ミュージカル『キンキーブーツ』が面白い。日本版や映画版DVDも紹介

2019.06.28

『オペラ座の怪人』や『マイフェアレディ』など、古典ミュージカルを鑑賞するのも楽しいものですが、近年に作品化された名作ミュージカルを鑑賞するのも、また楽しいものです。そこでこの記事では、ミュージカル『キンキーブーツ』についてご紹介します。

ミュージカル『キンキーブーツ』とは

ミュージカル『キンキーブーツ』は、作詞作曲をシンディ・ローパー、脚本をハーヴェイ・ファイアスタインが担当しています。

ミュージカルの元ネタは2005年の映画『キンキーブーツ』ですが、映画のほうはというと、1999年放送のドキュメンタリー「Trouble at the Top」を基にして作られています。

この映画の公開が終了した2006年にミュージカル化の計画が始まり、約4年をかけて製作を準備、2012年10月にシカゴの劇場で初演されました。

公開すると瞬く間にヒット作となり、2013年にブロードウェイ進出、2014年からは全米ツアーも行なわれています。

また、日本では、2016年に日本版が初演、2019年4~5月に再演されています。この日本版のキャストは以下の通りです。

  • チャーリー・プライス:小池徹平
  • ローラ:三浦春馬
  • ローレン:ソニン
  • ニコラ:玉置成実

また、演出協力と上演台本の作成は俳優の岸谷五朗が務めています。

日本版の初演当時、俳優の三浦春馬が女装して出演しているということが大変話題となりました。

なお、オリジナルのミュージカル『キンキーブーツ』は、その年のトニー賞で年間最多の13部門にノミネートされ、ミュージカル作品賞など6部門を受賞しています。

ミュージカル『キンキーブーツ』のあらすじ

「キンキーブーツ」のあらすじは以下の通りです。

イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス。

彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。

工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。

従業員のひとり、ローレンに倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラにヒントを得て、危険でセクシーなドラァグクイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”をつくる決意をする。

チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。

型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…!

(出典:ブロードウェイミュージカル キンキーブーツ公式サイト

上手くいっていないビジネスを型破りな人物が救う話は、ある意味でドラマの定番プロットといえます。

『キンキーブーツ』も大筋ではそれに当てはまっている訳ですが、ビジネスの成功というよりも人間そのものに焦点を当て、登場人物たちが繰り広げる人間模様や心の葛藤といった部分をより掘り下げて描かれており、ありきたりなストーリーとはまた違った感動をよぶハートフルコメディとなっています。

ちなみに『キンキーブーツ』は、閉鎖寸前の靴工場W・J・ブルックス社のスティーヴ・ペイトマン氏が、再起をかけて「Divine Footwear 」というブランドを立ち上げた、という実際のエピソードに着想を得て制作されたといいます。

映画版キンキーブーツはDVDで

残念ながらミュージカル『キンキーブーツ』のDVDは発売されておらず、日本で見るには再演を待つしかなさそうですが、映画版『キンキーブーツ』の方はDVD化されています。

2007年2月23日に発売されたこのDVDは、本編に加えて15分間のメイキングシーンや8分間の未公開シーンが含まれています。

主なキャストは

  • チャーリー・プライス:ジュエル・エドガートン
  • ローラ:キウェテル・イジョフォー
  • ローレン:サラ=ジェーン・ポッツ
  • ニコラ:ジェミマ・ルーパー

となっています。

日本ではややなじみの薄い俳優が多くなっていますが、その演技力は高く、作品のクオリティは非常に高く仕上がっています。

この映画はミュージカル仕立てにはなっていませんが、あらすじはミュージカルとほぼ同じなので、ミュージカル版を鑑賞する前の予習、あるいは鑑賞後の復習として視聴すると丁度良いでしょう。

また、こちらの映画はDVDのほかに、Amazonプライムビデオで視聴することも可能です。興味がある方はぜひチェックしてみてください。

ミュージカル『キンキーブーツ』がおすすめ

『キンキーブーツ』は実話を基にした作品であり、映画版とミュージカル版があります。残念ながらミュージカル版はDVD化されておらず、日本での再演も閉幕したばかりのため、しばらくは日本で観るのは難しそうです。

ただし、映画版の方はDVD化されており、コメディとしての良さを存分に味わえる作品となっています。ミュージカル版の再演を待ちながら、映画版の『キンキーブーツ』を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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