トロピカルリキュールの定番!マリブの魅力やおすすめの飲み方

2019.06.29

ココナッツの香りがするお酒、マリブをご存知ですか?さまざまなドリンクと相性がいいためよくカクテルに使われるリキュールですが、どのようなお酒なのか、原料や製法、名前の由来などを解説しながら、マリブの楽しみ方をご紹介します。

マリブとは?

ココナッツリキュール『マリブ』は、トロピカルな雰囲気のリキュールです。どのようなお酒なのか、解説します。

ラム酒ベースのリキュール

マリブはココナッツの香りが印象的なリキュールで、ラム酒がベースとなっています。1980年にイギリスで生まれ、フランスでも発売され、日本では1984年に発売されたという、比較的新しいお酒です。

ココナッツの果肉を液体に浸してから蒸溜したものを原液として、ホワイト・ラムやシロップなどを配合して作られます。リキュール自体は透明ですが、ヤシの木と夕陽が描かれた乳白色の瓶に入っています。

ココナッツの甘い香りがカリブ海を彷彿とさせる味わいです。瓶にも『CARIBEAN RUM』と表記されています。

さまざまな飲み物と相性がいい

マリブの開発コンセプトは『エキゾチックでどのようなドリンクで割っても美味しい』というだけあって、さまざまな飲み物と相性がよい便利なリキュールです。コーラやミルク、オレンジジュースやグレープフルーツなど、家の冷蔵庫にあるもので適当に割っても美味しいので重宝します。

アレンジは自由自在なので、定番のもの以外でも、自分に合いそうな飲み方を探してみてはいかがでしょうか。

マリブの名前の由来

イギリスで開発されたマリブですが、名前の由来はどこからきたのでしょうか。どうしても南国のビーチのイメージがあるマリブには、どのような由来があるのでしょう。

アメリカのマリブという町が由来

アメリカ・カリフォルニアにあるビーチフロントに『マリブ』という町があります。ここは51㎞にもわたってビーチが続き、ハリウッドスターやモデルなど、著名人が自宅を構えるセレブ地区となっており、この町の名前から『マリブ』という名前がつけられました。

その海岸線の美しさや波の質の良さからサーフィンの聖地とされるマリブは、ゴージャスなビーチリゾートを彷彿とさせるリキュールとイメージがよく合います。

ビーチやサーフィンが人気の場所

アメリカ西海岸、サンタモニカの西に位置するマリブの町はどこまでも続く海岸線を誇り、世界初の『ワールド・サーフ・リザーブ』として認定されたサーフポイントでもあります。

サーフィン文化発祥の地としても有名で、世界中からサーファーが集まってきます。海だけでなく山と川に囲まれた大自然もそのまま残っているため、ビーチだけでない美しい景色も楽しむことができます。

吸い込まれそうな青い海はセレブたちをも魅了し、『マリブピア』と呼ばれる地区にはハリウッドスターたちの別荘が建ち並んでいます。

ココナッツリキュールの特徴

比較的新しいお酒でありながら、スピーディに世界中に浸透したマリブは、今や世界中どこのバーにいっても飲むことができます。ココナッツリキュールの特徴はなんでしょうか。

リキュールの定番でフランスでは大人気

ココナッツを原料とした独特の甘い香りのリキュールは、カクテルだけでなくお菓子作りにもよく使われています。ココナッツ自体は甘くありませんが、その香りがクッキーなどのスイーツと相性が良いのです。

開発したイギリスからすぐにフランスに渡り、フランスでもその人気は高まりました。フランスといえばワインというイメージがありますが、マリブの人気は1、2位を争うほど高いといいます。

フランスでは『アペリティフ』という食前酒の習慣がありますが、マリブは夕食前の1杯にも最適です。休日にはゆったり食事の前にマリブカクテルを味わってみてはいかがでしょう。

製法は浸漬法と言われるもの

マリブはココナッツの実を浸漬し、成分と香味を抽出してから蒸留するという製法でつくられています。使っているのは、カリブ産のココナッツとジャマイカやバルバドス原産のライト・ホワイト・ラムがベースです。

家庭で梅酒を作る際は、ホワイトリカーに砂糖と梅を漬け込みますが、この方法こそが浸漬法です。

また、マリブは浸漬した後に蒸留が行われます。蒸留とは、混ざったものを1度蒸発させ、その蒸気を冷却して再び液体にすることです。

浸漬法によって、ココナッツの濃厚な香りと風味がラムに付けられ、世界中の人々を魅了するリキュールが出来上がります。

ココナッツリキュールのポイント

ココナッツリキュールのポイントは、『ココナッツエキスの量』『アルコール度数』『香り』の3点です。ココナッツリキュールはマリブ以外にもありますが、群を抜いてマリブが支持を得ているのは、この3点において優れているからです。

ココナッツエキスの量は、果肉の香味成分の含有量なので、エキスの割合が高いほどココナッツの香りが濃く強いものになります。

アルコール度数は、カクテルに使う際にはあまり重要なポイントではないのですが、ロックやストレートで飲みたい場合には味わいにも関わってきます。ベースのラム酒はアルコール度数40度程度の強いお酒ですので、確認してみましょう。

香りに関しては、エキスの量にも左右されますが、製法や使用される原料にも大きく影響されます。ココナッツリキュールはマリブ以外にもありますが、飲み比べて香りの違いを確かめてみてください。

マリブのアルコール度数

甘いココナッツの香りが飲みやすいマリブですが、アルコール度数はどの程度なのでしょうか。

アルコール度数は21%

前述したように、マリブのベースとなるラムはアルコール度数が40度以上という強いお酒です。しかし、浸漬法で蒸留したマリブのアルコール度数はぐっと下がり、21度となっています。

ストレートで飲むならワインや日本酒より少々強いお酒になりますが、基本的に何かと混ぜて飲むのであれば、そこまでアルコール度数は高くなりません。

あまりお酒が飲めない方や、ゆっくり楽しみたい時には最適のリキュールです。

飲み過ぎに注意しよう

マリブ自体のアルコール度数は決して高くはありませんが、甘くて飲みやすいため、気付かずに杯を重ね、たくさん飲んでしまうということがあります。アルコール度数が低いからといって、たくさん飲めば体内のアルコール度数は上がっていきますので気をつけましょう。

また、マリブには作る際にシロップが加えられています。マリブをストレートで飲むとわかりますが、ジュースなどで割る前から甘いのは、砂糖が加えられているからです。つまり、アルコール度数は低くて飲みやすくても、糖分の取り過ぎに注意が必要になります。

ちなみに、カクテル1杯にはリキュールを約30mlほど使いますが、この中に角砂糖14個分の砂糖が使われていると言います。カクテル1杯で角砂糖14個、2杯で28個分となりますので、ダイエットや糖質制限をしている方は気をつけた方がいいでしょう。

マリブの代表的なカクテル

それではマリブを使ったカクテルをご紹介していきましょう。混ぜるものによって違ったマリブの魅力を味わってみてください。

甘くて飲みやすいマリブミルク

マリブにミルクを混ぜるだけという、簡単で飲みやすい女性に人気の定番カクテルです。お酒が苦手な方でも抵抗なく飲むことができておすすめです。

マリブとミルクの割合は、『マリブ:ミルク=1:3』と覚えておきましょう。マリブを30ml入れたら、ミルクは90mlとなります。氷を入れたグラスに、マリブ、ミルクの順で注ぎ、マドラーで混ぜてください。

アルコールに弱い方は、ミルクを多めにするといいでしょう。

爽快感のあるマリブコーク

マリブコークは、名前から想像出来るとおり、マリブをコーラで割った爽やかな味わいになります。コーラにココナッツの風味が感じられ、のどごしがいいので、暑い夏にぴったりです。

家でも簡単に作って飲むことができるので、リラックスタイムにぜひ楽しんでみてください。作り方は、マリブミルクと同じく1:3の割合で割るだけです。レモンスライスなどを浮かべると、さらに爽快感があっておすすめです。

ただし、マリブもコーラも糖分が多いので、飲みすぎるとアルコールだけでなく糖分も取り過ぎてしまうため注意してください。

見た目もきれいなマリブサーフ

『マリブサーフ』は、サーファーをイメージして作られた美しいブルーのカクテルです。色を付けるためにブルーキュラソーが使われており、くし型にカットしたレモンが添えられている点も特徴です。

レシピは以下の通りです。ロンググラスに氷を入れ、分量を入れたら静かにステアしましょう。炭酸を飛ばさずにステアするコツは、下に沈んでしまうブルーキュラソーを最後に入れることです。

  • マリブ:30ml
  • トニック:80ml
  • ブルーキュラソー:10ml

ちなみに、キュラソーとはオレンジの果皮の香味成分と糖分を加えたリキュールの1種です。ブルーやグリーンなど鮮やかな色がありますが、基本的にカクテルの色づけとして使われています。

ヨーグルトを使ったマリブスノー

ヨーグルトと言っても、『ヨーグリート』というリキュールを使うカクテルです。マリブ、ヨーグリート、トニックとカットしたライムが材料になります。

マリブ30ml、ヨーグリート10ml、トニック80mlを混ぜ、グラスにカットしたライムを添えて出来上がりです。

ヨーグリートが白いため、見た目はマリブミルクに似ていますが、酸味があるためココナッツの香りを引き立てて爽やかな味わいになります。

フルーツを使ったマリブのカクテル

ココナッツの風味豊かなマリブは、フレッシュなフルーツとも相性抜群です。自宅でも簡単に作れるので、トロピカルな南国のリゾートをイメージしながら楽しんでみてください。

甘みと酸味が美味しいマリブオレンジ

ココナッツの香りと甘味が、爽やかな柑橘系のオレンジとよく合います。マリブ30mlに、好みの濃さでオレンジジュースを入れて混ぜるだけです。

オレンジジュースはストレートのものをおすすめします。贅沢に生のオレンジを搾ったフレッシュジュースを使用すれば、より美味しくなるでしょう。

アルコール度数は8度以下と、かなり弱めになりますので、女性に人気のカクテルです。

南国感を味わえるマリブパイン

マリブオレンジよりトロピカルなテイストになるのが、マリブをパインジュースで割ったドリンクです。カットしたレモンかライムを飾ると、より南国風の爽やかなカクテルになります。

マリブ30mlにパイナップルジュールを適量注ぎ、混ぜると出来上がりです。こちらもできればストレートタイプのジュースがおすすめです。

一旦水分を飛ばして濃縮させて冷凍保存した後、再び水分を加えて還元した『100%濃縮還元ジュース』とは味わいが違うため、割るジュースにもこだわってみましょう。

牛乳を足すとマリブピニャコラーダ

『ピニャコラーダ』とは、ラムとパイナップルジュース、ココナッツミルクをシェイクしたカクテルのことです。ココナッツミルクの代わりに、マリブと牛乳を使ったものを『マリブピニャコラーダ』と呼びます。

レシピは簡単で、『マリブ:パイナップルジュース:牛乳』が『1:1:1』と覚えておきましょう。氷をぎっしり詰めたシェーカーに材料をすべて入れ、シェイクしてください。

氷を入れたタンブラーに注いで出来上がりです。

ラズベリーを使ったマリブベリーニ

マリブ30mlとラズベリーを3粒ほどシェイカーでシェイクし、ストレーナーで漉しながらグラスへ注ぎ、ワインかシャンパンで割ると、見た目も美しいマリブベリーニの完成です。

ラズベリーの甘酸っぱさがマリブとよく合い、ワインやシャンパンを使用することでアルコール度数が高めの大人っぽいカクテルになります。

シェイカーやストレーナーなど特別な道具が必要で、少し手間もかかりますが、それだけに特別感のあるカクテルです。ワインやシャンパンが余った際に作ってもいいでしょう。

バーで頼みたいおしゃれなカクテル

マリブを使った、バーで飲んでみたいマリブカクテルをご紹介します。手間がかかるカクテルこそ、バーテンダーの技を楽しみましょう。

マリブアイスランドコスモ

赤い色が美しいショートカクテルです。一般にショートカクテルはアルコール度数が高いですが、こちらもウォッカを使うので度数は高めになります。飲みやすくても飲むスピードなどには気をつけましょう。

作り方は、マリブ50ml、スカイシトロン(ウォッカ)50ml、ザクロジュース25ml、ライムジュース15ml程度をシェイクします。ストレーナーで漉しながらカクテルグラスに注いで出来上がりです。

ザクロの甘酸っぱさとマリブのココナッツが絶妙なコントラストとなり、大人の時間を演出してくれます。

サザン・ウィンド ~南国からの便り~

まるで歌のタイトルのような美しいネーミングのカクテルです。3種類のリキュールをシェイクし、マンゴーシャーベットと合わせるので、フローズンカクテルのようになります。材料は少し多いのも特徴です。

  • マンゴヤン:40ml
  • ヨーグリート:15ml
  • マリブ:15ml
  • オレンジジュース:10ml
  • ミルク:10ml

材料をすべてシェイクし、カクテルグラスの下にマンゴーシャーベットを4割程度入れ、そこにカクテルを注ぎます。マンゴーとココナッツが名前通り南国の雰囲気を味わわせてくれる、トロピカルなカクテルです。

マリブトロピックスウィズル

こちらはスイカを使った珍しいカクテルです。作り方は簡単なので、材料さえ揃えば家でもできますが、バーのメニューにあったらぜひ頼んでみたいカクテルでもあります。

このカクテルのポイントは、1㎝角にカットしたスイカが入っていることです。氷を入れたグラスにスイカとミントの葉6枚ほどを入れ、マリブリキュール50mlを注ぎます。さらにレモン1/4個分を搾り入れて出来上がりです。

ストローやマドラーでスイカをつつきながら、軽く潰すようにして飲むと、ミントと相まってさっぱりと爽やかな味わいになります。

ルジェストロベリー・コラーダ

ココナッツミルクにラムとパイナップルジュースをシェイクするピニャコラーダに、『クレーム ド ストロベリー』というリキュールを加えたものが『ルジェストロベリー・コラーダ』です。

ここではココナッツミルクではなく、マリブと牛乳を使います。マリブ、牛乳、パイナップルジュースをそれぞれ45ml、クレームドストロベリー10mlをシェイカーに入れ、シェイクします。

クラッシュアイスを敷き詰めたグラスに注いで、フルーツなどをデコレーションしたら出来上がりです。薄いピンクのかわいいドリンクなので、女性にも人気があります。

マリブを飲んで南国気分を味わおう

ココナッツの香り豊かなマリブは、何にでも合うリキュールとして世界中で愛されています。甘く飲みやすいので、若い女性を中心に人気があり、家に1本あれば自己流にアレンジして楽しむことができます。

比較的歴史の浅いリキュールにも関わらず、普及が早く、多くのファンを獲得してきたのは、独特の香りと組合せで、南国のトロピカルな味が手軽に楽しめるからです。

本格的なカクテルはバーで楽しみ、ホームパーティでは色んなジュースで割って飲んでみましょう。アルコール度数は低めとはいえ、飲みすぎには注意しながら楽しんでください。

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