濃厚な甘さがたまらない!パリ発祥「オペラケーキ」の裏技レシピ

2019.06.29

フランスのチョコレートケーキと言えばオペラを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか? コーヒーシロップのほろ苦さと、チョコレートの甘さが絶妙で、繊細かつ濃厚な味わいが楽しめます。オペラの基礎知識とレシピ、おすすめのショップを紹介します。

オペラとはどんなケーキ?

オペラというケーキの名前を聞いたことはあっても、まだ味わったことが無い人もいるのではないでしょうか?

オペラは、コーヒー風味のシロップを染み込ませた薄い生地の間に、コーヒー風味のバタークリームとガナッシュを交互に挟んだケーキのことをいいます。ガナッシュとは、生クリームとチョコレートを混ぜて作ったチョコレートクリームのことです。

濃厚でコクのある味わいに、コーヒー風味のシロップが加わることで、大人も楽しめるチョコレートケーキとして、オペラは世界中で愛されています。ここでは、まずオペラの由来と特徴について紹介しましょう。

名前の由来と発祥

オペラの発祥については2つの説があります。一つ目は、1955年にパリの老舗菓子店『ダロワイヨ』の先代社長であるアンドレ・カヴィヨン氏が考案したという説です。

また、ガヴィヨン氏の親戚であるポール・ヒュガ氏が買い取った名店『クリシー』で、1920年に当初はオペラではなくクリシーという名前で考案されたとも言われています。

オペラの名前の由来については、創業当時のお店がパリのオペラ座近くにあったからという説や、オペラ座の観客席のように何層にも重なっているからという説など、諸説あります。

いずれの説もパリのオペラ座に関連していることから、パリのオペラ座から名づけられたということは、ほぼ間違いないでしょう。

風格ある濃厚な甘さ

オペラの生地は、アーモンドパウダーの入った『別立て』によって作られています。別立てとは卵の泡立て方の一つで、卵黄卵白それぞれ別々に泡立てる方法のことです。

別立てで作られた生地は、しっかりとコシがありながら、ふわふわとした食感に仕上がるのです。ちなみに、もう一つの泡立て方である『共立て』は、卵黄と卵白を分けずに共に泡立てる方法のことです。

また、小麦粉の大部分をアーモンドパウダーに置き換えて作るオペラのような生地を『ビスキュイ・ジョコンド』と呼びます。ビスキュイ・ジョコンドは、アーモンドパウダー由来のコクと濃厚な味わいが特徴です。

この生地のあいだに、バタークリームやガナッシュを挟むことで、オペラの濃厚な味わいが生まれているのです。

オペラケーキのレシピ

オペラケーキは、お店で購入するだけではなく、自分でも手作りできます。初心者にとっては少し難易度が高いですが、これを作れるようになれば、お菓子作り上級者の仲間入りです。

ここでは、オペラケーキの基本のレシピを紹介します。ぜひチャレンジしてみましょう。

材料と分量をチェック

ケーキに必要な材料を揃えましょう。まず、ビスキュイ生地の材料と分量は下記のとおりです。

  • 卵黄 65g
  • 粉砂糖 40g
  • アーモンドパウダー 40g
  • 薄力粉 10g
  • 卵白 40g
  • グラニュー糖 10g
  • 無塩バター 10g
  • インスタントコーヒー  3g
  • お湯 小さじ1

次は、コーヒー風味のバタークリームの材料と分量です。

  • 牛乳 100ml
  • グラニュー糖 30g
  • 卵黄 1個
  • 無塩バター 150g
  • インスタントコーヒー 10g

ガナッシュには、下記の材料と分量を用意しましょう。

  • ビターチョコレート 100g
  • 生クリーム 80ml
  • 無塩バター 20g

コーヒーシロップの材料と分量は下記のとおりです。

  • 水100ml
  • グラニュー糖 100g
  • インスタントコーヒー 10g

最後は、コーティングの材料と分量です。

  • コーティングチョコレート(ビター) 100g

生地を作る

生地作りの手順は下記のとおりです。

  1. ボウルに卵黄を入れてほぐす
  2. ふるった粉類と溶かしたコーヒーを入れ、泡立て器で白っぽくなるまで泡立てる
  3. バターを湯せんで溶かす
  4. 別ボウルに卵白を入れ、グラニュー糖の半量を加え泡立てる
  5. ふんわり泡立ったら残りのグラニュー糖を加え、ゆるいツノが立つまで泡立てる
  6. 1に5のメレンゲの1/3を入れ、混ぜる
  7. 残りのメレンゲを加えたら、生地とメレンゲを半分程度なじむまで混ぜる
  8. 7をゴムべらでひとすくいし、熱い溶かしバターに入れて混ぜる
  9. 8を7に加え、ゴムべらですくいあげるように混ぜる(メレンゲをつぶさないように注意)
  10. オーブンシートを敷いた天板に生地を流し、平らに広げる
  11. 200℃に予熱したオーブンで12~15分焼く

シロップ、クリーム、ガナッシュなどを作る

シロップは、鍋に材料を入れ中火にかけ、とろみがつくまで煮詰めたら粗熱をとって完成です。バタークリームは下記の手順で作ります。

  1. ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ白っぽくもったりとするまで泡立てる
  2. 沸騰直前まで温めた牛乳とコーヒーを1に加える
  3. 泡立て器で混ぜ合わせてから、濾しながら鍋に戻す
  4. ゴムべらで混ぜながら中火で熱し、とろみがついたら火からおろして、氷水で粗熱をとる
  5. ボウルに無塩バターを入れ、クリーム状になるまで練る
  6. 4を3回に分けて混ぜて完成

ガナッシュの作り方は、下記のとおりです。

  1. 鍋に生クリームを入れ、中火にかけて沸騰直前で火から下ろす
  2. ボウルに入れたビターチョコレートに熱い生クリームを入れて、ゴムべらで混ぜる
  3. チョコレートが溶けたら無塩バターを加え、溶かし混ぜ合わせる

あとは、三等分した生地にシロップを塗り、クリーム、ガナッシュを層状に乗せ、重ね合わせて冷蔵庫で60分冷やした後、湯煎したチョコレートをかけ、形を整えれば完成です。

オペラケーキのアレンジ

基本のオペラケーキが作れるようになったら、少しアレンジしてオリジナルのオペラケーキを作ってみましょう。ここでは、オペラケーキにおすすめのアレンジを3つ紹介します。

キャラメルクリームを使う

コーヒーとチョコレートが基本のオペラケーキですが、キャラメルクリームをバタークリームとガナッシュに加えることで、キャラメルの持つほろ苦さと甘さが楽しめます。

キャラメル作りは手間と時間がかかるため、面倒と感じる人も多いはずです。しかし、キャラメルクリームを使えば、手軽に本格的なキャラメル風味がケーキにプラスできるので、ぜひ試してみましょう。

お酒を入れてみよう

バタークリームやシロップに、小さじ1杯程度のラム酒を加えて作ってみましょう。少し入れるだけで、ふわっとお酒の香りが漂う大人好みのオペラケーキに変身します。

いちごのオペラケーキ

コーヒーの代わりにいちごを使えば、見た目もかわいいオペラケーキが作れます。

アーモンドをたっぷり使用したビスキュイ生地に、いちごジャムを加えたバタークリーム、ストロベリーチョコレートを使ったガナッシュを挟めば、爽やかな酸味と甘さのいちごのオペラケーキの完成です。

ネット通販で購入できる極上オペラ

手作りはもちろん楽しいものですが、プロの作ったオペラの味を堪能するのも良いものです。ここでは、ネット通販で購入できる極上オペラ3商品を紹介します。

ドルチェ・エスタシオン オペラ

『ドルチェ・エスタシオン』のオペラは、チョコレートのトップブランドの一つである、カレボーのチョコレートを使用して作られた贅沢なケーキです。

8層まで積み重ねたコーヒーシロップをたっぷりしみ込ませた生地のあいだには、まろやかなチョコクリームと、香り豊かなコーヒークリームが挟まっており、口どけのよい上品な味わいが楽しめます。

  • 商品名:オペラ Sサイズ
  • 価格:1620円(税込)
  • Amazon:商品ページ

フロム蔵王 魅惑のオペラ

『フロム蔵王 魅惑のオペラ』は、コーヒーを浸み込ませたビスキュイ・ジョコンドのあいだに、ガナッシュクリーム、アーモンドプラリネの本格バタークリームをサンドした、深い味わいのオペラです。

通常のオペラよりも、ガナッシュやバタークリームがたっぷりと挟まれているので、より滑らかなくちどけが楽しめます。

  • 商品名:フロム蔵王 魅惑のオペラ(4号)
  • 価格:1590円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

神戸スイーツ オペラ

オペラの最大の特徴は、チョコレート、コーヒークリームそしてビスキュイ・ジョコンド(アーモンド風味のスポンジ)の絶妙のハーモニーにあります。

この絶妙のハーモニーを引き出すため、他店のオペラでは6層~9層程度のところ、『神戸スイーツ』のオペラは技と時間をかけ丁寧に、1層ずつ12層積み上げました。12層の重ね方の順番にも、長年研究したこだわりの技が光ります。

  • 商品名:チョコレートケーキ オペラ
  • 価格:3500円(税込)
  • 楽天市場:商品ページ

東京のおすすめオペラ

東京にはたくさんのパティスリーがあり、美しい見た目と、コーヒーの苦味とクリームの甘みのバランスのよいオペラを取り扱うお店も豊富です。ここでは、数ある東京のパティスリーのなかでも、おすすめの3店を紹介します。

ダロワイヨ

オペラを考案したとも言われる『ダロワイヨ』のオペラは、ダロワイヨの看板商品です。オペラ座をイメージした豪華な雰囲気が漂います。

コーヒー風味のバタークリーム、ガナッシュ、チョコレート、グラサージュと7層からなる重厚かつ上品な味わいは、ダロワイヨならではと言えるでしょう。本場フランスの伝統の味を楽しみたい人にも最適です。

  • 店舗名:ダロワイヨ自由が丘本店
  • 住所:東京都目黒区自由が丘2-11-2
  • 電話番号:03-3717-2250
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 公式HP
  • 関東各地、仙台に支店あり

サダハル・アオキ・パリ

数々の受賞歴を持つ青木定治シェフがメインシェフを務める『サダハル・アオキ・パリ』は、フランスはもちろん、日本でも人気の高いパティスリーです。

そんなサダハル・アオキ・パリのオペラは、基本のオペラとは一味違います。2003年パリ世界陸上のとき、日本人選手団を応援するために誕生した『バンブー』は、抹茶を巧みに使ったアオキらしさを感じられる定番人気商品です。

抹茶クリーム、抹茶バタークリーム、ビターチョコレートの層を重ね、トップの抹茶チョコレートには竹の模様がデザインされています。スタイリッシュで大胆なデザインは、センスのよいプレゼントとしても大活躍するでしょう。

  • 店舗名:サダハル・アオキ・パリ 丸の内店
  • 住所:東京都千代田区丸の内 3-4-1 新国際ビル1F
  • 電話番号:03-5293-2800
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:不定休
  • 公式HP
  • オペラ取扱いは丸の内店のみ

リンツ ショコラ カフェ

スイスのプレミアムチョコレートブランドである『リンツ ショコラ カフェ』のオペラケーキは、ダークチョコレートガナッシュ、コーヒーバタークリーム、アーモンドのジョコンド生地が織りなすクラシカルな味わいが特徴です。

ガナッシュとコーヒー味のバタークリームのバランスが絶妙に仕上がっています。シンプルな見た目ですが、チョコレートブランドのオペラというだけあり、ひと口味わうとチョコレートの深い味わいが楽しめます。

  • 店舗名:リンツ ショコラ カフェ 銀座店
  • 住所:東京都中央区銀座7-6-12
  • 電話番号:03-5537-3777
  • 営業時間:11:00~22:00 (土日祝11:00~20:00)
  • 公式HP
  • その他、表参道・渋谷・自由が丘・吉祥寺の各店でオペラ取扱いあり

オペラケーキをコーヒーのお供に

フランスのパリ発祥のオペラケーキは、濃厚な味わいと甘さが楽しめるチョコレートケーキです。作る人によっても、味わいや見た目が異なります。

いろいろなお店のオペラケーキを味わって、お気に入りを見つけてみましょう。ちょっと贅沢なコーヒータイムのお供にも最適です。

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