の場合、もし倒れたときに1人では起こせないということもあります。中型二輪なら街中での方向転換や駐輪などがスムーズにできるので、通勤や買い物など、さまざまなシーンで活躍するでしょう。

250ccと比べて車体の値段が高い

400ccは同じ区分の250ccと比べると、やや車体価格が高めです。たとえばカワサキの人気バイク、Ninjaシリーズの新車価格を見ると、400ccは71万6040円、250ccは62万9640円と9万円近い差があることがわかります。

また、バイクの購入時には税金や自賠責保険料も必要です。この金額も250ccより400ccのほうが高いので、購入後の維持費にも差が出てきます。

税金や保険など、気になる維持費

バイクに乗っている間は、税金や保険、点検修理費用などの維持費がかかります。バイクを思い切り楽しむためには、何にいくらかかるのかを前もって知っておくことが重要です。

400ccバイクの維持費について、内訳や金額などを具体的に解説します。

400ccバイクの維持費の内訳

400ccバイクの維持費は、税金など法律で支払いが決められているものと、任意保険やガソリン代など、必要に応じて支払うものに分けられます。

法律で決まっているものには、軽自動車税と車検費用があります。軽自動車税はバイクを登録している自治体に毎年納付する税金で、400ccの税額は6000円です。毎年4月頃に『納税通知書』が送られてくるので、期限内に納付しましょう。

また、車検のときは最低でも自動車重量税と自賠責保険料(合わせて最大1万7020円)を納める必要があります。バイクショップなどに整備を依頼する場合、整備代としてさらに3万円ほどかかります。

ガソリン代と任意保険の保険料、故障時の修理代については自分で金額を調整できますが、税金はバイクに乗っている以上は必ずかかる費用なので、乗る頻度やライフスタイルに合わせて予算を確保しておきましょう。

251cc以上は自動車重量税が年額

バイクの自動車重量税と納付方法は、排気量によって決められています。126~250cc以下のバイクは、購入時に1回だけ4900円を納付するだけで済みますが、251cc以上になると毎年納める必要があります。

1年分の税額はバイクの登録年数によって変わり、13年未満は1900円、13~18年未満は2300円、18年以上は2500円です。

車検が必要になる

251cc以上のバイクには、車検が義務付けられています。車検は新車で購入した場合は購入から3年目に、それ以降は2年に1回ずつ受けなければなりません。

車検の費用には自賠責保険料と自動車重量税、整備代金などが含まれ、バイクの状態や、車検を受ける方法により変わります。

とくに修理の必要がない場合、自分で陸運局に持って行けば2万円弱で済みますが、バイクショップなどにすべて代行してもらうと5万円ほどかかります。

車検には自賠責保険や税金が含まれる

車検費用には、自賠責保険料と2年分の自動車重量税が含まれます。登録から13年未満の場合、自動車重量税は1900円の2年分で、3800円となります。

自賠責保険の保険料は契約期間によって変わり、400ccの場合は下表のとおりです。

契約期間 12カ月 13カ月 24カ月 25カ月 36カ月 37カ月
保険料 8290円 8560円 1万1520円 1万1780円 1万4690円 1万4950円

契約期間が長いほど1年当たりの保険料が安くなるので、できるだけ長い期間で契約するほうが良いでしょう。新車購入時には36カ月、その後は24カ月で契約しておくと、車検に合わせて更新手続きができて便利です。

バイクのカテゴリを紹介

バイクには排気量とは別に、見た目や性能によってさまざまなカテゴリが存在します。400ccバイクの購入を決めたら、理想のスタイルや目的に合うカテゴリを選んでいきましょう。

バイクの主なカテゴリと、その特徴を紹介します。

スポーツ性を楽しむスーパースポーツ

スーパースポーツは、サーキットや峠でレーシングマシンのようなスポーティーな走りを楽しめるバイクです。スーパースポーツの頭文字から、『SS』とも呼ばれています。

バイク全体がカウルと呼ばれるカバーで覆われ、乗車姿勢が前傾になるのが特徴です。600ccや1000ccといった大型のマシンが多いですが、最近では400cc以下の小型のSSも人気があります。

加速性能が良く、スピードが出やすいため初心者には少し運転が難しいかもしれません。

標準的で人気の高いネイキッド

ネイキッドは、カウルがなくエンジンがむき出しになっているバイクを指します。教習所やバイク便で使われているのは、ほぼネイキッドタイプです。

車体が軽く取り回しが良いため、市街地走行に向いています。バイクの中ではもっとも汎用性のあるカテゴリで、初心者からベテランライダーまで、広い層に人気があります。

各メーカーからさまざまな車種が販売され、デザインのバリエーションも豊富です。

ツーリングに適したツアラー

ツアラーとは、長距離のツーリングを快適にすることを主目的に設計されたバイクのことです。風の抵抗を減らすために大きなカウルが付いており、長時間運転しても疲れにくい、楽な姿勢を保てるようになっています。

通勤や買い物などの街中走行より、郊外へ遠出することが多い方におすすめです。

普遍的な人気のアメリカン

アメリカンはその名の通り、アメリカで生まれたバイクのカテゴリです。長く平坦な道をゆったりクルージングする目的で作られていることから、クルーザーとも呼ばれています。

車高が低く、ホイールベースが長いスタイルが、ワイルドな雰囲気を醸し出しています。アメリカンに乗るならヘルメットやライダースーツにもこだわって、独特な世界観を楽しむのがおすすめです。

人気の高いネイキッドタイプ

スーパースポーツのエンジン性能はそのままに、取り回しが容易になったネイキッドタイプは、初めてバイクに乗る方にもっともおすすめできるカテゴリです。

国産メーカーのネイキッドタイプから、とくに人気の高い3台を紹介します。

ホンダ CB400

ホンダのCB400は、400ccネイキッドタイプの中でもトップクラスの人気を誇るモデルです。現行モデルの CB400 SUPER FOUR(スーパーフォア)は、普通二輪免許の教習車にも使われています。

フロントとリアのサスペンションを細かく調整できるので、どんな体格の方でも快適に乗れるのが特徴です。

バリエーションモデルとして、風圧を軽減するハーフカウルや小物入れが付いた、ツーリング向けのCB400 SUPER BOL D’OR(スーパーボルドール)があります。

新車はもちろん、中古車も多く流通しており、選択の幅が広いバイクです。

CB400 | Honda

ヤマハ MT-03

ヤマハのMT-03は、スーパースポーツのカテゴリで名高いYZF-R3のネイキッド版です。ネイキッドタイプながらスポーツ性能が非常に高く、市街地から高速のツーリングまで充分なパフォーマンスを発揮します。

『大都会のチーター』というコンセプトの通り、精悍で躍動感のあるデザインが印象的です。

MT-03/MT-25 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機株式会社

カワサキ Z400

人気のスーパースポーツNinja400のネイキッド版として、2019年2月15日より販売が開始された最新モデルが、カワサキのZ400です。

Ninja譲りの丈夫で軽い車体に、パワフルでコンパクトなエンジンを搭載し、どんなライダーでも楽しめる軽快なハンドル操作を実現しています。

リヤシートの下に2段式の収納スペースを確保しているほか、ヘルメットロックが標準装備されているなど、使い勝手が良いのも魅力です。

Z400 | 株式会社カワサキモータースジャパン

人気の高いアメリカンタイプ

アメリカンタイプと言えばハーレーダビッドソンが有名ですが、1980年代から90年代のバイクブームとともに日本でも人気に火が付き、国内メーカーでもアメリカンタイプを製造するようになりました。

しかしブームが去り、需要が減ってきたことから次々に生産終了となり、今は新車で買える国産のアメリカンはありません。

それでも景色を眺めながらゆったり走れるアメリカンの人気は根強く、中古市場では比較的活発に売買されています。代表的な国産の400ccアメリカンを2台紹介します。

ホンダ シャドウ400

1997年に発売されたシャドウ400は、アメリカンタイプの代表格、ハーレーダビッドソンに似たフォルムが受け、とても人気が高かったバイクです。

2008年には、シャドウカスタムとシャドウクラシックの2タイプが製造されています。重心が低く、低速走行が続くときでもふらつかないため、遠出するときも市街地でも安心して乗れるバイクです。

2016年に新車の生産を終了していますが、ファンの多い車種だったため、現在でも中古がたくさん流通しています。

【グーバイク】「シャドウ400」のバイク検索結果一覧

ヤマハ ドラッグスター400

ドラッグスター400は、国産の400ccアメリカンの中ではもっとも遅い、2017年9月まで販売されていた人気のモデルです。クロームメッキのパーツが、いかにもアメリカンといった重厚な雰囲気を醸し出しています。

バリエーションモデルとして、よりレトロな雰囲気を楽しめるドラッグスタークラシックがあります。

大きな車体の割に軽々としたハンドリング性能が特徴で、初心者でも安心して乗りこなせるでしょう。最近まで新車が販売されていたこともあり、中古の選択肢が非常に多いことも魅力です。

ドラッグスター400(ヤマハ)のバイクを探すなら【グーバイク】

海外メーカーの400ccバイクを一部紹介

個性的なバイクを探したいときは、海外メーカーに目を向けてみるのもおすすめです。ヨーロッパのバイクメーカーから出ている、日本でも人気の400ccを2台紹介します。

KTM 390DUKE

KTMは主にオフロード系のバイクを手がけている、オーストリアのメーカーです。

390DUKEは、取り回しがしやすいオフロードのシステムを取り入れた小柄な車体にパワフルなエンジンを搭載したネイキッドタイプで、入り組んだ道の多い市街地やカーブの多い山道もきびきびと走れます。

国産のバイクではあまり見かけない、黒とオレンジのメリハリの効いたカラーリングも印象的です。

KTM – READY TO RACE

ドゥカティ スクランブラーsixty2

イタリアの名門バイクメーカー、ドゥカティのスクランブラーsixty2は、クラシカルな雰囲気を残しつつ現代の街並みにもよく馴染む、洗練されたデザインが魅力です。

黒を基調とした高級感のあるボディ、丸い大きなヘッドランプ、どの部分をとってもお洒落で、走る喜びはもちろん、見せる喜びも得られる1台となっています。

Sixty2 | Scrambler Ducati

中古で購入する場合について

標準的なバイクと言える400ccは、中古もたくさん出回っているため、選択肢が豊富です。中古なら新車より安く買えるだけでなく、逆輸入車や特別仕様車、カスタマイズ済みのものなど、珍しい車種に出会える可能性もあります。

最後にバイクを中古で購入するメリットと、購入時の手続き方法について解説します。

様々な種類の旧車に出会える

バイクにはカテゴリや排気量によってさまざまなタイプがありますが、すべてのタイプで新車を生産しているわけではありません。

モデルチェンジを機に生産を終了したシリーズや、流行が去ったため生産されなくなったカテゴリなど、新車では買えないバイクがたくさんあるのです。

中古市場にはそのような旧車が集まっており、現行モデルより魅力的なバイクが見つかることも珍しくありません。

このためバイクを新車で購入する予定でも、一度は中古市場をチェックしてみることをおすすめします。

名義変更手続きが必要

バイクを中古で購入するときは、名義変更手続きが必要です。とくに個人売買や知人から譲り受ける場合はすべて自分で手続きしなければならないので、注意しましょう。

400ccの場合は、購入者の住所を管轄する陸運局で手続きします。手続きに必要な書類は以下の通りです。

  • 車検証
  • 有効期限が残っている自賠責保険証
  • 譲渡証明書
  • 委任状
  • 自分の住民票(発行から3カ月以内)
  • 軽自動車届出済証記入申請書
  • 軽自動車税申告書

車検証、自賠責保険証、譲渡証明書、委任状は売主から受け取ります。もし車検が切れていても、名義変更後すぐに車検を受ける予定があれば手続き可能です。委任状には、売主の署名と印鑑をもらっておきましょう。

軽自動車届出済証記入申請書と、軽自動車税申告書は陸運局にあります。捺印箇所がありますが、バイクの場合印鑑証明が不要なので、認印でも大丈夫です。忘れずに持参しましょう。

また、売主と住所が離れていて、管轄する陸運局が変わる場合は別途ナンバープレート代が必要です。手続きに関する手数料等はかかりません。

400ccバイクで日常を存分に楽しもう

小回りがきいて、高速道路でも安定感のある400ccは、どこに行ってもストレスなく乗りこなせるマルチなバイクと言えます。

新車、中古車ともに車種が多く、自分にぴったりの1台が探しやすいことも魅力です。400ccの特徴を理解して、バイクのある生活を思い切り楽しみましょう。

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